魔法日本皇国召喚   作:たむろする猫

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編集途中ですが取り敢えず。


用語集

 

 

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

 

紅鬼

秋津洲

亜人

天津神

アメノトリフネ

活性魔力

ホウキ/ブルーム

機巧ゴーレム

鬼人

機竜

剣砲クサナギ

皇国陸軍第7師団

海軍軌道艦隊

航空艦

祭祀艦隊

収束魔力砲

戦闘飛行艇

潜水艦

タカアマハラ

鎮守府艦

日本皇国軍在ロデニウス総軍

不活性魔力

マガタマ

魔弾

魔法

魔力

魔力炉

ホウキ/ブルーム

魔力運用量

ヤタノカガミ

八咫鏡

 

 

 

 

 

あ行

 

 

紅鬼

 

日本皇国に於ける亜人である鬼人の中でも特異な存在の呼称。

本来魔力を保有していない地球人だが、日本の紅鬼や英国のハイエルフを始めとする一部亜人の上位種ないし、変異種と目される存在は魔力を保有している。

 

その発生原因は未だ特定されていないが、両親共に鬼人である子供が紅鬼として産まれてくる確率が高い。

ただ、逆に両親共に只人の場合にも紅鬼が産まれた事例が確認されている。

 

通常は黒い角が紅く、魔力を保有しているからか通常の鬼人と比べても、魔力親和性が高い。

そして紅鬼の最も重要な特徴こそ【固有能力】である。

 

【固有能力】とは読んで字の如く、紅鬼一人一人に備わる固有の能力-正確には魔法で、彼等はそれの発動に魔法陣は愚か、まともな術式すら使用していない。

ただ、神話に登場する神の権能や妖の能力などを既存魔法以上に模倣している事は分かっている。

代表的な能力は「転移」「飛行(箒等に頼らない個人での飛行)」「物体の停止」「魔眼《八咫鏡》(壱夜皇女の固有能力)」等。

 

現在、紅鬼の存在が初めて確認されてから四半世紀程経つが、魔法研究に於いて世界最高峰である日本の研究者をして、【固有能力】の完全術式化には成功していない。

 

紅鬼はその能力から優遇されているが、政府の許可無く国外へ出る事を禁じられている。

 

秋津洲

 

現在日本皇国が保有する唯一の戦艦。

全長325m

最大幅43.5m

主砲51cm連装添火高収束魔力砲4基8門

対空魔弾48基×6発

防御術式[ヤタノカガミ]

 

建造当時、航空艦の開発によって高度差によるアドバンテージを得た事と、剣砲クサナギの完成により巨大で金食い虫な戦艦を建造する必要が殆ど無くなった大日本帝国であったが、初期の[アメノトリフネ]では現在程の高度を航行する事が出来なかった。

また、日本からの[アメノトリフネ]の提供を受けて航空艦を建造していたイギリスを除き、列強の多くでは航空艦の登場により航空機に力を入れ出したとはいえ、艦艇としては大艦巨砲主義が主流であり、大型戦艦の建造競争が行われていた。

それらの事情や、戦艦はその時点で保有している建艦能力の粋を集めたものでもある事や、軍事知識に疎い一般人にも巨大な船体にデカイ大砲を乗せた戦艦は分かりやすく強い船であった事などから、一隻のみではあるものの建造が認められる事となった。

 

そうして建造されたのが【秋津洲】であった。建造当時大日本帝国が持ち得たあらゆる最新技術が惜しげも無く使用され、就役当初こそ[アメノトリフネ]の出力不足が原因で、水上航行しか出来なかったが、武装面では主砲として採用された試製魔力砲や、副砲として配置された剣砲クサナギ、防御面においては出来たばかりであった魔法障壁[ヤタノカガミ]を採用した事も有り、就役時点で間違い無く単艦戦闘能力に於いて最強の戦艦であった。

現在【秋津洲】は唯一の海軍近衛艦隊艦艇として海軍に在籍している。

 

