誕生日おめでとうございます。

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日菜ちゃーん、紗夜さーん誕生日おめでとうございまーす!
自分の妄想を詰め込みました。良かったらお読み下さい


夜と太陽のデュエット

「ねぇねぇおねーちゃん!」

 

氷川紗夜がリビングで読書をしていたら後ろから日菜が抱きついて来た。

 

「どうしたのよ、日菜?」

「聞きたいことがあるんだけどねぇ〜。」

 

質問の意図を如何にも聞いてくださいみたいな顔しながら焦らす妹に可愛いなと思いつつ、紗夜は聞いた。

 

「聞きたいことってなんなの?」

「3月20日っておねーちゃん予定ある?」

 

3月20日は氷川姉妹の誕生日だが、それを除けば何か特別な日というわけではない。

 

「Roseliaの練習があるくらいだけど、どうして聞くの?」

「えっとね、その日にパスパレラジオの収録があるんだけどね、彩ちゃんが『その日は日菜ちゃんの誕生日だから何か好きなことをさせてあげよう』って言ってくれたの。」

「それがどうして私を誘うことに繋がるのよ。」

 

長年姉を務めているが、一時疎遠だったのもあり、日菜の思考が未だによく読めない。

 

「おねーちゃんとデュエットがしたい!」

「無理よ。」

「えー!」

 

突然の日菜のお願いを容赦なく断る。姉の心境としては可愛い妹の頼みだ。出来るなら応えてやりたいものだがかと言ってRoseliaの練習をサボって良いわけじゃない。

 

「なんでー?」

「Roseliaの練習が先に入っていたからよ。」

「じゃあ友希那ちゃん説得する!」

 

どうしても私としたいのか、駄々をこね続ける妹をなだめる。紗夜としてもどんな形であれ妹と時間を過ごせるのは嬉しいで、今日だけだと戒めつつ日菜に伝える。

 

「私も頑張って湊さんに事情を伝えて行けるようにするからそんなに駄々をこねないの。」

「本当に!やったー!」

「ちょっ、日菜!」

 

再度胸元に抱きついてくる日菜を口では嫌がりつつもまんざらでもなさそうな顔で受け止める。さて、湊んの説得には少し骨が折れそうだ。そう思いながら、紗夜は日菜の頭を優しく撫で続けた。

 

----

 

「ダメよ。」

「湊さん、そこをなんとか。」

「友希那ちゃん、お願い!」

 

あれからしばらくしてRoseliaの練習に日菜は同行した。無論、紗夜を1日借りるために。しかし、湊友希那は依然として拒否し続けているのだ。さながら娘の結婚に反対する父親のようだ。

 

「Roseliaは1日でも多くの練習を積み重ねてFuture World Fes.に出なければいけないのよ。紗夜、あなたそれが分かってる?」

「まぁまぁ友希那、1日くらいいーじゃん。ずっと練習してても疲れるだけだし。ちょっとした息抜き程度でさー。」

 

氷川姉妹が頼んでは問い詰め続ける友希那とそれを丸め込む今井リサ。さっきからこの図がかれこれ10分は続いている。

 

「なんか、あこ、同じ時間をずっとループしている気分です。」

「…私も、なんとなくわかるよ、あこちゃん…」

 

何度も続く風景にデジャヴを感じている宇田川あこと白金燐子を尻目にこのままじゃ埒があかないことに気づいたのか、友希那が妥協案が出してきた。

 

「そうね。じゃあーーー」

「…うん、いいね。るんって来た。好きなことしていいって言ってたし多分大丈夫だよ。スタジオも多分事務所のが空いてると思うし。」

「ええ、じゃあ。それでいいわね。」

 

どうやら話はまとまったらしく、部屋には、練習に戻るRoseliaの面々と上機嫌そうな日菜がいた。

 

----

 

