前回の出来事から十数分前
「くそ、ここも崩壊してやがる・・・・・・・やっぱりさっきの地震かなんかの揺れが原因か?」
通り魔行為をしてバルカン達から離れた万能者は地下道を探索していたが、先程起きた大きな揺れが原因であっちこっちの地下道が崩壊し、満足に探索できず、目的のものが発見できないという板挟みに若干イライラしていた
「クソ、ここもかよ・・・・・・・道的にはもうあっちしか崩落してないってことじゃねーか・・・・・・・これじゃ目的のもの見つからないかもな・・・・・・・」
そう言いながらその地下道を歩いていた・・・・・・・その時だった
「おっ?なんか開けた場所に出た・・・・な・・・・・・」
大破及ビ機能停止状態ノ鉄血戦術人形ノ上位規格機ヲ確認・・・・・・・回収シマs ・・・・・・
万能者が見たのはその開けた場所で、鉄血ハイエンドモデル『死神』を回収しようとしている正規軍戦術人形の姿であった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
両者の目をあった瞬間、その場は静寂が支配し、その沈黙が数秒間続くことになった
そしていち早く動いたのは
緊急事態発生!!緊急事態発生!!緊急事態発生!!
我々t
ガシッ グシャ
万能者であった・・・・・・・・・
凄まじい速さで接近し、戦術人形の頭を鷲掴み、そのまま握り潰したのだ
「・・・・・・完全に偶然だがこれで確信できた・・・・・・やっぱりここに来て大正解だったな・・・・飛びっきりの見えない厄介事が水面下で潜んでて大きくなっていやがったよ・・・・・・・・・下手をすれば気づかないままとてつもないことになって手遅れになる可能性があったな・・・・・・」
そう言いながら万能者は頭を握り潰されて機能停止した正規軍の戦術人形を見ていた・・・・・・・・・
すると奇妙なことが起きた
その正規軍の戦術人形の全身が崩壊するかのように崩れだしたのだ、
そして後に残ったのが砂のみであった
「もちろんのことのように鹵獲される対策は万全と・・・・・・・あとはアイツらの今回の目的がこの戦いの戦果を掻っさらうことみたいだから・・・・よし、その妨害をすることは確定だな・・・・・・・そしてコイツは・・・・・・・」
万能者はある存在へと目を向けた
その存在は戦術人形達にとっては心臓といえるコアを撃ち抜かれて、機能を停止した鉄血ハイエンドモデル『死神』だった
「・・・・・・・このままアイツらに鹵獲されてえらいことになっても洒落にならないしな・・・・・・・・・このまま連れて行くか、修理すれば何か役に立つかもしれんし・・・・・・・よし、さっきの奴らと合流して撤退を支援に行くか」
そう思い彼女をお米様抱っこで担いでその場を離れた
回想終了
攻略作戦完了から2日後・・・・・・
ガチャガチャ チュィィィイイインン!!
