sideコナミ
「……遅かったか」
廃寮にたどり着いた俺の目に入ったのは力なく床に倒れているツァンの姿だった。
「ツァン、しかっりしろ!」
何度呼びかけても起きる様子はない…
「無駄だ、そいつの魂は闇に飲まれた。闇に飲まれた者が決して目覚めることはない」
「!」
声を聴き見上げると、そこにいたのは黒いコートに奇妙な仮面をつけたゆまだった。
「ゆま…お前がやったのか?」
「そうだ、そいつのおかげで我のデッキはより高みへ近づいた、貴様の相手をできるほどにな」
「そうか…やはりゆまを取り戻すにはお前を倒すしかないのか」
俺はデュエルディスクを構え前に出た。
「ようやくだ……」
ゆまも変わった形のデュエルディスクを構えてきた。
「「デュエル」」
1ターン目:コナミ
「先攻は俺だ、魔法カード《ワン・フォー・ワン》発動。《ボルトヘッジホッグ》を捨て、《チューニング・サポーター》を特殊召喚。そして《ロード・シンクロン》を召喚」
ロード・シンクロン
チューナー(効果モンスター)
星4/光属性/機械族/攻1600/守 800
このカードを「ロード・ウォリアー」以外のシンクロ素材とする場合、
このカードのレベルを2つ下げたレベルとして扱う。
このカードが攻撃した場合、そのダメージステップ終了時に
このカードのレベルをエンドフェイズ時まで1つ上げる。
「フィールドにチューナーがいることで墓地の《ボルトヘッジホッグ》を特殊召喚。
レベル2の《ボルトヘッジホッグ》と効果でレベル2として扱うの《チューニング・サポーター》に、レベル4の《ロード・シンクロン》をチューニング!」
☆4+☆2+☆2=☆8
「集いし希望が新たな地平へいざなう。光さす道となれ、シンクロ召喚、駆け抜けろ、《ロード・ウォリアー》」
ロード・ウォリアー
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻3000/守1500
「ロード・シンクロン」+チューナー以外のモンスター2体以上
1ターンに1度、自分のデッキからレベル2以下の
戦士族または機械族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
「《チューニング・サポーター》の効果で1枚ドロー。《ロード・ウォリアー》の効果発動、デッキの《マッシブ・ウォリアー》を特殊召喚。これでターン終了だ」
マッシブ・ウォリアー
効果モンスター
星2/地属性/戦士族/攻 600/守1200
このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
コナミ
LP4000
手札 4
モンスター ロード・ウォリアー(攻)
マッシブ・ウォリアー(守)
魔法・罠 なし
2ターン目:ダークネスゆま
「我のターン、速攻魔法《手札断殺》を発動。互いに手札を2枚捨て、カードを2枚引く」
手札断殺
速攻魔法
お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送る。
その後、それぞれ自分のデッキからカードを2枚ドローする。
俺が捨てたカードは《シールド・ウィング》と《ソニック・ウォリアー》、ゆまは何を捨てたのか……
「《V・HERO ヴァイオン》を召喚。このカードの効果でデッキの《V・HERO インクリース》を墓地へ送る」
V・HERO ヴァイオン(未OCGカード)
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1200
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分のデッキからレベル4以下の「V・HERO」と名のついたモンスター1体を墓地に送る。
「カードを1枚伏せターン終了だ」
ダークネスゆま
LP4000
手札 3
モンスター V・HERO ヴァイオン(攻)
魔法・罠 セット×1
3ターン目:コナミ
「俺のターン、《ロード・ウォリアー》の効果でデッキの《スピード・ウォリアー》を守備表示で特殊召喚。バトルだ、《ロード・ウォリアー》で《V・HERO ヴァイオン》を攻撃」
「く!」
ダークネスゆまLP4000→2000
「罠カード《ダメージ・ワクチンΩMAX》を発動受けたダメージ分ライフを回復する」
ダメージ・ワクチンΩMAX
通常罠
自分が戦闘またはカードの効果によってダメージを受けた時に発動する事ができる。
自分が受けたそのダメージの数値分だけ自分のライフポイントを回復する。
「さらに我がダメージを受けたことで《V・HERO インクリース》《V・HERO マルティプリ・ガイ》《V・HERO ミニマム・レイ》を永続魔法として場に戻す」
墓地のカードが明らかに多い、あの2体は《手札断殺》で捨てたカードか。
「カードを1枚伏せターン終了だ」
コナミ
LP4000
手札 4
モンスター ロード・ウォリアー(攻)
マッシブ・ウォリアー(守)
スピード・ウォリアー(守)
魔法・罠 セット×1
4ターン目:ダークネスゆま
「魔法カード《幻影解放》を発動。この効果で《V・HERO インクリース》を特殊召喚」
幻影解放(未OCGカード)
通常魔法
自分の魔法&罠カードゾーンに存在する
「V・HERO」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
V・HERO インクリース(未OCGカード)
