カードファイト!!ヴァンガードG IF 〜夜薔薇の先導者〜   作:バンドリーマーV

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今回はオリジナル回です!時系列は原作の「明日川タイヨウ」と同じタイミングです。


第15話「トラベラーズ」

 

ある休日。

 

 

アン「えっと、向こうのスーパーが特売ですよね…」

 

 

アンは買い物に向かっていた。

 

 

アン(シオンはお家の用事で、今日は各自特訓…買い物が終わったらカードキャピタルに…)

 

アン「あ…」

 

 

アンは一つの店に目を止めた。

 

 

アン「『カードショップ トラベラーズ』…」

 

 

初めて見るカードショップだ。

 

 

アン「こんなところに、カードショップがあったんですね…」

 

 

アンは店に向かって歩き始めた。もしかしたら、まだ見ぬファイターとのファイトができるかもしれない。

 

 

 

 

 

「いらっしゃい」

 

 

アンを出迎えたのは、クールな印象を受ける、店員の青髪の青年だ。アンが初めてのカードショップにキョロキョロしていると…

 

 

「この店は初めてかな?」

 

アン「あ、はい…」

 

「そうか。俺は店長の藍千ソウマだ。分からないことがあったら聞いてくれ」

 

アン「ありがとうございます」

 

 

藍千ソウマは笑みを浮かべ、アンは礼をする。

 

 

『『おぉ~!』』

 

アン「?」

 

 

店の奥から歓声が上がった。

 

 

ソウマ「あぁ…今日は有名人がいてな。見てくるか?」

 

アン「は、はい」

 

 

アンが店の奥に行くと…

 

 

ルナ「ペルソナライド…!レイジングフォーム・ドラゴン、三回目のアタック!」

 

「完全ガード!」

 

アン「!ルナさん…!」

 

 

月城ルナが、店員の女性とファイトしていた。

 

 

「さぁ、ここからが勝負よ…!ストライドジェネレーションッ!」

 

 

そのストライドで勝負が決まり、ルナのダメージが6になる。

 

 

アン「!」

 

アン(ルナさんに勝った…あの人は…?)

 

ルナ「負けた…また腕上げたね」

 

「ルナこそ。紙一重だったよ」

 

 

笑い合う二人。

 

 

ルナ「…あれ、アン?」

 

アン「あ…」

 

 

店の仕事があるため、ギャラリーがある程度退いたところで、ルナがアンに気づいた。

 

 

ルナ「奇遇だね、こんなところで」

 

アン「はい…!たまたま近くを通りまして…」

 

「知り合い?」

 

ルナ「うん。この子、リンの妹」

 

「え、そうなの!?あ、改めて見たら似てる!」

 

アン「えっと…?」

 

「あ、ごめんごめん!自己紹介がまだだよね!」

 

 

店員の女性は笑顔で名乗る。

 

 

「初めまして!お姉さんの友達の、藍千シユリです!」

 

「あ…こ、これはご丁寧に!私、日下部アンです!初めまして!」

 

シユリ「よろしく、アンちゃん!」

 

 

 

 

 

アン「え、姉さんとチーム!?」

 

シユリ「そう!リンとルナと私のチームでね」

 

ルナ「三人でブイブイ言わせてた…どや」

 

シユリ「いやブイブイって。しかもどやって口で言っちゃったよ!」

 

 

シユリがルナに笑いながらツッコミを入れる姿から、二人の仲の良さが伝わる。

 

 

ソウマ「相変わらず仲が良いな」

 

シユリ「あ、お兄ちゃん!ごめんね、そろそろ店番変わろうか?」

 

ソウマ「気にするな、久しぶりに友達と会ったんだからゆっくりしろ。今日はバイトもいるしな。にしても、日下部の妹だったか」

 

アン「ソウマさんも姉さんとお知り合いなんですか?」

 

ソウマ「あぁ。高校時代、VF甲子園を始めとする試合でな。日下部とシユリは、学校対抗の大会では何度も戦ったライバルで、チームメイトでもあるからな」

 

アン「へぇ…!」

 

 

ルナ「兄貴とショップ切り盛りしながら、プロリーグでも活躍してるスーパーウーマン」

 

シユリ「も~、ルナだって普及協会本部でクランリーダー、大活躍してるじゃない」

 

アン(お二人とも、すごい…!)

