禁止カード
《イレカエル》
《ヴィクトリー・ドラゴン》
《混沌帝龍 -終焉の使者-》
《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》
《キラー・スネーク》
《黒き森のウィッチ》
《混沌の黒魔術師》
《サイバーポッド》
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》
《処刑人-マキュラ》
《聖なる魔術師》
《月読命》
《デビル・フランケン》
《同族感染ウィルス》
《ファイバーポッド》
《魔導サイエンティスト》
《八汰烏》
《悪夢の蜃気楼》
《いたずら好きな双子悪魔》
《王家の神殿》
《押収》
《苦渋の選択》
《強引な番兵》
《強奪》
《強欲な壺》
《心変わり》
《サンダー・ボルト》
《蝶の短剣-エルマ》
《天使の施し》
《ハーピィの羽根帚》
《早すぎた埋葬》
《ブラック・ホール》
《マスドライバー》
《突然変異》
《遺言状》
《王宮の勅命》
《現世と冥界の逆転》
《第六感》
《刻の封印》
《破壊輪》
《ラストバトル!》
制限カード
《異次元の女戦士》
《E・HERO エアーマン》
《オネスト》
《カードガンナー》
《カオス・ソーサラー》
《剣闘獣ベストロウリィ》
《クリッター》
《スナイプストーカー》
《ダーク・アームド・ドラゴン》
《魂を削る死霊》
《ダンディライオン》
《深淵の暗殺者》
《マシュマロン》
《魔導戦士 ブレイカー》
《冥府の使者ゴーズ》
《馬頭鬼》
《メタモルポット》
《黄泉ガエル》
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》
《ローンファイア・ブロッサム》
《大嵐》
《オーバーロード・フュージョン》
《巨大化》
《高等儀式術》
《サイクロン》
《地砕き》
《次元融合》
《死者蘇生》
《地割れ》
《スケープ・ゴート》
《生還の宝札》
《洗脳-ブレインコントロール》
《増援》
《団結の力》
《手札抹殺》
《ハリケーン》
《光の護封剣》
《未来融合-フューチャー・フュージョン》
《名推理》
《モンスターゲート》
《リミッター解除》
《レベル制限B地区》
《異次元からの帰還》
《神の警告》
《神の宣告》
《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》
《激流葬》
《死のデッキ破壊ウイルス》
《聖なるバリア -ミラーフォース-》
《ダスト・シュート》
《停戦協定》
《転生の予言》
《光の護封壁》
《魔法の筒》
準制限カード
《召喚僧サモンプリースト》
《大天使クリスティア》
《D-HERO ディアボリックガイ》
《トラゴエディア》
《ライオウ》
《輪廻天狗》
《王家の生け贄》
《連鎖爆撃》
《ヒーローアライブ》
《魔法石の採掘》
《王宮の弾圧》
《血の代償》
《奈落の落とし穴》
レッド寮生活初日、出されたメニューに俺以外の誰もが絶句した。それは近頃の小学生の給食でも、もっと良い物が並ぶであろう品揃えだったらしい。“らしい”というのは単純に俺が近頃の小学生の給食のメニューを知らないだけだ。
他の奴がそう言ってたからこの表現を使わせてもらった。そして他の寮からは明らかに御馳走であろう匂いが漂っていた。
最も、その日食べるものにも困る生活をしていた俺としては充分なメニューなのだが。
他の寮がいまだに盛り上がっている中、俺は寮を抜け出し海辺を散歩していた。
少し歩くと、ピンクの髪の見覚えのある女子生徒を見つけた。ツァン・ディレだったけ?せっかくだから声をかけてみるか。
「やっほー」
「……」
……やっほー、は無かったか。さっきも言ったが、俺は人見知りではないが若干コミュ症なところが否めないからな。
こういう時、なんて言えばいいかわからない。世の中笑えばどうとでもなるようになればいいのに。
「何か用」
第一声から進まない俺をジト目で見ながらツァンが言ってきた。
「えっと、ブルー寮はまだ歓迎会の途中じゃないか?」
「僕ああいう雰囲気嫌いなんだよね」
「あー、なんとなくわかるよ」
「キミ、龍牙教官の本物のデッキに勝ったデュエリストだよね」
「ああ、そうみたいだが」
「なんでオシリスレッドにいるの?」
ああ、やっぱりみんなその質問するよね。
「……まあ色々あるんだよ、色々と」
「ふーん、まあ僕にはどうでもいいことだけど。でも、ちょっとは気になるかなって思ったから聞いてみただけ」
回りくどい子だな、正直ちょっと面倒くさい。
「あら、私はすごく気になるけど」
突然耳元で艶かしい女性の声がしてきた。まあすぐ誰かはわかったけど。
「藤原か。お前もツァンと同じで抜け出した口か」
そういや本当は出たくないとか嘆いてたしな。
「ええ、周りのボウヤ達は自慢話しかしないし、強い子に取り入ろうとするみじめな子も山のようにいるのよ」
「なるほど、社会を生き抜くには悪くない選択だが、上に立つ気はない臆病者の選択だな」
「そ・れ・よ・り・も」
「?」
「なんでツァンは名前で呼ぶのに私は藤原なのかしら?」
「別い深い意味はないよ」
だってディレって呼びにくいじゃん。
「私のことは雪乃と呼んで頂戴」
「…わかったよ、雪乃」
