ヒロアカ好き女子、明日奈がゆく!何故か次元越えちゃった私のヒーローアカデミア   作:弱虫あくび

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許してください。ちゃんとした文がすぐに思いついたの最初の一文だけだったんです。大丈夫です。安心してください。自分でも何言ってるか分かんないです。
こんなにも早く思いつかなくなるなんて。まだ主人公入学すら出来ていないのに。自分の無能さが悔しくて、涙全然出ません。

でもほら、最初に自分で決めたはず。各話のタイトルはっちゃけるって。だから気にしなくて良いんです。長文じゃなくったって良いんです。
そう、だからいつか普通のタイトルになっていたら、察してあげて。


人間の感情は千差万別十人十色。みんな違ってみんな良いのです。嗚呼、なんて世の中はカラフルなんでしょう。…とかカッコつけて好感度上げてみるぅ〜(いやおかしくて逆に下がる)

「ちょ、ちょっと何これ…」

「わ、わた、しだって、分かんないです…」

 

諒さんは超絶困惑状態、私は超絶混乱状態にそれぞれ陥っていた。

勿論、そうなったのには立派な理由がある。いや立派と言って良いのか分からないけど、取り敢えず明確な理由–––– ()()()()()()を見たのが事の始まり。その所為で私達は今こうなっている。

 

 

 

 

それは少し前の事。

 

 

あかね荘の2階、1番奥の部屋のドアを開けた私は少し謎い女性、知想諒さんと一緒に中に入っていった。そしてすぐ、奥に人の気配がないか確認する。

よし、気配は無し!なんだけど…

 

「どうしたの明日奈ちゃん。入らないの?」

「い、いえ、入りますよ」

「そう。そいじゃお邪魔しまーす」

 

お邪魔します、と言いそうになり慌てて堪える。そうだ、ここは自分の部屋なんだからね、自分の部屋なんだよそうなんだよそうなんだけど…

 

部屋の真ん中を見る。

そこには、前の世界に置いてきた筈の黒に白水玉のボストンバッグ。

そして、私の本当の家に置いてきた筈の水色のキャリーバッグ。

2つのバッグが主人の帰りを待つ子犬の様に、ぽつんと置かれてあるのだ。

 

ほ、ほわい?ナゼデショウ?え、え、中身見るのめっちゃ怖いんですが。ボストンの方なんかめっちゃパンパンだし。

 

「この部屋にもいろいろと謎がありそうだけど、まず最初に、君のことについて話してもらおっか」

 

そうだった!そのためにここまで戻ってきたんだった。じゃ、じゃあ一旦バッグは置いとこ。うん。

まずは私の今の状況をちゃんと説明しなきゃ。分かってもらえるかな。

 

「あ、その前に諒さんが私の正体をどこまで知ったのか、詳しく教えてもらって良いですか?」

「詳しくって言われてもなぁ。うちの個性は“思念感知”っていうやつでさ。相手の想いをオーラの色と単語でしか知ることが出来ないんだよ」

「オーラ、ですか?」

「まあ、1番その呼び方が合ってるからそう呼んでるだけなんだけど。特定の人に向かって個性を発動させると、その人の周りにぼんやり霧みたいなのが視えるんだよ。霧の色は様々で、それによって感情が分かるようになってる」

ああ!なるほどね。分かった分かった。

 

「つまり、例えば喜んでる人の周りには赤、悲しんでる人には青のオーラ、的な感じですか?」

「そうそう!全くその通り。他にもいろいろあるけど基本的には、歓喜系統は赤色系、悲哀系統は青色系、幸福系統は黄色系ってとこかな。想いが混合していれば色も混ざる。いやぁ理解力の高い人は良いね!話が進む」

「あ、ありがとうございます」

 

なんか知らんけど褒められた。まあ怒られるよりは良いか。だって私そんなに理解力高い方じゃないし。

 

「んでオーラは簡単に視れるんだけど、単語は結構踏ん張らないと駄目なんだ。だから明日奈ちゃん視る時、実は意外と大変だったんだよ?」

「単語まで視たんですか!なんで通りすがりの人にそんなに頑張るんですか?」

 

