タッグフォース 未来の英雄を継ぐ赤帽子   作:TOUI

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第十九話 そして彼女は闇へと走った

コナミと幸子がデュエルをしている時とほぼ同時刻、

 

 

sideゆま

 

 

8ターン目:ツァン

 

 

「なんて強さだ、俺たちのカードが」

 

「俺たちの展開力が追いつかないとは…」

 

私はツァンさんと闇のカードを持っていると思われる生徒さんとデュエルの最中でしたが、

 

 

 

ゆま&ツァン

LP1900

手札 0

モンスター 大将軍 紫炎(攻)

      六武衆の師範(攻)

      紫炎の老中 エニシ(攻)

      六武衆-ザンジ(攻)

      六武衆-イロウ(攻)

魔法・罠 六武の門

     一族の結束

 

 

 

ツァンさんのおかげでもう決着はつきそうです。

 

 

「いっくよー、《大将軍 紫炎》で《デーモンの将星》を攻撃!」

 

「うわぁぁぁ!」

 

「まだまだ!《六武衆の師範》で《ダーク・クリエイター》を攻撃!」

 

「ぐわぁぁぁ!」

 

「残りの3体でダイレクトアタック!」

 

「「ぬあぁぁぁ!」」

 

 

Winツァン&ゆま

 

 

…すごいです、殆どツァンさん1人で勝っちゃいました。

 

「くぅぅ、でも今のデュエルは堪えたな……」

 

「あうぅ、ごめんなさい、足引っ張ってばかりで…」

 

「別に…そんなこと思ってないよ」

 

ツァンさんはそっけなくそう言ってくれましたが、

 

「私も早くツァンさんと並べるぐらい強くならないと!」

 

「ん?何か言った?」

 

「いえ、なんでもないですよ?」

 

「ふう、それにしても激しいデュエルをしたらちょっとのど乾いたね」

 

「じゃあ私が買ってきますね」

 

そう言って私は飲み物を買いにツァンさんから離れました。

 

「えーと、ここからじゃ本館まで行った方が早いですかね」

 

かくゆう私もちょっと連日のデュエルで少し疲れていました。

それにしてもコナミさんも言っていましたが、闇のカードがこんなに出回っているなんて

でも闇のカードってみんなどこで拾うんでしょうか…

 

「そういえば!」

 

疲労と言えば以前私もカードを拾ったことがありました。なんとなく融合デッキに入れてそのままでしたが

 

「絵柄がないです……」

 

枠を見る限り融合モンスターのようですが…戻ったらツァンさんに相談してみましょうか?

そんなことを考えながらジュースを持ってツァンさんのところに戻るときでした。

 

「きゃぁぁぁぁ!」

 

「ふぇ!」

 

突然ツァンさんの悲鳴が聞こえてきました。

私は徒歩から全力疾走に切り替え迎いました。

 

 

 

sideツァン

 

 

どうも今のデュエルを気にしてるようだけど…べつに僕は気にしてないのに…でも

あの子もデュエルで疲れてるはずなのに気を使って……

 

「いやー、今のデュエルすごかったな」

 

「ああ、全くだ」

 

「俺たちの腕試しにはふさわしいな」

 

「え!?」

 

突然声を掛けられ振り向くと3人の生徒がこっちを見ていた。

 

「なあ、俺達ともデュエルしないか」

 

「俺たちのカードが戦いを欲してるんだよ」

 

このカードって……うっすらとだけど見えるあのオーラ…闇のカードだ!まだあったんだ……

 

「さっきのやつが戻ってきたら俺らともデュエルしてくれよ!」

 

ゆまの事か…だめ、あの子もだいぶ疲れてるはず、ここは……

 

「必要ないよ!」

 

「は!?」

 

「君たちなんて僕1人で十分だよ」

 

「本気で言ってるのか?」

 

「まあお前がそう言うならいいぜ。まずは俺からだ!」

 

1人ずつなんて相手にしてたらゆまが帰ってきちゃうよ!

