ラクエンロジックisフォーエバーfeat比企谷八幡   作:リコルト

9 / 10
新たな生活
学校に入学だと!?


 

 

八幡side

 

 

ヴェロニカ局長が言った言葉が斜め上過ぎて、局長室にいた俺達ロジカリスト組は一瞬言葉が出なかった。

 

 

玉姫「あの局長、それはどういう……」

 

 

ヴェロニカ局長の言葉で静寂と化した局長室の中、玉姫がおそるおそるヴェロニカ局長に訊ねた。

 

 

ヴェロニカ「言葉通りだ。今、フォーリナーの起こす事件は少数となった。かつてロジカリストは学校に通う事は政府により許されなかったが、今ではロジカリストもその余裕がある。だからこそ、君達には学校生活を今からでも楽しんでもらいたいという上からの方針だ。」

 

 

そう言ってヴェロニカ局長は局長室の机からパンフレットを持ち、俺達に渡してきた。

 

 

比企谷「国立ナイエン総合学園……。確か初等部から大学部まである名門校ですよね?」

 

 

ヴェロニカ「そうだ。履修制度の授業カリキュラムで成績が良ければ飛び級も可能であるニホン屈指の学校だ。昔からALCA支部とは交流があって、この度君達のようなロジカリストを編入という形で迎えてくれるそうだ。」

 

 

剣「非常に嬉しいのですが、あそこは偏差値が相当高いですよ。ロジカリストをしながら義務教育レベルの勉強はしましたが、俺達を入れて本当に大丈夫なんですか?」

 

 

美親の言う通りだ。そんな名門校に入れさせてくれるのは嬉しいが、俺達はロジカリストの仕事で多忙のため普通の学生と比べると頭の良さは後者が勝る。名門のナイエン総合学園に入っても授業に付いていけなければ意味がない。それに学校としての顔があるからな。

 

 

ヴェロニカ「安心しろ、そのための履修制の学校だ。だから君達には出来ない事を強制しない。君達には自分の可能性を広げるための学校生活を送って貰いたいのだ。誰かを例にすると、将来の為に医学の道を極めたいのなら医学に関わる授業だけをして貰っても構わないし、理系分野がボロボロなら文系分野だけの勉強をして貰っても構わない。」 

 

 

そう言いながらヴェロニカ局長は玉姫と俺の方を見る。前者は明らかに玉姫の事だが、後者については完全に俺の事だよな。絶対に後者の説明必要ないと思うんだが。

 

 

ヴェロニカ「それに君達はどうやら成績を気にしているようだが、先日君達に黙って編入試験を解いて貰ったのだが、このメンツでナイエン総合学園に入れないような奴はいないぞ。」

 

 

そう言えばそんな事やったな。暇が有る時に時間を図ってヴェロニカ局長から問題を貰って解いたが、あれが編入試験だったのか。確かに出来た手応えはあったな。

 

 

クロエ「よし、やった!」

 

 

ヴェロニカ「喜んでいる様だが、クロエだけはどう言い訳しても普通の方法で入れないためスポーツ推薦だがな。」

 

 

成る程、クロエの頭の悪さは何処の大学が見ても共通認識らしい。一瞬クロエが編入出来たと聞いた時は隣の玉姫と一緒にまさかと動揺したが、そういうカラクリか。それを聞いてクロエはガクリと膝を落とすが、持ち前のメンタルで持ち直す。どうやら馬鹿認定された事よりも俺達と一緒の大学に行ける事の嬉しさの方が勝ったらしい。

 

 

ヴェロニカ「話は以上だ。そのパンフレットに君達の入学手続きの書類と君達が学校でやりたい授業の科目調査票が入っている。来週の始業式から編入をするため、その二つの書類は今日中に渡すように。」

 

 

 

 

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七星「それにしても再び学校には通えるとは嬉しいですね。私としてはまたサッカー部のマネージャーが出来たら良いな。」

 

 

クロエ「私、学校に通うのが初めてなんだよね。学校に入ったら何をしよっかなぁ。」

 

 

ヴェロニカ局長の話が終わった後、俺達はALCAのサロンで昼飯を食べながら学校について相談し合っている。入学の方は授業料や入学費などのお金関係はALCAが全額負担してくれるらしく、両親にも反対されることはなかったそうだ。今は学校の履修科目について話し合っている最中だ。

 

 

玉姫「八幡は履修科目どうするの?」

 

 

隣で今日の日替わり定食を食べながら、玉姫が俺に訊ねてくる。

 

 

比企谷「俺か?そうだな……政治経済や歴史学、あと語学系の授業を受けてみようとは思っている。玉姫はどうだ?」

 

 

玉姫「もちろん、医学系にしようと考えてるわ。こんなチャンスそんなに無いからね。」

 

 

比企谷「だろうな。クロエは体育系の授業ばっかりだし、七星は福祉・介護系と色々と彼女らに合ってるよな。学が教育系の授業ばっかりを取っているのは驚いたけどな。」

 

 

玉姫「そうね、でも学らしいかも。寡黙だけど、後輩に教えるのは人一倍上手だし、年下には優しいからね。そういう八幡も先生とか似合いそうよ。」

 

 

比企谷「それは学にも言われたよ。今までの経験から人に教えるのは慣れているし、先生が性に合っているとな。」

 

 

昼飯を食べた後、俺達はヴェロニカ局長の所に入学の書類と履修科目の書類を出しに行った。

 

 

余談だが、男子組でオルガと美親は経済や経営の授業ばかりを履修したらしい。チームリーダーをした経験から経営とか確かに似合っていると思う。男子組で最年少のジークは生物学についての勉強をしたいと話していた。

 

 

ちなみに俺は語学、政治経済、歴史学と幅広い文系科目に足して玉姫や学に勧められた教育系の授業にも手を出した。

 

 

ここまで幅広く手を出したのだが、別に嫌いという科目はないし、幅広く履修した結果、所々玉姫達と被っている授業があるから友達関係についても大丈夫だと思いたい。

 

 

 

 

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