まいふぁみりーいずべりーべりーらぶりー 作:わらびもち
ストックなくなったんで不定期です!(言うのが遅い)
あと所々、ほろ酔いになりながら書いたり眠気と戦いながら書いたりしてたんで、はっちゃけ具合がひどい!
はてさて、みなさんこんにちは。ハルです。主人公です。前回は兄貴に出番盗られた哀れなハル君です。はい。別に拗ねてなんかないからな。ほんとだよ!
さて、どうでもいいね。知ってます。そろそろ本題入ります。
クロス襲撃事件から10年以上が経った。
何でそんなに経ったかって?そりゃあれだよ。作者が未熟者だったんだよ。
まあ10年もあればね、色んなことが起こる。嬉しいことや楽しいこと、悲しいことや悔しいこと。たーくさんだ。順を追って話すとしよう。
まずあの襲撃から数ヶ月後、オレの初めての任務の時一緒に行ってくれたエクソシストのルガーさんが死んだ。その頃AKUMAとの攻防が激しくなってたんだ。ルガーさんだけでなく、多くのエクソシストやファインダーが亡くなった。しかしオレらには悲しむ時間すらなかった。それ程に酷かったよ。
暫くして落ち着いてから室長とオレとかで話し合ってるうちに教団改革の案が出された。ちなみに会話はこんな感じ。
「携帯型
「採用!」
「支部を含めた全団員の常時携帯!」
「採用!」
「交換留学生ならぬ交換科学班!」
「採用!」
「内容&開催がランダムな避難訓練!」
「採用!」
「いざという時のシェルター!」
「採用!」
「ファインダーに医療班を付随させる!」
「採用!」
みたいな。オレと師匠は完全いつものノリだけど、室長は完全にお酒に飲まれてました。だってあんなノリノリで「採用!」なんて言ってる室長は初めて見たしな。
こんな感じでそれはもう改革してやったよ。そもそもこれは原作を読んでる時ずっと思ってたことを言っただけなんだけどね。話の都合や当時の世界観とか諸々考えると仕方がなかったんだろうけど、この世界ではオレがいる。だったらさ、多少の未来は変えてやんよ!そう簡単には死なさねー。てわけで大改革が室長筆頭に行われたわけだ。詳細?おいおいな。だいたいは、あのスーマン裏切りからの怒涛の攻防戦への対策と、ノア&AKUMA襲撃からのレベル4への対策が主かな。あとは各部門の連携強化(特にエクソシストとファインダー、科学班と医療班)、及び本部と各支部の連携強化。これ、ほんと重要だと思うんだよね。
そうして大改革が一段落する頃、兄貴が修行に出た。攻防が激しかった頃の任務中にクラウドを庇って大怪我したんだ。ちなみに腕一本無くして帰ってきて師匠と2人で爆笑してやった。いやだってさ、硬化のイノセンス(とある錬金術師の物語に出てくる人を思い浮かべていただければ)持ってんのに腕一本切られてなくすとか笑うしかないよね。硬化すんの間に合わなかったんだって。ちなみに兄貴は3日拗ねてました。そういうことがあって、「自分はまだ弱い。でも教団にいたら甘える気がするから一人修行に出ます」と言って出て行ったんだ。あ、ちなみにそのときの任務でクラウドは臨界点突破して元帥になりました、はい。この時、オレら師弟はシリアスになりきれないことを学んだよ。永遠シリアスは精神的に耐えられないっぽい。
そこから数年間は特に何もなかったから省略。
それからリナリーがイノセンス発動するとかにケビンじいさんと出くわしたり。
〜〜〜
「じいさん、久しぶりー」
「やあハルくん、元気そうで何よりだよ」
「一緒に旅していい?」
「いいとも」
中国漫遊からのとある村。
AKUMA襲撃。
「はいはーい。みんな慌てず急いで避難してくださーい」
「AKUMAは私が引き受けよう」
「じーさん、ふぁいてぃん」
「リナリーがいない!」