 

「面倒だから3人まとめてかかってきなよ!」

 

「マジかよ、大した自信だな」

 

「そっちが言い出したことだからな、遠慮はしないぜ」

 

「後で泣いても遅ーからな」

 

闇のカードと言ってもさっきだって対して手強くはなかったし、今回も大丈夫だよね……

 

「「「さあ行くぞ」」」

 

「いつでもいいよ!」

 

「「「「デュエル!」」」」

 

 

 ―――――――――――

 

 

「くっぅ……」

 

闇のカードの3連攻撃……ここまで体に答えるなんて…

 

「3人まとめてなんて威勢のいいこと言っていたが、情けないな!」

 

「俺らのライフもフルに残ってるっていうのに、がっかりだぜ」

 

…そうだよ……さっきのデュエルはゆまのサポートがあってこそできたものだった。今は私1人で相手もさっきより多い3人、勝つなんて無理だったんだ…

 

「どうした!お前のターンだぞ!」

 

「もう立ち上がれもしないか!」

 

「くっ!」

 

何とか立ち上がろうとするけど、もう力が入らない…このままじゃ…

 

「ツァンさん!」

 

「ゆま……」

 

もう戻ってきちゃったの……

 

 

 

sideゆま

 

 

「ツァンさん!」

 

駆け付けるとツァンさんがボロボロになって倒れていました。

この人たちとデュエルしてたみたいですが、3対1なんて無茶ですよ!

 

「今更戻ってきたか」

 

「今はこいつとデュエルしてるんだ、もうちょっと待ってな」

 

そ、そんな、だって…

 

「ツァンさんはもうボロボロじゃないですか!デュエルなんて無理ですよ!」

 

「そ、そんなことないよ!僕はまだ大丈夫だから……」

 

「ほら、こいつだってそう言ってんだからさ」

 

「それに曲がりなりにもデュエリストが、途中でデュエルを中断してたまるかよ」

 

「でしたらそのデュエルは私が引き継ぎます!」

 

「引き継ぐだと?」

 

「はい!皆さんのフィールドはそのままで、もちろん私のライフもツァンさんの残りと同じです!」

 

「ゆま…そんな不利な条件ダメ!」

 

「まあ俺たちは構わないぜ」

 

「そうだな、お前が変わるならそっちの女は見逃してもいいぜ」

 

「ダメだって言ってるでしょ…僕が何とか時間を稼ぐから、疎な間にゆまは…」

 

「そんなの嫌です!大事な友達を見捨てて逃げるなんてできません!」

 

私はツァンさんの前に出てデュエルディスクを構えた。

 

「話はついてないようだが、ディスクを構えた以上、デュエルは貴様のものだ」

 

「ほら、貴様のターンだ、カードを引きな」

 

デュエルの引き継ぎが完了し、私はカードを引きました。

 

 

 

9ターン目:ゆま

 

 

「私のターン!魔法カード《融合》を発動です!手札の地属性の《E・HERO クノスペ》と

《E・HERO フラッシュ》で《E・HERO ガイア》を融合召喚」

 

 

E・HERO ガイア

融合・効果モンスター

星6/地属性/戦士族/攻2200/守2600

「E・HERO」と名のついたモンスター+地属性モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカードが融合召喚に成功した時、

相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。

このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスター1体の攻撃力を半分にし、

このカードの攻撃力はその数値分アップする。

 

 

「《E・HERO ガイア》の効果発動です!

《ダーク・アームド・ドラゴン》の攻撃力を半分にして《ガイア》の攻撃力をその分アップさせます」

 

《E・HERO ガイア》 ATK2200→3600

 

《ダーク・アームド・ドラゴン》 ATK2800→1400

 

 

「バトルです!《ガイア》で《ダーク・アームド・ドラゴン》を攻撃です!」

 

「そうはいかねーよ!罠カード《セキュリティー・ボール》を発動。そのモンスターを守備表示にする!」

 

 

セキュリティー・ボール

通常罠

相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。

その攻撃モンスター1体の表示形式を変更する。

相手の魔法・罠カードの効果によって、

セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、

フィールド上に存在するモンスター1体を選択し破壊する。

 

 

「そんな…《幻影の魔術士》を守備表示で召喚します」

 

 

幻影の魔術士

効果モンスター

星3/闇属性/魔法使い族/攻 600/守 700

このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、

自分のデッキから攻撃力1000以下の「HERO」と名のついたモンスター1体を

表側守備表示で特殊召喚する事ができる。

 

 

「カードを2枚伏せてターン終了です……」

 

《E・HERO ガイア》 ATK3600→2200

 

《ダーク・アームド・ドラゴン》 ATK1400→2800

 

 

ゆま

LP1000

手札 0

モンスター E・HERO ガイア(守)

      幻影の魔術士(守)

魔法・罠 セット×2

 

 

10ターン目:生徒A

 

 

「俺のターン!《ダーク・アームド・ドラゴン》の効果発動!墓地の闇属性モンスター1体を除外し、《E・HERO ガイア》を破壊!」

 

