とある科学のベストマッチ    作:茶の出がらし

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戦「・・・・・・・・・・・」

戦「ああ、始まってんのね・・・」

戦「えー、天才物理学者の桐生戦兎はー・・・、なんやかんやで学園都市で生活して、なんやかんやあってレベルアッパーの情報を集める白井と馬鹿に説教しましたー・・・どうなる第17話・・・」

美「ちょっとちょっと!なにその適当なあらすじ紹介は!ちゃんとやらないとこの話から読む人にわからないじゃないの!」

戦「続き物を17話から読む奴が悪いんだよ・・・、はあ・・・」

佐「ひょっとしなくても温泉の件ですよね・・・、あの、ほんの軽い冗談だったんですよ?現にほら!お土産の入浴剤とか、温泉卵とか!」

戦「何で同じ街い住んでる教え子(女子中学生)から哀れみをこめられてお土産もらわなきゃいけないんだよ・・・。つーか俺主人公だよ?みんなで温泉とかメインイベントじゃん。何で俺抜きでやるんだよ・・・」

美佐「「(本気の嘆きだ・・・_)」」

黒「まったく、頼りになるんだかならないんだかわかりづらい人ですわね・・・、さて、お姉さままさかのピンチ?な17話、どうぞ、ですの」




第十七話 噂とうわさ 4

「おっと、ここから先はタダってわけにはいかないなあ」

 

「・・・えっとお・・・」

 

店から出た美琴とレベルアッパーの情報を持つと思われる男子学生は、人気のない路地裏へと移動していた。ところが、

 

「さっきレベルアッパーのこと教えてくれるってお兄さん言ってたよね・・・?」

 

「言ったっけなあ・・・、だがよ、あれは俺らだって手に入れるのにえらい苦労したんだぜ?情報だけだろうとタダで教えるわけにはいかないんだよ。」

 

「そーそー、見たとこどこかのお嬢様っぽいし、金、出せるだろ?出せなきゃ…」

 

「別の方法でも払ってくれてもいいんだぜ?」

 

と美琴の身体を下卑た目で見る男子学生。それを聞いた美琴は小さくため息を吐いた。

 

「…素直に教えれば痛い目に遭わずに済むのに」

 

「なんだって?よくきこえなかっ…」

 

そこまで言いかけて黙る。美琴の風貌、そして先ほどから彼女の身体周辺にバチバチとちらつく紫電からある情報を思い出したのだ。

 

「その制服、常盤台…、エレクトロマスターってまさかっ!!?」

 

「気付くのが遅いわよ馬鹿」

 

バチン!!と言う音と共に男子学生が倒れた。

ただし、

 

「アンタら何やってんだい!!カタギのお嬢ちゃん相手によぉ!」

 

突然現れた女子生徒の張り手によってだった。

 

「な、なに?」

 

「姐さん!!」

 

美琴の問いと男子学生達の声が重なる。姐さん、と呼ばれた女子学生は美琴の方を見ると頭を軽く下げた。

 

「悪かったねえお嬢ちゃん。うちの馬鹿が」

 

「いやそれはいいんだけど…」

 

「悪気はなかったんだよ。ただ、アレに関しての情報はそうやすやすとは渡せなくてねえ」

 

「レベルアッパーのことね」

 

美琴の言葉に女子学生は首肯した。

 

「さ、いいとこのお嬢ちゃんはもうおねむの時間だよ。とっとと寮に帰んな」

 

「悪いけど、こっちもはいそうですかって引くほど育ちはよくないのよねぇ」

 

バチバチ!と美琴の髪の毛から紫電が迸る。それを見た女子学生はわずかに目を見開いた。

 

「…おやおや、こんなところで常盤台のエース様に会えるなんて思ってもみなかったよ」

 

「あたしのことを知っているなら話は早いわ。痛い目見たくなければさっさと情報を―」

 

「気に入らないねえ!」

 

言葉を遮り女子学生は怒鳴る。

 

「能力者が、持ってる人間が何もないアタシ達レベル0から奪うっていうのかい」

 

「べ、別に私はレベルアッパーが欲しいわけじゃないわよ?」

 

「なんだっていいさ…とにかく、黙って返すわけにはいかない、ねっ!!」

 

「ッ!!」

 

言葉と同時に女子学生は手を地面に向けて突き出す。攻撃に備え構える美琴だったが、

 

ずぶり、

 

「な、なにこれ!?」

 

足元―地面が急に緩み、美琴の履いているローファーを飲み込もうとしていた。

 

「見たか!姐さんの能力はフラックスコート!!コンクリートの粘性を自在に操ることができるんだ!」

 

「解説お疲れさん、さあ、この路地裏には逃げ場なんてないよ!!」

 

「こうするわよッ!」

 

飲み込まれまいと必死に足を動かしながら、美琴は前方に向けて雷撃の槍を放つ。だが、

 

 

「効かないよ!!」

 

女子学生の足元からコンクリートの壁が突き出て雷撃を阻んだ。

 

「んな!?」

 