「はい?え、まじで?妹さん?オレが探してきますから、動くんじゃねーぞシスコン!」
コムイは大人に取り押さえられてました。
リナリーを見つけたと思ったらAKUMAに襲われそうなとこでイノセンス発動。
「あれ、まじか。探しにきたオレの意味とは」
なんて独り言を言い。
「やあやあお嬢さん、怪我はないかい?ご家族が心配してるからお兄さんの背中に乗りなさい」
「え、やだ」
「なんでさ!」
「怪しい人にはついて行くなって…」
「おうおうおう!怪しい人に見えるかよ!」
「うん」
即答でショック死しかけた。
「だってなんでそんな真顔なの?」
「お嬢さん、いやリナリー。人には言っていいことと悪いことがある。そしてそれはオレにとって1番傷つく言葉だよ⁉︎」
「え、」
「好きでこんな顔じゃない!オレだってオレだってなぁぁぁぁぁ!」
なんていう情けない叫び声をあげたらAKUMAに気づかれて窮地にいってしまった。
「やばい!リナリー物陰に隠れてろ!」
「え?でもお兄さんが!」
「はっはっはっ、オレがこいつら程度で死ぬかっての。後なあ、お兄さんの名前はハル君だ。よく覚えとけ」
と訳の分からない事を言うとあっという間にAKUMAを倒してしまった。そもそもレベル2程度じゃたかが知れてるんだけどね。
「おうリナリー、終わったぞ」
怖くて目をつぶってしまっていたリナリー。目を開ければそこにはさっきのお兄さん。
「あれ?あのバケモノは?」
「ははん。言ったろ?あいつら程度じゃオレは殺せないさ」
「ハルくん、すごいね!」
「うん、あの、その、だね」
「どうしたの?」
「呼び捨てでいいぞ」
「??うん、わかった」
ただ女の子にくん付けで呼ばれたことがないから照れただけのようだ。やれやれ情けない。
「黙れナレーション!」
「ふぇ?どうしたの?」
「あーいや、何でもないさ。
さあ、みんなのとこに戻ろう」
「うん……ハル」
「おう?どしたよ?どっか痛むのか?」
「ううん。あのね、さっきはごめんね?」
「へ?あー、おう」
別に気にしてない、って言うつもりだったがそれも違うだろうと思いただ受け取るだけにした。
「うん。それとね、ありがとう」
「おう!」
今度こそは力強く最高の笑顔で。
「そんな顔もできるんだね!」
その後なんやかんやでリナリーのご両親を説得し(コムイはめんどくさかったので無視しました)、あーだこーだで全員教団に入団することになりました。
〜〜〜
室長が精神病んで自殺したり。
〜〜〜
AKUMAとの激しい攻防、もうめんどくさいから第一次攻防戦にしとくか。それが終わりの兆しを見せた頃、中央庁からお達しが来た。人造使徒実験。何かと言えば原作読者の皆さんは覚えているだろうか、スーマン・ダークの咎落ちを。そしてその時リナリーによって明かされた教団の愚かな実験の実態を。まさにそれだ。多くの被害を出したが故に中央はどうにかしようとおもったんだろ。
もちろん我らが室長は反対した。だがたとえ室長と言えど、中央庁の決定を覆すことは出来ない。結局受け入れるしかなかった。ただ室長は団員には伏せて秘密裏に行うことを求めた。中央庁もさすがそれは拒まなかった。だがこれがいけなかった。室長の心は徐々に罪悪感に押しつぶされていったのだ。しかも吐け口なんてありはしない。
リナリーの件がひと段落したのでオレはホームに帰った。リナリーたちのことをいの一番に室長に報告しようと思ってみんなへの挨拶はそこそこに室長室に向かった。それがいけなかったんかね?開けてみたのは、首吊って死んでる室長の姿だったよ。その時オレは「なんで⁈」と思うよりも、「ああ、やっぱりか」って納得してしまっていた。もう少し早く帰ってこれてたなら変わってたのだろうか?
