第FⅦ特異点 片翼の天使   作:陽朧

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第二章より以下注意
・セフィロスの中にいた男(セトラ)が偶に分離します。
一応オリ主扱いになるかと思います。
・セフィロス(豹変後)がマザコンではなくファザコン(ブラコン)となります。
・腐的な意味は一切ありません。全てファザコン(ブラコン)の延長線上です。
・幼少期のセフィロスが出ています。設定の捏造や改変あり。
・pixivとは別視点の物語がちょこちょこ入ります。
片方しか読んでなくとも、問題ないように書いていく予定です。



第2章:惜しみない祝福
3-1 セトラの過去①


夢は自分の心を映し出す鏡であるらしい。

なれば、一度目の死を迎え、幾度魂が廻ろうとも、

忘れ得ぬ夢は、魂に刻まれたセトラ(おれ)の心なのだろうか。

 

ある夜は、父親と母親そして弟と共に歩いたあの旅路を。

ある夜は、弟の震える肩を腕を取り抱き寄せたあの時を。

ある夜は、ジェノバの振り撒いたウィルスにより変異していく仲間たちのあの姿を。

そして今宵は、血を分けた弟を切り裂いたあの瞬間を。

 

思い出したくはない。でも、忘れたくはない。

そんな心を嘲笑うように何度も何度も繰り返される映像は、刃のように俺を抉るのだ。

 

 

『にい、さん……』

 

 

聞こえるその声音は、風前の灯の如くか細くて。

伸ばされたその腕は、縋るように俺へと……?

いや、待て。弟?兄……?

 

――俺に弟などいない。

 

いない、筈なのに。

何故こんなにも、その声に胸が痛むのだろう。

 

 

『兄さん』

 

 

どくりと心臓が一段と大きく跳ね上がる。

俺はまだ、何かを忘れているのではないか?

何か、そう、大事なことを……。

鈍い頭痛と共に忙しなく脈打つ心臓を抑えると、不意に目の前が開けた。

 

 

 

紺碧の空に流れる星々。鬱蒼と茂る木々。

藍と碧のうつくしくも不気味なこの空間は、覚えがあった。

初めてのレイシフトで訪れた所で、確か星の命(ライフストリーム)を見つけた場所である。

 

 

「……夢、ではないのか?」

 

 

思わず漏れたその声に、違和感を抱く。

自分のものであって自分のものではない声音は、随分久しぶりに聞くもので。

視線を落として手を見る。見慣れてしまった黒皮の手袋ではなく懐かしい自分の手であった。

一回り小さく見える手を、目線を、そして視界に移る服を見る。間違えようはないであろうそれは、俺自身であったのだ。

 

 

「戻って、いる?」

 

 

以前もこうして自分の姿を取り戻しセフィロスと会話をしたことがあったので、てっきりまたセフィロスに呼び出されたのかと周囲を見渡すも、その気配は感じられなかった。

肌を撫でる風が生温かくやけにリアルである。

夢も現もわからぬままだが、このまま此処にいても仕方がないだろう。

そう思ってさわさわと木々の葉が擦れる音を背に歩きはじめると、不意に緑が開けそれは姿を現した。

 

マスター・リツカたちと訪れた時と寸分違わない館。改めてみると、それは教会のような造りにも見える。

何処かで見たようなこの洋館は中に星の命(ライフストリーム)があることといい、もしかしたらあの世界と繋がっているのかもしれない。根拠はないがそう感じた。

 

端々が脆く崩れた石畳を歩いていくと、館の扉が完全に閉まっていないのが見えた。

もしかして誰か先客がいるのだろうか?ぞわりとした冷たいものが背筋を伝う。

 

動じない精神(セフィロス)は、今此処にはいない。

短いようで長い間体を共有したかの者の存在は、俺にとって精神的な支えにもなっていたのだろうか。あの絶対的な強さと精神は、確かに心強かった。

 

どくどくと音を立てる心臓に、深い溜息を吐く。

どうやらセフィロスの恩恵は相当なものであったらしい。

情けない限りだが、仕方がない。

俺自身は唯の人間なのだ。

星と語り、星を詠み、星と共に歩む種族の血が流れているだけの。

俺に被せられた『英雄』の名に、価値も意味などない。

 

 

「……はあ」

 

 

『本物の英雄』の皮を被せられてから、ずっと気を張っていたのだろう。

自然と溜息が零れては消えていく。

劣等感ではないが、自分の情けなさを実感させられた気分だ。

 

段々とネガティブになって来た思考を振り払うように、軽く頭を振る。

そんなことを今考える余裕はない、まず今の状況をなんとかしなければ。

切り替わった脳内が、何故自分が此処にいるかを考え始める。

……だが、もちろん記憶にない。

リツカが倒れている今、レイシフトは出来ない筈だ。

そもそもカルデアから出た記憶がないのだ。

 