「どうした!そんな攻撃通じないよ!!」

 

威勢と共にさらにコンクリートの粘性を下げ。もはや泥のように変化した地面が美琴の身体を沈めていく。

 

「だったらこれで!!」

 

と今度は右側から回り込ませるように雷撃を放つ、またしてもコンクリートの壁が女子学生を守るように覆いかぶさり、

 

「通じない、って言ったはずだよ・・・なにっ!?」

 

防いだ雷撃と自ら作った壁によって美琴を見失ってしまった。

 

「どこだ、どこに・・・なっ!?」

 

気配を感じ、左右にそびえるビルを見上げると、そこにはまるで蜘蛛のように壁に張り付く美琴の姿がそこにあった。

 

「な、なんだいそれは!?」

 

「電気ってね、磁界を発生させるのよ。それをビルの中の鉄骨に向ければ…便利でしょっ!!」

 

再び雷撃の槍を放つ。同じように壁を作って防ごうとするが、

 

「これは…」

 

先ほどは防げたはずの雷撃はコンクリートの壁をやすやすと吹き飛ばし、地面をえぐっていた。

 

「う、嘘だろ…?コンクリートの壁が…」

 

「どう?、そろそろ話してくれる気になった?」

 

笑顔で言う美琴には明らかに余裕がある。その様子を見て女子学生は

 

「…なるほど、初めの攻撃は本気じゃなかった、ってわけかい」

 

「わかったらさっさと―」

 

「なめるんじゃないよ!!」

 

「へっ?」

 

いきなり怒声を浴びせられ、呆ける美琴。

 

「アンタも能力者なら本気で来な!!手加減なんて哀れみはいらないんだよ!!」

 

「…そう」

 

その言葉に美琴の目が細まる。、と同時に今までとは比べ物にならないほどの紫電が周囲を迸り―

 

「ちょっとだけ、ね」

 

 

「ドラゴンのGPSだとこの辺なんだけどな」

 

ファミレスから出た戦兎、万丈、黒子の三人は、美琴を追っているクローズドラゴンの反応を追いつつ、辺りを探し回っていた。

 

「時間的にそう遠くに離れている、というのは考えにくいですの。きっとこの辺りに―」

 

ドゴン!!!!!

 

と凄まじい音と共に青白い光が闇を照らした。

 

「うおぁ!!ビックリしたー、なんで雨でもねえのに雷なんか落ちてるんだ?」

 

「あれって…」

 

「もしかしなくても、アイツだよな…」

 

「ですわね…随分と本気に近い威力ですけど、あんなのあの不良に打ち込んだら消し炭になってしまいますわよ…」

 

その言葉に戦兎、万丈、黒子は目を合わせて、

 

「「「やばくね?(やばいですわね?)」」

 

ダッ!!と有無を言わずに三人は全力で駆け出した。

 

バチチッ、と周囲に青白い電流が走る。

土煙が漂い、辺りの景色を曇らせているが、その中で二つ視認できるものがある。

そのうちの一つに駆け寄る複数の影がいた。

 

「お姉様!!」「御坂、おまえ…」「ビリビリ…」

 

「あ、アンタたち、なにしてたのよおかげで大変な目に―って、何その哀れみの目、えっ?なによ、肩に手を置いて『大丈夫だ、気をしっかり持て』みたいな目は、ちょっ、アンタは何でバナナを差し出してんのよ、つか離れろ!!」

 

ギャーギャー言いながらその場を後にする。その背後には、

 

「…はっ」

 

爆弾でも爆発したかのような抉られた地面。その先、寸前まで迫った破壊に思わず乾いた笑いを発したのは先ほどまで美琴と戦闘していた女子学生だった。

 

いや、戦闘と言えるものではなかった

 

「なんだい、やっぱり手加減してたんじゃないか…」

 

明らかな力の差を見せつけられたとき、人間はただ茫然とするしかない。

これが学園都市のレベル5か。

 

女子学生はしばらく腰を上げられなかった。

 

「それはそうと、レベルアッパーの情報は手に入ったのか?」

 

「「あ」」

 

戦兎の問いかけに美琴と黒子が声をそろえる。万丈は先ほど美琴に差し出したバナナを食べていた。

 

「まさかとは思うけど、戦いに夢中で忘れてたとかじゃないよな?」

 

「ソ、ソンナワケナイジャナイ…」

 

ジト目の戦兎から目をそらす美琴。そんな様子にはあ、とため息を吐いた黒子は、

 

「まあ、どのみちあんな三下連中が持っている情報なんて大したものじゃございませんわ。とはいえ、空振りというのは、どっと疲れますわね…」

 

「だな…、ま、できることをやるしかないでしょ、俺は俺なりに色々調べてみるから、なんか分かったら連絡する」

 

「なんというか、タフね…よくもまあそんな前向きに考えられるわね」

 

言うほど疲労を感じさせない戦兎の様子に美琴は尋ねた。

 

「どんな状況でも前を向いて進んでりゃ、いつかは光が見えてくる」

 