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 900/守1100
自分が戦闘またはカードの効果によってダメージを受けた時、
墓地に存在するこのカードを永続魔法カード扱いとして
自分の魔法&罠カードゾーンに表側表示で置く事ができる。
自分フィールド上に存在する「V・HERO」と名のついた
モンスター1体を墓地へ送った場合に魔法&罠カードゾーンに存在する
このカードを特殊召喚する事ができる。
このカードが魔法&罠カードゾーンからの特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから「V・HERO」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
「《V・HERO インクリース》の効果でデッキより2体目の《V・HERO インクリース》を特殊召喚。この2体を生贄に《V・HERO ウィッチ・レイド》を召喚」
V・HERO ウィッチ・レイド(未OCGカード)
効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2700/守1900
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
「《V・HERO ウィッチ・レイド》の効果で伏せカードを破壊する」
「なら伏せカード《奇跡の軌跡》をチェーン発動。《ロード・ウォリアー》の攻撃力を1000上げ、代わりにゆまはカードを1枚ドローする」
《ロード・ウォリアー》 ATK3000→4000
「手札より魔法カード《幻影融合》を発動!」
幻影融合(未OCGカード)
通常魔法
自分の魔法&罠カードゾーンから、融合モンスターカードによって決められた
「V・HERO」と名のついた融合素材を墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
「永続魔法として存在する《V・HERO マルティプリ・ガイ》と《V・HERO ミニマム・レイ》を素材とし《V・HERO アドレイション》を融合召喚!」
V・HERO アドレイション
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2800/守2100
「HERO」と名のついたモンスター×2
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体と、
このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「HERO」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択した相手モンスターの攻撃力・守備力は
エンドフェイズ時まで、選択した自分のモンスターの攻撃力分ダウンする。
「《V・HERO アドレイション》の効果発動。《ロード・ウォリアー》の攻撃力を《V・HERO ウィッチ・レイド》の攻撃力分下げる」
《ロード・ウォリアー》 ATK4000→1300
「バトル!《V・HERO アドレイション》で《ロード・ウォリアー》を攻撃!」
「うわぁ!」
コナミLP4000→2500
「《V・HERO ウィッチ・レイド》で《スピード・ウォリアー》を攻撃。カードを1枚伏せターン終了だ」
ダークネスゆま
LP4000
手札 1
モンスター V・HERO アドレイション(攻)
V・HERO ウィッチ・レイド(攻)
魔法・罠 セット×1
5ターン目:コナミ
「俺のターン、《デブリ・ドラゴン》を召喚。効果で《手札断殺》により墓地に送った《シールド・ウィング》を特殊召喚。
レベル2の《マシップ・ウォリアー》と効果でレベル2の《シールド・ウィング》に、レベル4の《デブリ・ドラゴン》をチューニング!」
☆4+☆2+☆2=☆8
「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、《スターダスト・ドラゴン》」
「来たか、貴様の切り札となる竜」
「カードを1枚伏せターン終了だ」
コナミ
LP2500
手札 3
モンスター スターダスト・ドラゴン(攻)
魔法・罠 セット×1
6ターン目:ダークネスゆま
「我のターン、《V・HERO アドレイション》の効果で《V・HERO ウィッチ・レイド》の攻撃力分《スターダスト・ドラゴン》の攻撃力を下げる」
《スターダスト・ドラゴン》 ATK2500→0
「バトルだ、《V・HERO アドレイション》で《スターダスト・ドラゴン》を攻撃!」
「カウンター罠《攻撃の無力化》を発動。攻撃を無効にしバトルを終了させる」
「つまらぬ手で防がれたか。カードを1枚伏せターン終了だ。エンドフェイズに《スターダスト・ドラゴン》の攻撃力は元に戻る」
《スターダスト・ドラゴン》 ATK0→2500
ダークネスゆま
LP4000
手札 1
モンスター V・HERO アドレイション(攻)
V・HERO ウィッチ・レイド(攻)
魔法・罠 セット×2
7ターン目:コナミ
「俺のターン、魔法カード《破天荒な風》を発動。《スターダスト・ドラゴン》の攻撃力を1000アップさせる」
破天荒な風
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力・守備力は、
