sideコナミ
サーシャント相川とのデュエルから数日間、あいつらは本当に毎日1人デュエリストを送ってきていた。戦隊モノの悪役かよ……そして今日も、清水季也とかいうラーイエローのデュエリストとデュエルを始めたところだ。
1ターン目:季也
「俺の先行、《大木人18》を守備表示で召喚。ターン終了だ」
2ターン目:コナミ
守備力1900の通常モンスターか。
「俺のターン、俺の場にモンスターが存在しないことで《ジャンク・フォワード》を特殊召喚する」
ジャンク・フォアード
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 900/守1500
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
「さらに《ハイパー・シンクロン》を召喚」
ハイパー・シンクロン
チューナー(効果モンスター)
星4/光属性/機械族/攻1600/守 800
このカードがドラゴン族モンスターの
シンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、
このカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターは攻撃力が
800ポイントアップし、
エンドフェイズ時にゲームから除外される。
「レベル3の《ジャンク・フォワード》にレベル4の《ハイパー・シンクロン》をチューニング!」
☆3+☆4=☆7
「集いし刃が邪悪な闇を切り裂く。光さす道となれ!シンクロ召喚!打ち砕け!《セブン・ソード・ウォリアー》!」
セブン・ソード・ウォリアー
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2300/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、このカードに装備カードが装備された時、
相手ライフに800ポイントダメージを与える。
また、1ターンに1度、このカードに装備された
装備カード1枚を墓地へ送る事ができる。
このカードに装備された装備カードが墓地へ送られた時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を
選択して破壊する事ができる。
「装備魔法《シンクロ・ヒーロー》を《セブン・ソード・ウォリアー》に装備する」
シンクロ・ヒーロー
装備魔法
(1):装備モンスターのレベルは1つ上がり、攻撃力は500アップする。
《セブン・ソード・ウォリアー》ATK2300→2800 ☆7→8
「攻撃力を上げたところで俺のモンスターは守備表示だぞ!」
「《セブン・ソード・ウォリアー》の効果発動!このカードがカードを装備したとき、相手に800のダメージを与える!」
「なっ!?」
季也LP4000→3200
「さらに《セブン・ソード・ウォリアー》のもう1つの効果発動。このカードに装備された《シンクロ・ヒーロー》を墓地に送る」
《セブン・ソード・ウォリアー》ATK2800→2300 ☆8→7
「自分から装備カードを外しただと?馬鹿なのか?」
「いいや、《セブン・ソード・ウォリアー》が装備したカードが墓地に送られたとき、相手モンスター1体を破壊できる!」
「なに!?」
「バトルだ!《セブン・ソード・ウォリアー》でダイレクトアタック!」
「くっ、速攻魔法《収縮》発動!《セブン・ソード・ウォリアー》の攻撃力を半分にする!」
《セブン・ソード・ウォリアー》ATK2300→1150
季也LP3200→2050
「ダメージを減らしたか。カードを2枚伏せてターン終了」
《セブン・ソード・ウォリアー》ATK1150→2300
コナミ
LP4000
手札 1
モンスター セブン・ソード・ウォリアー(攻)
魔法・罠 セット×2
3ターン目:季也
今日の相手は
「俺のターン!魔法カード《予想GAY》を発動!」
予想GAY
通常魔法
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。
「レベル4の《マイティガード》を特殊召喚。そして魔法カード《機械複製術》を発動!」
機械複製術
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
攻撃力500以下の機械族モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターと同名モンスターを2体まで自分のデッキから特殊召喚する。
「デッキから《マイティガード》2体を特殊召喚!」
「レベル4のモンスターが3体……来るか?」
「まだだ!《穿孔重機ドリルジャンボ》を召喚!」
穿孔重機ドリルジャンボ
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1800/守 100
このカードが召喚に成功した時、
自分フィールド上の全ての機械族モンスターのレベルを1つ上げる事ができる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
また、このカードは攻撃した場合、
ダメージステップ終了時に守備表示になる。
「こいつの効果で俺のモンスターはすべてレベル5になる!」
「レベル5のエクシーズか!?」
「そうだ!レベル5となった《マイティガード》3体でオーバーレイ!」
重機王ドボク・ザーク
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/地属性/機械族/攻3200/守2000
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
この効果で墓地へ送ったカードの中にモンスターカードがあった場合、
その数まで相手フィールド上のカードを破壊する。
「《重機王ドボク・ザーク》の効果発動!ORUを1つ取り除き、お前のデッキのカードを3枚墓地に送ってもらう!」
「相手の墓地肥しを手伝うとは」
愚かな効果だ。
「そしてこの効果で墓地に送ったもんっスターの数だけ、お前のフィールドのカードを破壊する!」
「そんな追加効果があったか」
「さあ、墓地に送ったカードを教えな」
「《ボルトヘッジホッグ》、《スピード・ウォリアー》、《シンクロ・キャンセル》の3枚だ」
「モンスターは2体か。なら《セブン・ソード・ウォリアー》と伏せカード1枚を破壊する!」
《くず鉄のかかし》を破壊されたか!?
