いいタイトルだった回があるかは自信がありませんが……
とうとう幸子との約束の日がやってきた。
「い、いよいよですね!ゆゆ、幸子さんとのデュエル!」
「なんでゆまのほうが緊張してるの?」
「ねぇ、コナミは緊張していないの?」
「……心拍は…安定してる……」
「どんな奴でも、コナミなら率先即決だろ!」
「それを言うなら速戦即決ですよ岬さん」
レッド寮の前には俺を含むいつものメンバー7人がそろっていた。
「ごきげんよう、よくぞ怖気づかずに来ましわわね」
少しして幸子と麗華がやってきた。今日はこの2人だけのようだ。
「紫も来てないのか?」
「彼女は自分の部屋にこもってあなたの名前を永遠呟きながらカードを眺めていましたわ」
「目のハイライトが少し薄れていた気もしますね」
なにそれ!?普通に怖いんだけど……
「あなたが紬さんのことを気にする必要はありませんわ。あなたには今日わたくしの手で引導を渡すのですから!」
ビシッと俺を指さして幸子が宣言した。
「相変わらず勝気ね」
「あの性格だけは変わってないね」
幸子のもともとの性格を知ってる2人は少しあきれながら言うのが聞こえた。
「さあ、くだらない会話を続ける必要はもうないでしょう。早く始めましょう」
そう言って幸子はデュエルディスクを構えた。
「ああ、そうだな」
俺もそれにこたえ、デュエルディスクを構えた。
「レッド寮のこともありますが、それ以上にようやくあなたを倒すことができる、そのことがわたくしは楽しみで仕方ありませんわ!」
「それは期待を裏切る結果になりそうで残念だが……ま、楽しくやろうよ!」
「「デュエル!!」」
「俺のターン、《ボルトヘッジホッグ》を守備表示で召喚。カードを1枚伏せターン終了だ」
コナミ:手札6→4
コナミ
LP4000
手札 4
モンスター ボルトヘッジホッグ(守)
魔法・罠 伏せカード1枚
2ターン目:幸子
「わたくしのターン、魔法カード《七星の宝刀》を発動!手札かフィールドからレベル7のモンスター1体を除外し、2枚ドローしますわ」
手札交換カードか。
「手札の《超古深海王シーラカンス》を除外し2枚ドロー。そして《スターフィッシュ》を召喚」
幸子:手札6→5
スターフィッシュ
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻 300/守 300
「モンスターの召喚に成功したことで手札の《シャーク・サッカー》の効果発動!魚族・海竜族・水族モンスターが召喚・特殊召喚された時、このカードを手札から特殊召喚する事ができますわ」
幸子:手札5→4
シャーク・サッカー
星3/水属性/魚族/攻 200/守1000
「レベル3のモンスターが2体、もう来るか?」
「レベル3の《スターフィッシュ》と《シャーク・サッカー》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」
☆3×2
「エクシーズ召喚!浮上しなさい!《潜航母艦エアロ・シャーク》!」
潜航母艦エアロ・シャーク
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/水属性/魚族/攻1900/守1000
レベル3モンスター×2
「《潜航母艦エアロ・シャーク》の効果発動よ!ORUを1つ取り除くことで、わたくしの除外されたカードの数×100のダメージを与えるわ。食らいなさい“エアー・トルピード”」
《エアロ・シャーク》の砲台からミサイルが1発だけ俺に放たれた。
「除外されているカードは1枚。ダメージは100か」
コナミLP4000→3900
「まだエンジンがかかったばかりのような軽いダメージだな」
「そうね、そのダメージはほんの挨拶よ。フィールド魔法《忘却の都 レミューリア》を発動よ!」
幸子:手札4→3
フィールドが水没した都へと変わった。これを見るのも3度目、もはやエクシーズを手にしてからの幸子の十八番のフィールドだな。
「これでフィールドの水属性モンスターの攻守は200アップするわ」
《潜航母艦エアロ・シャーク》ATK1900→2100
「バトル、すなわち戦闘よ!《潜航母艦エアロ・シャーク》で《ボルトヘッジホッグ》を攻撃よ“ビッグイーター”!」
《エアロ・シャーク》に噛みつかれ《ボルトヘッジホッグ》は倒されてしまった。
「これでターン終了よ」
幸子
LP4000
手札 3
モンスター 潜航母艦エアロ・シャーク(攻)
魔法・罠 忘却の都 レミューリア
3ターン目:コナミ
「俺のターン、手札の《レベル・スティーラー》を捨て《クイック・シンクロン》を特殊召喚!」
コナミ:手札5→3
「《クイック・シンクロン》のレベルを下げ、墓地の《レベル・スティーラー》を守備表示で特殊召喚。さらに《チューニング・サポーター》を召喚」
コナミ:手札3→2
「お決まりの高速展開。ようやくあなたもエンジンがかかったようね」
「レベル1の《チューニング・サポーター》にレベル4チューナー《クイック・シンクロン》をチューニング!」
☆4+☆1=☆5
「集いし星が新たな力を呼び起こす。光さす道となれ!シンクロ召喚!いでよ、《ジャンク・ウォリアー》!」
ジャンク・ウォリアー
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2300/守1300
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
「《チューニング・サポーター》の効果で1枚ドロー」
コナミ:手札2→3
「そして《ジャンク・ウォリアー》の効果により、レベル1の《レベル・スティーラー》の攻撃力600分攻撃力をアップさせる!」
