何があったかはこちらをどうぞ。
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ふざけるなクソったれが
リバイバーが真っ先に浮かんだのがその言葉であった。
電撃により全身を焼かれ気絶し、その後ランページゴーストにより救助され一度後方へ搬送され予備の崩壊液を補充して身体を治したあと心配するグリンダに大丈夫だと声をかけた後再出撃し、ノアが造ったという大型航空兵器に唖然としつつ向かった先で見たのは、自分が決死の思いで倒し、負傷させた連中を治している大型装甲兵と蜂のような飛行ユニットであった。その他にもさらなる増援をみてこの理不尽に流石のリバイバーもいつもの調子を失い、毒を吐かずにはいられなかった。
(ふざけるな、ふざけるな、ふざけるなッ‼︎何故だ、初めの奇襲時からそれを使えば良いものを何故小出しにする⁉︎俺らを嘗めてるのかよ、嘲笑ってるのかよ‼︎どこで手に入れた、いつから手に入れたその力はッ‼︎)
少なくとも数週間で出来るものではないだろう、恐らく数ヶ月以上前から準備していたと考えて良いだろう。彼が切磋琢磨して新しいコンピュータウイルスの開発やその性能強化をしている間に鉄血はそれ以上のものを開発していた事もそうだが、それの開発を主導していた存在が何なのかが気がかりであった。
(クソガキじゃねぇな…そうだったらとっくに俺たちは負けている…なら誰だ?少なくともクソガキと同じかそれ以上のスペックはあるものをどうやって…まさか遺跡からか?…いや、今はそれはあとにして、どのみちこの状況を何とかしないと…)
おそらく、後方で待機してるという万能者はすでにこちらに向かっているだろうが、それまでここが保つかもわからない。それに、今はノアが航空勢力を何とかしているが、まだ向こうがとんでもない隠し玉を用意してる可能性だってある。故にどうすべきかリバイバーは頭をフル回転させて考えていた。
(生半可なものは対策されてるかもしれねぇ…回復手段が向こうにあるならもう一度ルーン・パピヨンは使えねぇし…ん?何だあれ)
ふとリバイバーが見つけたのは地面に倒れ伏してる先ほどのサソリ擬きの一体であった。しかし、不思議なことに『外傷は一つもない』のにピクリとも動いていないのであった。不審に思ったリバイバーは警戒しながら近寄るも反応せず、思い切ってレーザーブレードを発振し装甲を切り飛ばすと、
「な、なんだコレは…?「デェェェス‼︎」ん?この声…」
叫び声を聞いたリバイバーが声のした方に向かうとそこにはEA小隊がおり、死神が先程の大型装甲兵─ Golemに向かって大鎌を振りかざすもGolemに傷一つつけられなかった。
まずいと思ったリバイバーは援護しようと武器を構えるが、次の瞬間Golemは何故か地面に倒れ、そのまま動かなくなった。
(え…?どういうことだ?)
謎の現象に驚いたリバイバーは話を聞くべく彼女達の元は合流していった。
「お前さんら、無事か?」
「あ、リバイバー!私たちは無事デスよ!」
「あら、まだ生きてたのね?てっきりあの蝶みたいなの出して死んだと思ったわ」
「残念ながら俺は生きてるぜマーダー。…何でバルカン白くなってんの?」
「あ?何でお前にんな事教えなきゃいけねぇんだ?」
「(この状況でグレたのか?スミス大変そうだな)まぁいい、で死神。さっきのはなんだ?大鎌に何かあるのか?」
「さっきのデスか?コレはイガリマっていって、万能者が造ってくれた武器で、斬りたいものだけ斬れる鎌なのデス!さっきは『中身だけ』斬ったわけデスよ」
「中身だけだと⁉︎装甲や防御機構を無視してか⁉︎」
「そうデスよ。もし刺さって抜けなくなっても手放して同じのを新しいの生成すればいいから使いやすいんデスよ」
それを聞きリバイバーの脳裏にあることが閃き、死神にあることを質問した。
「な、なぁ死神…そのイガリマってやつ、幾らでも生成できるのか?」
「え?そうデスね…崩壊液がある限りデスが…」
「なら次だ。それ、
「一応、使い方は簡単なので教えれば誰でも使えるのデスが…「死神ッ!」キャ!リ、リバイバー?どうしたデスか?」
急に肩を掴まれ、死神は少し顔を赤くしてたじろいていると、リバイバーは天啓を受けたような顔をしていた。
「死神……お前さん、英雄になれるぞ」
「なんデスと?」
リバイバーは作戦を説明するとマーダーと白くなったバルカンもといバルカン・オルタ(本人に教えてもらった)はイイ笑顔を浮かべていた。
ところ変わり、救済者率いる戦乙女部隊と雀蜂部隊はグリフィンの指揮車両を撃破すべく移動していった。それぞれ高い性能を持っており今の状況なら問題なく敵を撃破できる、そう確信していた。