「ふふ、それでいいのよボウヤ」
「ちょ、ちょっと!何僕を無視して話進めてるのよ!」
「あら?嫉妬かしら?」
「そ、そんなんじゃないわよ!た、ただ僕と話してたのに、突然違う女の子と話したのが気に入らないだけなんだから」
それ、嫉妬っていうんじゃ。
「それよりも、覚えているわよね、昼間の件」
昼間…ああ、シンクロモンスターについて話すってやつか。
「あー、そう言えば約束したっけな」
「ちょ、言ってるそばから僕を置いてきぼりにしないでよ!何の話よそれ! 」
「あら、あなたには関係のないことよ。私とボウヤの秘め事なのだから」
「ひ、秘め事って!」
にぎやかな奴らだ。雪乃の回りくどい言い方のせいでツァンは紅くなってるし。
「シンクロ召喚について話すだけだよ」
「な、なんだそう言うことか」
「もう、あっさりばらすんだから。口の軽い男は嫌われるわよ」
「結構ですよ。さて、と言ってもどう説明していいか」
プロローグでも言ったが人に物事を説明することなど今までなかったからな。
「百聞は一見にしかず」
「「え?」」
「2人のどっちか俺とデュエルしないか?口で言うより見た方がわかりやすいだろ」
「ふふ、いいわよ。私が相手をしてあげるわ」
「ちょっとまってよ、こいつは僕にも声をかけたんだから僕だってデュエルする権利があるんだよ!」
やれやれ、相手を決めるだけだというのに、俺はあきれながらポケットからコインを取り出した。
「コイントス。あたった方が俺とデュエルするってことで」
そう言って俺はコインを投げた。
「どっち?」
「裏」
「ツァンは?」
「表しか残ってないじゃん」
手をどけると、コインは表だった。
「あら残念。仕方ないから今回はツァンに譲るわ。今はこのデュエルをたっぷりと傍観させてもらうわ」
そう言って雪乃は少し離れた場所に移動した。
「それじゃあはじめようか」
「う、うん。よろしく……」
「「デュエル」」
「よーし、僕のターン。フィールド魔法発動《六武院》」
六武院
フィールド魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを1つ置く。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターの攻撃力は、
このカードに乗っている武士道カウンターの数×100ポイントダウンする。
「来て!《六武衆-イロウ》を召喚。《六武衆》が召喚されたから《六武院》に武士カウンターが1つ乗るよ」
六武衆-イロウ
効果モンスター
☆4/闇属性/戦士族/攻1700/守1200
自分フィールド上に「六武衆-イロウ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在し、
このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。
「カードを1枚伏せてターンエンド」
ツァン
LP4000
手札 3
モンスター 六武衆-イロウ(攻)
魔法・罠 六武院
セット×1
2ターン目:コナミ
「俺のターン、魔法カード《調律》発動」
調律
通常魔法
自分のデッキから「シンクロン」と名のついたチューナー1体を
手札に加えてデッキをシャッフルする。
その後、自分のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。
「《ジャンク・シンクロン》を手札に加え、デッキトップのカードを墓地に送る」
墓地に落ちたのは《ソニック・ウォリアー》だった。
「《ジャンク・シンクロン》を召喚。効果で《ソニック・ウォリアー》を特殊召喚」
ソニック・ウォリアー
効果モンスター
☆2/風属性/戦士族/攻1000/守 0
このカードが墓地へ送られた時、
自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル2以下のモンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
「くるの……」
「ああ、さっそく見せてやるよ。レベル2の《ソニック・ウォリアー》に、レベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング!」
☆3+☆2=☆5
「大地の痛みを知る戦士よ、その健在を示せ!シンクロ召喚!傷だらけの戦士《スカー・ウォリアー》」
スカー・ウォリアー
シンクロ・効果モンスター
☆5/地属性/戦士族/攻2100/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は表側表示で存在する他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択する事はできない。
また、このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
「《スカー・ウォリアー》!?」
「この前見たときとは違うモンスターね」
「で、でも《六武院》の効果で君のモンスターは武士カウンターの数×100ポイント攻撃力が下がるよ」
《スカー・ウォリアー》 ATK2100→2000
