まいふぁみりーいずべりーべりーらぶりー   作:わらびもち

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今回は兄弟子くんが主人公
やばい。クラウドの話し方がいまいち掴めない


第5夜

おれがクラウドと出会ったのは、ハルが教団に入団する前の年だった。

 

〜4年前〜

ー廊下ー

 

一目惚れだった。こう見えておれは人見知りだ。話し掛けられれば普通に話せるけど、初対面にはどうしても弱い。師匠や弟弟子とは全然違う。いや、あの二人と比べること自体なんか間違ってる気もするけど。ようは内弁慶ってやつだな。

そんな風に考えてたら(現実逃避)彼女が近づいてきた。

 

「あの、すみません」

 

「んーと?どうかした?」

 

まさかいきなり話しかけられるとはな。

 

 

「えと、小さいサルみたいなのを見ませんでしたか?」

 

「へ?サル?」

 

「はい、一応私の対AKUMA獣なんですけど」

 

「いや、みてないけど、、、」

 

「そうですか」

 

明らかに落ち込んでるなー。はぁ、しゃーない。ここはシモン兄貴が一肌脱いでやりましょう。

 

「じゃあ、おれも手伝ってやるよ!

二人で手分けして探したほうが手っ取り早いだろ?それにそのサルも迷子になって怯えてるかもしれないし」

 

「え?いいんですか?」

 

「ああ、全然構わないよ。暇人だしね。

それに困ってる人がいたら迷わず助けなさいっていつも師匠に言われてるし」

 

事実だぞ?

 

「あ、じゃあ、お願いします。名前はラウ・シーミンっていうので、呼んであげてください」

 

そういうと彼女はぺこりと頭を下げた。

 

「おーけー。ラウ、ね。そいや、君の名前は?あ!おれはシモンだ」

 

「私はクラウドです」

 

「そっか、クラウドね。オーケー。あ、あとタメでいいからね?多分そんな年違わんだろうし」

 

「わかった」

 

「んじゃ、おれこっちの方探すわ」

 

「じゃあ私はこっちを…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラウ〜?ラウ・シーミン?どこだー?」

 

なかなかに見つからない。サルなんてこの教団には二匹といないはずだからすぐに見つかると思っていたのにこれは厄介だ。さて、どうしたものか?あ!食べ物で釣るってのはどうだろう?おれの部屋にあるお菓子で釣るのがいいかもしれん。

よし、決まったら即実行だ!

 

 

 

ーシモン部屋前ー

 

 

ん?あれ?なんか隙間空いてるし。おれ部屋の鍵かけるの忘れてたのかな?しかしなんとも小さな動物なら入れそうな隙間だ。いやしかし、なんだこの嫌な予感は。いやいや別にもしこれでラウがいたなら別にいい。それはいんだけど、なんだろうこの不安。とりあえず中入って確かめよう。

 

そう思ったのが間違いだったのかもしれない。少なくとも小さな命に殺意が湧くことはなかっただろう。

 

 

 

「あ、あ、あ、あ、ああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

「ど、どうした?シモン⁉︎」

 

ダダダッと人が来る気配がする。誰かがおれを読んでる声が聞こえた気がする。しかし今のおれの思考にそんなものは入ってこない。絶望的だった。そこでムニャムニャ食べ散らかして気持ちよさそうに眠るサルに殺意が沸いた。

いや、たぶん他のお菓子だったならそこまで絶望しなかったのだが、やつが食い散らかしたのは、他でもない。おれの可愛い弟弟子がこないだおれの誕生日プレゼントにキャンディの瓶詰めを送ってきてくれたのだ。しかも新作らしい。おれは任務帰りに癒しとして食べようと大事に食べていた。まだ中身は半分ほどあったはずだった。しかし、今俺の目の前にあるものは、空っぽの瓶とお腹を膨らまして寝てるサル一匹だけだった。ブッチン!何かが切れた音がした。

 

 

「くたばりゃああぁ、こんのくそざるぁぁぁぁ!!!」

 

もし誰かが後ろからおれを止めなければおれはイノセンスで硬化された右手を確実にあのサルに降り下ろしていた。

 

「ちょ、落ち着けシモン!!」

「おい、みんな手ぇ貸せ!こいつに一人とか無理だ!」

「全員で押さえつけろ!」

 

「離せ、ごるぁぁ!こんのサル!ハルがくれたキャンディ全部食いやがったんだぞ!ふざけんじゃねえ!ぶっ飛ばす!」

 

「いやいや!ダメだから!サル相手にやめれ!」

「頼むから落ち着け!」

「もっと人連れてこおい!こいつ止まんねーぞ!」

 

「はぁなぁせぇ!許さん。断じて許さん!他のならまだしもふざけんな!」

 

「いいから落ち着け!」ガンッ!

