タッグフォース 未来の英雄を継ぐ赤帽子   作:TOUI

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 今回はあの流派が登場(あの人が登場とは言っていない)


第四十三話 最強の流派登場

side魔希子

 

「これはどういうことでしょうか?」

 

エクシーズモンスターをこの時代に浸透させ未来を1つに隔離する。その目的は一見順調に果たされてるように見えますが

 

「魔希子ちゃんもそう思いますか。なんだか様子がおかしいですよね」

 

麻衣もこの様子に違和感を覚えたようですね。

 

「エクシーズモンスターを渡された生徒はみんな洗脳されたようにエクシーズモンスターを崇拝している……やりすぎですよ」

 

「なんというか鱗子さんらしくないですね?」

 

たしかに事を慎重に運ぶ鱗子さんらしくはありません……

 

「1度直接会って話を聞きたいのですが」

 

「全然連絡が取れなくなっちゃったからね」

 

「とにかくもう暫くは私たちは様子見に徹しつつ鱗子さんを探しましょう」

 

 

sideコナミ

 

 

委員長までエクシーズに触発された翌日。相変わらずオベリスクブルーの生徒は欠席が多かった。とはいえ授業に出ていないだけで、受けてる生徒に絡むことはないようだ。

 

「まあいや、放課後になればどうせまたあいつらは動くだろうしその時に……ん?」

 

もうすぐ授業が始まるというのに空席の多い教室には麗華委員長の姿があった。

 

委員長……昨日他の連中の様にエクシーズに洗礼されたから来ないと思ったんだが?

 

「あら委員長、あなたは授業にちゃんと出てるのね」

 

俺と同じ疑問を持ったのか雪乃が委員長に声を掛けた。

 

「たしかにエクシーズのもつ偉大な力に比べればこの授業で受けられることなど些細なものですが」

 

委員長は一呼吸置き、メガネをクイッと上げて言った。

 

「それとこれとは別です!まだ私が学生である内は風紀を守り、勉学に励むべきです!」

 

なんか変なところに委員長らしさが残っているな。

 

「さて」

 

雪乃に答えた後、委員長は立ち上がり俺の方へ向かった。

 

「コナミさん少しよろしいですか?」

 

「委員長、コナミに何か用なの?」

 

「ええ、もう授業が始まるので手短に言いますが。今日の放課後、レッド寮の存続をかけてデュエルを申し込みます!」

 

「……は?」

 

レッド寮の存続?

 

「ちょっと!?随分急ね、どうして委員長がレッド寮の存続を?」

 

「詳しいことは放課後お話します。我々がレッド寮に赴くのであなたは待っていればよろしいです。では」

 

そう憂いって委員長は自分の席に戻った。

 

「ちょっと委員長!?」

 

雪乃が呼び止めるがその時授業開始のチャイムがなった。

 

「ま、放課後離すって言ってたし、今はいいよ」

 

「……わかったわ、コナミがそう言うなら…放課後、私もレッド寮に行くからね」

 

 

side幸子

 

「本当に貴方にコナミが倒せるの?」

 

ブルー寮の一角でわたくしは1人の男子生徒とあっていました。

 

「ええ心配ありませんよ、このサージャント相川、サイバー流とエクシーズの力で必ずやコナミとやらを倒して見せましょう」

 

彼は自信満々に答えました。一応サイバー流と言えばデュエリストを育成する道場の中ではそれなり名家。

 

「では、期待していますわよ」

 

 

 

sideコナミ

 

そして放課後、委員長の予告通りレッド寮で俺と雪乃、そしてゆま、ツァン、紫…とまあいつもの面子が集まっていた。

 

さらに委員長の名を聞きつけた遥とファラオに会うため最初から居た恵もここにいる。

 

「でもなぜ麗華先輩は突然レッド寮の廃止なんて」

 

「理解……不能……」

 

「新しい寮をお立てになさるのですかね?」

 

「ここもブルー寮みたいに立派になるんですね!」

 

「たぶんそんな平和なことではないと思うよ」

 

「どちらにしても2人が来たら聞けばいいわね」

 

そうこうしてるうちに幸子と委員長そして何人かの生徒がやってきた。

 

「お待たせしました」

 

「待たせたわね庶民」

 

「ああ。で、デュエルをするのは構わないが、レッド寮を掛ける理由を先に聞かせてくれるんだろ?」

 

「そうでしたね。私達はブルー寮とは別に新たにエクシーズ使いの為の砦を作ることに決めたのです」

 

「エクシーズ使いの砦?」

 

「それはまた随分と大きな話ね」

 

「でもそれがどうしてレッド寮の廃止につながるんですか?」

 

「もちろん、ここを取り壊して新しい砦をこの場所に作るからですわ!」

 

皆の疑問に幸子が高らかに宣言した。

 

「ですが今のエクシイズ使いはほとんどブルーの生徒なのですからブルーの寮をそのままエクシイズの寮にしてはどうでしょうか」

 

「紫、僕達もその寮の生徒なんだよ」

 

紫の提案にツァンがあきれながら指摘した。

 

「ブルー寮はアカデミアの優秀な生徒の砦!それを書き換えるなんてとんでもありません!」

 

本当に変なところに委員長らしさが残ってるな。

 

「わたくしはそれでもかまわないのですが。まあこのボロボロのレッド寮の方が取り壊すコストが低いですし」

 

こっちは財閥令嬢らしい定義を……

 

「ま、どの道この寮は壊させないよ、俺が勝つのだから」

 

