タッグフォース 未来の英雄を継ぐ赤帽子   作:TOUI

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第五話 お嬢様とアンティな朝を

 

 

sideコナミ

 

 

試験を終え一段落した翌日のこと、

 

ドンドンドンッ

 

激しくドアを叩かれる音で目覚めた。誰だよこんな時間から。

 

「はいはーい、開いてますよー」

 

ベットで上半身を上げた状態で呼びれた。

 

「ごきげんよう、オシリスレッドの庶民」

 

扉の先には青い髪を靡かせたオベリスクブルーの制服を着た少女がいた。

 

「何かご用でしょうか?」

 

「やっと見つけましたわよ、あなたがコナミね」

 

「ああ」

 

「入学式であなたの話を聞いてから、ラーイエローと念のためオベリスクブルーをくまなく探しましたが、一向に見つかりませんでした。どおりで見つからないわけですよ。オシリスレッドにいるのだから」

 

よく喋る女だ。こっちは生返事しかしてないというのに。

 

「……で要件は?」

 

「そうでしたわ。あなたの持つシンクロモンスターとやらを見せてもらってもよろしいかしら?」

 

「ああ、構わないが」

 

そう言って俺はカードを手渡した。全部ではなく、すぐそばにあった2枚だけだが。

 

「これがシンクロモンスター。ねえあなた、このカード私に譲ってくださらない?」

 

「はい?」

 

何を言い出すんだこの女は?まあ回りくどく言うやつよりはストレートでましだが。

 

「もちろんただとは言わないわ。あなたが望むだけの財産を与えるわ」

 

「……魅力的な提案ではあるが、このカードは金には変えられないんだよ。キミもデュエリストならわかるだろ」

 

「……」

 

あれ?こういう金持ちって自分の思い通りにならないと、『なんで』って喚きだすイメージがあったが、

 

「でしょうね。あなたが捻くれた人物というのは噂で聞いていましたから、お金を掲げたぐらい解決するとは思っていませんでしたわ」

 

意外だ。金持ちって金で全てが解決すると考えてるもんだと思ったが、結構あっさり引いてくれるんだな。

 

「……要件が済んだなら引き取ってもらっていいかな」

 

「デュエルしましょう」

 

「は?」

 

「ここはアカデミアでは何事もデュエルで決めるもの。あなたのシンクロモンスターを掛けてデュエルしましょう」

 

前言撤回、金持ちは横暴だ。

 

「断る。俺にメリットがない」

 

「もちろん、あなたが勝った場合の事も考えていますわ」

 

「というと?」

 

「あなたが勝ったら、このわたくしがあなたの言うことをなんでも1つだけ聞いてあげますわ」

 

うわ、なんかすごく聞いたことシチュエーションなんだが。

 

「さあ、どうでしょうか」

 

この感じ、雪乃の勝っても負けてもいいって感じではなく、自分が負けることなんて考えてないって感じだ。こういうやつの鼻を明かすのも面白い。

 

「いいよ、受けて立とうじゃないか」

 

「そう来なくては」

 

 

 

俺はこの女に連れられ海岸まで来た。レッド寮の前でいいかと聞いたが?庶民の見世物になるのは嫌だということでここに来た。

 

「なるほど、確かにここなら人はあまり」

 

「あうぅ~、ツァンさん、待ってください―」

 

「もう、僕についてこないでよぉ」

 

前言撤回、すごく聞き覚えがある声がした。なんかもめてる気がするが、どうせ素直じゃないツァンにゆまが直球で当たってるんだろ。

 

「あ、コナミさんです。それとえっと?どなたでしょうか?」

 

ああ、そう言えば俺もこいつの名前聞いてなかった。

 

「海野幸子、海野財閥の令嬢で世界でも5本の指に入る大富豪よ」

 

ツァンがゆまに説明した。ついでに俺も理解した。

 