 

ダーク・アームド・ドラゴン

効果モンスター(制限カード)

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000

このカードは通常召喚できない。

自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。

自分のメインフェイズ時に自分の墓地の闇属性モンスター1体を

ゲームから除外する事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

 

 

「《ダーク・アームド・ドラゴン》で《幻影の魔術士》を攻撃!」

 

「くぅぅ、《幻影の魔術士》の効果を発動します!デッキから《E・HERO ボルテック》を特殊召喚します」

 

 

E・HERO ボルテック

効果モンスター

星4/光属性/雷族/攻1000/守1500

このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、

ゲームから除外されている自分の「E・HERO」と名のついたモンスター1体を

選択して自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

 

 

「カードを2枚伏せてターン終了だ!」

 

 

11ターン目:生徒B

 

 

「俺のターン、《ダーク・ジェネラル フリード》の効果発動。ドローを放棄することで、デッキのレベル4の

 闇属性1体を手札に加える」

 

 

ダーク・ジェネラル フリード

効果モンスター

星5/闇属性/戦士族/攻2300/守1700

このカードは特殊召喚できない。

自分フィールド上に表側表示で存在する闇属性モンスターを

対象にする魔法カードの効果を無効にし破壊する。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分のドローフェイズ時に通常のドローを行う代わりに、

自分のデッキからレベル4の闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。

 

 

「手札に加えた《ジャイアント・オーク》を召喚」

 

 

ジャイアント・オーク

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻2200/守 0

このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。

次の自分のターン終了時までこのカードの表示形式は変更できない。

 

 

「《ジャイアント・オーク》で《E・HERO ボルテック》を攻撃!」

 

「あぅ!」

 

「《ジャイアント・オーク》は効果で守備表示になる。次の攻撃で終わりだ!」

 

「ま、待ってー!罠カード《ヒーロー・シグナル》を発動します!」

 

 

ヒーロー・シグナル

通常罠

自分フィールド上のモンスターが戦闘によって破壊され

墓地へ送られた時に発動する事ができる。

自分の手札またはデッキから「E・HERO」という名のついた

レベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。

 

 

「デッキから《E・HERO エアーマン》を守備表示で特殊召喚します」

 

 

E・HERO エアーマン

効果モンスター(制限カード)

星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

以下の効果から1つを選択して発動できる。

●このカード以外の自分フィールド上の

「HERO」と名のついたモンスターの数まで、

フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊できる。

●デッキから「HERO」と名のついたモンスター1体を手札に加える。

 

 

「このカードの効果でデッキから《E・HERO フォレストマン》を手札に加えます!」

 

「ちぃ、無駄なあがきを!《ダーク・ジェネラル フリード》で《E・HERO エアーマン》を攻撃!カードを1枚伏せターン終了だ」

 

 

12ターン目:生徒C

 

 

「俺のターン、もはや伏せカードを使うまでもない。《ダーク・パーシアス》でダイレクトアタック!」

 

「さ、させませーん!《ヒーロー見参》を発動です!」

 

 

ヒーロー見参

通常罠

相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。

自分の手札から相手はカードをランダムに1枚選択する。

選択したカードがモンスターカードだった場合、自分フィールド上に特殊召喚する。

違う場合は墓地へ送る。

 

 

「手札のカード…貴様のカードは《E・HERO エアーマン》の効果で加えたその1枚だけ…」

 

「そうです!だから《E・HERO フォレストマン》を特殊召喚します!」

 

 

E・HERO フォレストマン

効果モンスター

星4/地属性/戦士族/攻1000/守2000

1ターンに1度、自分のスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。

自分のデッキまたは墓地に存在する「融合」魔法カード1枚を手札に加える。

 

 

「《E・HERO フォレストマン》の守備力は《ダーク・パーシアス》より上です!」

 

「さてどうかね!罠カード2枚発動《ストライク・ショット》《針虫の巣窟》!」

 

 

針虫の巣窟

通常罠

自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。

 

 

 

ストライク・ショット

通常罠

自分フィールド上に存在するモンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。

そのモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで700ポイントアップする。

そのモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、

その守備力を攻撃力が越えていれば、

その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 

 

「この2枚のカードの効果でデッキから3枚の闇属性モンスターが墓地に送られた。《ダーク・パーシアス》は効果により、闇属性モンスター1体につき攻撃力が100アップする!」

 

 

