不安な気持ちを持った女の子が友人に背中を押されて、勇気を振り絞って好きな男の子に告白するお話

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あけましておめでとうございます。生きてたのかって言われそうなくらい久々の投稿です。なんやかんやありましてかなり忙しかったりなんだったりしたのですが無事投稿出来ました。だいぶ期間が空いてしまってごめんなさい。
リクエスト高評価感想お待ちしております。次は比較的早めの投稿したいっ…!(無理)


指揮官が気になる綾波のお話

みんなが……離れていく。

綾波から離れていく…

顔は……見えない。

足が何故か動かない……置いていくみんなを私は追いかけることが出来ない……私はこれが夢だということを分かってるのです。みんなは優しいから…綾波を置いていかないことは分かってるのです…

それでもこんな夢を見てしまうのは…

 

「ん…朝…」

眩しい朝日が綾波を照りつける…です…

「また…あの夢…」

最近みんなとはぐれる夢をよく見るのです。きっと、まだうまく頑張っていないからです。だから…今日も頑張るです。

ーーーーーーーーーー

「おはよう綾波」

 

朝、起きていつもの通り指揮官室に向かうと秘書艦の綾波が待っていた。いつもより少し顔が強ばっていた。緊張してるんだろうか。

 

「おはよう…です…指揮官」

 

「今日はいよいよ敵の総本部に攻撃か…」

 

今日は今までの作戦の大詰め。敵の総本部、敵中枢艦隊を叩きに行くのだ。ある程度の緊張は当たり前だろう。

 

「大丈夫…です…鬼神の力…見せてあげる…です」

 

「無茶はするなよ?」

 

「分かってる……です」

 

綾波は大丈夫だと言ってたし今までのレベル差から見て問題は無いはずだが…なんだか俺の胸には小さなざわつきが残った。

ーーーーー

ただ雑務を終わらせながら綾波たちの帰りを待つ。この静かな時間が凄く嫌いだ。もちろん寂しいのもある、がそれ以上に自分は無力で皆が頑張ってる間指くわえて待ってるしかないのを痛感してしまうからだ。今日は敵中枢艦隊撃破作戦なので妙にそわそわしてしまう。雑務もあまり進んでいなかった。

 

小さなノックが静寂を破った。

 

「ただいま帰りました…です」

 

「おかえり、どうだった?」

 

「問題無し…です」

 

「ん、良かった。怪我した子とかもいないんだね?」

 

「…はい、大丈夫…です」

 

「なら良かった、じゃあゆっくり休んで、今日はもう仕事は無いから」

 

「…了解…です…失礼する…です」

 

「今日も問題無し…か」

 

問題無く作戦を終えた。誰一人怪我をせず戦闘を終えることは良い事だ。

けどホッとしてる反面怖い気持ちもある。

それは明日が来てしまうということだ。今日を問題なく終えてしまうことは明日への言い訳ができない。

こんな事を考えてしまう自分は指揮官失格だと思う。それでも、誰かが軽い怪我をしてくれれば良かったのに。なんて一瞬考えてしまう。そうすれば皆に危険な思いをさせずにすむのに。

 

「…指揮官?」

 

「あっ、いやなんでもない。大丈夫だから」

 

「そう…ですか」

 

「部屋に帰らないのか?」

 

疑問を呈すると綾波はこっちに近付いて

 

「失礼する…です」

 

「…っ!?」

 

気づいた時には俺の頭は綾波の胸の中で手の中だった。

 

「指揮官…いつも…お疲れ様です…」

 

撫でられる感触に最初はびっくりした。撫でられたのなんて子供の時、親に撫でられた以来の事だった。

 

「指揮官なんだか…辛そうだったです…」

 

多分疲れた顔をしていた俺の事を心配して俺がいつもやることをやってくれたんだろう。綾波がこんなにも俺なんかのことを心配してくれて、嬉しさが込み上げ思わず涙を流しそうになってしまった。

 

「…そっか…ごめんな、心配させて。指揮官がこんなとこ見せちゃダメだよな」

 

「綾波は…安心です。指揮官でも弱気になる時がある…です。そんな時に側にいれて嬉しい…です」

 

「…ありがとな」

 

「はい…です」

 

その時の綾波の表情は見れなかったけど、きっと優しい笑顔をしていただろう。

ーーーーー

「今日の出撃予定だがーーー」

 

