仮面ライダーエグゼイド×魔法少女まどか☆マギカ [改編]翻転のstory   作:柳川 秀@尾上 愛【新人Vtuber】

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先行公開『彼方でのdialogue』
EXTRA 00-00 (game:trailer-?.?.)


 灰色の空の下、まだ崩れていない街の中、見滝原を見渡せるビルの屋上。

 彼女たちはみんな揃って強大な存在に挑もうとしている。

 

 どれだけ多くの火器と多くの策を以てしても、倒すことはできないハズだ。

 古から幾度も現れ、人々には自然災害として認識されている程の存在。

 倒すことができるなら、既にそうした者がいるハズなんだ。

 

 過去には彼女たちのように挑んだ者もたくさんいた。

 けど、その誰もがアレには敵わなかった。

 足掻き、挫け、絶望し、悲劇のための舞台装置に組み込まれていった。

 彼女たちもまた、ここで敗れて呑まれる運命のハズ。

 

 愚かで脆弱な人間には絶対に届かない運命というものがある。

 「ひどい!」「こんなのってないよ!」と嘆いても、今の君にこの運命を変える力はない。

 ひとつの契約を結ばない限り……。

 

 君にも避けようのない滅びの結末をひっくり返すだけの奇跡を起こすことができる。

 だから僕と契約して、魔法少女に――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 6人の魔法少女と7人の仮面ライダー。

 どんな逆境でも決して諦めずに立ち向かい、人の命を救うヒーローたち。

 海より膨大な絶望の波を越え、山のような巨体を貫く、黄金の流星。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鹿目まどか、君は魔法少女になるべきだったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だがそうはならなかった。

 実際に君と契約を交わしたのは、この私だッ!

 

 運命を変える力はそう安く手に入るものではない。

 奇跡や魔法は夢幻の如く人間には遠いものであり、掴むためには相応の対価を求められる。

 そして、その夢幻を――滅び急ぐ世界の理を破壊したのは他でもない!

 この檀黎斗だァァアアアア!! ヴェエエエハッハッハア!!!

 

 

 

 私は見滝原に召喚されてすぐ、ここが異世界であることと、バグスターや仮面ライダークロニクル以外の『異変』があること――原因不明の事件や事故が多すぎることに気がついた。

 調査に出かけた先で君と巴マミに出会い、魔法少女と魔女について知ることとなった。

 

 そのとき既に私は君の中にプロトオリジンがあると気づいていたよ!

 『メモ』を最初に記したのも、『あのガシャット』の構想を思いついたのもその頃だ!

 

 魔法といえば仮面ライダーウィザード。

 目論見通り、収集したデータと僅かな修正で魔女に通用する魔法性を手にすることができた。

 

 当時はまだ『黒い魔法少女殺し』の話も出ていなかったため、単独行動にも割と寛容だった。

 その隙に私はこの世界のデータを取ったり自分のガシャットを調整したりという作業を進める。

 

 巴マミが魔女に食われかけたのは、ちょうどデンジャラスゾンビのデバッグをしていた時分だ。

 おかげで急遽レベル(テン)で出なければならなくなったが、一応ゲーマドライバーで変身できるように調整しておいて幸いだった。

 

 この一件でこちら側の事情を彼女たちに知らせることになったのは……まぁ、ちょうど良いタイミングだっただろう。

 私への不信感も和らいでいたようだしね。

 そうであるならば、と。私も君からプロトオリジンを奪還することにした。

 鹿目まどかとの契約を特に急いていた君から!

 

 プロトオリジンを取り戻した私は回収したデータで『非正規模造品(デッドコピー)』の記憶を吸収した。

 魔法少女と魔女の関係については、実のところそれ以前から薄々気づいてはいたが、確信に変わったのはその時だ。

 

 同時に、私は計画の変更を余儀なくされた。

 私の才能をほんの一部しか持たないデッドコピーとはいえ、『プレイヤー』を生んでしまったのは事実。

 ()()()()を放ってはおけない。

 

 だから『メモ』を書き直す必要があった。

 私がゲームクリエイターとしての矜持を保つためと、私の真の目的を成し遂げるために!

