毎週火曜と金曜の更新を目安にしていたのですが、
またペースダウンして申し訳ないです。
幸子
LP4000
手札 2
モンスター 水精鱗-ガイオアビス(攻)
バハムート・シャーク(攻)
水精鱗-アビストリーテ(攻)
魔法・罠 伏せカード2枚
8ターン目:紫
何とか凌ぎましたが、手札は《イエロー・ガジェット》のみ、このままでは幸子様を倒すことはできませぬ!
「表情が曇っているわよ」
「!?」
「あなたもわたくしの見込み違いだったかしら。エクシーズを持つ前とはいえわたくしを倒したあなたなら覚醒に導いてくれると思ったのだけれど」
がっかりしたような口調で幸子様が言いました。
「でもいいわ。あなたにもわたくしたちのように、エクシーズの力を受ければ、その曇った悩みからも解放されるわ」
エクシイズの力、それがあればわたくし目も……
「まだだ」
「え?」
戸惑うわたくし目の耳にコナミ様の声が届きました。
「まだデュエルは終わっていない。紫のターンはこれからだ。ドローもする前からそんなお通夜モードでどうする」
コナミ様……
「コナミに応援されるなんて嫉妬しちゃうわ。でもその通りよ、諦めたらそれまで」
「そ、そうですよ紫さん!」
「まだデュエルは終わってないよ!」
「そうです!ここからでも逆転は可能です!」
「……まだ、終わらない」
皆様……そうでした。わたくし目のデュエルはまだ終わっておりません!」
「終了前に倒れるわけには!わたくし目の番です……この、命に代えましても!」
……このカードでしたら!
「《イエロー・ガジェット》を召喚いたします」
イエロー・ガジェット
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守1200
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
デッキから「グリーン・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。
「で、効果で《グリーン・ガジェット》をサーチするんでしょ?」
「その通りでございますが、その効果に対して《強欲な瓶》を発動いたします」
強欲な瓶
通常罠
(1):自分はデッキから1枚ドローする。
「通常罠をチェーン発動?」
「そしてもう1つ、《サモン・チェーン》を発動いたします!」
サモン・チェーン
速攻魔法
チェーン3以降に発動できる。
このターン自分は通常召喚を3回まで行う事ができる。
同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動している場合、
このカードは発動できない。
「召喚権を増やすカード!?」
「はい、これにより、先ほど手札に加えました《グリーン・ガジェット》を召喚いたします」
グリーン・ガジェット
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1400/守 600
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。
「《グリーン・ガジェット》の効果により《レッド・ガジェット》を手札に加えます。そして《レッド・ガジェット》を召喚いたします」
「くっ、一気に3体の《ガジェット》が!?」
「はい。3体の《ガジェット》が揃いましたので《機動砦 ストロング・ホールド》は効果により攻撃力が3000アップいたします」
「3000アップですって!《ガイアパワー》の効果も合わせて攻撃力3500!?」
「《機動砦 ストロング・ホールド》を攻撃表示に変更いたします」
《機動砦 ストロング・ホールド》DEF1600→ATK3500
「それでは戦闘いたします。《機動砦 ストロング・ホールド》で《水精鱗-ガイオアビス》を攻撃いたします」
「掛かったわね。速攻魔法《ハーフ・シャット》を発動!」
ハーフ・シャット
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターはこのターン戦闘では破壊されず、
攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで半分になる。
「この効果で《機動砦 ストロング・ホールド》の攻撃力を半分にするわ」
《機動砦 ストロング・ホールド》ATK3500→ATK1750
「これで《機動砦 ストロング・ホールド》の攻撃直が1750になっちゃいました!?」
「戦闘で破壊されなくても貫通ダメージ1050」
「このままでは残りライフ700の紫先輩はこの反射ダメージで負けてしまいます!?」
たしかに、このままではわたくし目の敗北でございますが……
「いや、紫はこの程度では終わらないよ」
!?そうです!わたくし目はこんなところでは終わりませぬ!