《ジャンク・ウォリアー》ATK2300→2900
「バトルだ、《ジャンク・ウォリアー》で《エアロ・シャーク》を攻撃“スクラップ・フィスト”!」
《ジャンク・ウォリアー》の拳が《エアロ・シャーク》を貫いた。
「くぅぅっ!」
幸子LP4000→3200
「カードを1枚伏せターン終了だ」
コナミ
LP4000
手札 2
モンスター ジャンク・ウォリアー(攻)
レベル・スティーラー(守)
魔法・罠 伏せカード2枚
4ターン目:幸子
「わたくしのターン、それではわたくしも、あなたに引けを足らない展開力でお相手しましょう!」
展開力…委員長や紫に見せたあのコンボが来るか……
「手札を1枚捨て装備魔法《D・D・R》を発動よ!手札を1枚捨て、除外されているわたくしのモンスター1体を特殊召喚するわよ!」
幸子:手札4→2
「除外されている《超古深海王シーラカンス》を特殊召喚してこのカードを装備させるわ」
超古深海王シーラカンス
効果モンスター
星7/水属性/魚族/攻2800/守2200
フィールドの空間が歪み穴が開き、そこから化石のような巨大魚が現れた。
《超古深海王シーラカンス》ATK2800→3000
「そして《超古深海王シーラカンス》の効果発動!手札を1枚捨て、デッキから4体の魚族を特殊召喚するわ!」
幸子:手札2→1
「やはり来たか、エクシーズにつなぐための大量展開コンボ」
巨大魚が雄たけびを上げると、フィールドの水中から4体の魚モンスターが現れた。
「《シャクトパス》《深海王デビルシャーク》《キラー・ラブカ》《オーシャンズ・オーパー》を特殊召喚よ!」
「レベル3とレベル4が2体ずつか」
「まずはレベル3水属性の《オーシャンズ・オーパー》と《キラー・ラブカ》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」
水属性☆3×2
「エクシーズ召喚、漆黒の闇より出でし赤き槍!《ブラック・レイ・ランサー》!」
ブラック・レイ・ランサー
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/獣戦士族/攻2100/守 600
水属性レベル3モンスター×2
「そしてレベル4水属性の《シャクトパス》と《深海王デビルシャーク》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」
水属性☆4×2
「吠えよ未知なる轟き!深淵の闇より姿を現わしなさい!!エクシーズ召喚!!《バハムート・シャーク》!!」
バハムート・シャーク
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/海竜族/攻2600/守2100
水属性レベル4モンスター×2
《バハムート・シャーク》ATK2400→2600
「《ブラック・レイ・ランサー》の効果発動。“パラライズ・ランス”!」
《ブラック・レイ・ランサー》の背中のヒレから突風が《ジャンク・ウォリアー》に向けて放たれた。
「ORUを1つ取り除くことで、相手モンスター1体の効果を無効にするわ」
「なるほど……これで《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力は元に戻ったってわけか」
《ジャンク・ウォリアー》ATK2900→2300
「《バハムート・シャーク》の効果発動!“ゴッド・ソウル”」
《バハムート・シャーク》が雄たけびを上げると、フィールドの水が巻きあがり、中から鱗を纏った戦士が現れた。
「ORUを1つ取り除いて、エクストラデッキから水属性・ランク3以下のエクシーズモンスター1体を特殊召喚しますわ。《トライエッジ・リヴァイア》を特殊召喚!」
トライエッジ・リヴァイア
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/水属性/海竜族/攻1800/守1500
レベル3モンスター×3
《トライエッジ・リヴァイア》ATK1800→2000
「委員長の時のモンスターか」
まずいな、あいつの効果は……
「そして魔法カード《エクシーズ・トレジャー(未OCGカード)》を発動よ!フィールドのエクシーズモンスターの数だけドローするわ」
幸子:手札1→0
「フィールドのエクシーズモンスターは3体、よって3枚ドローするわ!」
幸子:手札0→3
「ついにノーリスクで3枚のカードをドローとは」
「バトル、すなわち戦闘よ!《トライエッジ・リヴァイア》で《レベル・スティーラー》を攻撃“ブライトスパイラル”!」
「やはり《レベル・スティーラー》を狙ったか!?」
「《トライエッジ・リヴァイア》が破壊したモンスターは除外される。これでお得意の《レベル・スティーラー》の自己再生は封じたわ」
槍で貫かれた《レベル・スティーラー》が異次元へと飲み込まれた。これは厳しいな……
「続けて《超古深海王シーラカンス》で《ジャンク・ウォリアー》を攻撃よ“ディープエインシェント・ファング”!」
「ぐうぅ!」
コナミLP3900→3200
「そして《ブラック・レイ・ランサー》で直接攻撃よ“ブラックスピア”!」
「罠カード《トゥルース・リインフォース》を発動。デッキからレベル2以下の戦士族モンスターを特殊召喚する。デッキの《マシップ・ウォリアー》を特殊召喚!」
「《マシップ・ウォリアー》は確か1ターンに1度戦闘では破壊されないモンスター……」
「そうだ。そして《バハムート・シャーク》は効果を発動したターン攻撃できない。つまり《マシップ・ウォリアー》を破壊することはできないはずだ」
「防がれましたか、まあいいわ。カードを1枚伏せてターン終了よ」
幸子:手札3→2