(息子に圧迫面接されるグリシャ・イェーガーと同じ感じの構図)
皇帝から見たリィン・オズボーンその2「何人殺せばいいんですか?後何人殺せばそこへたどり着けるんですか?教えてください皇帝陛下。我らを導いてくれるのでしょう。私は……次はどうすればいいんですか?」
(三日月に圧迫されるオルガ・イツカと同じ感じの構図)
皇帝陛下はプライベートモードのリィン・オズボーンを一切知らずにオフィシャルモードしか知らないので皇帝陛下から見るとこんな感じの存在です。主人公……?と思いましたが例で挙げたキャラは両方とも主人公なのでまごう事なき主人公ですね。
ちなみにこれはあくまで皇帝から見たリィン・オズボーンです。前々から言ってますが人間や物事への評価だなんて視点を変えればがらりと変わります。自国の英雄は敵国にとっての悪魔です。
エレボニア帝国皇帝ユーゲント・ライゼ・アルノール崩御するーーその報は帝国に激震を齎した。
当然のように帝国民は激しく動揺し、その余りにも早すぎる死に涙した。
そしてユーゲントと同時に宰相たるオズボーン、皇太子であるセドリックまでがその爆発に巻き込まれて一歩間違えば命を落とすところだったという話を聞いた事で当然のようにある疑問が過る事となる、
事件の黒幕を考える際にその事件で一番得をするのは誰かで考えるのは極めて一般的なやり方と言えるだろう。今回の事件ユーゲント皇帝のみが命を落とすことになったが、オズボンーン宰相も、セドリック皇太子も命を落としたとしても何らおかしくはなかった。二人が命を拾ったのは昔取った杵柄というべきか百式軍刀術の達人で在る宰相がとっさにそれに気づき、
この国の頂点足る皇帝、そしてその皇帝より信認を受けた政府代表足る宰相、そして皇帝の後継者と目されている皇太子。この三人が同時に欠けた場合にこの国の頂点に立つことになる人物それは生まれ故に長子でありながら皇位継承権を持たない副宰相の地位にあるお方に他ならずーーーと無論そのような風には
思い至った一部の者も決して口に出したりなどはしない。何せ事が事だし相手が相手だ。下手な流言を流すような真似はそれこそ我が身の破滅を招きかねない。だがそれでもその疑惑は思い至った一部の者の心の中へと燻る。副宰相オリヴァルト・ライゼ・アルノール、かの皇子こそが今回の皇帝暗殺の首謀者ではないのかというそんな疑惑が……
ならばこそこの非常時に於いてオリビエは動くことが出来ない。此処でオリヴァルト・ライゼ・アルノールが前面に出て事態の収拾にあたってしまえばその内面にて燻っている疑惑を加速させかねないからだ。そしてそれは皇帝不在により全権代理人となっている宰相たる父直々に戒厳司令官へと任命されたリィン・オズボーンも同じだ。内心の焦燥と教え子たる皇太子の中に燻っていた闇に気づくことの出来なかった自身の不甲斐なさに激しく憤激しながらも今はただ粛々と鉄血宰相ギリアス・オズボーンの忠実なる腹心にして後継者と振る舞う以外の道はない。予定している作戦の発動は、この非常時にギリアス・オズボーンが皇族の別荘地であるカレル離宮にて怪しげな儀式にふけり出したという致命的な失点が発生して初めて可能となるのだから。ーーー例えこちらの作戦が相手の掌の上でみすみす死地に赴こうとしている自殺行為だったとしても死地に自ら飛び込み用意された罠を食い破る以外に活路はないのだ。皇帝ユーゲント・ライゼ・アルノールの覚悟と死に報いるためにも。“勝利”しか残されていないのだ。
そして大陸中が帝国が皇帝の暗殺という大事件を受けてどのような態度に出るのかその一挙手一投足へと注目している最中鉄血宰相ギリアス・オズボーンの全帝国臣民に向けた演説が始まった。
「親愛なる帝国臣民の諸君、帝国政府代表ギリアス・オズボーンである」
帝都の広場にて姿を現した宰相、その傍らには実の息子足るリィン・オズボーンを伴っている。