「《スカー・ウォリアー》で《六武衆-イロウ》を攻撃」
ツァンLP4000→3700
「軽っ!罠カード発動《紫炎の計略》自分フィールドの《六武衆》と名のついたモンスターが戦闘で破壊された時、手札から《六武衆》を2体まで特殊召喚する」
紫炎の計略
通常罠
自分フィールド上に存在する「六武衆」と名のついたモンスターが
戦闘によって破壊された場合に発動する事ができる。
手札から「六武衆」と名のついたモンスターを2体まで特殊召喚する。
「よろしくね《六武衆-ザンジ》と《六武衆-カモン》を特殊召喚」
六武衆-ザンジ
効果モンスター
☆4/光属性/戦士族/攻1800/守1300
自分フィールド上に「六武衆-ザンジ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードが攻撃したモンスターをダメージステップ終了時に破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。
六武衆-カモン
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1500/守1000
自分フィールド上に「六武衆-カモン」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃宣言できない。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。
「《六武衆》が召喚されたから《六武院》に武士道カウンターが1つ乗るよ」
《スカー・ウォリアー》 ATK2000→1900
「俺はカードを3枚伏せてターン終了だ」
コナミ
LP4000
手札 2
モンスター スカー・ウォリアー(攻)
魔法・罠 セット×3
3ターン目:ツァン
「僕のターン、びっくりするよー!手札の《大将軍 紫炎》を特殊召喚。このカードは自分フィールドに《六武衆》と名のついたモンスターが2体以上存在するとき、手札から特殊召喚できる」
大将軍 紫炎
効果モンスター
☆7/炎属性/戦士族/攻2500/守2400
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが
2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は1ターンに1度しか魔法・罠カードを発動できない。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりに自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。
リリース、もとい生け贄なしで最上級モンスターを。
「僕の切り札が出た以上、シンクロモンスターだって関係ないよ。さらに装備魔法《漆黒の名馬》を《六武衆-ザンジ》に装備」
漆黒の名馬
装備魔法
「六武衆」と名のついたモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力と守備力は200ポイントアップする。
装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
「装備モンスターの攻撃力を200ポイントアップさせるよ」
《六武衆-ザンジ》 ATK1800→2000
「バトル!このー!《六武衆-ザンジ》で《スカー・ウォリアー》を攻撃!」
コナミLP4000→3900
「《スカー・ウォリアー》は1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない」
「この瞬間《六武衆-ザンジ》の効果発動。このカードが攻撃したモンスターをダメージステップ終了時に破壊する」
「破壊できなかった時の対策もしてあるとは。やるね」
「あ、あんたに褒められたってちっとも嬉しくないんだから!《大将軍 紫炎》でプレイヤーに直接攻撃!」
「罠カード発動《くず鉄のかかし》相手モンスター1体の攻撃を無効にする。さらにこのカードは発動後も墓地へはいかない」
くず鉄のかかし
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体の攻撃を無効にする。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。
「まだまだ、《六武衆-カモン》でプレイヤーに直接攻撃!」
「リバースカード発動」
……しかし、発動しなかった。
「?」
なぜだ。まさかこの間のデュエルで龍牙にやられた影響が残って、
「無駄だよ《大将軍 紫炎》の効果で相手は1ターンに1枚しか、魔法・罠カードを発動できない」
なんだそうだったか。故障ではなかったか。
コナミLP3900→2400
「これでターンエンドだよ」
ツァン
LP3700
手札 0
モンスター 大将軍 紫炎(攻)
六武衆-ザンジ(攻)
六武衆-カモン(攻)
魔法・罠 六武院
漆黒の名馬→六武衆-ザンジ
side雪乃
《大将軍 紫炎》が出た以上この後はかなりツァンが有利に進むわね。シンクロモンスターも倒されたし。
4ターン目:コナミ
「俺のターン、チューナーモンスター《クイック・スパナイト》を召喚」