「俺の2体のモンスターの攻撃力の合計は5000!この攻撃が通れば終わりだ!」
あ
ーあ、自分からフラグを立てちゃって……
「《重機王ドボク・ザーク》でダイレクトアタック!」
「手札の《速攻のかかし》の効果発動!」
速攻のかかし
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に
このカードを手札から捨てて発動できる。
その攻撃を無効にし、その後バトルフェイズを終了する。
「このカードを捨てて、相手の攻撃を無効にし、バトルを終了させる!」
「ちぃ、だがもう俺の勝利は目前だ!これでターン終了だ!」
季也
LP2050
手札 2
モンスター 重機王ドボク・ザーク(攻)
穿孔重機ドリルジャンボ(攻)
魔法・罠 なし
4ターン目:コナミ
「俺のターン、《ジャンク・シンクロン》を召喚!召喚成功時の効果により《スピード・ウォリアー》を特殊召喚!さらに俺のフィールドにチューナーがいることで《ボルトヘッジホッグ》を特殊召喚!」
「一気に3体のモンスターをそろえやがったか!?」
「レベル2の《スピード・ウォリアー》とレベル2の《ボルトヘッジホッグ》にレベル3チューナー《ジャンク・シンクロン》をチューニング!」
☆3+☆2+☆2=☆7
「研磨されし孤高の光、真の力で大地を照らす!光輝け!《ライトニング・ウォリアー》!!」
ライトニング・ウォリアー
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/戦士族/攻2400/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
相手の手札の枚数×300ポイントダメージを相手ライフに与える。
「攻撃力2400か、《ドリルジャンボ》は倒せるが《ドボク・ザーク》には及ばないな!」
「ま、このままならな。バトルだ!《ライトニング・ウォリアー》で《ドリルジャンボ》を攻撃!」
「ぐっ!」
季也LP2050→1450
「《ライトニング・ウォリアー》の効果発動!相手モンスターを破壊した時、相手の手札の数×300のダメージを与える!」
「さらに追加バーンだと!?」
「お前の手札は2枚、よって600のダメージを与える!」
「うっ!」
季也LP1450→850
「だがこれで貴様の攻撃も終わり、次の俺のターン《ドボク・ザーク》と手札のモンスターの攻撃で終わりだ!」
「何勘違いしているんだ?」
「ひょ?」
「まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!」
「なに言ってんだ、もうお前のモンスターは攻撃を終了したじゃないか!」
「罠カード《
通常罠
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
相手はデッキからカードを1枚ドローする。
このターンのエンドフェイズ時まで、
選択したモンスターの攻撃力は1000ポイントアップし、
1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃する事ができる。
そのモンスターが戦闘を行う場合、
相手プレイヤーが受ける戦闘ダメージは0になる。
「これで《ライトニング・ウォリアー》の攻撃力は1000アップ。2回の攻撃が可能となった!」
「なんだと!」
「ただし戦闘ダメージは与えられず、お前はカードを1枚ドローする」
「俺がドロー……そして《ライトニング・ウォリアー》の効果!?貴様そこまで考えて…」
「さぁ行くぜ!《ライトニング・ウォリアー》で《ドボク・ザーク》を攻撃!そして効果により900のダメージを与える!」
「うわぁぁぁ!!」
季也LP850→0
「馬鹿なっ!エクシーズの力を持っても勝てないだと!」