 

後ろから何かに殴られてそのままおれは気を失った。

 

 

 

 

団員side

 

 

「はぁ、なんでよりにもよって弟弟子くんの食べちゃったかなぁ、あのサルも」

「てか、あのサル誰のだ?」

「つうか、こんだけ騒がしくしてたのに起きないってどんだけ肝据わってんだよ」

「「「「「「「はぁ」」」」」」」

 

その場に居合わせた男性団員は重く深い溜息をついた。だがそれも仕方のないことだろう。

 

そも、シモンは大人しい部類に入る。特に師匠を考えればなおさらだ。が、しかし。彼は極度の甘党でもあった。というか、お菓子好きだった。

任務があると必ず紙袋いっぱいのお菓子を買って帰ってくるものだ。さらに弟弟子のお菓子をこよなく愛している。彼はブラコンであり、しかも弟弟子の腕前が素晴らしいのも合わさって余計である。彼は弟弟子の食べ物をこよなく愛する者なのだ。

昔一度団員の一人が間違えてハルから送られてきたお菓子を食べた時、普段温和な男がガチ切れした。

それを知っていたからこそ、団員達は憂鬱だった。彼を気絶させたのはいいが、起きた時に何されるかわかったもんじゃない。切れた時の彼は間違いなくレイラ元帥の弟子なのだ。

 

「と、とりあえずこのサルを持ち主のところに避難させよう。あとこいつは医務室で寝かせよう。暴れないように縛り付けとけば大丈夫だ!」

「え、大丈夫なのか?」

「シモンなら余裕でぶち切るぞ」

「ですよねぇ〜」

「じゃあベッドに放置で俺らはこれの飼い主探して押し付けて逃げる。おけー?」

「「「「「「おけー!」」」」」」

 

 

 

 

 

その頃何も知らないクラウドちゃん。

 

 

はぁ。ラウどこにいったんだ?

あのシモンという男は見つけてくれただろうか?

 

ん?なんか向こうの方が騒がしいな。ラウか⁈

 

 

 

 

「すいませーん、誰かこのサルの飼い主知りませんかー?」

「シモンが起きる前に見つけてくれー」

「あらなに?そのさる、可愛いじゃない」

「いやいやそれどころじゃないから」

「こいつシモンの弟弟子のお菓子食いやがった」

「「「「「「「「え⁈えええええ⁈」」」」」」」」

 

「え、それほんとなの⁉︎やばいじゃない⁉︎」

「どどど、どうすんだよ⁉︎」

 

「だから今それ考えてんだよ!」

「とりあえず飼い主見つけりゃなんとかなんだろ」

「誰かしらねーか?」

 

「いやぁ、知らねーなー」

「つうかここで生き物飼うとか度胸ありすぎんだろ」

「だよなぁ」

「あ!私知ってるかも!」

 

「なに⁉︎そいつ今どこにいる!」

 

「噂で聴いただけなんだけど、今度女性の新人エクソシストが入るって。しかもイノセンスは動物らしいって。だからその子はイノセンスで、飼い主はその適合者じゃないかしら?」

「ああ。だったらおれも聞いたぞ!なんでも金髪の子供で顔にでっかいアザがあるとかないとか」

 

「よし!じゃあ手分けしてその新人エクソシストを探し出すんだ!」

 

「「「「「「「「おおお!!!」」」」」」」

 

 

 

 

「ラウ!」

「「「「「「「へ?」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

「え、ちょ!お嬢ちゃん!このさる君のなの?」

 

「あ、はい。そうです。さっきまでシモンっていう子と探してたんですけど、見つかってよかった」

 

