まいふぁみりーいずべりーべりーらぶりー 作:わらびもち
それでは今回もお願いします。
突然ですが、ここで問題です。オレは今何してるでしょうか?
ヒントは後の世
答え:崖登り
って、なんでやねん!
さすがのオレもカチンときました。うちの師匠、地下水路から行けるはずなのに入り口忘れやがりました。いやまあ、そんなこったろうとは思ったよ。おもったけどさ!
なんで崖登り?6歳児がすることじゃないよ?これ、師匠と修行してなかったらオレ、南無〜ってなってたよ!
やっと崖を登り終わったので、まず教団に入る前にお説教。
ちなみに説教時間はたったの30分。いつもなら、半日ぐらいやってるけどさすがにこれからお偉いさんに会うのに待たせちゃいけない。と思ったオレ。よく頑張ったな。
まあ、そんなこんなで変なお化けみたいなやつの前までやってきました。
「よ!アレス!お前相変わらずだねぇ」
なんかニヤニヤしながらうちの師匠が話しかけてっけど、そいつ喋れんの?と思ってたら、マジでしゃべりました。ってあれ?こいつってもしかしてあの門番?!あの無駄に長い名前を持つ5号か!
「ああ、レイラか。また地下の入り口忘れたのか?お前も懲りないなぁ。」
5号はそう言うとあからさまにため息ついてたけど、母さんや、あんたいつもそうなんかい。だからそんな迷わず崖登ったのね。理解しました。
「で?その小僧は誰だ?」
「わたしの息子よ。あと、弟子。シモンの弟弟子よ。
適合者だから、一応連れてきたんだけど。別に追い返してもいんだよ?」
母さんや。それは脅しと言うのだよ。悪魔の笑みをしながら言わないでおくれ。
てか、途中から、ゴーレムに向けて言ってたけどなんぞや?
『レイラ・モレー元帥。そういう冗談はやめて頂きたい。
あなたからの書状は届いている。アマデウス、開門せよ。
元帥、あなたの息子を大元帥の御許へお連れなさい』
「ほんっっっといけすかないわね」
師匠がそういうのも分からんでもない。今の声は冷え切っていた。それにあの声の感じ、あれは人を人としてみていないやつの声だ。なるほど。母さんの言う通りだったようだ。教団という所は、エクソシスト仲間や他の団員たちは仲はいいが、その実権力者たちはそれをただの駒としてしか見ていないと言っていた。ふむ。しかし、だ。とりあつら俺らが反旗を翻したらどうなんだろうな?たとえ鴉がいるからって、そう簡単にやられるほどエクソシストは弱くない。まあでもそうしたら、他の団員たちを人質にでもなんでもするんだろうけどなぁ。
まったく、こんなんだから痛い目見るんだよ。
「か、開門んんん!!!」
「よし!いくわよ、ハル!とりあつらに目にもの見せてやりなさい!」
いやいや母よ。なにも見せるんだい?って、ちょ!だから、襟首引っ張んないデー。首しまってるからあぁぁああぁ
ー室長室ー
「ダレス室長、お久しぶりです」
母さんや、表情筋が引きつっててまるわかりだぞ?
まあ、とりあえずオレも挨拶しとくか。
「初めまして、レイラ=ド=モレーの弟子2号こと、ハルバート・ギヨーム=ド=モレーです。よろしくお願いします」
挨拶をしてキッチリ90度の礼をして、3秒後に背を起こす。第一印象って大事だから。
え?そんな知識どっからだって?いやいや、さすがに母さんだってこれぐらい知って、、、あれ?知ってんのかな?
まあとりあえず前世の知識です、はい。
「ふん、師匠とは違って礼儀はなってるようだな。ま、中身がどうかは置いといて」
なーんて皮肉でしょうか?やべぇ、殴りテェ。いやいや我慢!つか、師匠はどんなことしてきたんだよ!いやまあなんか予想つくけどさ!うん、皮肉言われても仕方がない気がしてきた。はぁ。
「うちのバカ師匠が大変迷惑をかけているようで申し訳ありません」と言って、さっきよりもきっちり謝罪。
「んな⁉︎なにやってんのよ!謝るなんてなんか悪いもんでも食ったの⁈」
「いやいや師匠よ。どうせあんたのことだから、すんごい不遜な態度をとったんだろう?まったく大の大人がなにやってんのさ。どれだけ嫌な奴でも社交辞令って言葉があんだから、せめて表面だけでも取り繕ってください。結構ガチのほうで」
「ちょ!てか、あんたはそんな言葉どっから仕入れてくるのよ!」
「それはね、母さんや。読書と言うものから取り入れることは可能なのだよ?仮にも読書はあんたの趣味の一つだろ?そこから何か学び取ろうとは思わんのかね?」
「ふははは、レイラよ、こてんぱんだな」
「うっさいわね」
不貞腐れんなよ母さん
「して、少年。歳はいくつだね?」
「へ?えと、6歳です」
「そうか。その年で崖登りをさせるとはまったく」
ため息つかれてるぞ、母さんや。やっぱり反省してもらう必要があるな。
「まあいい。疲れているところ悪いが、とりあえずヘブラスカの所へ連れて行くぞ。シンクロ率を計らねばならん」
「ふぁーい」 「はい」
母さんや、ちょっと後でお話があります。
ーヘブラスカの間ー
なんかでっかいエレベーターで下に降りて行ったら、白くてでっかい蛇みたい感じの女性がいた。
「美人ですね」って言ったら、なんか赤くなった。風邪でもあんのかな?
母さんが、「これがクロスの血を引くもの」とかなんとかブツブツ言ってるけどなんのことやら?
まあ、とりあえずイノセントとのシンクロ率を計らなきゃいけないらしい。ので、オレはヘブラスカ、、、長いのでヘブさんに身を任せた。ヘブさんがオレの額に自分の額をくっつけてきて、少しひんやりしてた。で、そうこうするうちにシンクロ率を測り終えていて大元帥と呼ばれる人たちがなんか言って消えた。
オレのシンクロ率は98%で、めっさ高いらしい。ちなみに元帥に成るものは100%を超えた臨界者と呼ばれるらしく、オレ超優秀じゃんと思ったのは内緒である。まあ、師匠にはバレてるかもだけど。
んで、ヘブさんがなんか予言を下さるらしいので、聞いてみた。
《ハルバート・ギヨーム=ド=モレー。お前はいつか時の破壊者が現れた時、その者の守護者となり導き手となるだろう。君の武運を祈っている》
なんか凄いこと聞いちゃった気がする。
「そっか。ヘブさん、ありがとう。いつかその時の破壊者ってやつが現れたら、全力で護ってみせる!そしてこんな不毛な戦いに終止符をつけるよ!」
オレは今自分が出来る最高の笑顔で断言してやった。これは誓いだ。だから、必ず果たす。時の破壊者、アレンだけじゃない。オレが守れるモノ全て守る。その先に未来があると信じて。
《ああ、楽しみにしている》
そうしてオレたちは上へと戻っていった。
その後、師匠の隣に部屋を用意してもらい、さすがに崖登りやヘブさんとの邂逅などで疲れたんだろう。部屋に入った途端オレはベッドへダイブして爆睡した。
あ、母さんに説教すんの忘れてた。
ハル、6歳3ヶ月の出来事である。
それから約16年後、アンラッキーボーイが時の破壊者の預言を受ける。
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