「あら、ギャラリーが2人だけいるようですが、あなたの知り合いでもあるようですし、まあいいでしょう」

 

「え?コナミさん何かするのですか?」

 

「ああ、これからこいつとデュエルするんだ、シンクロモンスターを賭けて」

 

「え?本当に」

 

「ええ、それと庶民、わたくしはこいつではなく海野幸子という名前があるの」

 

「それは失礼海野さん。それじゃあ、始めようか」

 

「ふふ、たっぷりわからせてあげる」

 

 

「「デュエル」」

 

 

「先攻はあなたからでいいわ」

 

「そりゃどうも」

 

1ターン目:コナミ

 

「俺のターン、効果により《ジャンク・フォワード》を手札から特殊召喚」

 

 

ジャンク・フォアード

効果モンスター

星3/地属性/戦士族/攻 900/守1500

自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、

このカードは手札から特殊召喚する事ができる。

 

 

「《ニトロ・シンクロン》を通常召喚」

 

 

ニトロ・シンクロン

チューナー(効果モンスター)

星2/炎属性/機械族/攻 300/守 100

このカードが「ニトロ」と名のついたシンクロモンスターの

シンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、

自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

「さらに魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動。手札のボルトヘッジホッグを捨て、レベル1のチューニング・サポーターを特殊召喚」

 

 

ワン・フォー・ワン

通常魔法

手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。

手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

チューニング・サポーター

効果モンスター

星1/光属性/機械族/攻 100/守 300

このカードをシンクロ召喚に使用する場合、

このカードはレベル2モンスターとして扱う事ができる。

このカードがシンクロモンスターの

シンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、

自分はデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

「レベル3の《ジャンク・フォアード》と効果でレベル2扱いとする《チューニング・サポーター》にレベル2の《ニトロ・シンクロン》をチューニング」

 

☆2+☆3+☆2=☆7

 

「集いし思いがここに新たな力となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!燃え上がれ、《ニトロ・ウォリアー》」

 

 

ニトロ・ウォリアー

シンクロ・効果モンスター

星7/炎属性/戦士族/攻2800/守1800

「ニトロ・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上

自分のターンに自分が魔法カードを発動した場合、そのターンのダメージ計算時のみ

1度だけこのカードの攻撃力は1000ポイントアップする。

このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊した場合、

相手フィールド上に表側守備表示で存在するモンスター1体を攻撃表示にして

そのモンスターを続けて攻撃する事ができる。

 

 

「来ましたね、シンクロモンスター」

 

「《ニトロ・シンクロン》の効果で1枚ドロー。《チューニング・サポーター》でもう1枚ドロー。これでターン終了」

 

 

コナミ

LP4000

手札 4

モンスター ニトロ・ウォリアー(攻)

魔法・罠 なし

 

 

2ターン目:幸子

 

 

「わたくしのターン、フィールド魔法《伝説の都 アトランティス》を発動」

 

 

伝説の都 アトランティス

フィールド魔法

このカードのカード名は「海」として扱う。

このカードがフィールド上に存在する限り、

フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。

また、お互いの手札・フィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がる。

 

 

「御出でなさい《水陸両用バグロス Mk-3》を通常召喚」

 

 

水陸両用バグロス Mk-3

効果モンスター

☆4/水属性/機械族/攻1500/守1300

「海」がフィールド上に存在する限り、

このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

 

 

《水陸両用バグロス Mk-3》 ATK1500→1700

 

「《水陸両用バグロス Mk-3》で攻撃!」

 

「俺のフィールドに《ニトロ・ウォリアー》がいるのに攻撃だと?」

 

「これだから庶民は。《水陸両用バグロス Mk-3》はフィールドに《海》が存在するとき、相手プレイヤーに直接攻撃できるわ」

 

「なるほど……《伝説の都 アトランティス》は《海》として扱うカード……」

 

「さあ、優雅に。《水陸両用バグロス Mk-3》でダイレクトアタック!」

 