一通り考えたが、解を得られずに終わった思考を一度止める。

その教会にも似た洋館の入り口が、もう目の前まで迫っていた。

異常ともいえる星の煌めきにより視界は確保出来ているので、あっさりと扉の前に辿り着くことが出来たのである。

他に行き場もないしいくら星の照明で足元が明るくとも、不気味な森の中を歩くよりはマシだと、扉をゆっくりと押し開けた。

 

 

「っ!?……セフィ、ロス?……いや、違う……」

 

 

天井から差し込む薄光が、スポットライトのように館内に注いでいた。

その中央に佇む長身の男に心臓が口から出そうな程吃驚したが、何とか悲鳴を口内で噛み砕く。

二メートル近い長身の大半を覆う銀の糸が、ゆらりと揺れた。

悲鳴を押し殺した言葉にもなっていない不格好な呟きであったのに、どうやら聞こえてしまったらしい。

 

 

「な……っ、」

 

 

ゆっくりと上げられた顔に、今度こそ驚愕の声を発してしまう。

恐ろしいほどに整ったその顔に、一筋の雫を見た気がしたのだ。

 

 

「……父さん?」

 

 

縦に裂けた特徴的な瞳は、何度も自室の鏡で見たものと同じだ。

しかしその瞳の奥に存在する虚ろな光は、俺の知っているセフィロスとは違う存在であることを饒舌に物語るものである。それにしても兄と呼ばれたり父と呼ばれたり、忙しい日だ。困ったことに、どちらともそう呼ばれるに至る記憶はないが。

 

 

「ああ、やっと来てくれたんだね……父さん」

 

「ジェノバ……っ!?」

 

「ククッ、酷いじゃないか。

いくら長い間顔を合わせていなかったとはいえ、最愛(むすこ)の名を間違えるとは……クククッ」

 

「戯言を。俺に息子などいない」

 

「ふっ、そうか。まだ戻っていないのか」

 

「……?」

 

「まあ良い。時間はまだある。

私は、父さんを取り戻すためならば……何だってしてみせるさ」

 

「どういう、ことだ?」

 

「可哀想な父さん、記憶まで食い破られてしまうとは……。

つくづく人間共というのは、愚かな虫けらよ」

 

 

朽ちた天井から漏れ入る(ひかり)が、銀をぼんやりと染め上げる。

俺を父と呼ぶその男の圧倒的な存在感が、空気を張り詰めさせ、俺の息を止めようとしているようであった。

紡ぐその低音は、似て異なるものだ。

特に最近のセフィロスはふとした時に柔らかさを見せるようになったから、それが顕著にわかる。

ねっとりと纏わりつく蛇のような声音は、人の心を弄び惑わすためのものであるかのような、妖しさと艶やかさが織り込まれていた。

 

 

「父さん」

 

「……っ!!やめろ、父と呼ぶな……!」

 

 

何もかも、わからない。

何故この男にそんな声で呼ばれるのか。

何故この男にそんな目で見られるのか。

何故この男に胸が締め付けられるのか。

 

ずきりと痛む頭は、あの宝条の研究所でこの男と相対した時に感じたものと同じであった。視界が揺れて眩暈が襲う。それから逃れるように目を伏せた。

だがそれにより隙が生じてしまう。たった一瞬だが、その男には充分過ぎる隙であろう。

突如目の前に影が現れたかと思うと、慣れた香りがふわりと広がった。

 

 

「父さん。かつて父さんは、星を守ったんだ。

そして母さんと共に魂ごと封印された。

だが人間たちは、それに何か報いなかった。

それどころか、命を賭し魂をなげうった父さんの存在すら、知らない」

 

「……っ、俺は俺の役目を果たした。

別に祀り立てられるために、やったんじゃない」

 

「それじゃあ父さんは、英雄という名に縛られた人形に過ぎないだろう。

神々に利用され、死ぬことを奪われた、駒でしかない。

そんなことは……私が、許さない」

 

「お前の許しなど必要ない……っ」

 

 

黒い手袋に包まれた手が、ゆっくりと伸ばされた。

それを払い除けて睨むように、その男を見上げる。

するとその青の瞳が、少し歪んだように見えた。

だが、それもたった数秒のことで。

どん!という中々の轟音を立て男の左腕が俺の頭の横の壁を破壊したのは、一瞬であった。

 

 

「……っ!?」

 

「……約束、しただろう?

