唯我尊に転生?上等だコラァ!ブラック企業で鍛えられた忍耐力を武器にマトモな唯我尊になってやらぁっ!   作:ユンケ

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第157話

 

 

研修は滞りなく終了した。皆、意欲的に取り組んでいたし未来は案外明るいかもしれない。

 

俺はトレーニングステージを解除して、オペレータールームから訓練室に戻る。

 

「皆さん、お疲れ様でした」

 

「おう。唯我もオペレートお疲れさん」

 

柿崎が笑いながら肩を叩いてくるが、本当に爽やかだな。前世の上司がこんな人だっならどんなに良かったか……

 

「訓練生もお疲れ様。これで一通りトリガーを説明したが、今のトリガーから変えたい人がいたら挙手してくれ」

 

そう促すと4人が手を挙げるが、中には黒江もいた。

 

(マジか。黒江もか)

 

黒江は原作時点で弧月を使っていて、入隊当初も弧月を支給したが、まさかチェンジを希望かよ。

 

(多分スコーピオンだが、まあ良いか)

 

止められないし、強くなるならばそれで良い。緑川と同じ山奥の小学校を出るなら緑川みたいな戦闘スタイルになるからな。

 

「じゃあ開発室に案内する。4人以外も今後トリガーを変えたくなったり、B級に上がったりしたら開発室に世話になるから付いてきて欲しい」

 

そう言って訓練室を後にして開発室に向かうと寺島が大量のトリガーチップを準備してくれていた。

 

「お疲れ唯我。トリガーチップの準備は出来てるけど、何人希望してるの?」

 

「4人です」

 

「オッケー。じゃあ4人はトリガーを解除してね」

 

『トリガー、解除』

 

黒江を含めた4人がトリガーを解除して私服姿になる。

 

「じゃあトリガーを変える前にトリガーの内部について説明するよ。唯我、トリガーを解除して」

 

「了解しました」

 

俺がトリガーを解除して寺島にトリガーを渡すと、寺島は工具を使って俺のトリガーを開ける。

 

「これなトリガーの内部で、この小さいチップが実際のトリガーなんだ。C級の君達は1種類しか使えないけど、トリガーは最大で8種類までセット出来て、あらゆる状況に応じて切り替えて戦うんだ」

 

「ただし上4つが利き手側のメイントリガー、下4つが反対側のサブトリガーで、同時に起動できるのは2種類までだ」

 

これはB級に上がってから知ることだが知っておいて損はないだろう。

 

「じゃあ右から順番に要望を聞こうか。どのトリガーが使いたいんだい?」

 

「はい。スコーピオンを希望します」

 

「スコーピオンね。了解」

 

黒江がそう答えると寺島は黒江のトリガーホルダーを開けてチップを変える。

 

「じゃあ起動してみて」

 

「わかりました。トリガー起動」

 

黒江が再度訓練服に戻り、スコーピオンを出す。

 

「問題ないね。じゃあ次の君は?」

 

「ハウンドでお願いします」

 

それから黒江以外の3人は弾丸トリガーを希望する。B級に上がりやすいと読んだのかもしれない。確かに弾トリガーは便利だが、明確な目標を持ってランク戦や訓練に励まないと上がってから苦労するので、その辺りは今後の研修で詰めていこう。

 

4人がトリガーを変えたので俺は訓練生と向き合う。

 

「じゃあC級ランク戦ラウンジまで連れて行く。その後は自由に過ごして良いが、わかんないことがあったら聞いてくれ。今から40分くらいは仕事がないからな」

 

そう言ってからC級ランク戦ラウンジに連れて行くと大半がブースに入っていく。

 

「済まんが黒江。さっき話したように30分くらいボーダーで待っていてくれないか?」

 

さっき研修のサポートをしてる際に加古に黒江の戦闘訓練と個人ランク戦の記録を見せたらキープしといてくれとメールが帰ってきたからな。

 

「わかりました。それまでは個人ランク戦をしても大丈夫ですか?」

 

「もちろんだ」

 

「では失礼します」

 

黒江が一礼してブースに入って行くのでモニターを見ると、黒江は個人ポイントが2025の訓練生に挑んでいたが、案の定素早い動きで撃破していた。

 

(まあ才能マンだし当然か)

 