次の自分のスタンバイフェイズ時まで1000ポイントアップする。
《スターダスト・ドラゴン》 ATK2500→3500
「バトル《スターダスト・ドラゴン》で《V・HERO アドレイション》を攻撃」
ダークネスゆまLP4000→3300
「くっ、我がダメージを受けたことで墓地の《V・HERO インクリース》2体を永続魔法として場に戻す」
「カードを2枚伏せターン終了だ」
コナミ
LP2500
手札 1
モンスター スターダスト・ドラゴン(攻)
魔法・罠 セット×2
8ターン目:ダークネスゆま
「我のターン、永続罠《リビングデッドの呼び声》を発動《V・HERO アドレイション》を特殊召喚する」
リビングデッドの呼び声
永続罠
自分の墓地のモンスター1体を選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。
「そして《V・HERO アドレイション》の効果を発動!」
「そうはいかない、手札の《エフェクト・ヴェーラー》を墓地に送り、効果を無効にする」
エフェクト・ヴェーラー
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする。
この効果は相手のメインフェイズ時にのみ発動できる。
「ならば《V・HERO グラビート》を召喚」
V・HERO グラビート
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻 500/守2000
自分フィールド上に存在するこのカードをリリースして発動する。
自分フィールド上の魔法&罠カードゾーンに存在する
「V・HERO」と名のついたモンスター2体を特殊召喚する。
「このカードを生贄に《V・HERO インクリース》2体を特殊召喚。《V・HERO インクリース》の効果によりデッキの《V・HERO ボイズナー》を特殊召喚」
V・HERO ボイズナー
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 800/守 700
自分が戦闘またはカードの効果によってダメージを受けた時、
墓地に存在するこのカードを永続魔法カード扱いとして
自分の魔法&罠カードゾーンに表側表示で置く事ができる。
自分フィールド上に存在する「V・HERO」と名のついたモンスター1体を
墓地へ送った場合に魔法&罠カードゾーンに存在するこのカードを特殊召喚する事ができる。
このカードが魔法&罠カードゾーンからの特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上に存在するモンスター1体の攻撃力・守備力を半分にする。
「そして魔法カード《融合》を発動。《V・HERO インクリース》2体と《V・HERO ボイズナー》を素材とする。見るがいい、我に力を与えた闇の力の象徴《V・HERO トリニティー》!」
V・HERO トリニティー
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター×3
このカードが融合召喚に成功したターン、
このカードの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
融合召喚に成功したこのカードは、
1度のバトルフェイズ中に3回攻撃する事ができる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
「《HERO》3体融合だと」
「《V・HERO トリニティー》は融合されたターン、攻撃力が倍となる」
《V・HERO トリニティー》 ATK2500→5000
「攻撃力5000か…」
「バトルだ《V・HERO トリニティー》で《スターダスト・ドラゴン》を攻撃!」
「リバースカード発動《ハーフ・アンブレイク》これで《スターダスト・ドラゴン》の戦闘破壊を無効にし、ダメージを半減させる」
ハーフ・アンブレイク
通常罠
フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは戦闘では破壊されず、
そのモンスターの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは半分になる。
コナミLP2500→1750
「ぐぅ…これでこのターンの攻撃は終わりだ」
「まだだ、《V・HERO トリニティー》は1度のバトルフェイズ中に3回攻撃する事ができる!」
「なんだと」
「《V・HERO トリニティー》で《スターダスト・ドラゴン》を2回攻撃!」
「うわぁぁ!」
コナミLP1750→1000→250
「どうやらこのデュエルの終焉も近いようだな。これでターン終了だ」
ダークネスゆま
LP3300
手札 0
モンスター V・HERO トリニティー(攻)
V・HERO アドレイション(攻)
V・HERO ウィッチ・レイド(攻)
魔法・罠 なし
9ターン目:コナミ
「俺のターン……」
《V・HERO トリニティー》は今のゆまを象徴するカード…あのモンスターを倒せばゆまは戻るかもしれない。だが今の俺では相打ちが精一杯だ、
あそこまで深い闇を相打ちレベルでは解放できないかもしれない……
英雄のデッキよ、もう1度だけ俺に力を貸してくれ、大事な仲間を救うだけの力を!
「な、なんだ!」
「この光は…」
俺のデッキがあの時と同様赤く輝きだした。
「行くぞ、ドロー!」
来てくれたか!