「速攻魔法を発動いたします!《リミッター解除》!」
リミッター解除
速攻魔法(制限カード)
このカードの発動時に自分フィールド上に表側表示で存在する
全ての機械族モンスターは、ターン終了時まで攻撃力が倍になる。
このターンのエンドフェイズ時、
この効果を受けたモンスターを全て破壊する。
「《リミッター解除》ですって!?」
「はい、わたくし目のモンスタアはすべて機械族、すなわち全てのモンスタアの攻撃力が倍となります」
《機動砦 ストロング・ホールド》ATK1750→ATK3500
《グリーン・ガジェット》ATK1900→ATK3800
《レッド・ガジェット》ATK1800→ATK3600
《イエロー・ガジェット》ATK1700→ATK3400
「これで《機動砦 ストロング・ホールド》の攻撃力は元に戻りました!」
「しかも3体の《ガジェット》の攻撃力も倍になったよ!」
「一気に攻撃力3000越えのモンスターが3体も!」
「ふふっ、やるわね紫」
「……逆転!」
「戦闘続行でございます。全霊を賭けて《機動砦 ストロング・ホールド》で《水精鱗-ガイオアビス》を攻撃いたします!」
「ああっ……!ぐぅ、よ、よくもぉー!」 幸子LP4000→3300
「続けて《グリーン・ガジェット》で《バハムート・シャーク》を攻撃いたします!」
「ぐあぅっ!」 幸子LP3300→1900
「これで幸子さんのライフは1900です!」
「《レッド・ガジェット》の攻撃が通れば貫通ダメージは2000です!」
「つまり次の攻撃が通れば紫の勝ちだね」
「そんなみんなしてフラグ立てるなよ」
「ご無礼いたします《レッド・ガジェット》で《水精鱗-アビストリーテ》を攻撃いたします!」
「罠カード発動!《デストラクト・ポーション》!」
デストラクト・ポーション
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの
攻撃力分だけ自分のライフポイントを回復する。
「《水精鱗-アビストリーテ》を破壊してその攻撃力分ライフを回復するわ」
幸子LP1900→3500
「いったい幸子先輩は何を考えていいるのですかライフを回復してもモンスターがいなくなってはダメージは変わりません」
「破壊されたときに発動する効果ってとこかしら?」
「ふふ、そうよ私の狙いはこれよ、《水精鱗-アビストリーテ》の効果発動!このカードが破壊された時、同名以外の《水精鱗》1体を墓地から特殊召喚できるわ!」
破壊されたときに後続へとつなぐ効果ですか!?
「ですが今の効果では回復の処理が入るのでは?」
「いいえ、《デストラクト・ポーション》は破壊と回復を同時に処理する。任意効果もタイミングを逃さず発動できるわ!」
なるほど、そうでございましたか。
「《水精鱗-ガイオアビス》を守備表示で召喚するわ」
「幸子先輩にまた壁モンスターが!?」
「でも《イエロー・ガジェット》で倒して《レッド・ガジェット》で攻撃すれば紫さんの勝ちですよ!?」
「いやそれは無理だよゆま」
「ふぇ?どうしてですか?」
「《レッド・ガジェット》はもう攻撃宣言は終わってるっから攻撃の続行はできるけど攻撃を中断してやり直すことはできないんだよ」
……しかたありませぬ。
「では《レッド・ガジェット》で《水精鱗-ガイオアビス》を攻撃いたします」
「そして《イエロー・ガジェット》で直接攻撃いたします」
「ぐぬぬぅ!」
幸子LP3500→100
「残念だったわね、あと1歩だったのに」
「でも幸子さんのライフを100まで削りました」
「ですが紫先輩のモンスターはこのターンの終わりに《リミッター解除》で破壊されてしまいます!」
たしかにその通りでございますが。
「まあ紫ならそれも承知の上であのカードを発動しただろう」
コナミ様信頼、とても心強いのでございます
「通常の罠を発動いたします《撤収命令》を発動いたします」
撤収命令
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターを全て持ち主の手札に戻す。
「破壊される前に手札に戻しましたか。しかもあなたの墓地には」
「はい、手札の《イエロー・ガジェット》と《レッド・ガジェット》を墓地に送り、《マシンナーズ・フォートレス》を特殊召喚いたします」
「やはりそのモンスターを出してきたわね」
「札を1枚伏せてターン終了でございます」
紫
LP100
手札 1
モンスター マシンナーズ・フォートレス(攻)
魔法・罠 ガイアパワー
伏せカード1枚(機動砦 ストロング・ホールド)
6ターン目:幸子
「わたくしのターン……やはりわたくしの眼に狂いは無かったようね!」
「どういうことでしょうか?」
「今のわたくしの手札にこの状況を打開する手はないわ」
