ついにドッペルコナミの正体が明かされます!
………ええそうです、後付け設定ですよ(キッパリ)
詳しいことは本編とあとがきで。
side鱗子?
アカデミアの港の倉庫、オレはそこに身をひそめていた。
「こんなところにいたのか?」
「!?誰ですか?」
突然背後から声をかけられ振り返ると、そこにはシンクロ未来からのデュエリスト、コナミの姿があった。
だが少し違和感がある、普段奴が来ているという赤い服ではなく、全身緑の服。しかもオレと同じ闇のオーラを感じる。
「あなたは、コナミさん……私に何か御用ですか?」
「ククク、"私"とかやめろよ、お前らしく……いや、俺様らしくない!」
「俺?どういうことですか?」
「俺はコナミなんかじゃねぇ!わかってるんじゃないのか、この瘴気!」
オレと同じ闇の瘴気……なるほど。
「この時代のオレはオレよりもずいぶん早く解放されたようだな」
「ククク、そういうことだ。俺はこの時代のお前さ!?」
「しかしずいぶん気が弱いな。オレのようにまだ完全ではないということか?」
「これか。思い出すだけでイライラするぜ!あんな奴に負けたせいでよ……」
「なるほど、そういうことか。しかしこの時代のオレはずいぶん荒い性格だな。オレより早く解放されて更正する時間がなかったか」
「早くって、たかだか100年ぐらいの違いだろ?お前だって更正してないからこんなことしてんじゃねえか?」
「確かにな。3000年に比べれば数100年など些細だな」
~約3000年前~
『答えろ、なぜ王に使える占星術師のお前が、魔物が封印される〝
【……】
『答えぬか。ならば心に直接問う。星の竜の
神官が言うと、ピンクの小さな竜の
『この
【うっ!】
『そして「心理を量る天秤」でお前の罪の重さを量る。「規律」「定式」を見極める"
『な……なんだこの重さは!』
『な…なんということだ、ここまで重く深い罪を持つ人間がいるとは!』
【ククク、オレの罪が重いだと?ならばクル・エルナ村を滅ぼした貴様らの罪はどれほどか!】
『な・・なんだ!?こやつの身体から凄まじい
【教えてやる。オレの罪の重さは、キサマらに滅ぼされた我が故郷、クル・エルナ村の……復讐の重さだ!!】
『お前はクル・エルナ村の者だったのか!?』
【クル・エルナの民は七つの秘法の生贄にされた。それを知ったオレの無念・悲しみ・憎悪がオレの中に魔物を生み出した!見ろ!キサマ等への憎悪が産み出したこの姿を!】
術師の体からあふれ出た
『闇の竜!だが不安定な姿だ』
『おそらく奴の憎悪が強すぎて魔物が力を完全に吸収しきれていないのだ!』
『なら今のうちに
【貴様らを消す程度、今の力で十分だ】
しかし言葉とは裏腹に闇の竜の攻撃は神官に相殺された。
【な、なんだ?魔力が足りん……そうか。あの竜に心臓を取り込まれていたのか】
『星の竜の
歯車を取り込んだ竜は、巨大な白き竜へと姿を変え、闇の竜を攻撃した。
【ぐわああ!!な、なんだ!?】
『いまだ!奴を封印しろ!』
【ぐあああ!!キ、キサマ等ァァァアァァ!!】
『や、やった……』
【オレ…は……許…さ…ん……キサ…マ…ら……滅…ぼ…す……】
『なんというやつだ、封印されてなお意識があるとは』
『仕方がない。あの
「そしてこの青海鱗子とか言う女に発見され、解放されてみれば3000年以上の時が経ち、神官どころか人類すら滅びようとしていた」
「ほう、そっちはそんなに悲惨だったのか?」
「出なければ過去に戻ろうなどとしない。最も3000年前に戻れればなおよかったが。さすがにそこまでの技術はなくてな」
「ククク、やり場のない怒りに参ってるのは俺も同じだ。まあオレには別の目的もあるがな」
「……話を戻そうか。で、わざわざオレに会いに来た目的はなんだ?」
「それか。お前の力で作ったカードを俺にも寄越しな」
「オレが作ったカードを?」
「知ってんだよ、お前が自分の力で作り出したカードを一部のデュエリストに与え、そのカードを使ったデュエルを通して力を蓄えていることを」
「そうだが……まさか貴様!?」
「そうだ、その力の1部は同一の存在である俺にも流れてくるんだよ」
なるほど、それで海野幸子のカードが解放されたとき、本来見込んでいたうちの4分の3程度しか力が戻らなかったわけか。