「ここ最近、俺に負けたやつはみんなそんなセリフを言うよ。もう聞き飽きた」
そういって俺はディスクをたたんで寮のほうへ戻って行った。はっきり言ってサーシャント相川以降のデュエリストはエクシーズを使うだけで腕はいまいち、相川のレベルを10とすると他の奴は1~4ってレベルだな。
「さて、あなたのエクシーズは返してもらいますよ」
デュエルが終わったのを見ると、そう言って季也のデュエルディスクから委員長が《ドボク・ザーク》を取り上げた。
「あっ、いやっ、ちょっと待って!?」
「何を言っているのですか?そういう取り決めでしたでしょう。勝てばより強力なカードを与えますが負ければ没収だと」
「確かにそうだが……そこを何とか!?」
「ダメです」
これも最近よく見る光景だ。潔かったのは相川だけでそれ以外のデュエリストは未練がましくエクシーズモンスターにすがっていた。
「えっと…あれいいのかな?」
「やっぱりなんだかちょっとかわいそうです」
ツァンとゆまが少しかわいそうに思ったようだが。
「でもあのボウヤは納得の上でデュエルをしていたのでしょう」
「麗華先輩も最初にそういってからデュエルをさせてたみたいですし」
「それに元々貸していたカードを回収しただけのようでございますし」
その通りだ
「ではコナミさん、また明日ここで」
「ああ……」
やっぱ明日も来るのか。
「毎日よく飽きずに来るよね」
「ずいぶんデュエリストがいるんですね」
「しかも本当に1日1人だけ……本当にレッド寮が目的なのかしら?」
確かにこのやり方は大分回りくどいな。何か別の考えがあるのかもしれないが、とにかく今は放課後はレッド寮を離れるわけにはいかないか。
side幸子
「やはり彼もダメでしたね」
ブルー寮に帰る途中麗華さんが
「でしょうね、わたくし達を除けばもっとも強力と思われた相川さんが敗れた以上、コナミに勝てるデュエリストなんてそうそういないでしょうね」
「ですね。最も私たちの目的はコナミさんを倒すことではないので問題ありませんが」
「ええ、こうしてわたくし達が毎日行けばコナミはレッド寮を離れるわけにはいかない」
「私たちがカードを覚醒される前にコナミさんに大きく動かれては困りますからね」
「特に、青海様と接触されては困りますしね」
そうこうしてるうちにブルー寮に戻ってきました。
「お2人ともお疲れ様です」
ブルー寮に戻ると青海様の姿があった。
「青海様、来ていらっしゃったのですか」
「ええ、そろそろ経過が気になりましてね」
「残念ながらまだレッド寮は」
「それは構いません。それよりも、敗者達のエクシーズモンスターは回収しましたか?」
わたくしの言葉をさえぎるように青海様がおしゃった。
「ええ、それはこちらに」
麗華さんが今までの敗者から回収したカードを青海様に差出た。
「なるほど……確かに受け取りました。では私はこれで失礼します」
「はい、お疲れ様です」
そういって青海様は立ち去ろうとしました。
「そうだ」
去ろうとした青海様はもう1度わたくしのほうを向き、1枚のカードを差し出した。
「白紙のエクシーズカード?」
それはわたくしが以前、青海様から受け取り1枚を麗華さんにも差し上げた白紙のエクシーズカードでした。
「そろそろあなたのカードも覚醒し、別のそのカードの対応者も現れるころだと思いましたので、お渡ししておきますね」
「は、はい……」
「……」
「では、今度こそ失礼します」
青海様は再びそう言って立ち去りました。
「青海様の期待を裏切らないためにも私たちも早くカードを覚醒させなくてはいけませんね」
「ええ……」
麗華さんの言うとおりですが、それにはわたくしがこのカードを使わざるおえな君あるほどの強敵が必要……
「しかし強敵といっても」
この学園でコナミ以外にわたくしを倒せるほど強いデュエリストは……
「いえ……1人いましたわね」