クリスマスのときに万能者は何をやってたのか?そんな話になります
え?、クリスマス過ぎてる?気にするな!!(某魔王感
ズゥーーーーーーーーーーーーーーーンンン!!!!
その場はその表現の文字が現実に現れるほどに重苦しい空気が流れていた・・・・・・
そんな状況を作り出した元凶は・・・・・・
「・・・・・・とりあえず言おう・・・・・・ホントにすまん・・・・・・」
コイツだった
時は少し遡る・・・・・・
IOP社 本社 12月20日 深夜
「さぁて毎年恒例の今年のサンタさん決定クジの時間ですよ!!」
「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオ!!」」」」
カリーナの言葉に大きな歓声が上がった
IOP社では毎年この時期になるとIOP関係で保護した子供や子供型戦術人形達にプレゼントを送るサンタクロースを決めるクジがあるのだ
無論このクジは子供達に内密にされており、この使われている部屋も防音・対電子仕様という徹底ぶりであった
ちなみに今年のサンタクロース枠に入るとサンタ衣装が貰えるのだが、その衣装はかなり際どいものがあるのだが、IOPの変態技術者達のせいであることを付け加えておく
・・・・・・10分後
「皆さんクジは貰いましたか?・・・・・・もらっているようですね!!では早速いきましょう!!クジが当たった人は手をあげてください!せーの!」
『今年のサンタさんだーれだ!!』
その言葉とともに群衆の中からいくつかの手が伸びた
「6人上がってますね!では前に!!」
手を上げた6人は群衆の中から前に出てきた
その時だった
ピシッ!!
全員が固まった・・・・・・その選ばれた6人の一人が想定外すぎる存在だったからだ
空気は重苦しくなったのはいうまでもない・・・・・・
そしてその状況を作り出した存在は・・・・・・
「・・・・・・とりあえず言おう・・・・・・ホントにすまん・・・・・・」
万能者であった
『なにやってんだぁぁぁああああ!?』
防音万全の部屋の中でその叫びは木霊することとなった
12月24日 夜
IOP社 広場
「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」
そこは異様な雰囲気が漂っていた・・・・・・
あるものは正当なサンタの衣装を着ており、またあるものはサンタの衣装にトナカイのツノをつけたもの、またあるものは青少年にはちょっと見せられないような格好のものなど様々いた
だが、皆表情はどこか真顔であった・・・・・・
それもそのはず、彼女たちの視線の先には・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
サンタの着ぐるみのような存在がそこにいたからだ
その存在をそのまま見たならそれはサンタとわかるような姿をしていた・・・・・・だがその存在からはどことなく近寄り難い何かを放っていた
それもそのはず・・・・・・そのサンタは非常にデカかった・・・・・・
なぜそんなサンタのデカい着ぐるみがそこに存在するのか?
簡単に言えばこうであった・・・・・・
「万能者がサンタの格好をする件について」
「・・・・どうする?一応アレ機密の存在だぞ・・・・・・」
「でも一度決まったことを中止したらえらいことになるだろうし・・・・・・」
「とりあえず着ぐるみみたいなのを着せて誤魔化せばいいじゃないか?」
「「「「「それだ」」」」
結果
「「「「「万能者の姿を誤魔化すために頑張って着ぐるみを設計して作ったらなんか世紀末覇者みたいな威圧感を放つレベル大きさの着ぐるみができた件について」」」」」by IOPが誇る変態技術者達
そして、そのサンタの全身着ぐるみ姿の万能者は・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・何も言うな・・・・・」
情けないほど小さな声の言葉を口から発した
彼女達はそのサンタを哀れむ目で見ることしかできなかった・・・・・・
余談だが、子供達へのプレゼントは例年通り行われ、トラブルはありつつも無事に成功し、万能者は無言ながらも案外いい働きぶりだったと言うことを付け加えておく
これは色んな意味でひどい(白目
ちなみに万能者がクジを引くことになった形としては
なんかやってるなぁ→ありゃなんかクジが配られちゃったぞ?まぁこうゆうのは当たりにくいものだしいいか→え?これ今年のサンタを決めるクジ? ・・・・・・まぁ当たりにくいし(ry→ ・・・oh・・・・・・
こんな感じです(遠い目
ちなみにサンタ着ぐるみに関しては2.6mクラスものと思ってもらって構いません
・・・・・・・そんなサイズがズシンズシンとプレゼントを届けに来るサンタクロースの絵面・・・・・・・普通に怖いな(真顔
※全世界の子供とサンタさん本当に申し訳ございませんでした!!
(氷点下氷上土下座