ヒロアカ好き女子、明日奈がゆく!何故か次元越えちゃった私のヒーローアカデミア   作:弱虫あくび

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実は大嘘とは言い切れません。なぜなら、当時いくらで売られていたかなんて調べてないからです。てか知ったこっちゃないです。
だから嘘ではないのかもしれません。が、本当なわけないです。仮に本当なら、なあ諭吉や。1発殴らせておくれ。


あと、ヒロアカの歴史に福沢諭吉なんかいるわけねえだろクソが!と思った方。でも、ただ万札万札て言うより社長(※)とか諭吉て言った方が楽しいじゃないですか。そういうことです。だから気にしちゃダメです。こういうのは気にしたら終わりなんですよ。ね?
※文豪ストレイドッグスでは、福沢諭吉は社長キャラ設定なのです。


豆知識教えたげる。万札に印刷されている人が某福沢なのは「学問のすゝめ」が一万円相当で売られていたからなんだって!これがきっと、ぼったくりの元祖だね!!……え?(大嘘)

「な、なんで、こんなにお金が…?」

「そんなのし、知らないですよっ…!逆に教えてほしいくらいです…」

 

私達が何故こんなにも困惑し、混乱しているのか。

それは()()()()()()に置いてきた筈の水色のキャリーバッグ。その中に大量の福沢諭吉、つまり大量の一万円札の束が入っていたからだった。

 

外出してる間に沢山のお金が部屋に置いてたらパニックにもなるよね!?!?

てゆーかしゃちょぉぉぉ!実際は武装探偵社の福沢社長とここにいる福沢諭吉は違う人だけど!でも一緒なんだよぉぉぉ!

もーー何言ってんの私!?頭混乱しておかしくなっちゃったんだよもー!

 

「と、取り敢えず落ち着こ!せやから明日奈ちゃん!深呼吸!心落ち着かせよ!」

 

そう言ってる諒さんこそ、だいぶ混乱してるけど… でもそうだよね、まず落ち着かなきゃ!いつもやってるじゃんか!焦ってたって何の意味もないんだから。

まずはしっかり深呼吸。心を落ち着かせて。そこからゆっくり冷静に。

 

「ふうーー。すみません、驚きすぎてしまって。もう大丈夫です」

「まあ…な。こりゃ驚かへん方が変やわ。しっかし、何でこないにぎょうさん万札があるんやろ?」

 

つっこんだ方が良いのかな…?さっきから諒さんの口調が完全に関西弁だ。詳しくないから関西の中のどこ弁かまでは分からないけど、無意識のうちにそうなってるっぽいな。でもこれ好きだからそのままにしとこ。

 

「怪しさ全開になってしもたな。それにこのポケットの中にも…ん?」

「どうかしたんですか?」

「明日奈ちゃん、これ」

大きめの内ポケットにも一万円札の束がいくつか入っていたが、諒さんは何やら白い紙を取り出して見せてくれた。

 

「手紙、ですか?」

「そうみたい。けど真っ白い封筒で送り主の名前もどこにも無いよ」

あ、話し方戻っちゃった。

「開けてみるしかなさそうですよね…」

何も書かれていない封筒を開けると、これまた真っ白な紙が2枚折り畳まれている。開くとワープロの黒い文字がびっしりと書かれていた。

 

 

『この手紙をお読みになっているという事は、荷物が届いているのですね。良かったです。

私は貴方様が“管理人”と呼ぶ人物だとでも認識して下されば光栄であります。

荷物とは、貴方様のお忘れ物と僭越ながら私からのプレゼントで御座います。どうぞお受け取り下さいませ。

勿論、プレゼントは決して汚いモノではありませんよ?全て綺麗なモノです。私は嘘を吐きません。貴方様ならそれを理解していらっしゃる筈ですよね。ですので、つまらない物ではありますが罪悪感など持たず遠慮せずにお使い下さい。

 

話は急に変わりますが、ご自分がいらっしゃる世界が何なのか既にご理解の上かと存じます。その答えは正解で御座います。そして貴方様の為に、更にプレゼントをご用意させて頂きました。

簡単に申し上げますとそれは「入学届」と「戸籍」です。入学届というのは勿論、雄英高校ヒーロー科のものですがご迷惑でしたでしょうか?

