新・問題児と人の神が異世界から来るそうデスヨ   作:行くよ!!!!

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第九話「騒がしい一日」

 東北の境界壁・自由区画・商業区。赤窓の歩廊。

 亜音の予想通り、飛鳥はレティシアに捕まり、一緒に逃げていた十六夜とは別れていた。

 そして、飛鳥、リリ、レティシアの三人で街中を歩き始め、小腹が 空いたので三人は出店のクレープを買っていた。飛鳥はそれを珍しそうにみつめる。

 レティシアは小さな口で、カブっとかぶりつきながら、そんな飛鳥を不思議そうに見上げた。

 

「飛鳥はこういった食べ物を知らないのか?」

「え、ええ。確かに美味しそうなんだけど、どう頑張っても口回りが汚れるもの」

 

 そう言われたレティシアは、口についた赤いソースをペロリと舐め て、一言。

 

「そうかな、私はこの温かくて柔らかい皮を噛み破いたときに溢れる 赤くて甘いドロリとしたソースが、口の中で滑りながら広がる感触が好きなのだが」

「はは.........」

「吸血鬼に言われるとゾッとするわね.........」

 

 飛鳥とリリは苦笑し、飛鳥はクレープに悪戦苦闘する。

 とりあえず、拉致があかないので、飛鳥は意を決して、カブリ!!が、少し思い切りが過ぎた。

 クレープの皮の下からバナナとチョコレートムースが派手に溢れて口の周りにベットリと、こびり付く。

 その感触に一瞬だけ不快そう にむっと眉を歪ませた飛鳥だが、口の中に広がる甘味は悪くない。指 で口の周りを拭き、ペロリと舐めて頷いた。

 

「............美味しいわ、」

 

そんな飛鳥にレティシアは、遠い記憶を思い出すように遠目になりながら南側の食事は精神に来ることを、淡々と説明した。小さく身震いさえしている。

 その姿に苦笑しながら二口目にチャレンジする飛鳥。だがその時、 視界の隅に小さな影が映った。鮮やかな切子細工のグラスを売る出店の棚の下に、尖った帽子のーーーー小人?

 

「レティシア。あれは.........何?」

 

 ん?と指差す方向に首を傾けるレティシア。その彼女も目を丸くして驚いた。

 指の先にはーーーー手の平サイズしかない身長の、とんがり帽子を被った小人の女の子が、切子細工のグラスをキラキラとした瞳で眺めていたのだ。

 リリはそれをみて、可愛いと声を漏らす。

 

「あれは、精霊か?あのサイズが一人でいるのは珍しいな............〝 はぐれ〞か?」

 

「“はぐれ”? 」

「ああ。あの類の小精霊は群体精霊だからな。単独で行動している事は滅多にないんだ」

 

 そう、と相槌を打つ飛鳥。物珍しそうにとんがり帽子の精霊に近づく。

 背後から飛鳥の影がかかったのか、とんがり帽子の精霊は驚いて飛鳥に振り返る。

 二人の視線は、自然に交差した。

 

「「..................、」」

 

 途端、「ひゃっ 」と愛らしい声を立てて逃げるとんがり帽子の精霊。

 飛鳥はクレープをレティシアに預け、その小さな背中を追う。

 

「わっ、あ、飛鳥?!」

「残りはあげるわ!ちょっと追いかけてくる!」

 

 嬉々としてとんがり帽子の精霊を猛追する飛鳥。 レティシアは困った表情になりながらも、リリにクレープを二つ渡す。

 

「リリは先にジン達の所に戻っていてくれ、私は飛鳥を追って連れ戻してくる」

「は、はい!」

 

 レティシアは赤で縁取られた吸血鬼特有の黒き翼を生やして、空を舞うのだった。

 

 

 

####

 

 

 

