なるべくもう少し早い更新を志すので今後もよろしくお願いします。
sideコナミ
『ねぇ、凄くない? アタシの名前がついた番組だよ? 題して《DA(デュエルアカデミア)☆カイホウ区!》』
恵のデュエルから数日たった平和な午後、久しぶりに嶺からの電話を受けていた。
「《「DA(デュエルアカデミア)☆カイホウ区》ってデュエルアカデミアが題材なのか?」
『いや、私が現役アカデミア生だから語呂でつけったっぽいよ。アカデミアとあんまり内容関係ないし』
「不憫だな、デュエルアカデミア」
『それよりも、せっかく逐一で報告したのに反応それだけ?』
「まさか、冠番組おめでとう」
『うんうん、その言葉が聞けて私は満足だ!それじゃ必ず見るんだぞ!』
「ああ楽しみにしてるよ、まあ体調崩さない程度に頑張れよ」
『うん、応援ありがとう!じゃあねー!』
「コナミ、随分楽しそうに話してたわね」
電話を終えるといつの間にかいた雪乃が声を掛けてきた。
「ん?そんなに楽しそうだったか?」
「ええ、と言っても私たちの前でも見せる程度の“楽しそう”だったけれど」
「どういう意味?」
「相手は“女”よね」
「まあそうなるな。と言うか会話を聞いてたなら内容から察しが付くだろ、嶺開花だよ」
「それはそうだけれど……嶺開花といつの間にアドレスを?」
「サイン貰ったとき下に書いてあった」
「そんな方法で……」
「しかしあの渡され方、なんか芸能界の裏を知った気がするよ。まああの子に限ってはこんなこと他ではしてないだろうけど」
「あ、いました!コナミ先輩!」
などと話していると1人の女子生徒が俺に向かって来た。確か1年の長谷部遥だったけ。
「どうした?その様子だと俺に様があったようだが?」
「はい、コナミ先輩に渡すものがありまして」
そう言って遥は俺に1枚の便箋を差し出した。
「これは……」
ピンクの便箋にハートのシール……たぶんそういうやつだよな……
「これは長谷部様が書かれた恋文でしょうか?」
「まさかあなたがこんな大胆な行動がとれる子だったなんて……」
なに、これ遥が書いたのか?
「ちぃ、違いますよ!私がそんなもの書くわけないじゃないですか」
「はは、だよねー」
「い、いえ、別にコナミ先輩に魅力がないと言っているわけではなくてですね、私は学生である以上麗華先輩の様に学業に専念したいので、こういう色恋物には手を出すのはと言う考えで……」
「いや、そんな必死に言い訳しないでいいから」
逆になんか悲しくなる。
「つまりこのラブレターはあなたのものじゃないのね」
「はい」
「ではいったいどなたから」
「えっと、同じ1年のジャッカル岬と言う方からなのですが」
「ジャッカル岬……知らないな」
「知らぬ方からも思いを寄せられるとは、さすがはコナミ様」
……そういや紫いつからいた?すごい自然に入ってきたから気づかなかったよ。
「で、どんな子なんだそいつ?」
「そうですね、一言でいえば……素行不良ですかね」
「素行不良……不良なのか?」
「まだここに来てそう時間が経ってませんから断言はできませんが、そう言った点が目立つのは確かですね。すでに授業をよくサボってますし」
まあそれに関しては俺も強く言えなかったりするが。
「でも暴力に訴える感じの他人に大きく迷惑をかける事件は起こしていませんよ!今のところ……」
自分で素行不良と言った子をフォローするとは、ええ子やな。
「コナミ、その子が気になるの?」
「え?まあこんな手紙をもらった以上気にならないと言ったら嘘になるな」
「そう、まあ無理ないわよね」
「わたくしよりも、でございましょうか……」
何か2人のの空気が思いが、最近じゃ珍しくもないか。
「とりあえず、開けるか」
俺は便箋を開封した。中にあったのは手紙が1枚。そこには『一目見た時からお前が気になっていた、本日16時海岸にて待つ』と簡潔に書かれていた。
「随分とざっくりした文章ですね」
「あら、あなた中を見てなかったの?」