恐らく貴方様は今、勝手に何をしているんだとお思いでしょう。しかしながら心の底では雄英に入学して高校生活を送ってみたい、と考えていたのではないでしょうか。今は思われていなくてもいつか必ずそう思う時が訪れましょう。

そうなると善は急げですので、私が雄英高校に入学届を送らせて頂いた所存に御座います。

そして入学するにあたり絶対に必要となりますのは戸籍。無戸籍の人間が入学したとあらば、たちまち大変な事態になってしまいますので。

ご理解頂けたでしょうか。きっと貴方様なら心配はご無用でしょう。

 

それでは、()()明日奈様。私は、心からご武運をお祈りしております。

 

追伸

貴方様の個性届は“目”の方で既に提出済みですので、どうぞご安心下さい。』

 

 

訪れたのは、沈黙。

 

「なに、これ」

 

先にその沈黙を破ったのはまたもや諒さんだ。

 

「……」

しかし私はその言葉に返答せず無言で目を瞑り考える。諒さんもそれを知ったのか、話し出すまで待っていてくれた。

 

じっくり考えた後、はあぁと溜め息を吐く。

「やんなっちゃうなぁ…」

「ん?何が?ていうか君は、この管理人とかいう人と知り合いなの?」

「いえなんていうか、知ってはいるんですけど声は聞いたことがないですし、会ったことすらないんです」

「はん?どゆこと?」

「実は本当に存在してる事は今知って… 自分で勝手に存在していると仮定していたんです。この『僕のヒーローアカデミア』っていう世界だけじゃなくて、この次元全てを管理する?みたいな人物がどこかにいるのではないか、と」

「過去に、君をそう思わせる出来事があったってことだね?それで、この手紙の何がやんなっちゃうの?」

 

特に言いづらくもないのにその過去の出来事を深く追求してこない諒さんを、やっぱり良い人なんだなと思いながら質問にしっかり答えていく。

 

「その管理人みたいな人…管理人で良いや。管理人が本当に存在してたのもそうなんですけど、手紙の内容が図星すぎちゃって」

「ああ、雄英に入りたいとか?」

「そうです。然もそれだけじゃなくて、お金が欲しいと思ってたのも管理人が嘘を吐かない人だと考えてたのも、全部ですよ?」

「そりゃ…やになっちゃうわ」

 

それに、敬語ではあるけどなーんか上から目線だし。「善は急げ」の使い方ちょっと違う気がするし。

 

「なるほどね〜。あとさ、もう2つ聞きたいことがあるんだけど良い?」

「もしかして、目の個性と篠咲という苗字についてですか?」

「そう。苗字の方は特に謎。明日奈ちゃんって霧ヶ谷じゃなかった?」

「もっちのろんで霧ヶ谷です。だからこればっかりは私も意味が分からなくて。なんで名前が篠咲明日奈に変わったのか…」

「んーー… この手紙じゃ答えは分からないみたいだね。分かるまでは一応、自分は篠咲明日奈だ!って思っておくしかないかもねー」

 

そうだよねー。でも慣れるまで時間かかりそうだなぁ。頑張って覚えてなきゃ。

 

「あ、あと目の方の個性っていうのはですね」

私はまたまた説明を始めた。今度は

・今までの2つの世界では、個性の様な超能力的な力を“異能力”などと呼んでいた事

・この世界を除いた2つの世界でそれぞれ1つずつ異能を得て、そのうちの1つが目が赤くなるものだという事

今回は説明しやすかったのですぐに理解してくれた。

 

「へえ!凄いね明日奈ちゃん!2つも個性を持ってるって事でしょ?」

「そうなるのかもしれませんが、今までの流れでいけばこの世界でも個性を貰える筈なんですよ。でも2個のままなのは、この世界の人間なら“無個性”だからかもしれないですね」

「そっか。でもまあ良かったやん!この世界で個性の2つ持ちはほぼないから、目立ちたくないならもう片方は封印した方が良いだろうけど、個性届に書かれた異能力の方が使いやすいんでしょ?」

「目が赤くなるのはなんかその、厨ニ病っぽくて恥ずかしいんですがやっぱり使いやすいのはこっちですね」

それも図星だからやなんだけどねぇ。まあどれもこれも、ありがたくはあるんだけどね?