 とりあえず、宙に浮きながら亜音は空を仰ぐ事にした。

 最近、少ししか寝てないのもあって体がだるい上に、この状況に参っていた。

 亜音の目下、整っていたはずの赤窓の歩廊は瓦礫が散乱して、とてもじゃないが道とは言えない状態だった。

 そこに立つ黒ウサギと十六夜に、厳しい声音が掛けられる。

 

「そこまでだ貴様らッ!」

 

 二人の周りには炎の龍紋を掲げ、蜥蜴の鱗を肌に持つ集団が集まっ ていた。

 北側の〝階層支配者〞ーーーーサラマンドラ〞のコミュニティが、 騒ぎを聞き付けてきたのだ。

 黒ウサギもまた痛烈そうに頭を抱え、両手をあげて降参するのだった。

 

 

 

 境界壁・舞台区画。〝火龍誕生祭〞運営本陣営。

 

 

 十六夜、黒ウサギ、に亜音を加えた三人は〝サラマンドラ〞に連行され、〝火龍誕生祭〞の運営を行うための本部まで来ていた。

 巨大で真っ赤な境界壁を削り出すように造られた宮殿はゲーム会場と直結しており、その奥にある石畳を通って本部に渡る。

 ゲーム会場は輪郭を円状に造られており、それを取り囲む形で客席が設けられている。

 現在は白夜叉が春日部耀に紹介したチラシのギフトゲームが開催されており、その舞台上では最後の決勝枠が決まった。

 石垣の巨人、自動人形が倒れ、その舞台には春日部耀が堂々と立っている。

 勝敗が決まると同時に割れるような観衆の声が巻き起こった。

 

『お嬢おおおおお!うおおおおお!お嬢おおおお!!』

 

 三毛猫は耀の雄姿に雄叫びを上げる。傍目にはニャーニャーと言っているだけだが、耀には聞き分けられるのだ。目配せと片手を向け、微笑を見せる耀だった。宮殿の上から見ていた白夜叉が柏手を打つと、観衆の声がピタリと止む。

 白夜叉は朗らかに笑いかけ、耀と一般参加に声を掛ける。

 

「最後の勝者は〝ノーネーム〞出身の春日部耀に決定した。決勝のゲームは明日以降の日取りとなっておる。明日以降のゲームルールは............ふむ。ルールはもう一人の〝主催者〞にして、今回の祭典の主賓から説明願おう」

 

 白夜叉が振り返り、宮殿のバルコニーの中心を譲る。舞台会場が一望できるそのテラスに現れたのは、深紅の髪を頭上で結い、色彩鮮やかな衣装を幾重にも纏った幼い少女。龍の純血種ーーーーー星海龍王の龍角を継承した、新たな“階層 支配者”。炎の龍紋を掲げる“サラマンドラ”の幼き頭首・サンドラが玉座から立ち上がる。

 サンドラは少し緊張をほぐすように深呼吸し、鈴の音のような凛とした声音で挨拶した。

 

「ご紹介に与りました、北のマスター・サンドラ=ドルトレイクです。東と北の共同祭典・火龍誕生祭の日程も、今日で中日を迎える事が出来ました。さしたる事故もなく、進行に協力くださった東のコミュニ ティと北のコミュニティの皆様にはこの場を借りて御礼の言葉を申し上けます。以降のゲームにつきましては御手持ちの招待状をご覧ください」

 

 此れにて本日の大祭は御開きとなった。

 日も傾き始め、巨大な境界壁の影が街を包み始める。

 黄昏時を彷彿させる街の装いは宵闇に覆われ、昼の煌めきとは別の姿を見せ始める。月明かりを遮る赤壁の街は、巨大なペンダントランプだけが唯一のしるべとしてゆらゆらと灯りを燈している。

 怪しげに光る夜の街々は、幻想的な雰囲気を漂わせながら目覚め始めるのだった。

 

 

 

######

 

 

 

 運営本陣営の謁見の間。 三人は連行された後、運営本陣営の謁見の間まで連れてこられ、この場には白夜叉、サンドラ、サンドラの兄〝マンドラ〞、リリ、ジン、 黒ウサギ、十六夜、亜音の八人がいる。