ダーク・パーシアス

効果モンスター

星5/闇属性/天使族/攻1900/守1400

このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、

自分の墓地に存在する闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、

自分のデッキからカードを1枚ドローする。

このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在する

闇属性モンスターの数×100ポイントアップする。

 

 

《ダーク・パーシアス》 ATK1900→2200

 

「さらに《ストライク・ショット》の効果で攻撃力は700アップし、貫通ダメージを与える効果を与える!」

 

《ダーク・パーシアス》 ATK2200→2900

 

「そんなっ!きゃぁぁぁーー!」

 

ゆまLP1000→100

 

「ちぃ、1枚足りなかったか。《ダーク・パーシアス》のもう1つの効果発動。墓地の闇属性モンスター1体を除外し、1枚ドロー。カードを1枚伏せターン終了だ」

 

 

「う…うぅ…」

 

 

「どうした、お前のターンだぞ!」

 

「うぅ……はうぅ…」

 

「いきがって出てきてこの様じゃ示しがつかねーよなぁ!」

 

「「「ハハハハハハハ!!」」」

 

今の私を見て3人は嘲笑っています。

 

「くっ…ゆま…あんな奴らの言うことなんてどうでもいいよ!もう1度、僕と変わって…ゆまだけでも逃げて…」

 

ツァンさんが力なく私に言いますけど、そんなことできるはずないです!

ツァンさんの方がよっぽど酷い状態なのに…

 

「なんで…なんで私は……」

 

力が、欲しいです…仲間を守れるだけの、力が!…

 

『へぇー、力がほしいんだ?』

 

「!だ、誰ですか!」

 

『誰でもいいじゃん、それより力がほしいんだろ?』

 

「何処にいるんですか?力ってなんですか!」

 

「今度は独り言か、いい加減あきらめたらどうだ?」

 

「時間稼ぐとか無駄だから!」

 

他の人達には聞こえてないんでしょうか…

 

『何処にいるかって?それは俺の事か?それとも力の事か』

 

「力がどこって……」

 

『俺は言えないけど?力ならここにあるじゃないか!』

 

謎の声がそう言うと、さっき見ていたカードが急に黒く光りだしました!

 

「こ…これは…」

 

闇のカードと同じ…いえ、もっとすごくて黒い…すごい!この力があればツァンさんを…

皆も守れる…いえ、そんなレベルじゃありません…もうなんというか…

 

 

 

 

 

「今ならだれにも負ける気がしねぇ!」

 

 

 

 

 

そんな気分になって叫んだあと、ふぅっと意識が…

 

 

 

sideツァン

 

 

「ゆ…ゆま…」

 

あんな気性が荒く叫んだ由真を初めて見た…

でもそれ以上に様子がおかしい…なんだか今まで見た闇のカードを持つデュエリストに似たオーラを持って

いつの間にか妙な形をした仮面をつけている…まさか…

 

「なんだよ脅かしやがって!」

 

「急に叫んで気でもおかしくなったか?」

 

「何をしたってこの状況は覆らねぇよ!」

 

さんざん罵声を浴びせる連中にも微動だにしない…仮面で表情は見えないけど、無表情な感じが伝わってくる。

 

「……闇の力を満足に扱えない愚かな輩たちだ。真の力を持つ者は、己でドローカードも導くものだ!」

 

 

13ターン目:ゆま?

 

 

「我のターン!魔法カード《ホープ・オブ・フィフス》を発動。墓地の《E・HERO クノスペ》を除く5体の《E・HERO》をデッキに戻し、カードを3枚引く」

 

 

ホープ・オブ・フィフス

通常魔法

自分の墓地の「E・HERO」と名のついたカードを5枚選択し、

デッキに加えてシャッフルする。

その後、デッキからカードを2枚ドローする。

このカードの発動時に自分の手札・フィールド上に他のカードが存在しない場合は

カードを3枚ドローする。

 

 

「一気に3枚もだと!」

 

「だがこの状況を覆すカードがそう都合よく」

 

「言ったはずだ真の力を持つ者は、己でドローカードも導くと、魔法カード《大嵐》を発動」

 

「《大嵐》だと!」

 

「俺たちのカードが!」

 

破壊された計4枚のカードは《奈落の落とし穴》《我が身を盾》《収縮》《聖なるバリア -ミラーフォース-》だれも魔法・罠の破壊対策をしていなかったとは…

 

「魔法カード《ヒーローアライブ》を発動。ライフを半分支払、デッキから《E・HERO エアーマン》を特殊召喚する」

 

 