 

 

シユリ「そうだ!アンちゃん、せっかくだからファイトしようよ!」

 

アン「え、いいんですか?」

 

シユリ「うん、これも何かの縁だしさ!それにもうすぐ大会なんでしょ?特訓も兼ねて、ね?」

 

アン「よ、よろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

そして、二人はファイトテーブルで向かい合い、ルナやソウマが見守る。

 

 

シユリ「さぁ、始めようか」

 

アン「はい!」

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 

アン「お化けのぴーたー!」

 

シユリ「手当の守護天使 ペヌエル!」

 

アン(エンジェルフェザー…)

 

 

そしてターンは進み…

 

 

シユリ「ライド!《団結の守護天使 ザラキエル》!」

 

 

シユリがグレード3にライドする。

 

 

シユリ「《聖火の守護天使 サリエル》をコール!スキル発動、山札からザラキエルをダメージゾーンに。更に、《確信の守護天使 ルムヤル》のスキルで、ザラキエルのリミットブレイクを発動!自分の守護天使全てにパワー+3000!」

 

 

シユリのユニット全てがパワーアップする。

 

 

アン「…!」

 

シユリ「サリエルでアタック!」

 

アン「ガード!」

 

シユリ「ザラキエルでアタック!」

 

アン「ノーガード!」

 

アン「ツインドライブ!ゲット、クリティカルトリガー!」

 

 

2ダメージ。

 

 

シユリ「《天罰の守護天使 ラグエル》でアタック!」

 

アン「ガード!」

 

シユリ「ターンエンド!」

 

 

 

 

 

アン「私のターン…!ライド!《夜霧の吸血姫 ナイトローゼ》!ジェネレーションゾーン、解放!」

 

 

【コスト《夜霧の吸血姫 ナイトローゼ》】

 

 

アン「ストライドジェネレーション!《深淵の海賊王 ブルーハート》!ナイトローゼのスキルで、コラプトドラゴンをコール!パワー+2000!更にパワー+3000!

 

ブルーハートのスキル!2体目のコラプトドラゴンと、とみー兄弟をコール!コラプトドラゴンは、スキルでパワー+3000!」

 

シユリ「来たね…!」

 

 

アン「ブルーハートでアタック!」

 

シユリ「アニエルで完全ガード!」

 

アン「トリプルドライブ…!ゲット、クリティカルトリガー!効果は全てコラプトドラゴンに!アタック!」

 

シユリ「ガード!」

 

アン「もう一体のコラプトドラゴンでアタック!」

 

シユリ「ガード、更にサリエルでインターセプト!」

 

アン「ターンエンド…!」

 

 

 

シユリ「次はこっちの番だよ。ジェネレーションゾーン、解放!」

 

 

【コスト「神託の守護天使 レミエル」】

 

 

シユリ「光の翼で、未来に羽ばたけ!ストライド、ジェネレーション!」

 

 

天使が瑠璃色の翼を広げる。

 

 

シユリ「《聖霊守護天使 ミカエル》!」

 

 

エンジェルフェザーの創設者たる守護天使が降臨する。

 

 

シユリ「ミカエルのスキル!山札の上から1枚をダメージゾーンに置いて、ダメージゾーンから《天罰の守護天使 ラグエル》をコール!

 

更に、ダメージゾーンにハーツと同じザラキエルがいることで、ラグエルにパワー+5000!」

 

アン「…!」

 

 

シユリ「ラグエルでアタック!」

 

アン「ガード!」

 

シユリ「ミカエルでアタック!」

 

アン「ノーガード…!」

 

シユリ「トリプルドライブ!ヒールトリガー!パワーは2体目のラグエルに!クリティカルトリガー!クリティカルはミカエルに、パワーはラグエルに!」

 

アン「!」

 

 

アンは5ダメージ。

 

 

シユリ「これで決める…!ラグエルでアタック!」

 

アン(防ぎ切れない…!)

 

アン「ノーガード…!」

 

 

ラグエルの一撃がナイトローゼにヒットし、ダメージ6。シユリの勝利だ。

 

 

アン「ありがとうございました…!」

 

シユリ「こちらこそ!」

 

 

 

 

 

その後、アンはシユリに聞かれ、チームメイトについて話していた。

 

 

シユリ「へ~、新導クロノ君…なんか、アイツに似てるかも」

 

ソウマ「フッ、確かにな」

 

 

シユリとソウマは思わず笑う。

 

 

アン「?」

 

シユリ「あぁごめんね。高校時代、私とお兄ちゃんと同じヴァンガード部にいた子なんだけどね。とにかくヴァンガードが大好きで、不器用だけど根は優しい熱血君でさ」

 

ルナ「あぁ、あの熱苦しい奴」

 

シユリ「あはは!ルナは容赦ないなぁ」

 

ルナ「あれととか、シユリも物好き」

 

シユリ「ちょ、どういう意味かな~!」

 

アン「へ、へぇ…」

 

シユリ「とにかく…彼、今もたまにこの店に来るんだ。そのうち会えるかもね。ファイトも強いんだよ」

 

アン「いつかファイトしてみたいです!」

 

シユリ「ふふ、いつでもまた来なよ」

 

アン「はい!」

 

 

 

《続く》

 

 

 

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