 さきほど、白夜叉が無償で十六夜が破壊した建物を直してくれるこ とになり、さらに〝サラマンドラ〞の頭首であるサンドラが温厚な判断をしてくれたおかげで、十六夜の暴挙にはお咎めなしとなり、その 後、秘密裏の話をするために部下達は皆下がっていた。

 だが、その後、リリとジンが気安くサンドラと話したことに対して、 マンドラが怒声をあげながらジンに剣を振り下ろし、十六夜がそれを 足裏で受け止めるという揉め事が発生した。

 亜音はそんな状況がアホくさくて見ていられず、口を開くことさえ億劫だった。なので、白夜叉に形だけの助けを求めるのだった。

 

「白夜叉様、依頼って、〝サラマンドラ〞と決闘しろということでしょうか?」

 

 その一言にマンドラが青筋を立てて、亜音に叫ぶ。

 

「なんだと、貴様っ!」

「なんだとじゃないよ、マンドラ殿、貴方は一体誰に剣を向けたと思ってる?」

「何?........っ」

 

 マンドラはそこで、ようやく亜音が言っていることを理解したようで、サンドラも同じように理解して蒼白する。亜音は微笑んでいる が、あからさまに怒気を放っていた。黒ウサギもこの一触即発な状況に冷や汗を掻いている。十六夜は相変わらずケラケラ笑っていた。

 しかし、亜音はそこで怒気を引っ込めて、

 

「とは言っても、こっちの問題児もテロリストのような事をしたので、 お互い様ですよねぇー」

 

 十六夜はその言葉にムッとし、口を開こうとするが黒ウサギに口止めの如く頭をハリセンではたかれる。リリとジンも亜音の言葉に自然にホッと息をついて、サンドラも胸を押さえていた。

 そして、白夜 叉は扇子で口元を隠し小さく笑うと、マンドラをほっといて話し始める。

 渋々マンドラも引き下がるのだった。

 

「まぁ、とりあえず、この封書を見てもらおうかのぅ。そこにはおんしらを呼び出した理由が書いてある.........己の目で確かめるがいい」

 

 その言葉に怪訝な表情になる十六夜は手紙を受け取り、内容に目を通す。

 内容を確認した十六夜の表情からは、普段の軽薄な笑みが完全に消えていた。

 そこに書かれていたのは、白夜叉曰く、絶対未来の予言だった。

 

 

『火龍誕生祭にて〝魔王襲来〞の兆しあり』

 

 

 この予言は色々な意味を有している。

 この予言者は、誰がこの波紋を投げた、どうやって投げた、なぜ投げたも分かっているらしく、それが記されていないということは、つまり事件の発端に一石投じている者が、〝口に出せない存在〞ということが必然的にわかる。

 その者らが、もしかするとーーー秩序を守るべき立場にいるはずの階層支配者という最悪なシナリオが連想され、その場にいる十六夜と亜音以外は難しい顔をしていた。十六夜はそんなの当然だと言い、亜音も今はそういう世界だと理解している。だからこそ、亜音は世界を変えたいと思っているのだ。

 それともしここで自分が、〝魔王が来ると他の者から聞いた〞と言えば、おそらく〝サラマンドラ〞の連中は亜音を魔王一派として疑いの目を掛けるだろう。ここは沈黙が金だと亜音は静かに心の中で判 断した。

 そしてとりあえず、話は魔王が現れた際の段取りに移り、マンドラ の怒気を白夜叉とサンドラが説き伏せる形で話は終了するのだった。

 

 

 

####

 

 

 境界壁の展望台・サウザンドアイズ旧支店。

 