「ぐぅう」

 

コナミLP4000→2300

 

「カードを1枚伏せターン終了」

 

 

 

幸子

LP4000

手札 3

モンスター 水陸両用バグロス Mk-3(攻)

魔法・罠 伝説の都 アトランティス

     セット×3

 

3ターン目:コナミ

 

 

「俺のターン、《ジャンク・ブレーダー》を召喚」

 

 

ジャンク・ブレーダー

効果モンスター

☆4/地属性/戦士族/攻1800/守1000

自分の墓地に存在する「ジャンク」と名のついた

モンスター1体をゲームから除外する事で、

このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで400ポイントアップする。

 

 

「《ジャンク・ブレーダー》の効果発動。《ジャンク・フォワード》を除外し攻撃力を400アップさせる」

 

《ジャンク・ブレーダー》 ATK1800→2200

 

「《ジャンク・ブレーダー》で《水陸両用バグロス Mk-3》を攻撃」

 

「くぅう、所詮は五流ね」

 

幸子LP4000→3500

 

「さらに《ニトロ・ウォリアー》でプレイヤーに直接攻撃」

 

「貧相ね。罠発動《ガード・ブロック》戦闘ダメージを0にし、カードを1枚ドローするわ」

 

 

ガード・ブロック

通常罠

相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。

その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、

自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

「そうか……カードを1枚伏せターン終了」

 

 

コナミ

LP2300

手札 3

モンスター ニトロ・ウォリアー(攻)

      ジャンク・ブレーダー(攻)

魔法・罠 セット×1

 

 

 

side幸子

 

4ターン目:幸子

 

 

「わたくしのターン」

 

どうやら噂通りの展開力の持ち主だったようね。相手にとって不足が無くていいわ。

 

「わたくしの手足です《水陸両用バグロス Mk-3》を除外し《水の精霊 アクエリア》を特殊召喚」

 

 

水の精霊 アクエリア

効果モンスター

☆4/水属性/水族/攻1600/守1200

このカードは通常召喚できない。

自分の墓地に存在する水属性モンスター1体をゲームから除外した場合に特殊召喚する事ができる。

相手のスタンバイフェイズ毎に、相手フィールド上に表側表示で

存在するモンスター1体を選択し、表示形式を変更する事ができる。

そのモンスターはこのターン、表示形式を変更する事ができない。

 

 

「お父様からのプレゼント《水の精霊 アクエリア》を生贄に、《伝説の都 アトランティス》の効果でレベル6となった《海竜(リバイアサン)ーダイダロス》を召喚」

 

 

海竜(リバイアサン)ーダイダロス

効果モンスター

☆7/水属性/海竜族/攻2600/守1500

自分フィールド上に存在する「海」を墓地に送る事で、

このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。

 

 

海竜ーダイダロス ATK2600→2800

 

「攻撃力2800、攻撃力は《ニトロ・ウォリアー》と互角だが、確かそいつの効果は」

 

「知っているようね。なら話は早いわ。《伝説の都 アトランティス》を墓地に送り、《海竜ーダイダロス》以外のカードを全て破壊するわ」

 

「罠カード《和睦の使者》をチェーン発動。このターンのダメージを0にする」

 

 

和睦の使者

通常罠

このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける

全ての戦闘ダメージは0になる。

このターン自分のモンスターは戦闘では破壊されない。

 

 

ぐぅぅ、フリーチェーンとは、わたくしに逆らうなんていい度胸じゃない!