かつてならばいざ知らず今や帝国最強となった彼はそれこそ常識外の超長距離狙撃にさえ対応してのけるだろう。無論警備もかつての二の徹を踏まないように蟻の子一匹通さぬ警備が敷かれている。
「まずは諸君に対する謝罪を述べねばならない。
私は陛下の信認を受けた臣下でありながら、今回の凶行を止めることが出来なかった。
偉大なる我らが父、それを失った諸君の痛みは察して余りある。
一体陛下の騎士たる我が帝国の英雄は何をやっていたのか?何故此度の事態を防ぐことが出来なかったのか?中にはそう思う者も居るだろう」
そこで広場に居合わせた市民は宰相の傍で控える青年のーーー否、帝国の英雄の姿を見る。
その口は堅く引き締められ、強く握りしめた両の手からは血がしたたり落ちており、彼の憤激の程が伺えた。
「だが諸君、怒りを向けるべき相手を間違えてはならない。
我らが真に怒りをぶつけるべき相手、それは陛下を害した犯人ーーーすなわち我らの祖国を脅かす“敵”に他ならない。此処で諸君にある事実を公表しよう。今回の凶行が為される前、
悲哀と痛切さの伴った宰相の叫び、それはその場に居合わせた群衆の心を否応なしに揺さぶる。
そしてその場に居合わせた者たちにひとしずくの涙が流れる。亡き皇帝の偉大さと慈悲深さに触れ、自分たちが永遠に失う事となった存在のその巨大さに思いを馳せずには居られなかったのだ。
「だがそれは敵の悪辣にして卑劣なる罠であった!敵が送り込んだ大量の破壊工作員、それらは全て陛下の騎士たる英雄を陛下の身から引き離す為の陽動であったのだ!敵はあろうことか陛下の諸君らーーーいいや我ら帝国臣民へと向けるその偉大なる愛へと付け込んだのだ!!!」
先ほどまでの悲壮なる様子と打って変わり、烈火の如き怒りと共に宰相は演説を続ける。
「そして今こそ私はその敵の名を明かそう。我らから偉大なる父を永遠に奪い去った悪魔の名を。その悪鬼の名はカルバード共和国ーーー数百年に及ぶ我ら帝国の宿敵カルバード共和国である!
諸君も知っての通り、我らはかの国に一度その手を差し伸べた。度重なる彼らによる侵略行為、それらを強者の度量を以て許した。だがそれに対する彼らの返答がこれだ!諸君、許せるだろうか?このような無法!このような悪逆!このような蛮行!それらを戦えば誰かが犠牲になるからとそんな
いいや否!断じて否!例えどれほどの痛みと引き換えにしようとも正義は執行されねばならない!無法者に対して為されるべきは正しき懲罰であって交渉や説得などではない!彼らにはそれを理解する意思も能力もないのだ!今後どれだけの血が流れる事になろうとも、それらは全て我らより皇帝陛下を奪った悪鬼共の責任である!これは亡き陛下の仇を討ちこの大陸に秩序と正義を取り戻すための“聖戦”なのである!!!」
宰相の叫び、それに呼応して憎悪と怒りの叫びがーーー共和国に裁きを!皇帝陛下の仇を討て!!!との大合唱が帝国中で響き渡る。たまらないのはそれを受けた共和国の側である。
皇帝の暗殺など彼らにとっては全くの寝耳に水。何故ならば国の象徴足る皇族を暗殺でもすれば帝国の世論が沸騰する事は目に見えていたからだ。故に当然ハーキュリーズの面々にも万が一にも皇族を巻き込まぬようにとの厳命を下してあった。そして共和国の最精鋭部隊たるハーキュリーズにその厳命を無視して感情任せに暴走するような愚か者など一人足りとていようはずもない。だというのに状況は共和国にとって余りにも最悪な方向へと傾いていた。何せ共和国が鉄血宰相の暗殺の為にハーキュリーズを送り込んだ事は事実なのだ。皇帝を殺したところで共和国に益などないという主張もそれの前には説得力を失う。
このような状況で皇帝暗殺の犯人は共和国ではないと主張したところでその主張を信じてくれる者がどれだけいる事か。それこそ共和国にとっては話の通じる交渉の窓口であり、強硬的な鉄血宰相の抑え役となってくれる事を期待していたオリヴァルト副宰相でさえも共和国の仕業と信じてしまう可能性があるのだから。状況は余りにも最悪であった。このままいけば今も父たる宰相の傍らにたたずみ皇帝の死に憤激しているかの