「《救世竜 セイヴァー・ドラゴン》を召喚」
救世竜 セイヴァー・ドラゴン
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードをシンクロ素材とする場合、
「セイヴァー」と名のついたモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
「そして永続罠《エンジェル・リフト》を発動。墓地の《チューニング・サポーター》を特殊召喚。
レベル8の《スターダスト・ドラゴン》とレベル1の《チューニング・サポーター》にレベル1の《救世竜 セイヴァー・ドラゴン》をチューニング」
☆1+☆1+☆8=☆10
「集いし星の輝きが、新たな奇跡を照らし出す。光さす道となれ!シンクロ召喚!光来せよ、《セイヴァー・スター・ドラゴン》!」
セイヴァー・スター・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3800/守3000
「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」+「スターダスト・ドラゴン」
+チューナー以外のモンスター1体
相手が魔法・罠・効果モンスターの効果を発動した時、
このカードをリリースする事でその発動を無効にし、
相手フィールド上のカードを全て破壊する。
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
その効果をエンドフェイズ時まで無効にできる。
また、この効果で無効にしたモンスターに記された効果を、
このターンこのカードの効果として1度だけ発動できる。
エンドフェイズ時、このカードをエクストラデッキに戻し、
自分の墓地の「スターダスト・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
「《チューニング・サポーター》の効果で1枚ドロー。俺が引いたのは魔法カード《精神操作》これを発動。《V・HERO ウィッチ・レイド》のコントロールを得る」
精神操作
通常魔法
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスターのコントロールを得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できず、リリースする事もできない。
「《セイヴァー・スター・ドラゴン》の効果発動。《V・HERO アドレイション》の効果を無効にし、その効果をこのカードの効果として使用できる」
「モンスターのみならず効果までも奪うだと!」
「《セイヴァー・スター・ドラゴン》の効果で《V・HERO ウィッチ・レイド》の攻撃力分《V・HERO トリニティー》を攻撃力を下げる」
《V・HERO トリニティー》 ATK2500→0
「馬鹿な、我の切り札が!」
「今、解放するよ!《セイヴァー・スター・ドラゴン》で《V・HERO トリニティー》を攻撃!」
「うわぁぁぁ!」
ダークネスゆまLP3300→0
Win コナミ
「コ…ナミさん……」
「ゆま!」
「私は……いったい……」
「…かえって来てくれたか」
「はうぅ!え、えっとコナミさん!」
思わずゆまを抱きしめてしまった。
「あ、ああごめん」
「いえ…その、大丈夫です。むしろちょっと嬉し…じゃなくてですね」
「えっと、とりあえず落ち着いて」
「は、はい。ひっ、ひっ、ふー」
「なぜラマーズ法?」
「はい、落ち着きました」
「そうか……ゆまはこうなる前の事をどこまで覚えているんだ?」
「私は……確かあのデュエルの最中に声が聞こえて、そしたら『今なら誰にも負ける気がしねぇ』ってアブナイ気持ちになってしまって、ふぅっと意識が…」
「そうか……」
「でも…私ずっと心の中で、助けを求めていた気がします、何も見えない真っ暗な闇の中でずっと……だから…本当にありがとうございます!」
「ああ……」
『いい雰囲気のところ悪いんだが、闇のデュエルの敗者はどうなるんだっけか?』
「なっ!?」
突然の声に振り向くとあの影がいた。
「貴様いつの間に」
『ずっといたぜ、見つからないようにしてたがな。それよりも、闇のデュエルの敗者は罰を受ける、忘れてないだろうな!』
奴がそう言うと部屋全体の闇がゆまに襲いかかってきた。
「きゃぁぁぁ!なんですか!」
「ゆま!」
何とかゆまの腕を掴むが、闇が俺にまで襲いかかってきた。
「だめ、ですコナミさん…このままじゃコナミさんまで」
「だからと言って離すわけにはいかないだろ!」
「でも……ごめんなさい!」
そう言ってゆまはもう片方の手でカードを引き、俺の腕に突き刺した。
「つっ!」
急な痛みに思わず手を放してしまった。
「きゃぁぁぁ!」
その直後一気に闇はゆまを飲み込んだ。
「ゆま……」
『あーあ、あいつはいい感じになじんでいたんだけどなぁ』
「貴様、ゆままでをも!」
『あいつを倒したのはおまえだろ、俺に何か言うのは逆恨みだぜ』
「お前がカードを撒いたりしなければことは起きなかった…お前とは言葉を交わしても埒が明かない、俺とデュエルしろ」
『ククク受けてやりたいところだが、俺の分身にダークネスゆま、立て続けに闇のデュエルをしたお前から得られるエネルギーなんざたかが知れてる』
確かに今の俺の状態では完全なデュエルはできないかもしれない…
『このままお前を処理するのもありだが、ダークネスゆまに勝ったほどのデュエりストとのデュエルなら、一気にエナジーも溜まるだろうしな』
「そんなのはお前の都合だろ」
『良いから今は見逃してやるからせいぜいおねんねしてな!』
そう言って奴は黒い渦となり攻撃してきた。
「がぁ!」
奴の言う通り連続の闇のデュエルで疲労の溜まっていた俺はそれをかわせず倒れてしまった。