生まれ変わったら必ず、見つけ出すと。

そしてまた、一緒に旅を続けようと。

今度は……私と、俺と生きると」

 

「……、せ……ふぃ、」

 

 

頭一つ分高い、その男の顔が近付く。

そして俺は先ほど見たものが間違えではないことに気付いた。

氷にも似たその瞳から零れ落ちる、たった一粒。

それを雪解け水と呼ぶには程遠いであろう。

しかしそれは、俺の記憶を揺さぶるには充分であった。

 

確かに憶えが、あった。

自分から流れる涙を知らぬように、泣くその姿――。

 

 

「…っぐ、」

 

 

ノイズ混じりの映像を見た気がしたが、突然刺すような鋭い痛みが脳を走る。

思わず痛みに呻いた俺の頬に、あてがわれたそれは……。

黒い手袋越しでもわかる冷やかさを帯びていて。

混乱のあまりオーバーヒートを起こす俺には、丁度良い温度であった。

 

 

「父さん、」

 

 

親愛を含んだ、その呼び名が俺の中から何かを引き摺り出そうとする。

本当に何かを忘れているのだろうか。この男が関与するようなことを。

 

俺は星の民で、古代種の一人であった。

ジェノバと共に封印されて……。

そして、セフィロスの中で眠り続けた。

だからセフィロスとは、この世界に来るまでは接点はない筈だ。

それまでの記憶に、濁りはないと思う。

 

見下げるその瞳は、何処か縋るような弱さを持っていた。

無機質で感情の機微など微塵も見せない、この男が……だ。

それを見ていると、内臓を掻き回されているかのような不快感が込み上げ吐き気すら感じる。

だがそれと同時に脳内に浮かび上がる何かの映像が、途切れ途切れにチラついては消えていく。

 

自分が自分から剥離されていくような味わったことのない感覚が打ち寄せ、あまりの気持ち悪さと息苦しさに手で顔を覆う。いくら殺意や敵意は見えないとはいえ、この男から目を離すのは嫌であったが仕方がなかった。

 

すると俺が視界を閉ざしたのと同時に、何かの気配がした。

尾を引く気持ち悪さで鈍る感覚を奮い立たせてそれを探るが、やはり遅かったらしい。

 

――どおおん!と凄まじい轟音が響いたかと思うと、粉々になった瓦礫やらが降り注いだ。咄嗟に目を開こうとするも、立ち込める砂煙に再び目を覆うことになる。

 

 

 

 

 

「そこまでにしてもらおう」

 

 

 

 

 

目の前にいた男が消えたと同時に、地面に突き刺さった刃。

研ぎ澄まされた白刃が屋敷の床を抉り眼前に突き立つのを見て、思わず意識を飛ばしそうになる。

その刀と共に俺の前に落ちて来たそれはゆっくりと顔を上げると、後ろに大きく跳躍した男を睨んだ。

 

 

「……ふん。今更邪魔をする気か?」

 

「それは俺の台詞だ。

北の大地で大人しく待つのではなかったのか」

 

「ああ、待つさ。

だがそれは英霊としての任務に過ぎん。私自身の意思ではない」

 

「……宝条か」

 

 

そう言葉を吐き捨てたそれは、顔だけで此方へと振り返る。

青のその瞳には、俺を案ずるような色があった。

 

 

「……セフィロス」

 

「無事なようだな。なら良い」

 

 

似て異なるセフィロスの声は、随分柔らかく聞こえた。

 

 

『――にいさん』

 

 

同時に膝に固い感触が走る。

それが勝手に力の抜けた身体が崩れ落ちた合図であったと気付いたのは、意識を手放す寸前のことであったのである。

 

 

 

***

 

 

 

「にいさん、にいさん!」

 

 

波打つ軽い振動が、意識を覚醒へと導く。

目を開けるとあの星に支配された空間は、何処にも見当たらなくて。

一面に広がる青い空は先程いた場所とは、真逆の爽やかな明るさに満ちていた。

だが、その青を視界に入れる前に、その青が俺の顔を覗き込んだのである。

 

 

「にいさん」

 

「……セフィロス……?」

 

 

透き通るような青の瞳に白い肌、さらさらと流れる銀の髪は確かに見覚えがある。

だが問題は、そのサイズであった。俺の記憶では二メートル近くはあっただろう身長は、およそ半分まで縮んでおり、おまけに表情や仕草一つ一つにあどけなさが窺えた。

 

 

「……お前、今……幾つだ?」

 

「?……ごさい」

 

「ご……っ!?」

 

 

飛び上がりそうになった衝動を何とか堪える。

まろやかな頬に柔い肌とぱっちりとした目は、確かに幼さを感じさせた。

しかし俺は幼いセフィロスなど知らない、知りようがないのだ。

もしかしてこれもまた夢なのだろうか?

