これは、陽炎の見せた幻か、それとも夢か、それとも…。そんなのは些末なことだ。とにかく、俺が体験したこの夏の一連の出来事は、確かに俺が体験したことだけど、不確かで、まるで現実味のない事だってことだ。
これはそんな、陽炎のように透き通った、夢のように現実離れした出来事だ。