「無論未だかの国は強大。勝つためには相応の準備が必要だろう。
ならばこそこのギリアス・オズボーン同じ帝国に生きる民として陛下の忠臣たる諸君にお願いしたい。
皇帝陛下の仇を討つため!我らより陛下を奪った悪鬼共に正義の鉄槌を下す為に!我らの愛するこの偉大なる祖国を守る為に!諸君の力をどうか貸してほしい!
貴族の平民の区別もなく、個人や団体の違いなく……同じ国に生きる同胞として我らの総力を結集せねばそれは成し遂げられないのだ!
そして諸君らの勇気に献身。忠誠と覚悟。それらを無駄にしないためにも画期的な新法を近日中に成立させよう。“国家総動員法”---それがその新法の名前だ」
その法律が一体自分たちの生活をどのように変えてしまうのか、それを理解しないままに民衆は宰相の宣言へと熱狂的な歓声を挙げる。内戦終結後の相次ぐ戦勝、それによって多くの帝国人にとって戦争とは戦えば自国が勝つ一種のお祭りへと成り下がっていた。それゆえに彼らは宰相の強硬的な言葉に無邪気に歓声を浴びせる。“聖戦”を遂行するための已む得ない犠牲に自らや自らの大切な家族が加わる事など真に覚悟しないままに。
そういう意味でいえば逆に彼らは深刻ではないだろう、何せ一時的な熱狂に浮かされている状態なのだから。真の意味での総力戦が始まって自らの生活が圧迫されれば表立っては言えないまでもやがては厭戦感情に駆られるようになる。一時的な熱狂に浮かされた決意や覚悟などというのは
「ようやくこの時が来たのね……ああ、良かったわねあなた。貴方の仇を貴方が崇敬していたオズボーン将軍が討って下さるわ。ようやくあなたを殺した共和国の連中に報いを与えられる時が来た」
深刻なのは大切な者を奪った連中に報いを与えられる時が来るのを待ち焦がれていた者。怒りと憎悪にその身を焼かれて焦がされた者---共和国との戦争をずっと心待ちにしていた者たちだ。
エレボニア帝国は内戦以降リベールのアリシア女王仲介の下正式な和平が為されるまで共和国と幾度も激突した。その全てはエレボニアの大勝に終わったわけなのだが、当然誰一人として味方に犠牲を出さずして勝つなどという事は不可能だ。当然勝利の為の尊い犠牲となった者たちが幾人も居る。
彼女の夫は帝国軍の兵士でありその中でも最精鋭と謳われる栄光の部隊光翼獅子機兵団に所属していた。「この国と何よりも愛する君を守る為に俺は戦うんだ」そう語る夫を彼女は誇りに思っていた。だからこそワガママを言って困らせてはいけないと思い、戦地に赴く彼を何時だとて笑顔で送り出してきた。そして第三次クロスベル戦役と呼ばれる戦いで彼女の夫は帰らぬ人となった。軍と政府は戦死者に厚く報いた。勲章に遺族年金。名誉と残された家族への金銭的な補填それらが残された彼女には齎されたわけだがーーー最愛の人を失った胸の空隙までは埋まらない。せめて子供がーーー愛する人の忘れ形見が残されていればその子に「貴方のお父さんはとても立派な人だったのよ」と語りその成長を見守る事で空いた胸の空隙を埋めることが出来ただろう。しかし彼女と夫の間には未だ子供は出来ていなかった。そうして彼女の胸の空隙は愛情ではなく最愛の人を奪った敵に対する憎悪によって埋められることになった。部隊を率いていた英雄を逆恨みなどしない、何故ならば自分の愛した人は自分よりも年若い上官たる帝国の英雄を心より尊敬していたから。そんな英雄の率いる部隊に自らも所属している事を誇りに思っていたから。そんな英雄を
アルフィン皇女の語る言葉も彼女の胸には響かなかったーーー何故ならば彼女のこの世で最も大事な人は既に死んでしまったのだから。大切な誰かが死ぬ、ああ全く以てその通りだ。それを理由に戦争を止めようと叫ぶのならばどうしてもっと前に、彼が死ぬ前にそう言って止めてくださらなかったのだ!