 

 さて。私が東奔西走している間に、当の魔法少女たちといえば――特に美樹さやかと佐倉杏子は――衝突を繰り返していた。

 その中で魔法少女の真実を知り、彼女たちは絶望を加速していくことになる。

 

 やれ生の肉体だのやれ魂の在処だの……相変わらず進歩しいないな人類は。

 己の存在を定義するのは形ではなく才能だ。

 それなのに彼女たちは簡単に人生(ゲーム)を投げ出そうとしていた。

 

 全く呆れたよ。普段あれだけ命の尊さを謳っておきながらこのザマなのだから。

 その点、千歳ゆまは偉かった。

 

 幸運にも忘却の魔女と対峙した私は、彼女のフィルムデータの入手に成功。

 ピースが揃い、ワルプルギスの夜が迫っていたこともあり、その夜鏡総合クリニックから脱走して計画を最終段階へ進めることにした。

 

 優秀なドクターたちは私の残したメモの意図をしっかり汲んでくれた。

 予知魔法で未来を知った美国織莉子、その協力者たる呉キリカ。

 ワルプルギスの夜を経て最低最悪の魔女になる鹿目まどかを、見滝原中に乗り込んで消しにきた2人の魔法少女。

 彼らは彼女たちを見事に阻止してみせた。

 

 その戦いの中で暁美ほむらの魔法を解析し終えた私は、彼女の秘密を白日の下に晒す!

 

 

 

「暁美ほむらゥ!

 何故君がキュゥべえと契約せずに、魔法少女に変身できたのか。

 何故秘められた事情に詳しいのか。

 何故時に関する魔法を司るのくわァ!

 その答えはただ一つ……。

 アハァー♡ 暁美ほむらゥ!

 君が! 時間を押し戻し、

 鹿目まどかを救おうとしている少女だからだぁーーーッ!!

 ハハハハハッ!!

 ヴェーハッハッハッハッハッハッハ!!!」

 

 

 

 かくして全ての駒を誰一つ落とすことなく決戦まで運んだ私は、自己犠牲という愚かな献身を果たそうとしていた鹿目まどかを差し置いて。

 インキュベーター、君と契約を交わした。

 私の才能の集大成――ゴッドマキシマムを再び使えるようにすることを「無益な願い」とは、本当に使えないな君は。

 

 結果、私の作ったハイパームテキの活躍もあってワルプルギスの夜は明け、君の計画は完全に破綻した!

 

 それでどうなるかと思えば、君は私のゲームと魔法少女システムを同列だとぬかしだした。

 今思い出しても腸が煮えくり返るような侮辱だぞインキュベーターァァア!!

 それさえなければ、マイティノベルを使って()()()()()()()()()()()()とまではしなかったかもしれないがなァヴッハハハハハア!!!

 

 

 

 6人の魔法少女と7人の仮面ライダー。

 君を貫いた数多の輝き。

 

 その直後、異世界に呼び出されていた存在は元の世界へ帰っていった。

 宝生永夢、鏡飛彩、花家大我、九条貴利矢、パラド、ポッピー、西馬ニコ、彼らの持っていたガシャット……。

 当然、プロトマイティアクションXガシャットオリジンも含めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが私はまだここにいるゥ!

 

 

 

 仮面ライダーもインキュベーターもいなくなったこの世界でェ! この檀黎斗はァ!! 未だ健在だァアアアア!!!

 

 さァ、始めようじゃあないか『新たなゲーム』をォォォウ!

 ヴェーハーッハッハッハッハッ!!




と、いう訳でプロローグ自体は一人称で書いてしまいました。
割と票が二分されてしまっていて、まだ本編をどう書こうかは迷っています。

元々は、マイティノベルと同じように各キャラの視点で描くのが楽しそうだし、10話のほむら視点開示のインパクトにもなるかなと思って一人称にしていました。
話の担当回数も

まどか:12
永夢:11
ほむら:6
飛彩:6
大我:6
マミ:5
さやか:5
杏子:5
貴利矢:5
パラド:4
ポッピー:3
織莉子:1
キリカ:1

という風に、バランスを取ってやっていました。
しかし、かずみ☆マギカとすずね☆マギカでは登場人物も多く、バランスは崩壊すると考えていただければ。
あとはまぁ……複数人が同じ場所にいるシーンで、一人称でうまいこと描けるように僕自身が『レベルアップ』しないとですね!!!

続編を三人称にしようか一人称にしようか迷っています。一場面でのキャラが増えるので三人称もいいですし、今まで通りキャラ毎の一人称も捨てがたい……。どちらが良いでしょうか?

  • 三人称
  • 一人称
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