タッグフォース 未来の英雄を継ぐ赤帽子   作:TOUI

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第二十一話 悪夢の拷問デッキ

 

雪乃

LP2000

手札 0

モンスター 終焉の王デミス(攻)

魔法・罠 伏せカード×1

 

 

6ターン目:コナミ

 

「俺のターン、《ジャンク・シンクロン》を召喚、効果で《チューニング・サポーター》を特殊召喚」

コナミ:手札3→2

 

「さらに《ジャンク》モンスターがフィールドに居ることで《ジャンク・サーバント》を特殊召喚」

コナミ:手札2→1

 

『ほう、たった2枚のカードでここまで展開したか』

 

「レベル4の《ジャンク・サーバント》とレベル1の《チューニング・サポーター》にレベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング」

☆3+☆1+☆4=☆8

 

「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、《スターダスト・ドラゴン》」

 

『おお、来たか《スターダスト・ドラゴン》』

 

今は雪乃のおかげで奴のフィールドはがら空きだ。

 

「《チューニング・サポーター》の効果でカードを1枚ドロー」

コナミ:手札1→2

 

「そして《スターダスト・ドラゴン》で直接攻撃」

 

『墓地の《ネクロ・ガードナー》を除外し効果発動、攻撃を無効にする』

 

ネクロ・ガードナー

効果モンスター

星3/闇属性/戦士族/攻 600/守1300

 

《手札断札》の効果で送ったカードか。

 

「カードを1枚伏せてターン終了だ」

コナミ:手札2→1

 

 

コナミ

LP4000

モンスター スターダスト・ドラゴン(攻)

魔法・罠 伏せカード×1

 

 

7ターン目:シャドー

 

 

『俺のターン、《万力魔神バイサー・デス》を守備表示で召喚』

シャドー:手札9→8

 

万力魔神バイサー・デス

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻 500/守1200

 

『こいつは召喚成功時に相手モンスター1体を選択する。対象としたモンスターが存在する限り、こいつは戦闘では破壊されない。効果の対象は《スターダスト・ドラゴン》だ』

 

「俺の《スターダスト・ドラゴン》を破壊体制の傘にしたか……」

 

『さらに対象としたモンスターは3ターン後の俺のスタンバイフェイズに破壊される』

 

「今は効果の対象を取っただけか……」

 

破壊効果だが3ターン後にチェーンブロックを作らず発動する効果……《スターダスト・ドラゴン》でも無効にはできないか……

 

『そして手札を1枚捨て、魔法カード《ブラック・コア》を発動。《終焉の王デミス》を除外する』

シャドー:手札8→6

 

「破壊ではなく除外か……」

 

除外では《スターダスト・ドラゴン》の効果も発動できない……

 

「罠カード《生贄の祭壇》をチェーン発動するわ《終焉の王デミス》を墓地に送ってライフを回復するわ」

雪乃LP2000→4400

 

『なかなかうまいじゃねーか。まあこれでそっちの女のフィールドはがら空きだが……ま、今は攻撃はいいだろう。カードを1枚伏せてターン終了だ』

シャドー:手札6→5

 

シャドー

LP4000

モンスター 万力魔神バイサー・デス(攻)

魔法・罠 伏せカード×1

 

 

8ターン目:雪乃

 

 

「私のターンよ……カードを1枚伏せてターン終了よ」

雪乃:手札1→0

 

 

雪乃

LP4400

モンスター なし

魔法・罠 伏せカード×1

 

 

9ターン目:コナミ

 

 

「俺のターン……」

 

雪乃も行動できないか……だが今の手札に《万力魔神バイサー・デス》を倒せるカードはない……

 

「《ミスティック・パイパー》を召喚」

コナミ:手札2→1

 

ミスティック・パイパー

効果モンスター

星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0

 

「そして効果発動。このカードを生贄にすることで、デッキからカードを1枚ドローする。さらにドローしたカードがレベル1モンスターなら公開しもう1枚ドローできる」

コナミ:手札1→2

 

「俺がドローしたのはレベル1の《レベル・スティーラー》よってもう1枚ドロー!」

コナミ:手札2→3

 

「カードを1枚伏せターン終了だ」

コナミ:手札3→2

 

コナミ

LP4000

モンスター スターダスト・ドラゴン(攻)