「中々の言いようね」

 

「ではさっそく始めましょうか」

 

「ああ、相手はどっちがするんだ?」

 

俺は2人のどちらかがデュエルをするのかと思っていた。おそらく雪乃達も同じ考えだっただろう。

 

「いい、貴方の相手をするのはわたくし達じゃありませんわ」

 

「なに?」

 

それは少し予想外だったな。

 

「さあ来なさい」

 

幸子に呼ばれて何人かの生徒の中から1人の男子生徒が出てきた。

 

「初めましてオベリスクブルー3年のサーシャント相川と申します」

 

「サーシャント相川?」

 

その名を聞いて雪乃が反応した。

 

「知ってるのか雪乃?」

 

「確かサイバー流の出身の生徒だったとか」

 

「サイバー流、カイザーと同じ道場のか」

 

「カイザーって?」

 

「え?いや……ああ!」

 

そう言えばまだカイザーはこの学園にはいなかったか。だがカイザーと同じ道場の出身か。なら少なくとも一般生徒よりはレベルが上か。

 

「サイバー流ってなんですか?」

 

「えっと…確か専門の機械族を使った流派だとか」

 

「《サイバー・ドラゴン》……それを使った流派」

 

「《サイバー・ドラゴン》でございますか?」

 

まだサイバー流も《サイバー・ドラゴン》もあまり知られていないようだ。カイザーがいないとはいえ、師範は校長なんだけどな……

 

「そうですね。私の事がわかっていただけたところで、デュエルは引き受けていただけますか」

 

「さあどうします庶民?今なら寮を明け渡して逃げることも認めますわ」

 

「まさか。相手にとって不足はなさそうだ。相手になろう」

 

「そう来なくては。では、尋常に!」

 

 

「「デュエル!」」

 

 

 1ターン目:サージャント相川

 

「先攻はいただきますよ。《サイバー・ドラゴン・コア》を守備表示で召喚」

 

サイバー・ドラゴン・コア

効果モンスター

星2/光属性/機械族/攻 400/守1500

このカードが召喚に成功した時、

デッキから「サイバー」または「サイバネティック」と名のついた

魔法・罠カード1枚を手札に加える。

また、相手フィールド上にモンスターが存在し、

自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、

墓地のこのカードを除外して発動できる。

デッキから「サイバー・ドラゴン」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。

「サイバー・ドラゴン・コア」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。

 

「このカードの効果により、《サイバー・リペア・プラント》を手札に加える。これでターン終了です」

 

 

サージャント相川

LP4000

手札 6

モンスター サイバー・ドラゴン・コア(守)

魔法・罠 なし

 

 

2ターン目:コナミ

 

「俺のターン、魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動!」

 

ワン・フォー・ワン

通常魔法

手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。

手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

 

「手札のモンスターを1体捨て、デッキのチューナーモンスター《チェンジ・シンクロン》を召喚」

 

チェンジ・シンクロン

チューナー(効果モンスター)

星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0

このカードがシンクロモンスターのシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、

相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して表示形式を変更する。

 

「そして《ハウリング・ウォリアー》を召喚」

 

ハウリング・ウォリアー

効果モンスター

星3/地属性/戦士族/攻 800/守 700

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。

選択したモンスターのレベルは3になる。

 

 

「《ハウリング・ウォリアー》の効果で《チェンジ・シンクロン》のレベルを3にする」

 

「レベル3のモンスターが2体……くるのか?」

 

相川がエクシーズモンスターが来るかとかまえてきた。

 

「いや、俺はエクシーズ使えないから」

 

確かにこいつの効果はシンクロよりエクシーズ向きかもな。

 

「ではチューナーモンスターと別のモンスター、うわさに聞くシンクロ召喚か」

 

こいつシンクロの知識が……ま、さすがに俺への刺客である以上シンクロ召喚の予備知識はあるようだな。

 

「レベル3の《ハウリング・ウォリアー》にレベル3の《チェンジ・シンクロン》をチューニング!」

☆3+☆3=6

 

「気高き雄叫びが眠れる闘志を震わせる、シンクロ召喚!現れよ《マイティ・ウォリアー》!」

 

マイティ・ウォリアー

シンクロ・効果モンスター

星6/地属性/戦士族/攻2200/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、

破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。

 

 

「《チェンジ・シンクロン》がシンクロ素材となったとき、相手モンスター1体の表示形式を変更できる」

《サイバー・ドラゴン・コア》DFE1500→ATK400

 

「《サイバー・ドラゴン・コア》を攻撃表示に変更。そしてバトルだ!《マイティ・ウォリアー》で《サイバー・ドラゴン・コア》を攻撃!」

 

「ぐっ!」

サーシャント相川LP4000→2200

 

「さらに《マイティ・ウォリアー》の効果発動。このカードが戦闘で破壊したモンスターの半分の攻撃力を相手に与える」

 

「うっ!」

サーシャント相川LP2200→2000

 

「一気に私のライフを半分に削りましたか!」

 

ああ、なかなか快調なスタートだな。

 

「墓地の《レベル・スティーラー》の効果発動!レベル6の《マイティ・ウォリアー》のレベルを1つ下げ守備表示で特殊召喚する」

 

「《レベル・スティーラー》?《ワン・フォー・ワン》のコストか?」

 

相川はすぐに理解した。結構広い視野で見れるやつだな。さすがサイバー流出身者ってところか。

 

「ああそうだ。カードを1枚伏せてターン終了だ」

 

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