やはりあの未知の勢力が徐々にこの世界の日常に侵食しているようで・・・・・・・
今回は例の未知の勢力があっちこっちどのような影響力を与えているかの話と+αの話です
??? 室長室のような場所 (いつもの)
「ハァ・・・・・・・・・・・・・・」
◼︎◼︎◼︎はいつものように自分の机の上に両肘を立てて寄りかかり、両手を口元に寄せながらもう何度目かも分からないため息を吐いていた・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・まさかあんなのが動いてたとはなぁ・・・・・・・しかも規模がバラバラだけどあの場所以外でもあっちこっちで動いているみたいだし・・・・・・・」
◼︎◼︎◼︎は机にばら撒かれるように置かれている写真を一枚一枚再確認しながらそう言った
それらの写真には正規軍の戦術人形、鉄血の装甲人形、白い勢力の戦術人形と思われる存在が映し出されており、その中の一枚が◼︎◼︎◼︎の手に取られていた
その写真にはどの勢力の戦術人形とも違う姿をし、見たことない装備をした戦術人形らしき存在が映し出されていた
「・・・・・・・・・・・・・・・どの勢力の戦術人形とは属さない別勢力の戦術人形・・・・・・・それでありながら武装が豊富でどの勢力の戦術人形よりも凶悪な上に数が多いって・・・・・・・やっぱあの『正体不明の文明』の遺産かなんかか?・・・・・・・というかよく撮ったな『カオナシ』共・・・・・・・・・・・・一歩間違えればあっという間に全滅させられるっていうのによくやるなぁ・・・・・・・後で休暇をやっとこう」
そう言いながら◼︎◼︎◼︎はその新たなる未知の勢力の調査と対策を進める方針を固めていった・・・・・・・
鉄血最重要大規模基地 司令部
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鉄血ハイエンドモデルである『代理人』は机に頭を打ちつけるように突っ伏していた・・・・・・・・・
なぜならそのデータにグリフィンによる資源地帯攻略作戦によって受けた被害の大きさ、鉄血のハイエンドの鹵獲、そして正規軍に偽装した正体不明勢力など・・・・・・・どれもこれも代理人の胃を破壊しに来ているとしか言いようがない胃痛の元のラインナップであったからだ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・モウヤダァ・・・・・」
そんな様子をデストロイヤやアルケミストなどの鉄血ハイエンド達は哀れに、そして同情して見ることしか出来なかった・・・・・・・・・・・・
正規軍本拠地 会議室
ズーーーーーーーーーーーーーーーーン
そこは上記の効果音が目に見えるほど空気が重かった・・・・・・・・
「・・・・・・この戦術人形は一体何かね?」(虚ろな目で
「どう見ても我々の戦術人形です、本当にありがとうございました、おやすみなさい」
「寝るな馬鹿者」 ガァッン 「アギャバァッ!?」
「しかも襲ったのがあのS09基地の皆さんというね・・・・・イガイタイヨ・・・」
「モウドーニデモナーーレ」
「アハハウフフアハハウフフアハハウフフアハハウフフ」
「・・・・・・・・誰かあの発狂した二人を精神治療(物理)をやれ」
ガァッ ゴォッン
その映像に映し出されていたものを見る限り己達所属の正規軍戦術人形がしでかしたことを理解した者たちが次々に胃痛や発狂状態に陥っているというカオスな状態であった
「・・・・・・・・皆さん安心してください・・・・これらは我々の戦術人形ではありませんでした・・・・・・・・」
「「「・・・・・・・・なんだ我々の戦術人形ではないのか・・・・・・・・びっくりした」」」
その言葉に安心したのも束の間
「ハイ、調べてみたところ装甲・・・・というか偽装に使われた側に関しては我々の戦術人形を流用していると見られており、中身の方はほんの少ししか確認出来なかったことと証拠となるようなものが全く手に入らないことがあったものの・・・・・現在IOP社にいる万能者からの情報により、万能者の技術が使われた存在であることが間違いないことが分かりました」
「「「「「「「・・・・・・・・why?」」」」」」」
爆弾発言のクラスター爆撃によって会議が更なる混沌へと突き落とすこととなった・・・・・・・・
その後、正規軍の戦術人形が世に出てしまったルートや、大量損失した作戦の洗い出しなどがすることが決まり、今後の未知の勢力の対策が進める方針が決まることになったは別の話である・・・・・・・・
+α(おまけ話
万能者はカフェにいる
ある日、IOP社内カフェにて
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
万能者は遠い目をしていた・・・・・・・
その理由は・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・」(ボ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ)
となりのテーブルにいる放心に近い状態で朝飯を食べているバルカンが原因であった
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エヘヘ」
その様子は凄まじいほどまでに浮かれていた・・・・・・・・・
そしてその様子は普段の万能者なら(何かあったのか?)と少々思うぐらいで対して気にはしないのだが、今回場合、それが万能者にグサグサと突き刺さった・・・・
それは昨日の夜・・・・・・
「うん?なんだこの微妙な振動?」
通路を歩いていた万能者は近くから何やら奇妙で微小な振動を感知し、疑問を抱いていた
「う〜ん・・・・・・敵の破壊工作かなんかだったらヤバいから一応調べてみるか」
そして、その奇妙で微小な振動は・・・・・・
(ここからかぁ・・・・・・個室だから防音にはなってるみたいだが、振動は隠せなかったみたいだな・・・・・・)
その部屋から出ていた・・・・・・
(・・・・・・よし、念のために敵がいるかもしれんから壁から振動を感知して調べてから考えるか)
そうしてその部屋の様子を壁と床の振動から調べ始めた・・・・・・
だが・・・・・・
(うん?・・・・これって・・・・・・・・・・・・)
万能者は徐々に・・・・・・されど確実にその正体を理解していった・・・・・・・・・そしてその正体が理解した時、万能者は己のやったことに後悔した・・・・・・
(あっコレお楽しみにカッコがついて意味深と書いてカッコで閉じるやつだコレ)
他人のお楽しみ(意味深)を自分が覗くということに近いことをしでかしたのだから・・・・・・
「・・・・・・・・・よし、何も知らなかった・聞かなかった・見なかったことにしよう」
万能者はすぐさまその場を静かに誰にもバレないように離れていった・・・・・・
回想終了・・・・・・
そして、その次の日の朝にこの出来事が起こったのであった・・・・・・
そのことを知ってしまったこと、形的には覗きに近いことをしてしまったことなど罪悪感が万能者に突き刺さりまくっていたのだ・・・・・・・・・
その出来事はバルカンが朝飯を済ませてカフェから出ていくまで続いた・・・・・・・・・
尚、万能者はそのことを内面だけにしており、様子など表立ってだしていなかったため誰にも気づかれなかったことをここに記述しておく・・・・・・・・・
ハイ、あっちこっちで未知の勢力がえらい影響を与えているようです(真顔
特に正規軍は生きた心地がしなかっただろうな・・・・・・・・一応偽装だったとはいえ向こうのほうと契約していたことをこちらの方から一方的に破るような形の事件が起きてたもんだから・・・・・・・・そりゃパニックになるな(白目
そして、+αのおまけ話に関してですが、これはあっちの感想で書いた話を少し派生させたような話です
尚、おまけとは言いつつも万能者に地味に結構な精神的ダメージ与えた模様(遠い目