友好国での観艦式や王族に関する式典等に招待された時には【秋津洲】を旗艦としその時の最新鋭艦で編成された臨時編成艦隊、通称「祭祀艦隊」が編成され派遣される事になっている

 

 

亜人

 

地球において亜人と分類される人々は、人類が【魔力】使用する様になってから確認され出した。その為「彼等は【魔力】に適応した新人類である」とする学説もある。

普通の人と比べ高い魔力運用能力を持ち、身体能力も高い。

日本の亜人は「鬼人」イギリスの亜人は「エルフ」と呼ばれる。

 

鬼人やエルフの中には従来の人類と比べ、寿命が長く老いも遅い事例も確認されている。

全体的に見ればまだ少数であるが、世代を経る毎にその数が増えている。

 

 

天津神

 

日本皇国の保有する宇宙ステーション。

全長80,直径32mの円柱に3隻の40m級航空艦が接続されている。

高度540kmの低軌道に浮かんでいるがアメノトリフネによって日本皇国の真上に固定されている。

宇宙条約によって全長50m以上の艦艇を宇宙に上げる事は禁じられており、40m級とは言え3隻の航空艦が軌道上にある事は問題視されたが、日本はあくまでも条約文には違反していないと主張していた。

 

官民共同で運用されており官民含め複数の研究室がある。

転移時点で158名が滞在していた。

 

 

現在、軌道艦隊計画に基づいて軍事施設化が行われている。

またラヴァーナル帝国の遺産である僕の星研究の為、神聖ミリシアル帝国の技術者を受け入れた。

 

 

アメノトリフネ

 

航空用術式。

古事記に記載のある鳥之石楠船神(トリノイワクスフネノカミ)天鳥船神(アメノトリフネノカミ)天鳥船(アメノトリフネ)とも称される神の神話を基に、その権能を再現する形で開発された術式。

術式の刻まれた部分より下に対し「仮想の海が存在すると仮定する術式」であり、術式の発動には発動対象が「船」の形をしていなければならないという条件がある。

その為現在に至るまでこの術式が使用される航空艦や戦闘航空艇戦闘機は基本的には「船」の形状をしている。

術式は喫水線の部分に配置され、起動時には光の翼が広がる様は一見幻想的ではあるが、軍用艦としては夜間に目立ってしまう為欠点でもある。

権能再現において、形状が「船」を発動時に現れる光の翼が「鳥」を司る事により発動している為、光量を抑える事はできても翼そのものを消すまでには現状至っていない。

 

また日本国内で走っているバスや電車等の公共の乗り物にも使用されており、これは地震の際に上空へと多くの人を避難させる事が出来るようにする為である。

 

主に[アメノトリフネ]が使用されているもの

航空艦戦闘航空艇

 

 

 

 

か行

 

海軍軌道艦隊

 

 

 

活性魔力

 

日本皇国における、魔法等に使用された魔力の呼称。

 

 

機巧ゴーレム

 

日本皇国陸軍の主力装甲魔導兵器。

 

 

鬼人

 

日本皇国において最初に亜人、後に鬼人と呼ばれる人々が確認されたのは1926年の新生児においてであった。

彼等の出現当時、頭に角があると言う理由で奇形扱いされる事が多く、多くの新生児が捨てられたり田舎では酷い場合だと、母親諸共殺されると言う痛ましい記録もある。

 

政府は成長した子供達が、大人や同年代の子供と比べ【魔力】の扱いに長けている所に目を付け、国営で角持ち専門の孤児院を設立彼等の保護を始めた。

 

長い間世間では奇異の目で見られる事の多かった角持ちの子供達だが、彼等に対する世間の見方が変わったのは1943年、不可侵条約を一方的に破ったソビエト連邦による電撃侵攻時に、欧州や太平洋へと出払っていた正規軍の対応が遅れる中、南樺太に配置されていた「特別青年隊(鬼人隊)」が文字通り命がけでソ連軍の南進を押し留めた事に端を発する。

 

