ファニーズとレギオーナーリウスがある任務で突入したとある違法カジノ・・・・・・
何やら異常事態が起きているようで・・・・・・?
違法カジノ 地下部 穴近くにて
突入開始から8分後・・・・・・
そこは一時的な沈黙の空気が漂っていた・・・・・・
周りには無惨にも壊されたスロットマシンとスロットマシンに偽装された自動感知型武装のタレット
豪華であったことを象徴していたシャンデリアなどのインテリアの残骸・・・・・・
明らかに人とはかけ離れた姿をしている怪物と言っても過言ではない姿をしている存在や人間などの血肉や亡骸が床や壁、天井に一種のかなり独創的な芸術的な絵みたいにまき散らされていた・・・・・・
そして・・・・・・
その独創的な芸術的作品の真ん中に彼らはいた・・・・・・
それらは作業服姿の人間、巨大な人型の機械の存在、機械の鎧に包まれた人間など様々だった
「・・・・・・なんだったんだこいつら?なんか狼というか獣みたいな感じで襲ってきたんだが・・・・・・・というか普通に悪魔徘徊してるってどんな事態になってたんだか」
その言葉は彼らがこの騒動の始まりの原因ではなく、突入する前からこうであったことが窺えた
「・・・・・・・・・・・・あーーー・・・・・・こりゃなんかハイになって人格どころか脳みそや本能とかまでケダモノになっちゃってる感じだわぁ・・・・・・なんかのヤクなんかでも決めたんかなぁ?」
「・・・・・・ヤク漬けでもある程度時間がかかるっていうのにこんな短時間でケダモノになるって・・・・・・なんかの煙でも吸わされたってことを考慮すれば・・・・・・こりゃ念のため全員ガスマスク装着させたの正解だなこりゃ」
「あ、こっちに生きてるヤツいる!!お座り!!」
ゴシャッ!!
ギャッワン!!!?
「・・・・・・・・・・・・容赦ねーなオイ・・・・・・オマエ飼ってる犬にもそうしてるのか?」
彼らは想像とは斜め上の状態に一旦体勢を整えて今の状況と起きていた出来事の分析を行なっていた
その結果
・自分達が突入する2時間前からこんな状態であった
・突入した時にはその区画ではすでに『正常な』生存者はおらず、どういうわけか悪魔とケダモノ化していた人間とその辺の偽装タレットとの三つ巴が起きていた
・悪魔に関してはおそらく監禁していたところからこのトラブルで出てきてしまっている
・ケダモノ化した人間に関しては何かしらの薬でそうなっており正常な生存者や悪魔などに襲いかかっている
・これらのことからこの違法カジノはすでに下手な戦場よりも恐ろしいことになっている
それらのことが分かった
「・・・・・・逆を言えばチャンスか・・・・・・・・この混乱下でデータの回収又は消去ができることを考えると絶好の機会だな・・・・・・・・確か目的のものがVIPルームの奥の金庫だったか?」
「はい、今我々がいる場所が地下1階で・・・・・VIPルームのルートはこうです」
それらの状況が分かった上で彼らは任務の続行を決め、再び準備を始めた・・・・・・・・
その時だった
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ガァッン!!ガァッン!!
大勢が走ってくるような音、金属に何かが強くぶつかる音がその階の部屋に大きく響き渡った
「・・・・・・・・・・・・・・・・なぁ?この階の下ってなんだっけ?」
「・・・・・・・・地下闘技場ですね・・・・・無論闇系の・・・・・・・・・・情報によるとここで一番のウリなんだとか・・・・・・更にいえば本来ならこの時間帯だとかなりのお客さんがいるんだとか・・・・・」
「・・・・・・・・迎撃体制!!」
隊長格と思わしき人物の一言によりその場の者達はすぐに騒音の音源である地下につながると思われる巨大な金属ドアに銃など武器を向けた
それと同時に
バゴォォォォオオオンンン!!!
グガァァァァァァッッ!!!
金属ドアは壊されその穴から大勢の人・・・・・否、人の姿をした獣とそれに紛れて人ならざる姿をした存在『悪魔』がなだれ込んできたのだ
「攻撃開始!!少しずつ下がりながらVIPルームに向かうぞ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ
ババババババババババババババババババババババババ
ズドォン!!ズドォン!!ズドォン!!
その大軍勢を向かい打ちながら目的の場所へ向かっていった・・・・・・
その戦いがどんな結末を辿るか・・・・・・・・・・それはこの場にいる誰にも分からない
ハイ、地下から悪魔とハイになってケダモノになった人間の皆様のお出ましでございます(真顔
尚、ファニーズの面々がその最前線になってしまった模様・・・・・・
これ、まだ上からアレが来てないのに着地点はどこへ行くんだろうね(白目
おまけ
A.G.S 正式名称アーマード・ギア・ソルジャー
S.G.Sを完全に戦闘特化させた強化外骨格兵器
変更点としてS.G.Sで必要だった神経接続手術は不要となり全身を鎧で覆っているような姿をしている
そんな様々な変更をした結果、重装甲化、高出力化などS.G.Sとは全く別物の兵器となっており、小型版P.A.C.Sと言っても過言ではないほどの戦闘力を持たせることに成功した
武装としては人間が本来持てないような武装やP.A.C.Sの武装など使用が可能であり、バックパックユニットにより機動力や機能性の向上、武装の充実化が可能となっている
形としてはレッドアイズのSAAに近いものを想像してもらうとわかりやすい