まいふぁみりーいずべりーべりーらぶりー   作:わらびもち

4 / 11
第4夜

オレが正式にエクソシストになって約1年。

まあ色々あった。

入団してから5日後に初任務が言い渡された。先輩エクソシスト・ルガーさんとファインダーのエルミダさんと一緒に行ってきたが、2人とも優しく色々と教えてくれた。師匠とは大違いだ。実戦経験に関しては問題がなかったので、場所的にも一週間ほどで帰ってこれた。

 

食堂では、さすがのオレも任務で疲れて帰ってきた時に料理を作る気も起きないのと、あの後何度もシェフ達から懇願されたため、週に一度講習会を開いている。なぜかそこに女性の団員がいたが。てかこいつら、6歳児に頼むってどうなの?

 

鍛錬場では久しぶりの兄貴との組手。まあ余裕で惨敗。超悔しいが仕方がない。何発か当てられるようになっただけでも良しとする。そしてそんな俺らの組手を見ていろんな奴が触発されたらしく、今ではあまり仲良くなかったファインダーとエクソシストが2人に追いつこうとともに汗を流して頑張っている。

 

科学班の方では母さんが大活躍。師匠はああ見えてクロスに劣るとも言われないほどの秀才である。しかも、魔導師。こいつら似てんな〜。あ、でもオレも使えるし一緒か。さすがは親子。父親不認識だけど。

 

また、ヘブさんとはよく一緒に遊んだ。チェスや将棋、オセロぐらいだったけど。

最初はヘブさんの方が勝っていたが、こないだとうとう勝ち越すことができた!めちゃくちゃうれしかった。

ダレス室長との関連のおかげかな。

あ、ダレス室長は自他共に厳しい人で勘違いされやすいけどとってもいい人だよ。中央から派遣されてきた人だけど、他の派遣されてきた幹部とは違う。オレら守るために頑張ってくれてんだ。ただめちゃくちゃ下戸なもんだから、お酒飲むと愚痴ダラッダラなんだよね。主に中央に対する。あとは自分が団員にとってしまった態度とかね。みんなそれを知ってるもんだから悪く言わないんだ。あ、本人には絶対言っちゃダメだよ!すぐ拗ねるから。ほんと、機嫌直すの大変なんだからね。

 

 

あと、久しぶりに元帥陣にあった。

イェーガー元帥(実際はケビンじいさん呼びなんだけどね)は、いろんな本や旅の間に出会った様々なことをオレに聞かせてくれた。元帥は本当にオレのじいさんみたいだ。室長も。勝手にそう思ってる。

 

フロワのおっちゃんには旅した時に描いた様々な絵を見せてもらったし、オレに絵の描き方を教えてくれた。

師匠の誕生日に母さんの似顔絵を描いた絵をあげたら号泣された。なにゆえ。

 

まあ、いろんなことが本当にあった。ソカロんに会えなかったのは残念だけど仕方がない。あ、クラウドはまだ元帥じゃないよ!

 

だが今はそんなことどうでもいいのだ。その全てがどうでもいい。何故なら今日、奴が帰ってくるのだ!この教団に!

そう、元帥にして科学者であり魔導師であるとともにオレの父親でもあるあの、鬼畜外道女たらし神父が帰ってくるのだ!

 

こうしてはいられない!オレは母さんから親父があいつだと聞いた日、確かに言った。一発ぶちこむと。些細なニュアンスの違いは許せ。まあ、6歳児が発する言葉だったかどうかは置いといて、だ。とりあえず、あの言葉を実現させるため、オレはやつの帰りを待っていた。

 

しかし、ただぶちこむだけじゃ面白くない。その前の余興で目一杯楽しんでもらうとする。

 

 

まず初めにあいつの部屋の近くに住んでる住人方には奴が帰ってきた場合は他の者のところに避難するよう指示は出してあるのでたぶん大丈夫。それで被害にあったらオレは責任取れないのでクロスに特攻して下さい。まあ、返討ちが目に見えてるけどな。