…しかし、その考えはすぐに覆された。
「くたばれ、害虫が」
突如としてリバイバーがテレポートにて強襲、そして
「⁉︎」
すぐに他の雀蜂は各防御システムを作動させて迎撃に移る。リバイバーは電磁フィールドを展開してそのまま接近して再び鎌を振るう。すると先ほど同じく雀蜂は墜落していった。そして一機、また一機と堕ちていきついには雀蜂部隊は全滅していった。
「な、何が起きてるの…?」
狼狽える救済者と戦乙女たちだが、物陰からリバイバーと同じ鎌を持ったマーダーがとオルタが現れ近くの戦乙女の頭からコアにかけて鎌を振り下ろす。すると堅牢な守りを持ってるにも関わらず、戦乙女は崩れ落ち、動かなくなった。
「手応えないわねぇ…でも、今までの仕返しにはいいわね♪」
「オラオラァ!死にたい奴から前に出な‼︎」
「な、何で防御が効いてないの…⁉︎」
異変は他の戦場でも起こっていた。
「みんなイガリマは持ったな‼︎行くぞぉぉ‼︎」
「「「うおぉぉぉ‼︎」」」
強化外骨格を纏った正規軍の兵士や一部の戦術人形達が大鎌を持って突撃して次から次へとGolemや他の鉄血を撃破していった。
そう、リバイバーの作戦は補給時にあるだけ持ってきた崩壊液を使い死神にイガリマを大量に生成させてそれらを他の部隊に配って反撃を行うものであった。イガリマの特性上、如何なる防御も意味を成さず、電脳やコアのみを大きく切り裂かれてGolem達は倒れていった。
「あの装備をしてるのから狙え!仲間を回復させるらしいぞ!」
「さすが万能者の開発した装備だ!奴らの防御なんかなんともないぜ!」
「今までやられた分、キッチリお返ししてやるぜ‼︎」
場所は戻り、イガリマの仕組みに気づかぬまま救済者の部隊はEA小隊とリバイバー、特にマーダーやオルタを中心にやられていき、残すは救済者のみとなった。
「そ、そんな…あり得ない…‼︎」
「俺もさっきはそう思ってたよ…こっちの気持ち、少しはわかったか?」
「っ!この…私だって、対万能者のハイエンドなんだ‼︎」
救済者は二種類のビットを飛ばし、手に持った武器でリバイバーに撃ちかかるも、弾が当たる前にリバイバーの姿が視界から消え失せた。
「え?」
「後ろだマヌケ」
テレポートで後ろに回り込んでいたリバイバーはそのままイガリマを振るい、彼女の足を中のフレームのみ斬る。当然支えを失った救済者は地面に倒れこんだ。
「ガァッ‼︎あ、脚が…⁉︎」
「そ〜れ、右腕〜左腕〜ついでにビット♪これでお前さんは何もできない実質ダルマさんだ」
容赦なくリバイバーはイガリマを振り回して両腕をやはり中身だけ斬り、ビットも破壊して救済者の抵抗手段を無くした。
「いくら強かろうが、防御を無視されちゃ敵わないだろ?ま、他人の武器使ってる俺の言えた事じゃないがな…さて、質問だ。お前さんらの開発を計画してたのは誰だ?」
「だ、誰が話すか…!」
じゃあ死ね、とリバイバーは今度は中身のみでなくそのまま救済者の首を斬り落とした。その後リバイバーはなんと救済者の首を拾ってその切断面に手を突っ込んで電脳を引き摺り出すとそのまま握り潰し、残った頭部は何度も踏みつけて潰すと、今度は胴体からコアを引き摺り出し、残った胴体を宙に放り投げてレーザーで吹き飛ばした。
「ワァオ、あなたもソッチに目覚めたのかしら?」
「バカ言え、こうでもしないと復活しそうだからだ。コアの方は持ち帰って解析させる。俺はこれを預けてくるからあとは頼む。死神、お前のおかげで助かった。ありがとう」
「デ、デース…」
さっきの光景に頰を引き攣らせながら死神が返事をするとリバイバーは一度撤退していった。
本部に戻ったリバイバーはグリンダに会いに行き、今の状況を伝えた。
「本当に?今持ち直してるの?」
「今のとこはな。俺もすぐに戻って立て直しを図る。グリンダ、そのコアは絶対に死守してくれ。連中について何かわかるかもしれない」
「わかった!絶対に守るよ!リバイバーも気をつけてね」
グリンダにコアを預けたリバイバーは再び戦場へ戻っていった。
これが死神部隊か…(違う)
Q.他人の武器使って勝つとかプライドとかないの?
A.プライドより命が大事じゃ!byリバイバー
いや、何かないか考えてたらそういえばと思いましてね…向こうと相談して決めましたよ。テレポート持ちのリバイバーとクッソ相性良いなコレ…防衛無視って強いね(遠い目)
救済者は撃破したのでよろしくお願いします…大丈夫かな?
しばらくリバイバーはEA小隊といるので合流できれば多分渡すのでどうぞ〜