アポクリファとFGOを軸にジャックの過去から現在までを書いてみたけど、どこか齟齬あるかも。何か”なんでやねーん”的ツッコミあったらコメントなりでお願いします。
…面倒だし、修正するかは気まぐれだけど。
昔、私たちの世界は”おかあさん”のお腹の中だけだった。
確かに世界は狭かったが、私たちの心はとても満たされていた。
何も考えなくていい、何も怖がらなくていい。
…私たちは、ずっとその場所にいられることを望んた。
でも、私たちの望みはある時、突然終わってしまった。
「ご……めん……ね」
”おかあさん”の掠れた声を最期の子守唄にして。
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生前の私たちの記憶は基本的にそこで途切れている。
もう少し生きられたり、はたまた”おかあさん”の声も聴かずに死んでしまった私たちも沢山いるが、それはそれだ。
されども、そんな私たちは死んでしまう時にある共通の願いを持った。それは、ごく自然なものである。
「”おかあさん”の中に還りたい」
ただ、そんな平凡な願いだ。それは私たちのただ一つの願いだ。今も、私たちが持ち続けている、共通の。
そして私たちは”ジャック・ザ・リッパー”という、”ぶらっくぼっくす”な存在の一部として当てはめられた。
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そしてある時、あまり記録には残っていないが、私たちは異端な”せいはいせんそう”に参加させられた。
気が付くと、私たちを召喚した誰かと…私たちの”おかあさん”になってくれた人がそこにいた。
”おかあさん”は誰かに半ば触れるだけで死んでしまいそうなほどに衰弱していた。
そして…私たちが召喚した誰かではなく、”おかあさん”を”おかあさん”にしたのはあの言葉を漏らしたからだ。
「死にたく…ない」
その言葉は、私たちが死んだときのことを思い出させた。
”おかあさん”の中でいつまでも生きていたかったのに…まだ”死にたくなかったのに”。
私たちはその言葉を聞いて、”おかあさん”を助けることにした。
”ジャック・ザ・リッパー”としてその世界に”げんかい”したが故に、私たちは高い戦闘能力を持っていた。
だから、私たちは私たちを召喚した誰かを××した。そして死にかけていた”おかあさん”を助けた。
そして私たちと”おかあさん”は……”おやこ”になった。
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そこから”るーまにあ”に着くまでの記録は、ほとんどと言っていいほどない。ただ、少しだけ残っているのは”おかあさん”が”はんばーぐ”を作ってくれたことと、私たちを阻む”魔術師”を、解体したり拷問したりしたことだけだ。
そして、次にまだ記録として多く残っているのは……”おかあさん”が”私たち”を庇って死んでしまった時の事だ。
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”おかあさん”が私たちを庇って矢に心臓を撃たれた時、私たちはとても困惑した。私たちは”サーヴァント”だ。言い換えれば、”都合のいいただの道具”だ。
なのに……そうだというのに、”おかあさん”は私たちを庇ったのだ。
「死にたくない」
そう、あんなに強く願っていたというのに。私たちを取り囲んでいる人やサーヴァントは、私たちさえ消滅すればきっと、”おかあさん”を助けてくれたかもしれないのに、だ。
そして”おかあさん”はあろうことか、その死にかけの身体で、令呪で自分の保身をさせるわけでもなく、”私たちが私たちだけでも生きていけるように”ということを命じた。
私たちは理解できなかった。泣いた、ただ泣いた。
どうして”おかあさん”が死なないといけないのか、どうしてこの世界はこんなに理不尽なのか、どうして”生きたい”と願う人を世界は生かしてくれないのか。
私たちは呪った。世界を、彼らを、全部、全部、全てを。
……そこからの記憶はない。ここカルデアに私たちが存在している以上は……そういうことなのだろう。
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今の新しい”おかあさん”はあの時の”おかあさん”とは全くと言っていいほど、違う。
愛はくれるけど、それは私たちだけに与えられているモノではない。
それに”はんばーぐ”もあの時の”おかあさん”が作ってくれたものより、そんなに美味しくない。
……でも、その代わり、新しい”おかあさん”は私たちに”ともだち”というものをくれた。
ナーサリーはとても賢くて、私たちと一緒に色んな事をしてくれる。
リリィはとても真面目で、”おねえさん”として色々教えてくれる。
バニヤンはとても大きくなれる。たまにみんなで”れいしふと”して、彼女の肩の上に乗せてもらい、みんなで散歩している。
他にも片手では数えきれないほどの友達を、新しい”おかあさん”は私たちにくれた。
……私たちは今、とても幸せだ。
ご覧いただきありがとうございます。
これで”ジャックとマスターの話”は終わりになります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
前も書きましたが、Fate関連の二次創作はいまのところもう書く予定はありません。
残りの推しのロビンはEXTRA未プレイですし、同じくサンソンは関連鯖持ってないのに書くのはうーんと思ったからです。
また、三月に出すと言っていたオリジナル作品の次回作は、キャラの肉付けが終われば書き始めるので、もしかすると早まるかもです。
どうせ出すなら、年明けかクリスマスに出したい(貪欲)
それでは、次回作までサヨナラー。