「当然です、人様にと託されたものをこっそり覗くなど!」
「なかなかできる女ね」
雪乃は覗いたのか?まあ覗いただろうな。
「というか16時ってもうあんまり時間ないな」
時計を見るとすでに15時半を回っていた。
「まあ無視するのも歯がゆいし、行くだけ行ってみるか」
「そうね、コナミが行きたいというのなら行きましょう」
「行きましょうって、やっぱり付いてくるんだな」
「当然よ」
「わたくしもどのような方か気になりますゆえ」
「えっと、すいませんが、私は委員会が有るので」
「ああ、わかった。届けてくれてありがとな」
「はい、それでは失礼いたします」
そして俺達3人は海岸に向かって歩き始めた。
side岬
オッス、俺はジャッカル岬、デュエルの才能あふれる生徒が多く通うデュエルアカデミアに入ったっていうのに強ーデュエリスとに会えず無為徒食の日々だぜ。
強いデュエリストをどうやって見つけるかって?そりゃ簡単だ、俺は強いデュエリストをいろんな大会やら見てきたがそいつらは全員、斬新奇抜な髪型をしていやがった!
だがここのやつらは全員面白みのねー直截簡明な頭しやがって……だが俺はついに見つけた!
厳密にはそいつがどんな頭しているかはわからねー、何背常に赤い帽子をかぶっていやがるからな。
しかし昨日偶然そいつがデュエルしているのを見かけたが、俺のしらねーモンスターを巧みに使いまわしていた!間違いなくこいつはつえー!きっと帽子の下も奇想天外な髪をしているに決まっている!
そうと決まれば倒行逆施だ!俺はそいつにデュエルを挑むことにした。となるとまずは果たし状だ!だがあいにく持ち合わせがねぇ。仕方ないから買いに行くか。
「すまねー、書状ってここに置いてないか?」
「書状?便箋ならあるけど何に使うんだい?」
購買で要求すると、売り子らしきおばさんが答えてくれた。
「ある男に手紙を出したいんだ」
「男の子に手紙かい?そうかい、まあ春だもんね」
「?」
なんで今季節の話が出やがるんだ?
「よし、それじゃあこの便箋はおばさんからのプレゼントだよ、持っていきな」
「本当か!悪いな」
そういって俺が受け取ったのはピンクの便箋に封をするようのハートのシールだった。なんだか純真可憐で果たし状には不向きな気もするが、ただでもらった物だし文句は言えねーか。
用件だけ簡潔に書いたそれをあいつに渡そうとしたが、こっちから探すと案外見つからねー。仕方ねー、情報を集めるか。なるべく顔の広いやつに聞くべきだろうが、お、ちょうどいいところに。
「おいお前、ちょっといいか!」
「え!わ、私ですか!」
こいつは確かいつも風紀委員長に唯唯諾諾で付いてる、えっと……名前が出てこねーがまあいいか。風紀委員なら顔も広いだろうし。
「お前にちょっと聞きてーことがあるんだけどよ」
「な、なんでしょうか?」
「お前、オシリスレッドで赤い帽子をかぶった男を知らねーか?」
「赤い帽子、コナミ先輩の事でしょうか」
「なんだ知ってんのか!だったら話がはえー、今どこにいるんだ?」
「さ、さあそれはわかりませんが、用事があるのでしたら後で私からお伝えしておきましょうか?」
「そうか、悪いな。じゃあ後でそいつにこれを渡しておいてくれよ」
そう言って俺は果たし状をこいつに渡した。
「は、はいわかりま……って、これは!」
「そんじゃ頼んだぜ!」
sideコナミ
「さて、約束の海岸に来たが、あの灯台に寄りかかってる子がジャッカル岬か?」
「周りにほかの人も見当たりませんゆえそうではないでしょうか」
「こういう手紙を出した子は30分前には来てるものでしょうし、間違いないと思うわ」
「とりあえず、声掛けてくるよ」
俺は灯台に寄りかかっている少女に声をかけた。
「えっと、キミがジャッカル岬、でいいのかな?」
「……赤い帽子の男、間違いない、お前がコナミだな!逃げずによく来たな!」
「え?あ、ああ」
なんだ、この温度差を感じる挨拶?