微笑みながら言う少女を見て、団員たちの心は一つになった。

 

『お前!探してたさる殴ろうとしてたのかよ⁉︎』

 

「えーと、きみはシモンとお友達なのかな?」

 

あとは出来ればすべて放り投げたい大人どもである。

 

「友達ではないですけど、一緒に探してくれました。それがどうかしたんですか?」

 

「あ、いやぁ、それがな?そのさるがちょっとやらかしちゃってね」

 

「え、なにしたんですか⁉︎」

 

「うん、シモンって基本温和な子なのよ。でもね、あの子ブラコンでもあるのよ」

 

「え?えーと、どういうことですか?」

 

「ブラコンつっても弟弟子のことなんだがな。で、そいつが誕生日に作ってくれたキャンディの瓶詰めをそこのお猿さんが全部食べちまったんだよ」

「そんで激おこ。いまは殴って気絶させたから大丈夫だけど、起きたら大変なんだろうなぁ」

 

 

「「「「「はぁ」」」」」

 

 

 

「え⁉︎あ、あの!その彼がいる場所教えてもらっていいですか?」

 

「だ、だめよ!死ぬ気⁉︎いまのかれにあったら、、、いやいけるかも」

「は?何言ってんだよ!危ないだろ」

「いや、よく考えろ。あいつが女に手出せるか?」

「だな。戦闘中でない限りはありえない話だ。」

「よし!止められなかった責任もある。おれが案内してやるよ。ついてきな!」

 

「はい!ありがとうございます。」

 

 

 

ーシモンの部屋ー

 

「う、うーん」

 

はれ?おれ何してたんだっけか?

たしかー、、、あ⁉︎やべぇ、またやっちった。

あー、後で謝んなきゃなぁ。

 

しっかしおれの癒しがなくなってしまった。どうしたものか。

 

 

コンコン。

 

「はーい」

 

「あの、クラウドです」

 

え⁉︎まさかの修羅場⁉︎

 

「あ、ああ!いま開けるよ」

 

ガチャッとな。

 

「ああ、えーと、クラウドゴメンナサイィィィ!」華麗に決まる、ジャンプ土下座。これぞおれの最大特技!

 

「あ、あの、謝るのってこっちじゃないのか?」

 

「いやいや、我を忘れてたと言っても仲間の大切なさるを殴り飛ばそうとしたのは許されることじゃないし」

 

「(あ、殴り飛ばそうとしたんだ)いやでもこっちもラウがかってに食べちゃったみたいだし」

 

「いや!ちゃんと鍵を閉めて行かなかった俺も悪いし…」

 

この2人の焦ったさに耐えられなかったものがいる。クラウドを案内した科学班いんだ。

 

「ああ、もう!お前らはじれったいなぁ」

 

「な、なんだよマンガス」

 

「だから!二人とも悪いと思ってんならお互いごめんなさいして、握手して仲直りで終わりだろ!」

 

「はっ!その手があった!さすがマンガス!ありがと!」

 

「あー、心配して損した。んじゃ、俺は仕事戻るから後は二人でなんとかしろ」

 

「ふぁーい」

 

 

 

 

「「ごめんなさい!」」

 

そういうやいなや、ふたりして思っきし頭を下げた。

 

「んじゃ、これで仲直りだな。はい」

 

「ああ」

 

そういうと2人は笑いながら厚く握手したのだった。

 

ちゃんちゃん♪

 

 

 

〜現在〜

ー談話室ー

 

 

「いやぁ、あん時は焦ったね」

 

「わたしだってビックリだ」

 

「キキッ!」

 

「ってラウ。お前反省したのかよ?」

 

まあそんなこんなでおれ(わたし)は片思い中です。

 

初恋は叶わないってよく言うけど、今はこの時間を大切にしていこうと思います!

 

 

 

 

 

マンガス「いつになったらくっつくのかねぇ?」

 

ハル「早く二人の子ども見たいなぁ」

 

マリ「え、気早くない⁉︎」




オリキャラって必要最低限しかいらないって思ってた。でもDグレ基本エクソシストとノアと科学班数名しか出ないから、原作前に日常話やろうするとオリキャラ出さなきゃならない事態になる。
どうしたらいいんでしょうか?
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