「彼等は角を持つと言う、他の人とは違う特徴を持つが、その心は愛国心に溢れており、それは他の人達と何ら変わらない。彼等の英雄的な行為によって我が国は護られたのだ」

以上は樺太戦役後政府が発表した文章で、一連の出来事により「特別青年隊」は世間で英雄として扱われ、受け入れられる様になって行く。

現在では新生児の大凡半数程は「鬼人」として産まれており、近い将来に於いては人口の逆転があると考えられ、その時に当時とは逆に「鬼人」でない子供へのイジメや差別が起こる可能性もあると警鐘が鳴らされている。

 

 

機竜

 

イギリスで開発された航空機。

伝説や物語に登場する「竜」を模した物で、科学文明におけるレシプロ機に該当する。

固定武装は「ブレス」と呼ばれる魔力砲と、牙と巨大な爪。

 

[ブルーム/ホウキ]術式を使用し、レシプロ機並みの速力で飛びながら、ヘリコプターじみた挙動を取る事が出来、登場当時は共産勢力にとっては恐ろしい空のハンターであった。

ジェット機の登場に合わせ、速力の強化などが行われたが、音速機の登場により形状的にこれ以上は無理だと判断され、日本の開発した[戦闘艇]に主力制空機としての立場を奪われる。

完全に姿を消した訳では無く、現在では戦闘ヘリコプターの様な運用をされている。

 

 

剣砲クサナギ

 

 

皇国陸軍第7師団

 

 

航空艦

 

 

さ行

 

祭祀艦隊

 

 

収束魔力砲

 

 

戦闘飛行艇

 

 

潜水艦

 

 

た行

 

タカアマハラ

 

 

鎮守府艦

 

 

な行

 

日本皇国軍在ロデニウス総軍

 

 

 

 

は行

 

不活性魔力

 

空気中に漂っている状態で、何にも利用されていない魔力の事。転移後の世界で魔素と呼ばれるモノと同じ。

 

ホウキ/ブルーム

 

航空用術式。

イギリスで開発された航空用術式。

「ホウキに跨がれば空を飛べるはずだ!」と言う短絡的な思考の下実験を行った結果何故か成功してしまい生まれた術式。

方向を選ばず移動が可能で、供給魔力量によって、速度や浮かばせられる重量が増減する。

一般人程度の魔力運用量でもある程度の速力は出せる為、現代のイギリスや日本皇国では自転車感覚で普及している。

その事は津波被害による死者数の軽減に繋がっている。

 

また軍用にも転用されており、イギリスの開発した「ワイバーン」はかつては戦闘機・爆撃機・攻撃機の立ち位置で、科学(共産)圏での音速機開発を受けた戦闘飛行艇の登場で、現在では戦闘ヘリの立ち位置で軍に採用されている。

日本皇国でも「機竜」の名称で戦闘ヘリ的ポジションで採用されている。

 

 

ま行

 

マガタマ

 

魔力炉の炉心となる人工魔石。

形状は勾玉で色は緑。

使用毎に小さくなっていき、一定の大きさまで小さくなると交換の必要がある。

 

魔弾

 

ドイツに「魔法の弾丸」と言う民間伝承がある、それは一度放たれれば百発百中の魔弾。

その伝承を元に作られたのがオペラ「魔弾の射手」だ。大まかに言えば、青年が悪魔と契約し絶対に外れない弾丸を6発と、悪魔の意図した所に当たる1発の弾丸を手に入れるというお話。

そしてそのオペラを下地に・・・・・・・かつて第三帝国で作られた【魔法】が「対空魔弾」だ。

この対空魔弾は当初の思惑通り、対空目標に対して非常に効果的な魔法として完成した。

しかし、どちらかと言えば「呪い」の類として完成したこの魔法は、モデルとなった「魔弾の射手」の欠点まで再現してしまった。

則ち、6発までは敵に対して命中するが、7発目は自身か味方に対して命中してしまうのである。

当初対策として7発では無く、6発だけ装填した発射機構が考案されたが何故か魔法は発動せず、実験の結果7発装填していなければならない事が判り、開発者である第三帝国では最終的に最後の7発目は発射しない、という取り決めがなされた。