戦場での指揮官はちょっと綾波と似てるです。ちょっと…かっこいいです。

でも昨日の指揮官も嫌いじゃない…です。指揮官も不安だって…かっこ悪い時もあるって分かった…です。

「軍事委託に関してはーーー」

 

でも…なんか指揮官を見てるともやもやする…です。こう…言葉ではうまく表せないですが…不思議な感覚です…。

 

「綾波?どうした?」

 

何です…?この指揮官を見てると増してくよく分からない気持ち…

 

「おーい、あーやーなーみー?」

 

「っ…!?はい…です」

 

びっくりした…です。考え事してたら指揮官が話しかけてるのに気づかなかったです。

 

「どうした綾波?熱でもあるのか?」

 

「大丈夫です。心配いらない…です」

 

「にしては顔が赤いような…どれどれ?」

 

目の前に指揮官の顔が…キリッとして…スッとしてるけど…目はどこか優しそうで…かっこいい…です。

 

「熱は無いけど…うーん?綾波?」

 

「ごっ、ごめんなさいです…指揮官…!ちょっと失礼するです…!」

 

バタン

 

「…」

 

指揮官から離れたのに指揮官の事がずっと頭を離れないです…落ち着こうと深呼吸しても気がつけば…指揮官のこと思い浮かべてるです。

 

「…?」

ーーーーー

バタン

 

「…うわああああああああああああ…!」

 

何やってんの俺!?昨日の今日でスキンシップ過度すぎるでしょう!?冷静になれ…考えるな…綾波可愛かったとか、唇が綺麗で思わず一瞬キスしたくなったとかって考えるなって考えたばっかでしょうが!考えないことを考えるためにはまずは考えないために…あれ?何考えてるんだ俺は?とりあえず深呼吸しよう

 

「ふぅ…」

 

…冷静になったらなったで昨日の事を思い出してなんとも言えない気持ちが溢れてくる。彼女が愛おしい。愛おしくてしょうがないという気持ちが。

…認めるしかないんだろう。俺は綾波が好きなんだ。

 

「この年になって好きな人が出来るなんて…」

 

ガタッ

 

「ん…?今ドアの方で…誰か居るのか?」

 

返事は何も無いし、部屋の外にも誰もいなかった。

 

「気のせいか」

 

聞かれてると恥ずかしいが…まぁここに居る子は皆良い子だし、言いふらしたりもしないだろう。

ーーーーーー

「…聞いちゃったです…」

 

指揮官には好きな人がいるらしい…です。ますますもやもやするです。なんだかこの言葉に出来ない気持ちが…膨らんでいくです。

 

「…綾波は…どうしたらいいです…?」

ーーーーー

「どうしたの?綾波ちゃん、なんだかうかない顔してるけど」

 

一見無表情に見えるが、一緒にルームメイトとしてやってるとよくわかる。綾波ちゃんは表情は少し出にくいだけでよく見てればちゃんと嬉しそうな時は嬉しい顔をしてるし、悲しそうな時は悲しい顔をしてる。今の綾波ちゃんはなんだか…なんとも言えない微妙な表情だった。

 

「ジャベリン…実はーーー」

 

聞いてみれば綾波ちゃんはどうやら指揮官のことが気になってるらしい

 

「それって…少女漫画もビックリの王道中の王道じゃないですか!」

 

「…?」

 

「綾波ちゃんは指揮官のこと好きなんでしょ?」

 

「すき…?まぁ指揮官のことは嫌い…じゃないです」

 

「そうじゃなくて愛してるんでしょってこと」

 

「…///!?好きって決まったわけじゃ…ない…です」

 

赤くなりながら慌てふためく綾波ちゃんは女の子の私から見ても可愛かった。

 

「そんなに気になってしょうがなくて指揮官のことずっと考えちゃってるんだしそうなんだよ。きっと!」

 

「…そう…でしょうか?///」

 

どうにかして綾波ちゃんの背中を押してあげたい。親友の初めての春なんだから。

 

「そうと決まればまずはアピールだよアピール!」

 

「アピール?」

ーーーーー

「と、まぁ今日の仕事はこんなもんかな」

 

一つ、大きな伸びを入れる。今日も特に何も無くいつも通りに終わった。

 

(コンコン)

 

ドアのほうから控えめなノックが鳴った。こんな時間に指揮官室に用とは一体誰だろうか。

 

「綾波です…指揮官いますか?」

 