魔法・罠 伏せカード×2

 

10ターン目:シャドー

 

 

『俺のターン、この瞬間《万力魔神バイサー・デス》の効果発動までのカウントが1つ進む』

 

奴がそう言うと《万力魔神バイサー・デス》が《スターダスト・ドラゴン》の頭に装着され、ギリギリと轟音を立てながら頭を締め付けた。そして…

 

「うあぁぁぁ!」

 

同時に俺の頭も脳を刺されたような激痛が走り、思わず声を上げうずくまってしまった。

 

「コナミ!あなた、コナミにいったい何をしたの!」

 

『ククク、これは闇のデュエル、モンスターへのダメージも直接プレイヤーにリンクする。これから3ターンかけて貴様をしっくり痛ぶって行くぜ!』

 

「姑息な人ね」

 

『そして今は締め付けているだけだが、3ターン後には貫通する!そしたらどうなることか、ククク』

 

「……」

 

2対1にもかかわらず完全に奴のペースだ……

 

 

 

side雪乃

 

 

あんなに悲痛な声を上げるコナミ、初めて見るわ。

 

「でも、そのモンスターが3ターン後もあなたのフィールドにいたらの話だけどね」

 

《次元幽閉》で《万力魔神バイサー・デス》を除外すれば、コナミは激痛から解放されるはず!でも伏せてあるとわかっている状況であいつが攻撃してくるとは……

 

『随分と意気のいいこと言うな、だがお前もそんな悠長なこと言ってられなくなるぜ』

 

「まだ、何かするつもりか!」

 

『言っただろ《万力魔神バイサー・デス》はもう1体パーツが揃って初めて真の効果を発揮するってな、そのパーツはすでに俺の手札にある』

 

「たとえどんなモンスターでも、

 

『そんじゃ見せてやるよ!墓地の《ヘルウェイ・パトロール》を除外し効果発動』

 

ヘルウェイ・パトロール

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1200

 

あのモンスターは、おそらく《手札断殺》で墓地に送ったもう1体のモンスターね…

 

『手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。手札の《バイサー・ショック》を特殊召喚』

シャドー:手札5→4

 

バイサー・ショック

効果モンスター

星5/闇属性/悪魔族/攻 800/守 600

このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、

フィールド上の全てのセットされたカードを持ち主の手札に戻す。

 

「それがもう1体のパーツ……」

 

『こいつの特殊召喚に成功した時、セットされた魔法・罠を全て手札に戻す!』

シャドー:手札4→5

 

「何!」

コナミ:手札2→4

 

「そんな!」

雪乃:手札0→1

 

私の《次元幽閉》が手札に戻されてしまった。

 

『貴様のセットカードを俺が何の対策もしていないと思ったか?』

 

「くぅ……」

 

『さらに魔法カード《盗賊の極意》を《バイサー・ショック》を対象に発動。対象モンスターが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手の手札をランダムに1枚捨てる!』

シャドー:手札5→4

 

『なあ貴様ら、このデュエルのルールを覚えているのか?』

 

「このデュエルのルール…」

 

「実質2体1だが、方式はバトルロワイヤル、俺たちのカードは共通していない……!そうか!」

 

『そうだ、お前のフィールドには《スターダスト・ドラゴン》がいるが、そっちの女は』

 

「私のフィールドにモンスターはいない!?」

 

『バトル!さあショータイムだ!《バイサー・デス》と《バイサー・ショック》でダイレクトアタックだ!』

 

シャドーが宣言すると2体のモンスターは私に接近し、そのまま私の四肢を拘束してきた。

 

「きゃぁぁ!な、何のこれ!」

 

ソリッドビジョンのモンスターのはずなのに、私の体をしっかりと捕らえて離さなかった。

 

「くっ、んんっ、体が、動かない!」

 

『これは闇のゲームだと言ったろ、さあ痛みを味わえ!』

 

「きゃぁぁぁぁ!!」

雪乃LP4400→3900→3100

 

「雪乃!」

 

『おっと、デュエル中に相手に触れるのは禁止だぜ』

 

「くっ……」

 

「だ、大丈夫、私は大丈夫だから」

 

本当は意識が飛びかけたけれど、

 

『さらに《盗賊の極意》の効果により、貴様の手札を1枚捨てる』

 