クイック・スパナイト
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻1000/守 800
このカードがシンクロモンスターのシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、
相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体の攻撃力は500ポイントダウンする。
「またチューナーモンスター……」
やっぱりシンクロモンスターは1体じゃなかったのね…
「そして永続罠《血の代償》を発動。ライフを500払うことで、モンスターを召喚できる」
血の代償
永続罠
500ライフポイントを払う事で、モンスター1体を通常召喚する。
この効果は自分のメインフェイズ時及び
相手のバトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。
「ライフを500払い《ダッシュ・ウォリアー》を召喚」
コナミ LP2400→1900
ダッシュ・ウォリアー
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 600/守1200
このカードが攻撃する場合、ダメージステップの間
このカードの攻撃力は1200ポイントアップする。
また2体のモンスターが揃ったわね。今度は何を見せてくれるのかしら。
「レベル3の《ダッシュ・ウォリアー》に、レベル3の《クイック・スパナイト》をチューニング!」
☆3+☆3=☆6
「事象の地平より推参せよ!重力の闘士!《グラヴィティ・ウォリアー》」
グラヴィティ・ウォリアー
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2100/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、このカードの攻撃力は
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターの数×300ポイントアップする。
1ターンに1度、相手のバトルフェイズ時に相手フィールド上に
守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にする。
このターンそのモンスターが攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
また別のシンクロモンスターを、でも《大将軍 紫炎》の方が攻撃力は上ね、さてここから何をしてくれるのかしら?
「またしても…そんなモンスターを出したところで《大将軍 紫炎》にはかなわないよ。しかも《六武院》の効果で攻撃力は下がる」
《グラヴィティ・ウォリアー》 ATK2100→1900
「《グラヴィティ・ウォリアー》の効果発動。このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールドのモンスターカードの数×300ポイント攻撃力はアップする。
ツァンのフィールドのモンスターは3体。よって攻撃力900ポイントアップ」
《グラヴィティ・ウォリアー》 ATK1900→2800
「《大将軍 紫炎》攻撃力を上回ったわね」
「くぅぅ」
「さらに《クイック・スパナイト》の効果発動。このカードがシンクロ素材として墓地へ行ったとき、相手モンスター1体の攻撃力を500下げる。対象は《大将軍 紫炎》だ」
《大将軍 紫炎》 ATK2500→2000
さらに《大将軍 紫炎》の攻撃力を下げるなんて、容赦ないわね。
「《グラヴィティ・ウォリアー》で《大将軍 紫炎》を攻撃」
ツァンLP3700→2900
「ぐぅぅ、負ける、もんか《大将軍 紫炎》は破壊されるとき、代わりに自分フィールドのほかの《六武衆》を破壊できる。《六武衆-カモン》を代わりに破壊」
「やっぱ切り札はそう簡単に倒せないか。カードを1枚伏せターン終了」
コナミ
LP1900
手札 0
モンスター グラヴィティ・ウォリアー(攻)
魔法・罠 血の代償
セット×4
5ターン目:ツァン
「僕のターン、この子で《六武衆-ヤイチ》を召喚。《六武衆》が召喚されたから《六武院》に武士道カウンターが1つ乗るよ」
六武衆-ヤイチ
効果モンスター
☆3/水属性/戦士族/攻1300/守 800
自分フィールド上に「六武衆-ヤイチ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
1ターンに1度、フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃宣言できない。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。
「えい!《六武衆-ヤイチ》の効果発動。自分フィールドに他の《六武衆》が存在するとき、1ターンに1度、フィールドにセットされた魔法・罠1枚を破壊できる」
ボウヤの《くず鉄のかかし》が破壊された、これで1回の攻撃を毎ターン防ぐことはできないわね。