結構大変なら、別に無理しなくて良かったのに。オーラの色だけで済ませれば良かったのに。やっぱり怪しい人なんじゃ…

 

「だってさ?明日奈ちゃんの色があまりにもカオス状態だったから」

「それってどういう…」

「自分でも内心気づいてるとは思うけど、いろーんな感情が混ざりに混ざっちゃって、感情の1つ1つが全然分からなかったんだよ。ぐちゃぐちゃで混濁した色になってた。だから単語を見るしか方法がなかったの」

 

その時の私を思い出す。そうだ、あの時は凄い混乱してたんだった。

前の世界にもっと居たかったっていう悲しみ、この世界は何なのかっていう迷いからのヒロアカ世界に来れた喜び。そして、自分の記憶が消えている、お金も無ければこれから生活していく当てもない、服もない、寒い、更には不審者らしき女性に捕まる……。

ザ・カオスだったんだ。そりゃあ、色も混ざって混ざって何がなんだか分からなくもなるよ。

 

「OK?」

「…OK」

「んなら良かった。で、君の単語見たら、やれ2次元だぁ3次元だぁ無一文だぁ記憶喪失だぁ、ぶんすとだぁ?ひろあかだぁ?まあまあ凄い単語、意味不な単語が飛び出てくるわくるわ。お宝大量がっぽがっぽよ。ポーカーフェイス得意なうちでも、流石に厳しすぎたわ」

ゔ、そんなに知られたんかい…

 

「それでさ、頑張ってその単語を整理してみたんだ。ここに来る間もずっと考えてた。だからちょっと無口だったんだよ」

 

そういえばそうだっけ。私も考え事してたから、全然気になんなかったし気にしてなかった。

その時の事を思い出していると、諒さんは少しだけにやりと笑った。

 

「うちの超絶突飛な予想、聞く?」

「あ、結局整理出来てたんですか。ぜひ聞かせて下さい」

案外当たってたりして。

 

 

「大まかに言うとね。明日奈ちゃんのいう“この世界”と明日奈ちゃんが本来住んでる筈の“世界”は、次元的に全く違う場所で、明日奈ちゃんはなぜか次元を越えて“こっちの世界”に辿り着いてしまった」

「……」

「んでー、その“こっちの世界”の名前がぶんすと?かひろあか?である」

 

 

「…………」

諒さんの予想を聞いた私は、固まった。

 

「やっぱ突飛すぎるよねー。こんなん有り得ないかー」

「……いえ」

「え?」

「いえ、正解です。大正解なんです本当に」

「……ほんまに?真面目?ほぼ冗談のつもりで言うたんやけど…?随分とノリええんやね…?」

「凄く真面目です。確かにこんなの、有り得ないです。絶対。私も最初はすんごい戸惑いました。いえ、今も心の隅に戸惑いが残ったままです。ホントに信じられない事です。…でも、ホントなんです」

「……」

 

諒さんの目を真っ直ぐに見て、真っ直ぐに、ちゃんと分かってもらえるように、慎重に言葉を選んでいく。

 

「上手く説明しづらいんですが、実際、私が本来住んでいる筈の世界的に言えばこの世界は“2次元”なんですよ」

「えっこの世界が?だってうちらは平面やないし、テレビとか漫画があって…」

 

明るい顔にあまり似合わずポーカーフェイスが得意だという諒さんが、明らかに混乱した顔色を見せている。そりゃそうなるよね。

 

「この世界に住んでいる人にとって、ここは3次元でテレビや漫画の中の世界が2次元。しかし3次元な筈のこの世界は、あなた方の全く知らない世界からすると2次元、っていうことなんです」

 

諒さんは、今度はちょっとだけ眉間にシワを寄せたまま、ずっと沈黙している。

えと、理解してない顔だねこれは… もっと説明続けろ、という意味で宜しいのでしょーか?