 

「カードを2枚伏せターンエンド!」

 

 

幸子

LP3500

手札 1

モンスター 海竜ーダイダロス(攻)

魔法・罠 セット×2

 

 

5ターン目:コナミ

 

 

「俺のターン、魔法カード《調律》発動」

 

 

調律

通常魔法

自分のデッキから「シンクロン」と名のついたチューナー1体を

手札に加えてデッキをシャッフルする。

その後、自分のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。

 

 

「《ジャンク・シンクロン》を手札に加え、デッキトップのカードを墓地へ送る」

 

墓地に送られたカードはどうやら罠カードのようね。これなら効果が発動するようなことは…

 

「《リミッター・ブレイク》の効果により、デッキから《スピード・ウォリアー》を特殊召喚」

 

 

 

リミッター・ブレイク

通常罠

このカードが墓地へ送られた時、

自分の手札・デッキ・墓地から「スピード・ウォリアー」1体を特殊召喚する。

 

 

スピード・ウォリアー

効果モンスター

☆2/風属性/戦士族/攻 900/守 400

このカードの召喚に成功したターンの

バトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。

このカードの元々の攻撃力はバトルフェイズ終了時まで倍になる。

 

 

ぼ、墓地から…

 

「墓地からトラップですって!」

 

わたくしとしたことが、思わず声を上げて叫んでしまいましたわ。

 

「墓地からですか!」

 

「墓地からトラップなんて!」

 

他の2人も同じようね。

 

「《ロード・シンクロン》を通常召喚」

 

 

ロード・シンクロン

チューナー(効果モンスター)

☆4/光属性/機械族/攻1600/守 800

このカードを「ロード・ウォリアー」以外のシンクロ素材とする場合、

このカードのレベルを2つ下げたレベルとして扱う。

このカードが攻撃した場合、そのダメージステップ終了時に

このカードのレベルをエンドフェイズ時まで1つ上げる。

 

 

「墓地の《ボルトヘッジホッグ》の効果発動。チューナーモンスターがいるとき墓地から特殊召喚できる」

 

 

ボルト・ヘッジホッグ

効果モンスター

☆2/地属性/機械族/攻800/守800

自分のメインフェイズ時、このカードが墓地に存在し、

自分フィールド上にチューナーが存在する場合、

このカードを墓地から特殊召喚できる。

この効果で特殊召喚したこのカードは、

フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。

 

 

また3体のモンスターが、なんて展開力なの……

 

「いくよ、レベル2の《スピード・ウォリアー》とレベル2の《ボルトヘッジホッグ》にレベル4の《ロード・シンクロン》をチューニング」

 

☆4+☆2+☆2=☆8

 

「集いし希望が新たな地平へいざなう。光さす道となれ!シンクロ召喚!駆け抜けろ、《ロード・ウォリアー》」

 

 

ロード・ウォリアー

シンクロ・効果モンスター

☆8/光属性/戦士族/攻3000/守1500

「ロード・シンクロン」+チューナー以外のモンスター2体以上

1ターンに1度、自分のデッキからレベル2以下の

戦士族または機械族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

 

 

「バトル《ロード・ウォリアー》で《海竜ーダイダロス》を攻撃」

 

「まあ、浅ましい。罠カード発動《ポセイドンウェーブ》。この効果で《ロード・ウォリアー》の攻撃を無効にし、 あなたに800のダメージを与えるわ」

 

 

ポセイドンウェーブ

通常罠

相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。

相手モンスター1体の攻撃を無効にする。

自分フィールド上に魚族・海竜族・水族モンスターが表側表示で存在する場合、

その数×800ポイントダメージを相手ライフに与える。

 

 

「ぐぁ」

 

コナミLP2300→1500

 

「《ロード・ウォリアー》の効果発動。デッキからレベル2の戦士族モンスター《マッシブ・ウォリアー》を守備表示で召喚」

 

 

マッシブ・ウォリアー

効果モンスター

☆2/地属性/戦士族/攻 600/守1200

このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。

 

 

「カードを1枚伏せターン終了」

 

 

コナミ

LP1500

手札 2

モンスター ロード・ウォリアー(攻)

      マッシブ・ウォリアー(守)

魔法・罠 セット×1

 

 

6ターン目:幸子

 

 

いくらモンスターを展開しようと、わたくしの切り札がいる限り、すぐに葬って差し上げますわ!