それにな、と戦兎は続ける。

 

「一人だったら何にもできてねえよ。同じ方向いてる仲間がいるってわかってるから目的に進めんだ」

 

「よくもまあそんなクサいセリフを大真面目に言えますわね…」

 

「そりゃそうだ、なんたって俺は自意識過剰の―」

 

「あーーーーー!!!!」

 

と、戦兎の決め台詞が決まる寸前、万丈の大声が街中に響いた。

 

「なんだよ!てかうるさいよ!!お前ね、人が折角いいセリフ言ってるのに邪魔するんじゃないよ!!」

 

「思い出した!例のラベルクラッカー「レベルアッパーですの」を前見たって言ったろ?あれだ、戦兎がよく持ってるやつにそっくりなんだよ!!」

 

「マジか!オイ万丈、それはなんだ!?」

 

「それはな…アレだ!USAメモリ!!」

 

シーン、と。

見る人が見れば痛い、とさえ感じる静寂が辺りを包む。ドヤ顔で腰に手を当て、自信満々にこぶしを振り上げる万丈、その後ろで俯く三人。

と、戦兎が手を振り上げ、指揮棒を振るように「サン、ハイ」と顔を上げ、

 

「「「あと一文字頑張れよ!!」」」

 

盛大な突っ込みが夏の夜空に溶けた。

 

 

「レベルアッパーかあ、…やっぱりただの噂なのかな」

 

初春宅を後にし、寝る前のネットサーフィンをする涙子。今見ているのは学園都市でもそこそこの知名度を誇るニュースまとめサイト。なにか手がかりはないかとニュースをチェックしていたのだが、

 

「…なんか新曲でも入れようかな」

 

とメインメニューに戻るために【サイト トップ】というアイコンをクリックしようとしたところで気付く

 

「これ…」

 

見ると【トップ】という部分だけクリック可能を示す反応が現れた。

 

「隠しリンク?」

 

Webサイトには時々、表示とは異なるリンク先に飛ばされる隠しリンクが現れることがある。そのほとんどはアクセス数伸ばしの悪戯だが、噂によっては学園都市の裏サイトにつながる、などとまことしやかに囁かれている。

 

「…どうせ悪戯だよね…」

 

微かに震える指先でマウスカーソルを合わせ、ボタンを押す。

 

「…これって…」

 

そこには黒い背景に白い文字で、データのダウンロード画面が表示されていた。

 

 

【TITLE;Level Upper】

【ARTIST;UNKNOWN】

 

 

翌日、学校に向かおうとしていた戦兎と万丈の元に、グラビトン事件の犯人である介旅初矢を含め何人かの生徒が昏睡状態になったと言う知らせが届いた。

 




すいません。忙しかったんです。
あと、なんとなく筆がのらなかったんです・・・・。

なぜか、それは、

コレを思いついてしまったからです↓


これは、「その後」の彼らの物語

「行けますって、ちょっとのお金と明日のパンツがあれば」

かつて、欲望と向き合い、どこまでも届く腕を望んだ青年がいた

「平気、へっちゃらです。だってこの世界には歌があるんですよ?」

かつて、歌の力を信じ、手を繋ぐことで世界を守りたいと走った少女がいた。

「俺のこの手が届くなら迷わず手を伸ばすよ」「奏さんがくれた歌は、今も私の心に、

翼さんの心に生きています!!」「聞け!防人の歌を!!」「パパとママの夢を、私が

受け継ぐ!!」

交わるはずのない運命が、今交差する。

「ノイズの技術を使えば見られるかもしれません。よき終焉が」「必要なんだよ!!

この世界には!英雄が!!」「期待以上の成果だ。コアメダルとフォニックゲイン」


新しい世界の、幕が上がる。

「この手が届く、世界を守るために!!」

「私たちは歌う!!そして!!」

「「「「この手を伸ばす!!!!」」」」


『alwisyall Nescell gungnir tron』

『タ・ト・バ!!タトバタ・ト・バ!!」


仮面ライダー000×戦姫絶唱シンフォギア クロスオーバー

【明日の歌と少女とつかむ腕】

そして



「映司よこせ、今日の分のアイスをな」


~今夏より投稿予定~



というわけで、オーズ×シンフォギアのクロスオーバー小説を書きたいと思います。
映司と響、ともに「手をつかむ、繋ぐ」ために戦う二人には意外な共通点が多いと感じたのもそうですが、なにより

どっちも歌扱うやん。

ってことですね。

前提条件として、シンフォギア側は無印時代(翼がとがってる時期)、オーズは「平成ジェネレーションズFINAL」から半年後の話になります。
映司君変身できるの?と思った底のあなた。独自解釈等入りますのでそういうの苦手な方にはお奨めしません。
単なる娯楽として楽しんでもらえればと思います。

とりあえず、とある科学のベストマッチ、レベルアッパー編が終わったら投稿しようかと考えてますので気長にお待ちください。

では、次回も宜しくお願いします。


グランドジオウライドウォッチ購入しました。音声がいい。お勧めです。


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