拘束されている私の手からカードが闇に飲まれるように消えた。

 

「…おい、攻撃はもう終わっただろ、なぜあれはいまだに雪乃を拘束している」

 

『ククク、言ったろこの2体は闇のデュエルで真の力を発動するモンスター、こいつは1度相手を捕らえたら次に相手がアクションを起こすまで離すことはない!』

 

「なんて趣味の悪いモンスターだ」

 

『そう言うな、ちゃんと行動すれば自然に解放するからデュエルを阻害することはないぜ』

 

今の私にはフィールドにも手札にもカードがないから行動をとることはできない、でもあいつの言うことが本当なら、このターンが終われば私のドローフェイズに自然と解放されるはず。

 

『おっと、俺のターンはまだ終わってないぜ。魔法カード《愚かな埋葬》を発動!』

シャドー:手札4→3

 

愚かな埋葬(未OCGカード)

通常魔法

自分のデッキからカード1枚を選択して相手の墓地へ送る。

 

『俺のデッキの《インフェルニティ・ポーン》を女、貴様の墓地に送る』

 

「私の墓地にモンスターを?」

 

『俺はカードを3枚伏せターンエンドだ』

シャドー:手札3→1

 

シャドー

LP4000

モンスター 万力魔神バイサー・デス(攻)

      バイサー・ショック(攻)

魔法・罠 伏せカード×3

 

11ターン目:雪乃

 

 

「私のターンよ、私はカードをドローするという行動をとるわ!この拘束を外しなさい!」

 

『残念だが、さっき貴様の墓地に送った《インフェルニティ・ポーン》の効果、手札が0枚で墓地にこのカードが存在するとき、貴様はドローできない!』

 

インフェルニティ・ポーン(未OCGカード)

効果モンスター

星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

このカードが墓地に存在し、自分の手札が0枚の場合、

自分はデッキからカードをドローする事ができない。

 

「なん、ですって……」

 

『さーて、手札にもフィールドにもカードの無いお前は、このターンどんな行動を見せてくれるんだ!?』

 

「貴様、えげつない真似を」

 

「くっ……ターン終了よ」

 

『ハハハハッそうだよな!』

 

side:コナミ

 

12ターン目:コナミ

 

「俺のターン」

コナミ:手札4→5

 

これ以上デュエルが長引くと、俺も雪乃も体がもたないな……

 

「手札を1枚捨て《クイック・シンクロン》を特殊召喚」

コナミ:手札5→4

 

「さらに手札から捨てた《レベル・スティーラー》の効果発動。《スターダスト・ドラゴン》のレベルを1つ下げ特殊召喚」

 

「《スピード・ウォリアー》を召喚!」

コナミ:手札4→3

 

「レベル1の《レベル・スティーラー》とレベル2の《スピード・ウォリアー》にレベル5チューナー《クイック・シンクロン》をチューニング!」

☆5+☆1+☆2=☆8

 

「集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます。光さす道となれ!シンクロ召喚!粉砕せよ、《ジャンク・デストロイヤー》!」

 

ジャンク・デストロイヤー

シンクロ・効果モンスター

星8/地属性/戦士族/攻2600/守2500

「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上

 

「このカードがシンクロ召喚に成功した時、シンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの数までフィールドのカードを破壊する!」

 

『クククッ、なるほど。効果で破壊するカードか。それならバトルを行わずとも破壊できるな。しかも《バイサー・デス》も破壊できるな』

 

またシャドーが嘲笑うような口調で言った。

 

『だが残念。カウンター罠《昇天の黒角笛(ブラックホーン)

 

昇天の黒角笛(ブラックホーン)

カウンター罠

相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。

 

『カウンター罠だから《スターダスト・ドラゴン》でも無効にできないぜ』

 

「……ならば、せめて雪乃を拘束してるモンスターぐらいは……バトル!《スターダスト・ドラゴン》で《バイサー・ショック》を攻撃!」

 

『おいおい焦りすぎだぜ、俺の罠カードも警戒せずに。永続罠《拷問車輪》を発動!相手モンスター1体の攻撃を封じる!」

 

「くっ……すまない雪乃」

 

「……大丈夫よ。私はまだ…耐えられる…から……」

 

「カードを2枚伏せてターン終了だ」

コナミ:手札3→1

 

 

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