「あなた本当にラブレターを送ったジャッカル岬なの?」
そんな俺の様子に気づいたのか雪乃が会話に入って聞いてくれた。
「ラブレターだ?俺はそんなもの書いてねーぞ?」
「ではこの恋文は別の方が?」
「ああ、確かにそれは俺が書いた果たし状だ」
はい?果たし状?
「いやだってこの便箋は明らかにそう言う雰囲気じゃ」
「しかたねーだろ、手持ちがそれしかなかったんだよ」
「でも一目見た時からなんて書き方をされっれば普通そう思うわ」
「そうか?まあ手紙なんてあんまかかねーからな、そういうとこもあったかもな」
「なるほど、では恋文はございませんでしたか」
「じゃあなんで俺に果たし状なんて?」
「そりゃ、お前の正体を暴くためさ!」
「俺の正体?」
……どういうことだ、俺の正体……
「コナミの正体?」
「コナミ様の正体とはどういうことでしょうか?」
俺の正体って……こいつまさか!
「お前、いったい何者だ?」
「俺はジャッカル岬!それ以上でもそれ以下でもねぇ!」
……答える気はなしか。だがシンクロを使う恵が俺の前に現れた直後に来たということは……
「とにかくここに来た以上俺からの挑戦を受ける覚悟はできたんだろ!俺とデュエルだ!」
やはり正体を暴くなんて言っている以上、少なからず俺がどういう人間なのか知っているだろうし……引き下がるわけにはいかないか。
「ああ、受けて立つよ」
「そうこなくちゃな!俺が勝ったらお前が隠してる物を全てさらけ出してもらうぜ!」
「ああ良いだろう。ただし俺が勝ったらこのことに関することには今後詮索しないでくれよ」
「ああ、それは約束してやる!」
「なら、行くぞ」
「どっからでもかかって来いや!」
「「デュエル!」」
「俺のターン、《可変機獣 ガンナードラゴン》を召喚」
可変機獣 ガンナードラゴン
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2800/守2000
このカードは生け贄なしで通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。
「最上級モンスターを生贄なしで召喚だと?」
「ああ、こいつは攻撃力を半分にすることで生け贄なしで召喚できるんだよ」
《可変機獣 ガンナードラゴン》 ATK2800→1400
「なるほど、妥協召喚か」
「カードを1枚セット、よし、御終いだ」
岬
LP4000
手札 4
モンスター 可変機獣 ガンナードラゴン(攻)
魔法・罠 セット×1
「俺のターン、《ジャンク・ブレーダー》を召喚。バトル、《可変機獣 ガンナードラゴン》を攻撃」
「待ってたぜ!リバースカード行くんでよろしく!速攻魔法《禁じられた聖杯》!」
禁じられた聖杯
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。
「こいつで《可変機獣 ガンナードラゴン》の効果を無効にし攻撃力を400アップするぜ!」
「ですがまだあの2体のモンスタアは相打ちどまりでございます」
「いいえ、《可変機獣 ガンナードラゴン》は効果で攻撃力が下がっているわ。その効果が無効になるということはその攻撃力も」
「その通りだぜ!攻撃力は元の2800に400アップした3200だぜ!」
《可変機獣 ガンナードラゴン》 ATK1400→3200
「くっ、もう攻撃を止めることはできない……」
コナミLP4000→2600
「これでお前のフィールドはがら空きだな!」
「まだだ、俺のフィールドにモンスターがいないことで《ジャンク・フォワード》を守備表示で特殊召喚。これでターン終了だ」
《可変機獣 ガンナードラゴン》 ATK3200→2800
コナミ
LP2600
手札 4
モンスター ジャンク・フォワード(守)
魔法・罠 なし
「何とかつないだか。俺のターン、《不屈闘士レイレイ》を召喚」
不屈闘士レイレイ
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2300/守 0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。