 飛鳥はレティシアの後ろを歩きながら終始落ち込んでいた。

 先ほど、とんがり帽子の精霊を追いかけて餌付けという正攻法を使って仲良くなり、二人で洞窟のような展示会場を見回っていたのだが、突如、ネズミの大群に襲われ、自身のギフト〝威光〞もネズミたちには効かなかったために、飛鳥はネズミ如きに遅れをとってしまったのだ。そんな時にレティシアが駆けつけてくれたおかけで、とんがり帽子の精霊も無事に守りきれた。ホッと息をつくものの、その後すぐに飛鳥は自身の無力さに苦笑するのだった。

 そんな三人は、ようやく〝サウザンドアイズ〞旧支店に帰ってきたのだが、三人を迎えたのはテンション上げ下げ激しい割烹着の女性店員だった。

 

「なんだ、貴方たちですか............ってなんですか!その格好!!お風呂へ駆け足ッ!今すぐです!」

 

 飛鳥は最初の女性店員の反応が気になる所だったが、

 

「その様な薄汚れた格好で〝サウザンドアイズ〞の暖簾をくぐろうなどとは言語両断!衣類を此方へ洗濯します!ほつれは修繕しておきますから感謝しなさい!ーーーーーは?なんです?生傷?、そんなものはお風呂に入れば治りますッ!さっさと身を清めてください!お店が汚れてしまうでしょうが!」

 

 ーーーーーーと、半ば無理やり服を剥ぎ取られ、湯殿に連れていかれた飛鳥。

 清めの手ぬぐいを一枚だけ渡され、露天風呂のように空が見える湯殿で一人、唖然とした。

 しかし、それも仕方ないかと、飛鳥は泥とネズミの返り血を見て、口をへの字に曲げる。ほんと、不清潔極まりない。

 だがこんな強引な扱いに、曲がりなりにも乙女の飛鳥は少しだけ傷ついた。

 嘆息を漏らしながらも掛け湯を繰り返し、身を清める。すると生傷がみるみる治癒し始めた。

 その劇的な効用に感心しながら湯船に浸かる飛鳥。

 

「凄いわね。水樹の浄水とは比較にならないわ」

 

 飛鳥は肩までゆっくり浸かり体を休ませ、今日一日振り返る。 一言でーーーーー心の底から楽しい一日だった、と笑う。

 誰かれ構わず自由に走り回り、未踏の地の文化を噛みしめる。

 そんな、ずっと飛鳥が夢に見ていた日々を、今日は今まで以上に実感できた。

 無口で可愛い友人や、弄りがいのある騒がしい友人、皮肉を言いあえる悪友。担ぎあげたリーダーはまだ幼く未熟だが、誠実で真っ正直な少年 だ。

 そしてーーーーーー人生で初めて〝目標〞といえる人物と出会えた。

 箱庭の世界は、故郷で問題児として隔離されていた飛鳥にとって出来すぎな理想郷である。

 だが、飛鳥は寂しげに夜空を見上げる。

 

(...............だけど、それもギフト、力があってこその関係よ)

 

 彼女が呼び出された最大の理由。 〝コミュニティを救って欲しい〞という黒ウサギ達の大願あってこそ、自分達は必要とされる。

 そのギフトが使い物にならないとなれば、何時ひっくり返ってもおかしくはない関係だろう。これはネズミに限ったことではない、ペルセウスのリーダー、〝ルイオス〞のような上位格にも通用しない。つまりは、〝威光〞は相手に左右される不安定な物。

 だからこそ、飛鳥はもう一つの可能性をこの力に見出していた。 それはーーーーーーー〝ギフトを支配するギフト〞、この前のペルセウス戦でもその戦法で戦った。けれど、ここにもさらに問題がある。まだ神格が宿ったような武具は扱えないという点だ。そもそも持ち合わせもない。

 それになにより、自分自身、武芸は人並みにしか嗜んだことがない。

 力を引き出せたとしても、十六夜や耀、亜音のような大立ち回りを見せることは不可能だ。

 ぷくぷく、と膝を抱えて深く湯に沈み込む。

 今ならまだ間に合うだろう。人心を操る方向性に強く育ったこの力を伸ばせば、様々な種を支配下に置く魔性のギフトとして開花していくだろう。

 そうすれば、彼女は心身を操る魔女として大成する可能性が残されている。だけどーー。

 