 

「わたくしのターン、綺麗でしょ。永続罠《忘却の海底神殿》を発動」

 

 

忘却の海底神殿

永続罠

このカードがフィールド上に存在する限り、

このカードのカード名は「海」として扱う。

1ターンに1度、自分フィールド上の

レベル4以下の魚族・海竜族・水族モンスター1体を

選択してゲームから除外できる。

自分のエンドフェイズ時、この効果で除外したモンスターを特殊召喚する。

 

 

「そのカードも《海》として扱うカード……」

 

「その通り。《海竜ーダイダロス》の効果発動。《忘却の海底神殿》を墓地に送り《海竜ーダイダロス》以外のカードを全て破壊するわ」

 

「その効果にチェーンして、手札の《エフェクト・ヴェーラー》の効果発動。このカードを墓地に送り、《海竜ーダイダロス》の効果を無効にする」

 

 

エフェクト・ヴェーラー

チューナー(効果モンスター)

☆1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0

このカードを手札から墓地へ送り、

相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。

選択した相手モンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする。

この効果は相手のメインフェイズ時にのみ発動できる。

 

 

きぃー、なんてこと!でもまだ終わらないわよ!

 

「魔法カード《アクアジェット》発動。《海竜ーダイダロス》の攻撃力を1000ポイントアップさせるわ」

 

 

アクアジェット

通常魔法

自分フィールド上の

魚族・海竜族・水族モンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。

 

 

「でたー!幸子さんのマジックコンボ!」

 

「ゆ、ゆま、どうしたの急に?」

 

「いや、お約束かと思いましてー」

 

いつもわたくしの崇拝者が行う喝采が聞こえてきましたわね。あんな庶民でも雰囲気は読めるようですわね。

 

「バトル、すなわち戦闘!ありがたく頂戴しなさい!《海竜ーダイダロス》で《ロード・ウォリアー》を攻撃!」

 

「ぐわぁ!」

 

コナミLP1500→900

 

「カードを1枚セット。ターンエンド!」

 

 

 

幸子

LP3500

手札 0

モンスター 海竜ーダイダロス(攻)

魔法・罠 セット×1

 

 

 

 

sideコナミ

 

 

7ターン目:コナミ

 

 

攻撃力3600の破壊効果持ちか、最低でもこいつだけはこのターンで何とかしないとまずいだろうな。

 

「俺のターン、魔法カード《貪欲な壺》を発動。墓地の《ニトロ・シンクロン》《ニトロ・ウォリアー》《ジャンク・ブレーダー》《ロード・シンクロン》《ロード・ウォリアー》の5枚をデッキに戻し、2枚ドロー」

 

 

貪欲な壺

通常魔法

自分の墓地のモンスター5体を選択して発動できる。

選択したモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。

その後、デッキからカードを2枚ドローする。

 

 

「《ジャンク・シンクロン》を召喚。効果で《スピード・ウォリアー》特殊召喚」

 

 

ジャンク・シンクロン

チューナー(効果モンスター)

☆3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500

このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する

レベル2以下のモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。

この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化される。

 

 

「効果で手札の《ブースト・ウォリアー》を特殊召喚」

 

 

ブースト・ウォリアー

効果モンスター

☆1/炎属性/戦士族/攻 300/守 200

自分フィールド上にチューナーが表側表示で存在する場合、

このカードは手札から表側守備表示で特殊召喚する事ができる。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。

 

 

「レベル2の《マッシブ・ウォリアー》とレベル2の《スピード・ウォリアー》とレベル1の《ブースト・ウォリアー》にレベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング」

 

☆3+☆2+☆2+☆1=☆8

 

「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、《スターダスト・ドラゴン》」

 

 