レーグニッツ知事の語る言葉も彼女の胸には届かなかったーーー何故ならば彼女にとって彼の命が戻ってくれるなら全財産を捧げたところで惜しくなどないのだから。不経済だから戦争を止めるというのならばそもそも戦争などしなければ良かったではないか!
オリヴァルト皇子の語る言葉は彼女の逆鱗に触れたーーー許す?許すだと?自分から最愛の人を奪った連中を?それが強者の度量だと!ふざけるな!何故そんな事をしなければならないのだ!そんな事は死んでも御免だ!
しかし、そう思った彼女のような存在は圧倒的少数派であった。大半の者は彼らの言葉に耳を傾け共和国を完全に滅ぼし併合するべきだという主戦論は瞬く間に鎮静化され、そしてリベールのアリシア女王の仲介も相まって和平が結ばれた。
以来彼女は生きながらに屍のような人生を送ってきた。しかし天は否、
「最悪ね……」
外から聞こえてくる熱狂的な歓声、それを聞きながらイリーナ・ラインフォルトは己が執務室の中で彼女には珍しく心底参ったような様子で嘆息する。宰相の語った内容、それは合理と経済活動を何よりも最優先としているイリーナのような企業家にとっては“悪夢”と称する他ない内容だ。共和国との全面戦争、それ自体がラインフォルトのような世界的な大企業にとっては最悪だが、国家総動員法とやらはそれ以上に最悪だ。
彼らはわかっているのだろうか?自分たちの全財産を差し出しますという委任状に大喜びでサインしようとしていることに。いやもうそれを指摘したところでどうしようもないのだろう。何故ならば事は既に亡き皇帝の仇を討つための“聖戦”となってしまったのだから。不経済、不合理だという事を指摘したところで非国民のレッテルを貼られて糾弾された挙句リンチにかけられるのがオチだ。
(もうこの流れを止める術はない……反対したところで強権を以て何もかもを奪われるのがオチ……ならばいっそ政府に積極的に恭順の意を示す事である程度の自由を認めさせる……それが最悪の中の最善ね)
かつてグエン・ラインフォルトが会長を務めていた頃のイリーナ・ラインフォルトがそうであったように、内戦の際のハイデル・ログナーがそうであったように、ラインフォルトグループほどの企業ともなれば一枚岩などあり得ない。今もグループ内には虎視眈々とイリーナがついているラインフォルトグループ会長の座を狙う野心家などいくらでもいるのだ。もしもイリーナが軍と政府に反抗的な態度を取り続けるようであればそれを理由にイリーナの身柄を拘束し、代わって軍と政府に協力的な者を会長の座に就くように仕向けるだろう。
かつてイリーナの父グエン・ラインフォルトが会長である頃に列車砲の製造を依頼してきた時のように。---あの時は軍と政府がそうした強権的な行動をとる前にイリーナが社内クーデターを起こし会長の座を奪い取ったためグエンはでっち上げの罪状で以て収監される事は防げたわけだが、親子故の情があった自分とは違い社内に於いて自分と取って代わろうと思っている者にはそんな甘さはないだろう。
(そう軍や政府、そうした巨大な物に抗おうとしたところで呆気なく磨り潰されるだけ。どうしてそんな単純な事があの二人にはわからないのかしら)