「そんなの、私は望んでないわ」

 

 飛鳥は湯から顔を出して呟く。

 飛鳥はそのプライド以上にーーーー正義感の強い少女だった。

 心を捻じ曲げてまで相手から得る〝是〞に、如何ほどの価値があるというのか。

 そう思ってきたから飛鳥は、だからこそ亜音の〝言葉攻め〞 に魅せられたの だ。心身を操らず、自身の正義を堂々と振りかざす。

 まさに飛鳥の目標なのだ。

 そして、そんなプライドの高い飛鳥だからこそ、今日まで歪むことなく真っ直ぐに成長してこれたのだ。

 

(あの幼い精霊がいる限り、また襲ってくるはず。ふふ、いいわ!その 時こそ必ず決着をつけてみせる...............!)

 

 頭上で纏めていた髪を解き、湯船から上がる。脱衣所から声が聞こえ始めたのはその時だった。

 

「飛鳥さん!お怪我の程は大丈夫でございますか?」

 

 脱衣所から出てきたのは身体を手ぬぐいで隠しているうさ耳の美 少女、黒ウサギである。

 だが、ここからが本番だった。

 

「待て待て待て待て黒ウサギ!家主より先に入浴とはどういう了見だ!いやっほおおおおおおおおおお!!」

「きゃああああああ!」

 

 バシャン!ズバゴーン!!同じく素っ裸な白夜叉に背後から強襲され、二人はくっついたままトリプルアクセルで湯船にダイブ。特に黒ウサギは頭から飛び込んだように見えた。

 

「だ、大丈夫 黒ウサギ 、湯船の底に頭が突き刺さってるわよ!?」

「だ、だびぼぶでごばいばぶ!あぶばばんごときはだいぼうぶでぶが」

 

 黒ウサギは一生懸命泡を吹いて喋るが、飛鳥には意味は届いてはいないのだった。

 

「き、傷は大丈夫でございますか?細菌は問題ないですか?乙女の肌に跡が残るようなものは御座いませんか?痩せ我慢していませんか?本当に大丈夫ですか?!」

「だ、大丈夫よ。湯船に浸かったらすぐ治ったわ」

 

 無遠慮なほどに身体をまさぐられるが、やましい気持ちが無いと分かるだけに突き放させない。

 飛鳥が困ったようにしていると、白夜叉がまじまじと飛鳥の素肌を上下に見つめる。

 

「............ふむ。飛鳥は十五歳とは思えん肉付きだのぅ」

「は?」

「飛鳥の身体は鎖骨から乳房まで豊かな発育をしているのに乳房からヘソのボディラインには一切の崩れが無くされど触れば柔らかな女人の肉である事は間違いなくしかも臀部から腿への素晴らしい脾肉を揉みほぐせば指と指の間に瑞々しい少女の柔肌が食い込むのは確定的に」

 

 スパァーン

 木製の桶が二つ、白夜叉の顔面に直撃。

 冒頭から最後まで一秒とかからないセクハラ発言だった。

 飛鳥は真っ赤に頬を染めながらも、まるで生ゴミを見るような冷たい瞳で白夜叉を見下す。

 

「.........え、何  ?白夜叉ってこんな人だったの?」

「ええ、まあ。凄い人ではあるのですが。それ以上に残念なお方なのでございます」

「「うんうん」」

 

 そう頷いたのは隅のほうでいつの間にか湯船に浸かっていたリリ、 レティシア、耀の三人だった。

 飛鳥は立ったまま皆に問う。

「どうしたの ?みんなして入浴?」

「うん」

「たまにはいいと思ってな。せっかく集まったのだから今日の事や明日の予定を話しあっておこうと思い立ったのだが………飛鳥は出るのかか?」

 

 ああ、そういうこと。と飛鳥は納得して頷き、もう一度湯船に浸かるのだった。

 

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