ヒーローアライブ

通常魔法

自分フィールド上にモンスターが表側表示で存在しない場合、

ライフポイントを半分払って発動する事ができる。

自分のデッキからレベル4以下の

「E・HERO」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する

 

ゆま?LP100→50

 

「《E・HERO エアーマン》の効果で《E・HERO オーシャン》を手札に加える。そして魔法カード《カップ・オブ・エース》を発動する」

 

 

カップ・オブ・エース

通常魔法

コイントスを1回行う。

表が出た場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。

裏が出た場合、相手はデッキからカードを2枚ドローする。

 

 

「ここへきて運だのみカードか」

 

「運ではない、真のデュエリストは運命さえも自らの手で導く」

 

そしてゆまはそれが当然かの様に表を出した。

 

「カードを2枚ドロー。魔法カード《融合回収》発動。墓地の《融合》と《E・HERO クノスペ》を手札に戻す」

 

 

融合回収

通常魔法

自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、

融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。

 

 

もしかして《ヒーローアライブ》で戻さない1枚を《E・HERO クノスペ》なんて弱小モンスターにしたのはこのカードを引くと分かっていたからなの…

 

「ゆま…あんたいったい……」

 

「我は魔法カード《融合》を発動!手札とフィールドの3体の《HERO》を融合素材とし…………」

 

そこで強烈な黒い光にあたりが包まれた

 

「ゆま!」

 

視界はほぼ完全に遮断されて、ゆまが何を出したのかも分からなかった…ただ、ゆまのデッキに3体融合のモンスターなんてなかった、それは確かなはずなのに…

 

「なっ!なんだと!」

 

「その攻撃力で俺達全員に攻撃だと!」

 

「そんな効果ありか!」

 

「さらに我は魔法カード《フォース》を発動」

 

 

フォース

通常魔法

フィールド上に表側表示で存在するモンスター2体を選択して発動できる。

エンドフェイズ時まで、選択したモンスター1体の攻撃力を半分にし、

その数値分もう1体のモンスターの攻撃力をアップする。

 

 

「貴様の《ダーク・アームド・ドラゴン》の攻撃力を半分にし………」

 

ついにはわずかに聞こえていた声も聞こえなくなった。

 

 

 

「「「うわぁぁあぁぁ!」」」

 

 

Winゆま

 

 

そして3人の悲鳴が聞こえると、すぐに黒い光は消えた。

 

「ゆ、ゆま!」

 

僕が何とか立ち上がってゆまによっていくと……

 

「もう我はゆまではない」

 

「ゆま?」

 

「闇の力を手にした我は、破滅の女神 ダークネスゆまへと進化を遂げたのだ!」

 

「ダークネス……それより闇の力って!」

 

「ツァン、ゆま!」

 

僕が今のゆまに困惑していると、コナミ達が駆けつけてきた。

 

「二人ともどうしてここに?」

 

「コナミ様、気配と言うものはどこから……」

 

「コナミ、聞いてらっしゃるの?」

 

他の3人は気づいてないみたいだけど、コナミだけは、今のゆまの姿を見て唖然としていた。

 

「来たか、我が好敵手コナミよ」

 

「好敵手?まあ見方によってはそうかもしれないが…それより……そうか…」

 

そしてコナミは何か察したようだった。

 

「みんなの事は信じていた。だが度重なる闇のカードとのデュエルの中で、その力に触れてしまう者もいるそれも……考えてなかったわけじゃない」

 

「コナミ…それって」

 

「まさかゆま様は」

 

「闇のカードに魅了された、と言うわけね」

 

「だがこれほど大きな力……」

 

意を決してコナミはデュエルディスクを構えた……でも…

 

「待ってコナミ!」

 

「ツァン?」

 

「ゆまがこうなったのは、ボクのせいなの…僕が負けそうになったのを助けようとして…ゆまは…」

 

「わかっている、みんなの事は信じているといったはずだ。それが闇のカードと知らずに触れても

 洗脳されてしまうこともある…ゆまが自分から闇のカードに手を出すような子じゃないことはよくわかっている」

 

「だったら…」

 

「だが、カードに取り込まれた意識はデュエルでしか解放できない…ゆまを救うためにはデュエルするしかない」

 

「だったら、僕がゆまと!」

 

「そんな状態のやつに、今のゆまと戦わせることはできない」

 

「……貴様とのデュエル、受けて立ちたいところだが、まだ我と貴様が戦うときではない。力がなじんだ頃、また会いまみえよう!」

 

そう言ってゆま……いや、ダークネスゆまは闇に包まれて消えてしまった。

 

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