「つまりわたくし目の勝利と言うことでしょうか?」
「いいえ、この状況を打開するための新たな力を覚醒させる時が来たということよ!」
幸子様がそうおしゃると、幸子様の融合デッキが輝きだしました。
「なに?あの光!?」
「幸子さんの融合デッキが!?」
「まさか、幸子先輩の白紙だったカードが?」
「ついに覚醒したというのね……」
「《深海王デビルシャーク》を召喚!」
深海王デビルシャーク
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1700/守 600
このカードは1ターンに1度だけ、対象を指定しないカードの効果では破壊されない。
「そして魔法カード《トランスターン》を発動!」
トランスターン
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
墓地へ送ったモンスターと種族・属性が同じで
レベルが1つ高いモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
「トランスターン」は1ターンに1枚しか発動できない。
「レベル4の《深海王デビルシャーク》を墓地に送り、レベル5の《パンサー・シャーク》を特殊召喚するわ!」
パンサー・シャーク
効果モンスター
星5/水属性/魚族/攻1100/守2000
相手フィールド上のモンスターが2体以上の場合、
このカードはリリースなしで召喚できる。
また、自分フィールド上に「イーグル・シャーク」が存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
「パンサー・シャーク」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
「そして手札の《イーグル・シャーク》を自身の効果で特殊召喚!」
イーグル・シャーク
効果モンスター
星5/水属性/魚族/攻1000/守1800
相手フィールド上のモンスターが2体以上の場合、
このカードはリリースなしで召喚できる。
また、自分フィールド上に「パンサー・シャーク」が存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
「イーグル・シャーク」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
「レベル5のモンスタアが2体!?」
またエクシイズモンスタアが出てくるのでしょうか!?
「紫さんあなたには感謝いたしますわ。
「レベル5水属性の《パンサー・シャーク》と《イーグル・シャーク》でオーバーレイ!
水属性☆5×2
「氷の心をまといし霊界の巫女、澄明なる魂を現しなさい!《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》!」
No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/戦士族/攻2200/守1600
水属性レベル5モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力は、自分のエンドフェイズ時まで半分になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「ナンバーズ?」
今までのエクシイズモンスタアとは異なるまがまがしいオーラを放つモンスタア……ナンバーズモンスタア?
「あれがずっと幸子が言ってた白紙のエクシーズモンスター!?」
「……ナンバーズ……データ皆無…」
「なんだかすごいオーラです!?」
「はい、ただならぬ雰囲気を感じます」
皆様もわたくし目と同じようただならぬものをこのモンスタアから感じているようでございます。
「ねえ、コナミ?」
「ああ、このオーラ……闇の正気…まさか……」
特にコナミ様と雪乃様は
「バトルよ!《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》、《マシンナーズ・フォートレス》を攻撃なさい!」
「攻撃!?ですが攻撃力は2200、わたくし目のモンスタアは倒せませぬ!」
「《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》の効果発動!ORUを1つ取り除き、モンスター1体の攻撃力を半分にするわ!」
「攻撃力を半分にですと!?」
「対象は当然《マシンナーズ・フォートレス》よ!わたくしの手札は0枚だから対象時の効果も無意味よ」
《マシンナーズ・フォートレス》ATK3000→1500
「そんな……これが…」
これが、真なるエクシイズモンスタア、ナンバーズの力でございますか!?