室長は遺書を残していた。実験中止の嘆願書。自分亡き後の色々な人事について。そしてオレたち団員へ向けて。謝罪の言葉があった。先に逝ってしまう自分を許さなくていい。ただ
オレは絶対に室長を許してやらない。いつか全部終わってジジイになってくたぼってあの世いったら1発ぶん殴るんだ。それまでは絶対に許してなんかやらない。あ、これ団員のみんな言ってた。みんな気持ちは同じでした。
〜〜〜
リーバーさんが班長になってから暫くしてコムイが室長就任したり。
〜〜〜
これはダレス室長自殺事件が起こる前の話だ。
リーバー・ウェンハムにとってダレス室長という存在は憧れであり超えるべき背中だった。彼は支部にいた時、交換科学班制が導入されて一期生として本部に赴いた。そこで誰よりも自他に厳しく、しかし誰よりも団員に真摯に向き合うダレス室長を見て、いずれ自分もあんな風になりたいと思った。彼は真面目で熱い正義感を持ち、部下に慕われていた。それを見かねたダレス室長直々に本部勤務を言い渡されたのだ。そんな経緯もあり、彼はさらに憧れを強めた。そして本部勤務数年、科学班班長を務めていた先輩が中央庁勤務となり班長の座は空くこととなった。彼はまた別の先輩か、支部から優秀な方でも来るのか、はたまた中央庁から派遣されるのかなどと考えていた。しかしある日、ダレス室長に呼ばれた。
「リーバーくん、忙しいところすまないね」
「あ、いえ。何かありましたか?」
「ういっす!リバさん。へいへいへーい!チェックメイトー!」
そこにいたのはポーカーフェイスボーイ・ハルくんだった。
「んな⁉︎うーーーむ、降参だ。打つ手なしだな」
「はっはっはっーー」
「………。いや、何してんすか」
「そりゃもち、チェス対決!そしてこれでオレの勝ち越しだー!」
どうやらチェス対戦中だったようだ。
「ふむ。強くなったなハルくん」
「凄いなぁ、室長に勝ち越すなんて」
「いやぁ、照れるなぁ」
なんてやり取りはしてるがいつもの通り真顔だ。だが本当に嬉しかったようで若干顔のニヤつきが表情に出ている。微笑ましいことこの上ない。
「こほん。すまないね、リーバーくん。さあ座るといい」
「あ、はい」
リーバーは室長の前に座ることなど普段はありえないからとても緊張した、とのちに述べている。
「ふむ、そんなに緊張することはないさ」
「い、いえ。その、それで、いったいどんな御用でしょうか?」
「どうせあれでしょ?リバさんを次期新班長にするって話でしょ」
リーバーの質問に答えたのは室長ではなく、いつの間にか部屋に備え付けの給湯室からアイスを咥えて戻ってきた無表情系男子ハルバートだった。
「君はさ、なんで先に言っちゃうかな」
「え?え、は?」
「えええ、何そんな自分で言いたかったの?」
「あ、あの!どういうことですか?」
「ああすまないね。ハルくんの言う通りだ。リーバー・ウェンハムくん、君を次期科学班の班長に任命したい。お願い出来るかね?」
リーバー班長はこの時のことを「驚きのあまり脳の理解が追いつかないとは、まさにあの瞬間だったなぁ」と、数年後成人し、親に似てお酒大好きマンになった彼に無理やりお酒を付き合わされた時に零していたそうな。
「…………は?」
いやしかし、しかしである。彼がこんな反応をしてしまうのも致し方のないことかもしれない。
「いやいやいやいや!待ってください!嘘でしょ⁈」
「いや、本当なんだが…」
「だって、だってですよ?俺より全然功績ある先輩方はいっぱいいますし、俺なんかより班長にふさわしい人はいっぱいいるじゃないですか!」
そう、彼の言葉は事実だ。彼よりも経験年数が長く、功績を残している者は確かに存在した。だからこそ、彼には理解が及ばない。なぜ自分なのか。
「ふむ、なるほどな。確かに君よりも功績を残している者は多くいるだろう。君よりも長く本部に在籍しているものもいる。それは確かだ」
「そうです!だから自分なんか…」
「でも満場一致だったよ?」
そこで横槍入れてきたのはハルだった。
「満場一致?ハル君、なんの話だ?」
「何って、科学班班長決め会議」
「え、何それ初耳なんだけど」
そりゃリーバーが知らないのも当然である。あんなんただの座談会だ。いや最早ただの飲み会だろう。
「班長さん無理やり呼び寄せて飲み会したんだよ、各班のトップさんと」
「いや待って。なんで飲み会にハル君がいるんだ⁉︎」
「料理はオレ提供」
「納得しました」
「そこで班長さんが次期はリバさんがいいって言って満場一致して、室長もオレもいいねして決まった」
「えええ」
そうしてリーバーは頭を抱えた。
頭抱えたくなっても仕方ない。そんな適当でいいのか。決め方ひどくない?そんなふうに思ったリーバーを誰が責められるのだろうか。
「リーバーくん、確かに決めたのは飲み会の席だったのは言い訳のしようがない。だがね、だからと言って何も投げやりに決めたわけではないのだよ。どうか話を聞いてもらえないかね?私が、皆が君を次期班長に決めた理由を」