今回もまた政府や軍のやろうとしている事に真っ向から噛みつきそうな良い年して落ち着きのない父親、そして不肖の娘を思い浮かべてイリーナは嘆息する。そんな二人とは違い、イリーナ・ラインフォルトは決して軍や政府に反抗はしない。反抗したところで磨り潰されて終わるだけとわかっているが故に。そうして恭順の意を示して自分が今の地位を守り続ける事がまわりまわっていざというときに家族を守るのだと信じるが故に……
「オズボーン宰相……貴方は本気で共和国を滅ぼすつもりだというのですか……」
盟友たる宰相の演説、それを聞き終えたカール・レーグニッツ知事は愕然とする。
カール・レーグニッツはギリアス・オズボーンを尊敬していた。
聊か強硬的なところはあれど、それらはある種のパフォーマンスで在り全て計算された演出なのだと認識していた。想いと理想を同じくする同志だと信じていたのだ。
だが今回行った宰相の演説は完全に常軌を逸している。
確かに皇帝の暗殺の犯人が宰相言う通り共和国で在れば帝国としては何らかの報復措置を行わねばならないだろう。そうでなければ国家としての威信と面子が立たないのだから。
しかし、それでも交渉を一切拒絶する宰相の態度は余りに強硬的過ぎる。
いくらエレボニアの優位が確立されたとはいえ共和国とて大国。これまでのような迎撃戦という形ではなくこちらから侵攻するともなれば一筋縄でいくはずがない。ノーザンブリアやクロスベルとはわけが違うのだから。
厳しい戦いになるだろう、今までエレボニアが経験した事がないほどに。その程度の事をかの宰相が理解していないはずがないだろうにーーーわからない、もはやギリアス・オズボーンの行動は完全に常軌を逸している。自身を見出してくれた皇帝を暗殺された事で冷静さを失ってしまったのだろうか。
(わからないが、私は私の為すべきを果たさねば)
例えそれが焼け石に水をかけるが如き無駄な行いであったとしても。
政治家としての責任がカール・レーグニッツにはある。
愛する祖国が誤った道に突き進もうとしているというのに自分の身可愛さにそれを止めようとしないというのならばそれは許されざる大罪。状況は加速度的に悪くなっているがそれでも最後まで足掻き続けるのが自分の役目だとそう自身を叱咤する。
それは尊く気高い意志だろう。しかし、哀しいかな。暴走を始めた帝国という巨大な国を止めるには余りにも無力であった。もはや事は亡き先帝の無念を晴らすための“聖戦”となったのだから。カール・レーグニッツの誠実なる説得はもはや届かない。
これを止めようと思うならばそれこそこの暴走を主導し加速させている存在を取り除いたうえで、共和国に代わる
「陛下の死の原因は共和国に非ず。この者こそが皇帝弑逆を為した大罪人である」と。
そしてそれを為すための準備を整えてきた者が今の帝国には存在する。
獅子心将軍リィン・オズボーンはこの時をこそ勝負を仕掛ける決戦の時だと見定めていたのだから。
此処に物語は最終局面へ向けて動き出す。帝国の否、大陸の命運を決める史上最大規模の親子喧嘩の時はすぐそこまで迫っていた。
ちなみに帝国内外におけるリィン・オズボーンへの認識は熱烈な勤皇家であるアルノールの忠臣にして鉄血宰相ギリアス・オズボーンの懐刀にして後継者です。当然真意を知る一部以外は先帝の仇を討つための戦争となれば彼がノリノリで先陣を切る事をみんな疑っていません。レーグニッツ知事やイリーナ会長でさえそう思っています。