「だからそのカードを俺にも寄越しな。そいつで暴れまわってやる。そうすれば俺もお前も力を取り戻せる。お互いに利のある話だろ?」
……確かにそうだが。
「もちろんこちらからもお前に寄付する材料は持ってきたぜ」
そういってこの時代のオレは1枚のカードを差し出した。
「そ、それは!」
「そうだ。俺たちの心臓を取り込んでいた
「そいつをどうやって?」
「ククク……どうやらオレを解放してくれた主はこのカードに精通している何かを持っていたらしくてな」
「貴様を解放した主?」
「まあそれはいいだろ。とはいえこいつは主と俺の力で作り上げたコピー。だがそれでもオレの心臓の一部は宿った」
「なるほど、
「さらにこいつをデュエルで使うことでその心臓は大きくなり、あと一歩で完全復活できるところだったんだが……」
「デュエルに負け失敗したと?」
「ちっ、そうだよ。だが今お前がしている策に俺が便乗し、こいつに力を集めていけば」
「いずれオレたちは完全復活できると」
「そういうことだ!」
「……話がよすぎるな。オレのカードで暴れまわったところでお前が得るのは4分の1、お前の力はそう簡単には戻らないぞ?」
「ああ、それなら心配はいらねぇ、俺には力を一気に取り戻す当てがある!」
……どうやらオレに不利な話でないのは事実のようだ。
「いいだろう、ただしもう1つだけ条件をのめ」
「なんだよ?」
「神導魔希子と善羽麻衣を消せ、この時代に来た以上、あいつらはもうオレにとって邪魔だ」
sideゆま
幸子さんからデュエルの宣戦布告をされてから2日。いよいよ明日コナミさんはと幸子さんのデュエルが行われます!?
コナミさんは最後のデッキ調整をしたいとのことで1人部屋に閉じこもるそうなので私たちもいつもより早めに解散して変えることになりました。
「あれ?」
帰ろうとして下駄箱を開けると1枚の手紙が入っていました。
『ゆまへ、大事な話があるからみんなに内緒で廃校まで来てくれないか。コナミ』
「コナミさんからの手紙?」
大事な話ってなんでしょうか……
「あ!コナミさん!」
「やあゆま。来てくれたか」
廃坑に行くとコナミさんはすでにいました。でも普段と恰好が少し違いました。服装こそ同じですが、全身赤ではなく緑の恰好をしていました。
「なんだか普段と違いますね?」
「これか、ちょっとしたイメチェンってやつだ」
「そ、それでその……大事な話ってなんでょうか?」
「話か。それは、俺とデュエルをしてくれないか?」
デュエル?急にどうして……
「もしかして!幸子さんとのデュエルの練習ですか」
「ん?あ、ああ。そうだ、そうなんだ」
「で、でもそれなら私なんかより雪乃さんやツァンさんのほうがいいんじゃないですか?」
「いや、お前じゃなきゃダメなんだよ」
「え?私じゃなきゃダメ……そ、そんな、えへへ」
なんだか照れちゃいますよ!
「それで、相手をしてくれるか?」
そういってコナミさんはデュエルディスクを構えました。
「も、もちろんです!私でよければ!」
私もそう答えてデュエルディスクを構えました。
「じゃあ行くぞ!」
「はい!」
「「デュエル!!」」
それでは、ドッペルコナミの正体について少し捕捉させていただきます。
ドッペルコナミの正体は《トラゴエディア》……厳密にはクル・エルナ村出身の占星術士の
2年前に書いてた頃は、特に正体とかなく。よくわからない闇の存在ってことだったのですが。
再登場するなら何らかの秘密があったほうがいいと考え直して
ただこの小説の時系列がアニメ開始以前なのでアニメGXの存在だと矛盾がどうしても出てきそうだったので
漫画GXのラスボス、トラゴエディアにしよう……と思ったのですが。
やはり奴の心臓である《ハネクリボー》の件で矛盾が出てきたため断念……しようと思ったのですが、
"そもそもオリジナル小説なのだから、完璧に漫画に忠実にする必要はないのでは"
と私の悪魔がささやいたので、一部独自の設定に変更してしまいました。
トラゴエディアの
大きく変更したのはこの3つですね。
漫画を読んでいたとき、《トラゴエディア》なのに《トラゴエディア》のカードは使わないのかよ!
と思ったので、
ここまで設定をいじると、なんだ漫画遊戯王GXのラスボスとは別人な気もしてきましたが……
だいたいこのような感じです、疑問・指摘がございましたらご報告お願いします。