「綾波?入っていいぞ」

 

「失礼する…です。お仕事お疲れ様です」

 

「おうありがとな、それよりどうしたんだ?こんな夜遅くに」

 

「寝る前にホットミルク…飲んだらよく眠れる…です」

 

「わざわざいれてくれたのか。ありがとう」

 

綾波が持ってきたホットミルクに口をつける。身体の芯から温まる感じがした。だが。、それ以上に綾波がわざわざいれてきてくれたという心遣いに胸が熱くなった。

 

「どう…です?」

 

「これでよく眠れそうだよ、ありがとな」

「んっ…」

 

そっと綾波の頭を撫でる。綾波の髪の毛は白くて透き通っていて綺麗で触り心地が良くていつまでも触っていたい気分だった。

 

「それじゃあ失礼する…です。おやすみなさい。指揮官」

 

「ん、おやすみ」

 

…ふむ、可愛かったな。

 

撫でられて嬉しそうに目を細める綾波を頭の中に思い浮かべつつ貰ったホットミルクを飲み干す。綾波の心配と好きな子を撫でたどうしようもない恥ずかしさもあいまって身体が温まるのを感じた。

ーーーーー

「指揮官の手のひら…あったかかった…です」

 

優しげな目に見つめられながらそっと撫でられた頭が無性に暖かく感じた。

 

「綾波ちゃん、お疲れ様」

 

こっそり見てたジャベリンがグッジョブをしてた。

 

「次は告白…です?」

 

「うん!綾波ちゃんなら大丈夫だよ!頑張って」

 

「指揮官…好きな人居るって言ってたから…不安…です」

 

(それ多分綾波ちゃんの事だと思うんだけどなぁ…)

 

「何か…言ったです?」

 

「ううん、なんでもないよ!とにかく大丈夫だから!」

 

「…?よくわかんないですけど…頑張るです」

ーーーーー

「今日も仕事してる…です」

 

次の日、昨日と全く変わらず指揮官は仕事していた。

 

「ほら綾波ちゃん」

 

「…!(バフッ」

 

「ん…?綾波?どうした?」

 

「……!…ーー!?〜〜〜!!!」

 

ジャベリンに勢いよく背中を押されたせいで指揮官にぶつかってしまいました…身近に指揮官の温もりを感じてしまって…どうにかなってしまいそう…です。

 

「指揮官…あの…そのっ……!?」

 

指揮官がそのまま綾波を抱きしめてきた…です。指揮官が…近くてギュってされると身体の中が温まって…幸せでいっぱいになって…

 

「どう?ちょっと落ち着いた?」

 

「は…はい。ありがとです」

 

スッと身体を離して指揮官の顔を見てみると指揮官もなんだか林檎のように顔が真っ赤…です。

 

「あっ、急に抱きしめたりなんかしてごめんねっ?あの、えっと、なんか綾波が落ち着いてないように見えたから落ち着けるようにやったというかなんというかごめんっ!」

 

「指揮官、もう大丈夫…です。綾波の話…聞いてほしい…です」

 

「許してくだ…ん?」

 

…大丈夫、今度こそは落ち着いて言える…です。綾波の…正直な気持ち。

 

「綾波は…綾波は戦闘は嫌いではないけど好きじゃないです。ただ普通に戦ってただけ…」

 

1つ1つの言葉を大切に紡いでいく。

 

「…不安でいっぱい…でした。皆から…見限られるんじゃないかって…皆がそんなことしないって…分かってる…です。優しいって…知ってるです」

 

「綾波…」

 

 

「…だけど、指揮官の笑顔を見て…指揮官の頑張ってるところを見て…指揮官の優しいところを見て…。今は違う…です。今は指揮官のためなら……もう少し、強くなれる気がするのです。不思議と不安が無くなるです。だって……だって指揮官のこと…好きですから」

 

「…っ!///」

 

言ってしまった…です。ちょっと照れくさい…です///

でも…

 

「指揮官には…好きな人がいるから…迷惑…です…よね…。」

 

「ん?俺が好きなのは…あぁ!そういうことか…」

 

「?」

 

「もしかして俺の独り言聞いてたの綾波?」

 

「はい…です」

 

「あーうん…あのその…えっと…うー…」

 

「?」

 

「それ綾波のこと…なんだけど…///」

 

「……?………!///」

 

理解するのに少し時間が掛かった…です。そこから顔が真っ赤になるまではすぐでした。

 