「はい。というわけで今週も始まりました、パスパレラジオ!皆さんこんばんは!まん丸お山に彩りを、丸山彩と。」

「白鷺千聖と。」

「若宮イヴと。」

「大和麻弥と。」

「そして〜今日の主役の日菜ちゃんだよっ!」

「はいというわけで、本日、3月20日は我らが誇る天才少女、氷川日菜ちゃんの誕生日ということで、今日1日は日菜ちゃんがしたいことをすることになったわけですが、日菜ちゃん、1つ聞いてもいい?」

「どうしたの彩ちゃん?」

「何で私たちはスタジオにいるの⁈」

 

3月20日となり、ラジオも収録開始となったのだが、丸山彩だけ何も聞かされていなかったので、慌てた様子で日菜にそう問う。といっても、これも日菜が慌ててテンパる彩ちゃんが見たかったからというわがままで、他の3人は知っているのだが、それが余計に彩のテンパリを助長させているのに気づいているのは千聖だけのようだ。

 

「彩ちゃん、教えてほしい?」

「うん。すっごく。」

「…じゃあ教えてあげよう!本日私たちが何故スタジオいるのかというと…」

「何と、あの実力派ガールズバンド、Roseliaとミニ対バンをすることになったからです!」

「えー!」

「それじゃあRoseliaの皆さん入って来てください!」

「ちょっと待って日菜ちゃん私聞いてないよ!」

「だって言ってないもん。」

「ふぇぇー!」

「どうもこんばんは。Roseliaのボーカル担当の湊友希那です。」

「ベース担当の今井リサでーす。」

「ギター担当の氷川紗夜です。」

「ドラム担当の、宇田川あこでーす!」

「…えっと、その、キ、キーボード、担当の、し、白金、り、燐子、です…。」

 

慌てる彩などまるで知らんとばかりに続々とRoseliaのメンバーが入ってくる。これがRoseliaというか友希那が日菜に言い渡した条件だ。ミニ対バン、というかカバー曲とオリジナル曲それぞれ2曲披露させてくれること。そして、カバーに関しては今までしたことのない曲であること。これが出来れば、紗夜とデュエットしてもらって構わない。日菜の我儘によって、パスパレのカバー曲は彩が歌詞を既に何もせずとも覚えているものとかなり絞られたが、それでもおねーちゃんと一緒に歌えるのならと日菜は喜んで快諾した。

 

「それじゃー早速始めましょう。友希那ちゃんは先にやりたい?それとも後がいい?」

「どちらでも構わないけど、さっきまでの練習で体も温まっているし先にさせてもらって構わないかしら?」

「もっちろん!セットはもうスタッフさんがしてあるよ。」

「ありがとう。それじゃあ行くわよ。『テレキャスター・ストライプ』と『BLACK SHOUT』。」

 

----

 

「はいありがとうございました。みんなどうだった?あたしすっごくるんって来た!」

「うん。とってもかっこよかったね。友希那ちゃんすごかったよ。」

「ハイ。リンコさんのキーボードのアレンジがいい感じでした!。」

「私は言うのもどうかと思うけどリサちゃんのベースもとても安定していたわ。」

「あこさん!ドラム最高にかっこよかったっすよ!。ジブン、未だに興奮冷めやらぬって感じです。」

 

順に感想を述べるパスパレの面々に友希那さんが感謝を述べる。

 

「ありがとう。でも早くしないと紗夜とのデュエットの時間が減るわよ。」

「あっそうだった!よしじゃあみんな早く準備して!」

「待って日菜ちゃん、私まだ何歌うか聞いてないよ⁈」

「大丈夫大丈夫。彩ちゃんが歌詞覚えてるやつを選んだから。あっみんな出来た?それじゃあ行くよ!皆さん聞いてください。『メルト』、『もういちど ルミナス』」

 

----

 