スターダスト・ドラゴン

シンクロ・効果モンスター

☆8/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

「フィールド上のカードを破壊する効果」を持つ魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、

このカードをリリースする事でその発動を無効にし破壊する。

この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、この効果を発動するためにリリースされ墓地に存在するこのカードを、

自分フィールド上に特殊召喚できる。

 

 

「綺麗な竜ね……でもそのモンスターじゃ《海竜ーダイダロス》には到底及ばないわ」

 

「分かっている。罠カード発動《シンクロ・ストライク》」

 

 

シンクロ・ストライク

通常罠

シンクロ召喚したモンスター1体の攻撃力はエンドフェイズ時まで、

シンクロ素材にしたモンスターの数×500ポイントアップする。

 

 

「《スターダスト・ドラゴン》のシンクロ素材は4体。よって攻撃力は2000アップ!」

 

《スターダスト・ドラゴン》 ATK2500→4500

 

これで《海竜ーダイダロス》の攻撃力は上回った。あとはあの伏せカードが俺の思い通りなら…

 

「《スターダスト・ドラゴン》で《海竜ーダイダロス》を攻撃」

 

「お馬鹿さん!リバースカードオープン《ポセイドンウェーブ》!《スターダスト・ドラゴン》の攻撃を無効にして800のダメージよ!」

 

「うわぁ」

 

コナミLP900→100

 

「残念だったわね。これで《スターダスト・ドラゴン》は攻撃することなく攻撃力が戻り、《海竜ーダイダロス》で攻撃すればわたくしの勝利ですわ!」

 

説明は死亡フラグだよ、海野さん。

 

「速攻魔法発動《ダブル・アップ・チャンス》。《スターダスト・ドラゴン》の攻撃力を倍にし、もう1度バトルを行う」

 

 

ダブル・アップ・チャンス

速攻魔法

モンスターの攻撃が無効になった時、

そのモンスター1体を選択して発動できる。

このバトルフェイズ中、

選択したモンスターはもう1度だけ攻撃できる。

その場合、選択したモンスターはダメージステップの間、攻撃力が倍になる。

 

 

《スターダスト・ドラゴン》 ATK4500→9000

 

「攻撃力9000ですって!」

 

「《スターダスト・ドラゴン》で《海竜ーダイダロス》を攻撃」

 

「あああぁぁぁぁ!」

 

幸子LP3500→0

 

 

Winコナミ

 

 

「大丈夫か?」

 

「きぃぃぃ!わたくしが、負けるだなんて」

 

やっぱこいつは単なる自信家だったようだ。

 

「そう悔しがるなよ、いいデュエルだったよ」

 

「くぅ……庶民に慰めるなんて屈辱ですわ。ですが、敗者が何を語っても負け犬の遠吠え。その言葉は素直に受け取りますわ……ありがとう」

 

「ああ、でも約束は忘れないでよ」

 

「あ……そうでした」

 

思い出した海野が俺を卑猥な物を見る目で見てきた。

 

「あんた、幸子ともそんな約束を」

 

「え?何かあったのですか?」

 

「くっ、約束した以上仕方ありませんわ。さ、さあ、なんでも言いなさい」

 

一応最低限のプライドはあるのか震えながら海野が言ってきた。

 

「いいよ今は。じっくり考えさせてもらうから」

 

あ、やばい、またS顔になってたかも。

 

「くぅぅ」

 

それが屈辱的だったのか海野は赤くなりながら顔を伏せていた。

 

「とりあえず、俺はもう帰らせてもらうよ」

 

「え、帰っちゃうの……」

 

「コナミさん、今日は何か用事が?」

 

「いや、2度寝。突然起こされたからまだ寝たりないんだよ」

 

そう言い残して俺は3人に背を向けた。

 

「なによ、つれないわね……」

 

「えっと、おやすみなさい。でいいのかな?」

 

「寝起きの庶民に負けるなんて、屈辱ですわ……」

 

3人の少女に見送られながら。俺は寮へと帰還した。

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