 

「こう、絵画が描かれている絵画、みたいなやつあるじゃないですか。自分が読んでる漫画の中の人が読んでる漫画の中でも漫画を読んでて…みたいな感じだと、私は思ってます、けど… これじゃあもっと意味分かんなくなりますよね」

 

ん〜難し。なんて言えば1番ちゃんと伝わるんだろうなぁ〜。やっぱり私の説明が下手すぎるのかぁ?

 

「そやな。なるほど。…うん、理解したわ」

「あれ、理解したんですね」

 

いやぁ良かった。

にしても諒さん、さっきから口調変わってるけど関西出身なのかな?まあ今は全然関係ないし、どこ出身だろうと私には関係ない事だ。

 

「うん、信じるしかなさそうだしね。うちの個性が間違った情報を受け取るわけないし。 明日奈ちゃんの世界がどういう世界かは分からないけど、少なくともこの世界は超常が日常の超人社会。絶対有り得ない、て決めつける事は出来ないからな」

 

なるほど、確かに個性に狂いがあったら大変だもんね。ん?なら、私の説明聞かなくても良かったんじゃ… もう済んだことだしいっか!気にしなーい気にしなーい!

 

「信じてくれてありがとうございます!それで、あの、ちょっと頼みたいことがありまして…」

「頼みたいこと?なになに、無一文の話?金頂戴って?」

「いや、それもあるんですけど、また別で。その、一緒にこれ開けてもらっても良いですか…?」

そう言って指差したのは、私達が囲んでいるテーブルの横に置かれた例のバッグ。

 

「ああこれ?そういえばうちも気になってたんだよね。なんか変な物でも入ってんの?」

「いや、それが実は––––––」

 

私は諒さんに、

・これらが外出前は無く、さっき帰ってきたら置いてあった物だという事

・1つはあっちの次元に置いてきて、もう1つは別の2次元の世界に置いてきたバッグだという事

ついでにこの世界に来る前に2つの2次元の世界に行ったことがある、そもそもこの世界に来て1時間も経ってない、ということを手短かに説明した。

 

「君はうちを惑わすのが得意みたいだね」

「す、すみません。いろいろと説明しすぎちゃいましたかね…」

「でも良いよ別に。頭はなんとか追いついた。あと今までの全部の説明について、一応の理解もしたから」

「ほ、ほんとですか?凄い理解能力… あのそれで、これ」

 

全部理解してくれたことに驚き感謝しながらも、バッグに目線を向ける。

 

「そうだね、確かに怖いと思う。中身が未知だから。でもさ、いつまでも怖がってちゃキリがないよ!」

諒さんはボストンバッグを掴むと一気にチャックを開けた。

「えっ!ちょっと、触れたら危険な物とか入ってたらどうするんです、か…」

 

バッグの中には、前の世界で着ていた服やポーチなどがそのまま入っていた。パンパンだったのは、いつも使っているリュックも中に入っているからだった。

警戒しながらも少し漁ってみるが、バッグにもリュックにも変わった物は入っていない。

 

「この物達は?全部君のなんじゃないの?」

「ですね… 前の世界がどちらとも真夏だったので、夏用の物ばかりですが」

「でも良かったね。ほら、怪しい物なんて全然入ってないし」

でもなぁ。なんか、普通すぎて逆に拍子抜けというかビックリというか。

 

「じゃあこっちも開けてみよ〜」

「待って下さい、そっちはコードがあるので」

「ああ、そっか」

 

諒さんからキャリーバッグを受け取って、正しい3桁の数字にする。ロックを外しチャックを開ける。

中には––––––

 

 

 

「ちょ、ちょっと何これ…」

「わ、わた、しだって、分かんないです…」

 

 

大量の一万円札が入っているのだった。




オリキャラの関西弁(焦ったり慣れ親しんだ人に対してだったり、気が緩むとつい関西弁になってしまう設定のつもり)エセだったら言ってもらえると助かります。
そしたら関西の人と関西を好きな人に心から謝罪する所存でございます(。>﹏<。)
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