 

「あっそういえば、こんなにゆっくりしてて良いの?」

「ん?何がです?」

 

「だってさ。入学届、雄英に出したって書いてあるから。入試勉強しなくて良いのかなと。雄英の一般受験、2月26日だよ?」

 

「……………え」

 

えええええええっ!!!??

 

「きょ、今日って2月12日ですよね!?」

「うん」

 

あとにしゅーかぁぁぁぁぁん!?!?

 

「う、嘘だ…」

「嘘じゃないよ?っておーい!遠い目をするなー!」

 

いやいやいや遠い目にもなりますって。本来なら中3の夏休み中の筈で。長期休みだやったぜヒャッホーイになるかと思いきや、吹奏楽部だから文化部にとっていそがしーズン真っ最中で、本格的な受験勉強なんてまだ始めてなくて。

夏休みの宿題は大体終わらせてるけど、まだ習ってない単元だって結構あるし。世界変われば歴史とかいろいろ変わるわけで、習い直さないといけない単元も結構出てくるだろうし。

更に雄英は毎年倍率300超えの超難関校、ときたらもう。

 

「終わった…」

私は目の前のテーブルに顔を打ち付けた。おでこが軽く痛む。

 

「はぁ、全く。そんなに絶望しない!そのためにうちがいるってのに」

「…どーゆーことですか」

「うちの仕事は心理カウンセラーだって言ったけど主な、とも言ったでしょ。カウンセリングをしてる学生の中には、学校の勉強についていけなくて悩んでる子が沢山いるんだよ。だから家庭教師もやってるんだ。こう見えてうち、巷じゃ結構評判良いんだよ?」

普通に凄いな… 心理カウンセラーの他に家庭教師もだなんて。

 

「だから教えてあげるよ、勉強」

「え!?良いんですか!?でも諒さんの用事がある日は」

「特に重要な用事ないし丁度暇してたから。それに明日奈ちゃんも、行く学校も場所もないでしょ?なら1日中お勉強出来るじゃーん。良かったねぇ」

「う、1日中… 良かったです… あ、お金は」

「金なんかいらんいらん!君の秘密を教えてくれたお礼だよ。でもその代わり明日から2週間、みっっちり叩き込むから覚悟してよ?」

諒さん… 私の正体知って気味悪がってもいい筈なのに。こんなに良い人と出会えることが出来たなんて。

 

 

「はいっ!よろしくお願いします!」

 

 

こうして霧ヶ谷明日奈、もとい篠咲明日奈と知想諒は出会う。

そして、雄英高校一般入試に向けての猛勉強会が始まるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ諒さん。なんで始めるの明日からなんですか?今日だってまだ時間あるのに」

「ほら、ちゃんと考えてみて明日奈ちゃん!今の君の恰好」

「あ!そっか!寒い!冬服買わなきゃ。この世界で暮らすための物もいろいろ買っておかないとですね。すっかり忘れてました」

「自分のことなのに忘れちゃあかんやろ!このドジっ子!」




オリキャラの大阪弁、エセだったら言ってもらえると助かります。(めっちゃビックリしたり焦ってたりすると、つい出ちゃう設定)
そしたら関西の人と関西を好きな人に心から謝罪します。


タイトルと前書きで触れてしまいましたが、令和6年には札に印刷されてる人変わるみたいですね。自分的に今の人達の方が好きですし、これから万札を諭吉と言えないのが悲しいです。本文で社長イジりも出来なくなりますし。
あ、6年後までこれ続くんでしょうかね?‪
…………………( *´︶`*)
絶対続かないよ、の顔↑
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