バチバチバチバチ
「ここがあーで、あそこがこーだったから・・・・・・・そこがそうか」
「嘘だろオイ・・・・・あそこまで破壊されたコアを修復してやがるぞ・・・・・・・しかもかなりの速さで」
「確か機密の塊だったよなコアって・・・・・・・鉄血のハイエンドモデルだと更にヤバくなるんじゃなかったか?」
「まぁそこは万能者だしで済む話だな・・・・・・・そんなことより万能者の中身見てみたい」
「「「「分かる」」」」
(・・・・・・・・・・自分で決めたこととはいえ、ついてきたのちょっと後悔してきた・・・・・)
万能者は研究員や技術者の視線の中、鉄血のハイエンドモデル『死神』のコアの修復を進めていた
なぜ万能者が研究員や技術者などに視線を向けられる場所にいるのか・・・・・・・
答えは簡単であった・・・・・・・
万能者がいるその場所はその研究員と技術者達が集まる施設・・・・・・・IOP社の施設なのだから
ちなみにここにきた経緯としては
『すまんがヘリの席空いてるか?今回はお前らと同行する、ちょっと調べたいことがあるからな』
『『『『『え??』』』』』
こんな感じで、一時的に現場と指揮本部、IOP社などがパニックになったのは余談である
「しかしペルシカさんから修理を頼まれるとはな・・・・・・なんかの説得に同行させるみたいだが・・・・・・・まぁとりあえずコイツの修理終わったら、今回の戦いに参加していた戦術人形の戦闘データを見させてもらうか・・・・実際まだアレらの目的と行動がどんな感じなのか曖昧な部分が多いからな・・・・・・・」
後日、『死神』の修理を終えた後、今回の戦いに参加していた戦術人形の戦闘データ見るなどの例の正規軍の戦術人形の戦闘と動向などの調べものを終えた後に万能者はペルシカにこう結論づけた
「あの正規軍の戦術人形、正確にはその中身なんだけどやっぱり俺の・・・・いや間違いなく『俺を生み出した技術関係』のヤツだアレ・・・・・・・『技術』も結構扱えてるみたいだな・・・・・・一体どこの勢力がアレらの設計を手に入れて作ったんだよ・・・・・・」
と・・・・・・・・・・・・
この言葉にペルシカを含む研究員達は一時的に放心状態になったのは言うまでもなかった
・・・・・・その日、戦場の裏に潜んでいたナニカの氷山の一角・・・・・されどその一部が表に晒されることになった
・・・・そのナニカを表現するには氷山の一角というその言葉ですら過小に表現されているかもしれないが・・・・・・・・・・・
資源地帯 廃工場内
そこに正規軍の戦術人形と少数の鉄血装甲人形と思われる存在が集まっていた
任務終了・・・・・・・回収結果:鉄血戦術人形十数機、核撃仕様鉄血戦術人形上位規格機、鉄血ト人類側ノ両軍戦術人形(ダミーのこと)ノ残骸多数、鉄血拠点カラ奪取シタ情報、今回ノ戦闘データ、最重要課題データ・・・・・・・・・・・
被害状況・・・・・・・・戦力ノ5分ノ2ガ損失、5分ノ2ニ少数及ビ中破状態ヲ確認・・・・・・・・・・・損失シタ機体ハ全テ消滅完了ヲ確認
目標最小限ノ達成ヲ確認・・・・・・・コレヨリ1分後ニ到着スル回収機ニ搭乗シ、帰還ヲ開始スル
了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解 了解
後日、G&Kと正規軍共同で資源地帯の探索がされた際、その場からは正規軍の戦術人形どころか、鉄血とグリフィンの戦術人形の一欠片すら見つからなかったという・・・・・・・
そのナニカは静かに消えて去っていった・・・・・・・次の戦いに備えるために・・・・・・・・・・・
ハイ、万能者の爆弾発言と共に今回乱入した奇妙な動きしていた正規軍と鉄血の戦術人形の正体が少しだけ判明でございます・・・・・・
ちなみに死神の修理に関してはそのまま修理しているわけではなく、記憶とかデータなどはそのままに、コーラップス技術や再生能力、偏差障壁とフォースシールドなどその他戦闘機能を一旦全て取り外して、パワーなどもかなり落としてとりあえずの安全を確立させていていて、それでいて尚、人類と人類側の戦術人形を基本的に襲わないように万能者が説得(意味多数複合)している感じです
てな訳で後はoldsnakeさんにぶん投げます
※馬鹿作者がすみませんでした
そして、謎の戦術人形軍団に関しては鉄血の赤ドリーマーや五体満足の人類側の戦術人形などは手に入らなかったものの、ハイエンドモデル「チーフ」と主任砲の残骸や鉄血拠点からデータを奪取したりなど目的を達成しちゃってます・・・・・・
さて今後彼らがどう出てくるのかはお楽しみということで・・・・・・・・・・・・
というわけでコラボお疲れ様でした!!