 

頭を抱えてぐるぐると迷走する思考回路に唸っていると、どすっと膝に重みを感じた。

はっとしてそちらを見ると、そこには明らかに不機嫌な顔をしたセフィロスらしき子どもの姿があったのだ。

 

 

「せ、ふぃろす……?」

 

「また、おれをほおってかんがえごとしてる」

 

「え」

 

「しかも、にいさんはおれのことせふぃって呼ぶのに……」

 

「……え、えっと」

 

「もしかして、にいさん……。おれのこと、きらいになった?」

 

 

肌理の細かい肌といい猫を想わせる瞳といい、五歳児といえど将来有望さを感じるうつくしさが宿っていた。だがその表情は年齢相応で、ころころと変わる。あの仏頂面は何処から来たのだろうと思ってしまう程だ。

 

 

「そ、そんなことはないさ、セフィ」

 

 

相変わらず状況判断すら出来ていないが、此処でこのセフィロス……いや、セフィの機嫌を損ねるのは悪手であろう。此処が何処であるのかを知っているのは、この子どもしかいないし、それに何故俺を兄と呼ぶのかを聞けるチャンスなのだ。

子どもの扱いなど知らないが、とりあえず風に靡く髪に触れてみる。

流砂のように引っ掛かることなく流れていく髪は、子どもの時代からであったようである。

 

そういえば、やけにシャンプーやコンディショナーに拘っていたなと手櫛で梳いていると、俺の手に柔い頬が押し付けられた。まるで猫だと思いつつも、頬を撫でてやると、今度は身体ごと押し付けられた。

ぎゅうと抱き着いて来たその背に手を回し、子ども特有のあたたかな体温を感じる。

 

そうしているうちに、俺にも落ち着きが戻っていくのがわかった。

 

 

「なあ、セフィ。此処は何処だ?」

 

「……まち」

 

「町……。ああ、そうか。だが」

 

「にいさん、だいじょうぶ?」

 

「少し記憶が混乱しているだけさ。

そんな顔をするな」

 

「……やっぱり、かあさんととうさんのこと……」

 

「母さんと、父さん?」

 

「……あれ」

 

「あれは……」

 

「おはか。きのう、にいさんとつくった」

 

 

少し離れた所から波打つ音が聞こえることから、此処は海が近いのだろう。

周りを見ると、貝殻をくりぬいたような家々が並んでおり所々に人の気配がした。

そういえば此処は、旅を続ける古代種たちが一時的に作り上げた都に似ている。

後に『忘らるる都』と名付けられるこの場所は、やけに気配に満ちていた。

まるで、そう昔のように。まだ古代種がこの星を巡っていたあの時代のように。

 

俺の様子がおかしいことに気付いているのだろう、セフィは恐る恐る俺の顔を見上げる。正直まだ混乱はしているが、これ以上その顔を曇らせるのは嫌だった。

 

俺の様子の変化に、何か思い当たることがあったらしいセフィが指を差した方を見る。

そこには二つの石碑のようなものと、軽く盛り上がった地面があった。

 

 

「……これは、」

 

 

墓だ。誰のかを問わなくとも、わかった。

これは俺の両親の墓だ。憶えている。

旅の途中で、あっけなく力尽きた両親の墓。

過酷な旅を続ける古代種たちの寿命は、まちまちだがそう長いものではない。

良くある話だ。だが、肉親の死というものはそう易々と受け入れられるものでもない。

特にこのセフィのような齢の子どもには。

 

 

「……」

 

 

両親のことは記憶にある。

大分古い記憶だが、一緒に歩んだ旅路の中で積み重ねて来た思い出を忘れたことはない。

しかしこの弟の存在は?もしセフィロスが俺の弟だというのならば何故憶えていないのだろう。

そもそもセフィロスは古代種ではなかった筈だ。それならば何故?

これが夢であれ現であれ、何故此処にセフィロスがいるのだろう。

記憶に残るこの風景は馴染みのあるものだが、如何せんセフィロスの存在が腑に落ちない。

 

深呼吸をするように息を吐くと、不安げに俺を見るセフィと向き合う。

 

 

「父が、母が恋しいか?」

 

「……ううん、おれにはにいさんが……いるから」

 

 

セフィロスという名の男は、母という存在そして父という存在につくづく恵まれないらしい。英雄としてのカリスマ性を持ちながらも、人に恵まれなかった一人の男をふと思い出す。

 

 

「そうか。大丈夫だ、セフィ。

お前は……私が導こう」

 

「みちびく?」

 

「ああ、私の背を追うと良い。

決してお前を、不幸にはしないさ。

私はお前と共に歩み、お前の先を行く。

そうすることが……きっと、お前を守る方法なのだろう」

 

 

するりと口から出た言葉に、抵抗はなかった。

ぱあと明るんだその顔に浮かぶ笑みを、ただ守りたいと胸の中の何かが叫ぶ。

その声に耳を傾けると、今まで頭を蝕んでいた疑問が解け消えるのを感じたのだ。

 

 

 

 

 


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