「さらに装備魔法《愚鈍の斧》を行くんで、よろしく!」
愚鈍の斧
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップし、効果は無効化される。
また、自分のスタンバイフェイズ毎に、
装備モンスターのコントローラーに500ポイントダメージを与える。
「こいつを《不屈闘士レイレイ》に装備、これで効果は無効となるぜ!」
《不屈闘士レイレイ》 ATK2300→3300
「バトルだ、《可変機獣 ガンナードラゴン》で《ジャンク・フォワード》を攻撃!」
「くっ」
「これでお前のフィールドはセットカードもない完全なまっさらだ!《不屈闘士レイレイ》でダイレクトアタック!」
「手札の《ジャンク・ディフェンダー》の効果発動、相手の直接攻撃時に守備表示で特殊召喚できる」
「攻撃対象をそいつに変更だ。くっ、御終いだ」
岬
LP4000
手札 3
モンスター 可変機獣 ガンナードラゴン(攻)
不屈闘士レイレイ(攻)
魔法・罠 愚鈍の斧→(不屈闘士レイレイ)
「俺のターン、魔法カード《調律》を発動。デッキの《ジャンク・シンクロン》を手札に加え、デッキトップのカードを墓地に送る」
墓地に送られたのは《チューニング・サポーター》だった。
「魔法カード《戦士の生還》を発動。墓地の戦士族モンスター《ジャンク・フォワード》を手札に戻す」
戦士の生還
通常魔法
自分の墓地の戦士族モンスター1体を選択して手札に加える。
「効果で《ジャンク・フォワード》を特殊召喚。続けて《ジャンク・シンクロン》を召喚。効果で墓地の《チューニング・サポーター》を特殊召喚。
レベル3の《ジャンク・フォワード》とレベル1の《チューニング・サポーター》にレベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング」
☆3+☆3+☆1=☆7
「集いし怒りが忘我の戦士に鬼神を宿す。光さす道となれ、シンクロ召喚!吠えろ、《ジャンク・バーサーカー》」
ジャンク・バーサーカー
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/戦士族/攻2700/守1800
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
自分の墓地に存在する「ジャンク」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択した相手モンスターの攻撃力は、除外したモンスターの攻撃力分ダウンする。
また、このカードが守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
「来たか、シンクロ召喚!」
「《チューニング・サポーター》の効果で1枚ドロー。《ジャンク・バーサーカー》の効果発動。墓地の《ジャンク・ブレーダー》を除外し、《不屈闘士レイレイ》の攻撃力を1800下げる」
《不屈闘士レイレイ》 ATK3300→1500
「さらにもう1度、《ジャンク・ディフェンダー》を除外し、《可変機獣 ガンナードラゴン》の攻撃力を500下げる」
《可変機獣 ガンナードラゴン》 ATK2800→2300
「さらにフィールドに《ジャンク》がいることで、手札の《ジャンク・サーバント》を特殊召喚」
ジャンク・サーバント
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1000
自分フィールド上に「ジャンク」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
「バトル、《ジャンク・サーバント》で《不屈闘士レイレイ》を攻撃、相殺!」
「くっ、だが今の攻撃《ジャンク・フォワード》も除外していたら俺が一方的に負けていた。お前のプレイングミスだぜ!」
「そう思いたいなら思っていな。《ジャンク・バーサーカー》で《可変機獣 ガンナードラゴン》を攻撃」
「ぐぅぅ!」
岬LP4000→3600
「カードを1枚伏せてターン終了だ」