ただしこの方法では発射機構そのものが再利用出来ず、丸々交換しなければならないと言う弱点がある。

 

第二次大戦後、この魔法の術式を鹵獲した日本皇国とイギリスも、散々に苦しめられたこの魔法の導入に力を注いだ。

イギリスでは殆どそのまま採用し、使用後の発射機構を聖水で浄化するという方法を取っている。

ただし艦載型などは取り外し交換してと言う手間が掛かる事と、1基につき6回使う6発を6回撃ち尽くすと限界が来ると言う問題を抱えている。

対して、研究途中で魔弾を発射する度に「呪い」が蓄積していく事に気が付いた日本は、発射機構に「梓弓」を組み込み発射の度に蓄積される「呪い」を祓う事で寿命を延ばしている。

ちなみに「梓弓」が元々巫女が神事などで使うものであった事から、女性の手によってしか発動しない為、日本皇国軍において対空魔弾を運用するのは女性士官の役割になっている。

 

魔法

 

魔力を利用して発動される現象。

日本皇国は古事記・日本書紀等に見られる日本神道の神話における出来事、神の権能等を模倣する事によって、強力な魔法を開発する事に成功した。

 

 

魔力

 

1917年に発表された新エネルギー。

人の“思考”に反応し現象を引き起こす。

ただし思考だけでは正確にコントロールする事は難しく、魔法陣によって正確なコントロールを行う事ができる。

 

 

魔力運用量

 

地球人は魔力を保有している訳では無く、大気中の魔力を運用する事で魔法を使う。

「魔力運用量」とは個人が同時に使用可能な魔力量の事を指す。

 

 

魔力炉

日本皇国の大半の魔導具に使用される内燃機関。

周囲の不活性魔力を取り込みマガタマと呼ばれる炉心で増幅させ魔力を提供する。

 

 

や行

 

ヤタノカガミ

 

 

八咫鏡

 

壱夜皇女の【固有能力】で、過去・現在・未来に人の思考等、あらゆるものを見通す魔眼。

現在を見通す「千里眼」「透視」、他者の思考の表面を覗く程度であれば然程の消耗も無く行えるが、「過去視」「未来視」を行う場合、辿る時間の長さでは酷く消耗する。

 

能力の発現当初、千里眼や透視の能力から「天狗」等力を模した能力ではないか?と考えられていたのだが、余りにも長大な視認距離、更には人の思考が視え、過去や未来すら視る事が出来るとあって、コレは天狗程度の能力では無いとされた。

では一体何を模倣しているのか?となった時、研究者はある存在を思い出した、皇祖神天照大御神を。

天照大御神は日本神話に於ける最高神たる太陽神で、かの女神そのものとも言える太陽は天高く昇り、あらゆるものを見下ろしている。

 

こじつけ臭いが、事実として皇女殿下の能力が「太陽が天頂に存在する正午ごろ最も強くなり、日が沈むにつれ弱まって行き、完全な夜中であれば過去視と未来視を行えない」事と、皇統という血筋も有ってほぼ間違い無いだろうと結論付けられ、神の持つ全てを写し出す鏡に準え「魔眼《八咫鏡》」と名付けられた。

 

要するに「お天道様は全部見ている」と言う事である。

 

ちなみに、日の降り注がない地下や建物内を視る能力、即ち物を透過する透視能力に関しては「神の権能に片足どころか半身くらいは突っ込んでる殿下の能力の前ではその程度の事は些事である」とされた。

 

この能力に関しては国家機密に指定されているが、完全に秘匿されているのは千里眼の距離・透視がどれ程のモノを透過できるか、思考を視れる事(壱夜がルミエスに話してしまったのはお叱り対象)。

未来視/過去視に関しては地球ではある程度情報を開示されており、

占の上位互換と認識されている(事実とは限らない)

 

 

ら行

 

わ行

 

 

 

 


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