壁の隙間から差し込む太陽の光で目を覚ます。
そろそろここを出ないと不味いな。今日はデュエルアカデミア実技試験の日だ。
俺は起き上がり着替えた、上下黒の服に赤いジャンパーを羽織ったそこまで着飾ってない服装だ。
俺のアイディンティティである帽子も異常なし。

え?帽子をかぶる描写がなかったって?そりゃそうだろう、俺は寝るときも帽子を脱がないからな。
初めからかぶっていたのに被る描写などあるはずもなかろう。

普通なら家を出たところで『待ってろよー!デュエルアカデミア!』とか喝を入れる意味でも叫んだりするのかもしれないが、
そんな気はなく、静かに寝床の廃墟を抜け、試験会場となる海馬ランドへ向かう俺だった。


 まあプロローグとしてはこんなものでいいのだろうか。人に物事を説明するのなど初めてだからな。
この世界の人間との会話では俺の話に矛盾も多いだろうが、それは学園生活でなれればいいだけだ。
俺が何者かとかそういうのも、おいおい機会があれば語っていくことにしようじゃないか。
一応今だけはデュエルアカデミアを夢見る1人の少年ってことなのだから。

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