「ごめんな、綾波から言わせちゃって。こういうのは男の俺が言うべきだったんだろうけど…って綾波泣いてる!?」

 

「あ…えっと…安心したんでしょうか。とまら…ないです…。あれ…?」

 

「綾波っ…!」

 

「指揮官…ダメです…。これじゃ指揮官の服…汚れちゃう…です」

 

「好きな子が泣いてるの見て放っておけないって。嫌だったら突き飛ばしていいからな?」

 

「…嫌なわけ…ない…です。もう少し…このまま…」

 

指揮官は綾波が泣き止むまでずっと抱きしめて頭を撫でてくれた…です。

 

「ごめんなさいです…指揮官の服汚しちゃって」

 

「それは大丈夫だけど、もう綾波は大丈夫?落ち着いた?」

 

「はい…です。指揮官の…私の大好きな『優しさ』に抱きしめてもらったから」

 

「じゃあ改めて、綾波、俺と結婚してください」

 

「はい…っ!」

 

指輪を受け取り、指揮官と綾波は笑顔で口付けをーーー。

ーーーーー

みんなが…居てくれる。

綾波の側に居てくれる…

みんな…笑顔で。

指揮官が綾波に微笑んでくれる…側に居てくれる皆に、指揮官に私も微笑みを返す…私はこれが夢だということを分かってるのです。みんなは優しいから…綾波を信じてくれてることは分かってるのです

それでもやっぱり嬉しくて幸せなのは…あなたが笑ってくれてるから…そんな夢も少しずつぼんやりしてきて…

 

「ん…朝…」

眩しい朝日が綾波を照りつける…です…

「夢…です…?」

最近夢が好きになった…です。夢の中でもみんなに、指揮官に会える…です。

ふと、隣を見れば

 

「すぅ…すぅ…綾波ぃ…もう離さないから…なぁ…」

 

こうしてまた会える…です。

 

「安心して、今度こそどんなことがあっても生き延びて指揮官のもとに帰るのです……だって、指揮官にはまた会いたいんですもの……」

 

あなたと綾波の笑顔のために、今日も頑張るです

 

〜Fin〜




おーひーさーしーぶーりーでーすー!え?それより言うことがあるんじゃないかって?そうですねそれでは…

たいっっっっっへん長らくお待たせして申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁあ!

いや言い訳をさしてください(いつもの)ほんとに忙しかったんですよ。大学の後期のゴミ講義で課題はポンポンでるわ。モンストはイベとかコラボするわパズドラは石配りまくるわSwitch買うわスマブラするわエロゲするわ乙女シリーズにハマって男の娘の性癖を更に拗らせるわ……

わかってます。ごめんなさい。反省してます。

して、それ以上に今回の期間が空いたことにはもう一つ理由があります。
それは今回の指揮官が気になる綾波のお話、めっちゃ書くの難しかったってことです。普段は書こうと思って頭の中で構想をだいたい練って書いて止まったらやめてまた時間がある時に書いて、みたいな感じなんですけど今回まぁ止まってばっかで苦戦しました。まず綾波の…の使いどころが難しいのなんの。しっくりこなかったりなんだったりの連続でした。次に恋愛ssをそこそこ書いてきたせいによるマンネリ化。書いたあとにやったことあったような展開に見えて仕方がなかったので消して書き直したのはいい思い出ですね(白目)
とまぁそんなこんなでやったわけですけど、綾波は可愛いし結婚してるし絶対書きたいって意思で書き抜きました。キャラ崩壊だったり言い方の違いだったりは気にしません!投げっぱなしジャーマンです!
年もあけてしまって暫くたってあけました感も消えてしまいましたが、今年もこんな感じでこんな風に投稿頻度もそこそこにグダグダと自分の妄想を書いていくので見たりみなかったりしていただけると幸いです。
次の投稿ですが、次こそは早めの投稿をします。したい…したいなぁって…思います。短編とかそういったやつにもチャレンジしたいです。まぁ何を投稿するかは特に決めてないんですけど
ここまで読んでくださった皆さん。本当にありがとうございます!綾波をすこってください!俺のssはどうでもいいので!どうか綾波とユニコーンを!!!何卒!あといつものように高評価リクエスト感想等々お待ちしております。リクエストはなんでもするので(なんでもとは言ってない)それでは運が良ければまた次で
(*´∇`)ノ ではでは~

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