「はー疲れたー。」

「お疲れーヒナー。クッキー食べる?」

「食べる!」

「丸山さん。あなた前のライブの時よりもいい声出してたわよ。」

「えっ、本当ですか!ありがとうございます!」

「…あこちゃん、パスパレ、すごかったね…」

「こう、ドーン、ズガーン、ってしててとにかくかっこよかった!」

「リンコさん、アコさん、ありがとうございます!」

「そう言っていただけてジブン、嬉しいっす。」

「やはり白鷺さんのベースは安心出来ますね。」

「あら、紗夜ちゃんのギターもよ。」

 

両者のライブを終え弛緩した空気がしばらく流れ続けるが、ラジオが残り15分であることをスタッフさんが教えてくれると、日菜が勢いよく立ち上がった。

 

「おねーちゃん!一緒にやろう。」

「ええ、いいわよ。何をするの?」

「えーとね、これとこれとこれは?」

「いいんじゃないかしら時間もちょうどいい感じになりそうだし。」

「じゃあやろう!」

「ツインギターでやるの?」

「んー、それだったらあたしはドラムしようかな。」

「叩きながら歌えるの?」

「まっかせて!」

「全く…それじゃあやりましょうか。」

「うん!皆さん聞いて下さい。今夜限りのスペシャルデュエットで

『君の知らない物語』、『コネクト』、『ツキアカリのミチシルベ』です。」

 

ーーーーーー

 

「今日は楽しかったね!」

「ええ、まさか正式に対バンをオファーされるとは思ってなかったわ。」

 

ラジオは大盛況で幕を閉じた。終わった後ネットを検索すると、「神回」、「トチる彩ちゃん可愛い」、「また聴きたい」、「今夜だけなのが残念」、と非常に好意的な意見が多かった。というかいつもは1割くらいある批評が今日だけは1つも見当たらなかった。

 

「そういえばさ。」

「…どうしたの?」

 

日菜が急に黙ったのを不思議に思い、紗夜はそう問うた。

 

「おねーちゃんは何かしたいことなかったの?」

「今日はあたしとおねーちゃんの2人の誕生日なのに振り周りちゃったから、もしかして嫌だったかなーって。」

「日菜…」

「だからさ、今からだけど出来ることって何かないかな?」

 

思いがけない日菜の思いやりに感極まり、道のど真ん中であることも忘れて思わず抱きしめる。

 

「おねーちゃん⁈」

「私は今日一日日菜と過ごせて少しも嫌じゃなかったわよ。でも、そうね、ひとつお願いを聞いてくれるのなら、今日は一緒に寝てくれないかしら?」

「おねーちゃん!」

 

突然のデレに今度は日菜が抱きしめる。

 

「今日みたいな日がずっと続けば良いな〜。」

「毎日は嫌よ。疲れるもの。」

「でも楽しかったでしょ?」

「…ええ、そうね。今日は、とても楽しかったわ。」

 

軽口を叩きながら抱擁を解いて家に向かって歩みを進める。前までできていた深い溝などまるでなかったかのように姉妹は仲睦まじく帰り道を歩く。月明かりに照らされて。




何この可愛い生き物。カバーに関しては完全に僕の好みです。紗夜さんの高速カッティング見てみたい。メルトの歌詞に「好きだよ」っていうところあるんですけどそれを丸山に言われたい。多分実装されたら毎回尊死してフルコンできない気がする。

今までで1番多くのキャラ出したんですけど変じゃないですかね。呼び方とかわからなかったんでネットで調べたんですけど「この人こう呼ぶの?」っていうのが割とありました。
最後に有名ですけどカバーした曲を載せときます

テレキャスター・ストライプ/ポルカドットスティングレイ
BLACK SHOUT/Roselia
メルト/ryo(supercell)
もういちど ルミナス/Pastel*Palettes
君の知らない物語/ryo(supercell)
コネクト/ClariS
ツキアカリのミチシルベ/ステレオポニー

ryoさんの曲無意識で2つも使ってた…
ではまた

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