「さあ、ひれ伏しなさい!」
「きゃぁぁぁぁぁっ!!」 紫LP100→0
Win:幸子
「紫!?大丈夫か?」
敗北したわたくし目を気遣い、コナミ様が駆け寄ってきました……ですが。
「大丈夫でございます。今は、1人で立ち上がることができますので」
わたくし目の中の曇った感情。
「……紫?」
「わたくし目のデッキにはいつも何か足りないものを感じておりました。ですが……ようやくそれがわかりました」
「まさか……それがエクシーズって言うんじゃ?」
「それは……今はまだ」
「今はまだ?」
「ええ、今はまだこのエクシイズをわたくし目のカードにしなくてはですね」
エクシイズの力……この力をものにした時、コナミ様をわたくし目の……
sideコナミ
紫までエクシーズに感化されてしまったか……いや、それだけでなく幸子のカードが覚醒してしまった。
「コナミ、ようやく約束が果たせるときが来たわね」
「約束?」
「わたくしのカードが覚醒した時、まずその力であなたを倒すという約束を!」
「ああ、そうだったな」
そう言えば最初にそんなことを言っていたっけ。
「近いうち、デュエルを申込みに行きますので、覚悟してなさい!」
「ああ、望むところだ」
結局のところ、デュエルで感化された感情はデュエルで取り戻すしかないな。デュエル自体は断る通りは無いが……
「では、ごきげんよう」
そして幸子たちは去って行った。
「コナミ様」
「紫……」
「このカードの力でわたくし目の思いをコナミ様に届けられる時まで、しばしの間お別れです」
謎めいたことを言って紫も去って行ってしまった。
「紫さんも行っちゃいました」
「うん、また1人行っちゃったね……」
「……ねえコナミ、あの《ナンバーズ》って言うカード、あれが出たとき」
「ああ、あの《ナンバーズ》と言ったエクシーズからわずかだが闇の瘴気を感じた」
「闇の瘴気って……まさか」
雪乃はすぐに察したようだった。
「いや、あいつは確かにあのデュエルで消えた。そんなすぐには復活できるはずないが……」
「よく考えてみればエクシーズをばらまいての洗脳、ダークモンスターをばらまいた時とやり方が酷使しているわね」
「ダークモンスターの時って、まさか!」
「もしかして!」
ツァンとゆまも察したようだ。
「いったいなんの話でしょうか?」
1年前は学園に居なかった遥はさすがにわからなかったが、
「何にしても、幸子とのデュエルで審議を確かめるよ!」
side鱗子?
「とうとう1枚覚醒したか。どうやら順調にエクシーズに洗脳されているようだな」
このまま強くエクシーズに洗脳されれば誰もがより強力なエクシーズを求めるようになる。
そうなればこの俺の力の根源であるエクシーズを浸透させ、
「しかし妙だ」
まだ1枚目だからと言ってしまえばそれまでだが、あのカードを通して俺に還元される力が若干少ない。
想定していた4分の3程度しか戻っていない。まるで残りを別の誰かに吸収されたように……
side?
ん……どういうことだ?
あの廃墟でコナミの野郎とのデュエルに敗れてお連は力を失った。復活するには数十年はかかるはずだったが。
「まだ1年どころか数ヶ月しかたってないようだな」
それに俺の中に少しだが入ってきた闇の力……かつておれがやったダークモンスターをばらまいた時のようだ。
そしてどこかから感じる俺と同じ力……いや…
「これは、俺の力だ……くくくっ!なるほど!そう言うことか!」
どうやら俺の運も尽きていなかったようだ。まずはこの力の源を追って会いに行くとするか、『俺』にな。