正直言って黒江の動きは初日にしてはメチャクチャ洗練されている。ぶっちゃけ3000後半でないと勝ち目はないだろう。

 

そう思う中、黒江は2301、2541、2786とドンドン個人ポイントが高い訓練生に勝負を仕掛けてポイントをガンガン増やしている。

 

流石に3000クラスには何回か負けを出しているが、黒江の個人ポイントはまだ1500くらいなので負けても全然減ってない。

 

それから暫くの間、黒江の個人戦を見て個人ポイントが2800ちょっとになったタイミングでアラームが鳴る。

 

俺は黒江が入ったブースに入り、暫く待っているとベットに戻ってくる。

 

「あっ、もう時間ですか?」

 

「ああ。済まんが来てくれ」

 

俺は黒江を連れてラウンジを出てエレベーターに乗る。待ち合わせ場所は加古隊の作戦室がある階の休憩スペースだ。

 

「で、スコーピオンの使い心地はどうだ?」

 

「軽くて良いですね。ただもうちょっと硬くして欲しいです」

 

それは否定しない。俺も何回か使っているが、受けに回ると脆過ぎてアテにならない。風間とか影浦は壊れる前に対処しているが、俺はそんな才能に恵まれてないからな。

 

「各トリガーの長所や短所は日々改善しているし、気長に待ってくれ……っと、来たな」

 

エレベーターの方から加古が歩いてくる。

 

「お疲れ様です加古さん」

 

「唯我君も太刀川隊や研修で疲れてるでしょう?程々にした方がいいわよ」

 

「忠告感謝します。で、こちらが件の有望ルーキーの黒江双葉です」

 

俺が手で示すと黒江が立ち上がって礼をする。

 

「は、初めまして黒江双葉です」

 

「私は加古望。宜しくね。唯我君から貴方の戦闘記録を送って貰ったけど、将来有望ね」

 

「ありがとうございます」

 

「あ、それと加古さん。研修後にスコーピオンにトリガーを変えたんで、記録を見といてください」

 

「ありがとう。じゃあちょっと付き合ってくれるかしら?」

 

「わかりました」

 

「唯我君もどう?疲れてるでしょうから炒飯を振る舞うわよ」

 

「生憎仕事が溜まってるんで遠慮します」

 

実際は溜まってないが逃げる為の方便だ。

 

何で仕事が終わって早々ギャンブル炒飯に挑戦しないといけないんだよ。黒江については山育ちだから死なないだろう。コミックの裏にそんな事が書かれていた気がするし。

 

「俺は失礼します。黒江も上がってから戦う事になったら容赦しないからな」

 

「はい!私も強くなって、そしていつか勝ちます!」

 

「楽しみにしてる。じゃあな」

 

「お疲れ様です!」

 

黒江が一礼するので会釈をしてエレベーターに乗ると携帯が鳴るので、取り出すと早紀からだった。

 

内容を見れば仕事が終わったら一緒に帰らないか、今夜泊めてくれないかという内容だったので俺は即座に了承の返信を送る。

 

早紀は凄く積極的になったな。こちらも早紀の気持ちに応えるとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後、俺と早紀はベッドの上で互いの言葉と唇と身体を重ね合わせるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……もう朝ね」

 

草壁早紀は日光によって目を開ける。意識は朦朧とするが、裸の自分を抱きしめる裸の竜賀を見ると意識を覚醒して幸せな気持ちに包まれる。

 

「おはようございます竜賀さん。昨夜は沢山愛してくれてありがとうございました……んっ」

 

そっと唇にキスをしてから起き上がる。喉が渇いているので冷蔵庫から水を取り出そうとしたら自分の携帯にメッセージが来ていたので確認する。

 

メッセージは柚宇からで、折角竜賀の恋人になった事だし親睦会をしようという内容で、玲と桐絵が賛成してスケジュールを教えていた。

 

それを確認した草壁は3人のスケジュールが空いている今週の土曜日を指名する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数分後に3人のメッセージが届いて、最終的に4人は今週の土曜日に四塚市にあるショッピングモール、竜賀が三上と行く予定の四塚水族館に行く事が決定したのだった。

 

 

 

ヒロインは何人まで希望?4人は確定

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  • 5人
  • 6人
  • 7人
  • 10人以上
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