 

次にあいつの部屋一帯に魔術による薄い結界をかけた。これはクロスが部屋に入らなきゃ作動しないので万が一気づかれることはない。しかも母さん特性だからね。

そして、オレの最強イノセンスと科学と魔術の融合で出来た、最強・最恐・最凶花粉爆弾が出来上がった。もし魔術やなんかの薬で防ごうとしてもこいつは防げないぜ(黒笑

オレの顔のサイズに合わせたガスマスクも作ってもらったので、オレに被害はない。

こいつをどうするかというと、事前にクロスの部屋に置いてある盗撮用カメラで部屋の中を確認。クロスがくつろぎ始めたらあらかじめクロスの部屋にセットしておいた煙玉をスイッチ押して発動。その一瞬をついて爆弾投下。

そっこうドアは締める。そして結界を発動。さらにその結界によって少し異空間になっているこの部屋をオレの魔術で進行を遅らす。と言っても、まだまだオレは子供。魔術に関してはぜんぜんまだまだ。だから、この二つ合わせて精々頑張って10秒ぐらいしか持たないだろう。だが10秒もあれば十分だ。その間にあの神父は爆弾効果で鼻水や涙が止まらない状態になるであろうし、あらかじめオレが合図をしたらその階は全封鎖するよう指示してある。オレは封鎖される前に大型エレベーターのための中央部分の穴からダイブ!下にいる師匠と兄貴が受け取ってくれる手筈だ。

ふっふっふっ、おいバカ親父。さあ喘ぎ苦しめ(黒笑

 

さてここでご覧の皆さんは疑問に思ったのではなかろうか。なぜなら俺は一発ぶちこむと。そして、これは余興だと。

そう!今までのは単なる余興にすぎない!ではどうするのか?

当初の予定としては、一発顔面に打ち込むつもりだった。それさえ出来れば文句はなかった。

 

ただオレの悪ふざけが過ぎたせいで、ただ殴ってもつまんなくない?状態に陥ってしまったのだ。で、最終的に考え出されたのが精神的に一発ぶちこむというニュアンスに換えればいいじゃなかろうか?となった。

そこで師匠と元帥陣、兄貴らの協力のもと、やつの恥ずかしい過去やセリフだったりなどをぶちこんだ。いやここでみんなが思うのは、あのクロスなんだからそれぐらいされたってどうとも思わんだろう。ってことなんだろうけど、そんな甘かない。クロスすら覚えてない子供の頃のセリフばっかりなのだから。徹底的に追い詰めようぜ!ってなった。

鼻水と涙は止まらない。教団全体(繋がってるゴーレム共からさらに外にいる仲間たちにも放送している)に自分の恥ずかしい過去を赤裸々に暴露される。という地獄を味わう。

 

そうして苦しんで苦しんだクロスの顔面に一発ぶち込んでやったのさ。

 

「こんの、クソ親父ぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

って言いながらね。さあ、悩めバーカバーカ。

 

 

 

この作戦は大成功した。あのクロスが見違えるほど大人しくなってくれたのでこれはみんなもびっくり。まあ、あの親子発言とその後真偽を確かめに行き、母さんにコテンパンにやられたのが一番響いたんだろうが。だがみんなオレも含めてしてやったり。ドヤァってなったのは言うまでもないだろう。うん、楽しかった。

あと、教団のみんなの協力あってのことだったので、お礼を兼ねてオレから料理をご馳走してやった。こっちの方が作るのオレだけだから疲れた。なんで、イノセンス使ったら怒られた。うん、てへ☆

その後花粉爆弾にイノセンス使ったことがばれて、師匠と兄貴にめっさ説教された。うん、納得ごめん。

さらにその後クロスの部屋の階にある花粉どもを片付けるためにイノセンス使ったら怒られた。これは解せぬ。

イノセンス使った方が楽なのにちくしょー。

 

 

 

ハル、7歳ぐらいのことであった。




感想お待ちしてます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。