「いくよ、《六武衆-ザンジ》で《グラヴィティ・ウォリアー》を攻撃」
「攻撃力の低い《六武衆-ザンジ》で攻撃、効果破壊が目的か」
ツァンLP2900→2100
「くっ、い、痛くないよ《漆黒の名馬》の効果発動。装備モンスターが破壊される時、代わりにこのカードを破壊できる。《六武衆-ザンジ》の効果で《グラヴィティ・ウォリアー》を破壊」
《六武衆-ザンジ》 ATK2000→1800
「お情け無用!《大将軍 紫炎》でプレイヤーに直接攻撃!」
「罠カード発動《スピリット・フォース》発動。戦闘ダメージを0にし、墓地から攻撃力1500以下の戦士族モンスター1体を手札に戻す。《ジャンク・シンクロン》を手札に戻す」
スピリット・フォース
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
その後、自分の墓地に存在する守備力1500以下の
戦士族チューナー1体を手札に加える事ができる。
「また通らなかった……《六武衆-ヤイチ》は効果を使ったターン攻撃できない。ターンエンド」
チューナーモンスターを手札に加えた…もしかして、また見れるのかしら。
ツァン
LP2100
手札 0
モンスター 大将軍 紫炎(攻)
六武衆-ザンジ(攻)
六武衆-ヤイチ(攻)
魔法・罠 六武院
sideコナミ
6ターン目:コナミ
「俺のターン、どうやらこのターンで終わりにできそうだ」
コナミ
LP1900
手札 2
モンスター なし
魔法・罠 血の代償
セット×1
「な、何を言ってるの」
「この状況から逆転……いったいどんなことを」
俺の勝利宣言に2人とも驚いてるようだ。まあこの状況なら無理もない。
「《ジャンク・シンクロン》を召喚。効果で《ソニック・ウォリアー》を特殊召喚。さらに《血の代償》の効果で《スピード・ウォリアー》召喚」
スピード・ウォリアー
効果モンスター
☆2/風属性/戦士族/攻 900/守 400
このカードの召喚に成功したターンの
バトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。
このカードの元々の攻撃力はバトルフェイズ終了時まで倍になる。
コナミLP1900→1400
《スピード・ウォリアー》 ATK900→600
「バトル、《スピード・ウォリアー》で《六武衆-ヤイチ》を攻撃」
「《六武衆-ヤイチ》より攻撃力の低いモンスターで攻撃!?」
「《スピード・ウォリアー》は召喚に成功したターンのバトルフェイズ時、このカードの元々の攻撃力はバトルフェイズ終了時まで倍になる」
《スピード・ウォリアー》 ATK600→1500
ツァンLP2100→1900
「きゃっ、そんなもの!それだけじゃ僕をこのターンでは倒せないよ!」
「ああ、わかってる。罠カード発動《緊急同調》バトルフェイズ中に、フィールドのモンスターでシンクロ召喚できる」
「バトルフェイズ中にシンクロ召喚!」
☆3+☆2=☆5
「集いし星が新たな力を呼び起こす。光さす道となれ!シンクロ召喚!いでよ、《ジャンク・ウォリアー》!」
ジャンク・ウォリアー
シンクロ・効果モンスター
☆5/闇属性/戦士族/攻2300/守1300
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
このカードの攻撃力は自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル2以下のモンスターの攻撃力の合計分アップする。
「そしてジャンク・ウォリアーの効果発動。召喚に成功した時、自分のフィールド上にいるレベル2以下のモンスターの攻撃力の分だけ攻撃力がアップする。さらにその効果にチェーンして《ソニック・ウォリアー》の効果発動。
このカードが墓地に送られたとき、自分フィールドのレベル2以下のモンスターの攻撃力を500アップさせる」
《スピード・ウォリアー》 ATK1500→2000
「これでフィールドのレベル2以下のモンスターは攻撃力2000の《スピード・ウォリアー》1体。よって攻撃力2000アップ」
《ジャンク・ウォリアー》 ATK2300→2000→4000
「攻撃力4000!」
「これで終わりだ。《ジャンク・ウォリアー》で《大将軍 紫炎》を攻撃」
「きゃあぁぁぁぁ!」
ツァンLP1900→0
Winコナミ
「負け、ちゃった……」
「いいデュエルだったよ」
デュエルに負け座り込むツァンに手を差し伸べて言った。
「え、あ、うん、ありがとう」
ツァンは俺の手を取って立ち上がった。
「いい雰囲気なところ悪いんだけど」
「ん?」
雪乃が2人を遮るように入ってきた。
「ああ、シンクロ召喚についてはわかった?」
「ええ、おかげさまで」
「むぅぅ……」
「さて、もうこんな時間か、そろそろ夜時間になっちまうな。2人も寮に戻った方がいいんじゃないか?」
「そうね。名残惜しいけど帰ることにするわ。じゃあね、私のかわいいボウヤ」
「ボウヤじゃないよ。ツァンもまたな」
「う、うん。じゃあね」
2人を見送った後、俺も寮に帰った。
入学初日はわりと平和に終わったとみていいだろう。
こんな日々が続けばいいが、そうはいかないんだろうな。
まあいまはこの束の間の平和を楽しむとしますか。