真剣な顔をして言われれば断る必要はどこにもない。こんな場面でこんな風な顔をされると、本部勤務は誘われた日のことを思い出す。
(あの時もこんな風に真正面で話されたんだっけな)
「私はね、君を本部に誘った時からいずれは君に科学班班長を任せたいと思っていた。それは前班長の彼ともよく話していたことだよ。確かに君よりも長くここにいて君よりも多くの功績を残している人物はいる。だが、そんなものは大したことではない」
バッサリとそんなことを言う。これを他の科学班員が聞けば怒るだろう。では何のために自分たちはいるのかと。だがリーバーは理解している。そう言う単純な話をしているのではないことを。だから黙って続きを書くことを決める。
「君もわかっていると思うが、大したことのないのは班長という地位についてだよ。
科学班班長というのは他のところ以上に室長やエクソシストと関わりやすい。まあ雑用業務をやってもらってしまっていることにもあるんだがね。つまり何が言いたいかというとだ。科学班というのはただ技術の向上やらを目的として存在しているわけではないということだ。そして科学班班長というのは誰よりも室長の側にいて、誰よりも周りを見ている。いざ何かあった時、室長がいない場合は室長以上の地位のものがいなければ科学班班長にその全権限が譲渡されるのはよく知っているね。つまり室長を除いて教団の中で一番団員の安全を考え、団員を守ることを常に強要されているのが科学班班長だと私は思っている。そして今の科学班でそれに一番ふさわしいのは君だとも思っているんだよ、リーバー・ウェンハム君」
ダレス室長はそこで一区切りつかせると、体制を直し再び口を開けた。
「これは黒の教団トップの総意だ。どうか科学班班長になってはくれないだろうか」
ここに来てなお彼は自分に判断を委ねている。もしここで自分が断れば彼は無理強いはしないだろう。だがここまで言われて断ることができるのか?リーバーは自問した。今なお自分よりふさわしい人はいるだろうという気持ちは消えない。自分なんかに務まるとも思えない。だがしかし。しかしである。憧れたる人がいつかこえたいと思わせるこの目の前の人物にこれだけのことを言われて断れるはずがない。期待に応えたい。その想いがネガティブな思考を上回った。
そうして数秒あけて、リーバーは顔を上げる。そこにはもう迷いはない。ただ強い覚悟の目が宿っているだけだ。
「自分でよければお受けします」
瞬間、空気が緊張から解き放たれた。
「っああ!ありがとう、リーバー君!」
「ははっ、やっぱリバさんなら受けてくれるって思ったよ」
「あそこまで言ってもらったら逆に期待に応えたくなったんだよ」
「さっすが科学班!」
笑う二人。それを見て室長も珍しく笑みを宿す。
「リーバー君」
「あ、はい」
「これから君には科学班班長として室長を支え、時には叱り導き、この黒の教団をより良きホームにしてくれ」
「っ!はい!」
それから数ヶ月後、ダレス室長は人知れずこの世を去る。それからまた暫くして新たに室長が就任した。新エクソシスト・リナリーの兄であり、医療班配属の医者夫婦の息子であるコムイ・リーだ。
リーバー・ウェンハムにとってコムイ室長は憧れの人でもなければ、変えるべき背中でもなかった。彼にとってコムイ室長とは、後ろで支えてあげるべき人物であり、一生ついていくと思わせてくれる良き上司であった。
〜〜〜
他にもセカンド計画止めようと思って師匠とアジア支部行ったらもう全部終わってて、怪我したマリと神田の面倒見てたらユウと仲良くなったり。スーマン入団してきて色々話しているうちに仲良くなって、今では唯一オレの首掴んで引き摺れるエクソシストになった。オレにとっては兄のような父親のような近所のおじちゃんのようなそんな感覚かな。向こうも似たようなもんだろう。
とにかくもう色々あった。中身が濃すぎて困っちゃったぜ。
そして運命の日がやってきた。オレが臨界点を突破し元帥になった、覚悟を決めたあの日。我らが最強のエクソシスト元帥レイラが死んだ。ノア、ルル=ベルの卑劣な罠によって。
オレはノアであろうと、人間を殺すつもりはなかった。いや違うな。覚悟が足りなかったんだ。でもこれを機に俺は復讐を望むようになった。覚悟とは別に心に決めたことがある。
これが間違っていようがどうだろうが構うまい。それが今の俺の望みでもあるのだから。
だが、それとは別にきちんと覚悟も決めてきた。本当の意味での原作との離別。今までもそうだったが此れからも本気だ。たとえ原作と乖離しすぎて未来が変わったんだとしても構わない。それでも俺は守りたい。助けたい。誰かのためでなく、
この後俺は
それから暫くした後彼と出会う。そう、あのアンラッキーボーイとももやしとも呼ばれたあの少年に。
さあ、原作が始まるぞ。というか、精神崩壊少年にどうやってからもうか。
今回書きたいことが多いのと文才なくて進まないので大変でした。本当はエミヤくんとの会話もあるはずだったんだけどどこ言ったんでしょ?
次回は1週間以内に更新できるよう頑張ります。
ありがとうございました。