・・・・・すでに『Hell guard tower』が1本真っ二つに斬られて折れての、一本風穴開けられて電気系が焼けて使い物ならないの、残る一本は大穴開けられて風前の灯火状態な件について・・・・・・・・
コラボのみなさんハッスルしていらっしゃる・・・・・・・・・(遠い目
鉄血最終防衛ライン 廃都市
その巨大建造物周辺はまさに激戦地帯であり、その鉄血の通信も苛烈なやり取りが繰り広げられていた
『こちらtower2被害甚大・・・・・第一・第二弾薬庫誘爆によりその近くの武装及び外壁、装甲が損失し巨大な穴が発生・・・・・非常に危険な状態と判断し、応急修理システム及び施設内の戦力を防衛戦力として出撃させる』
『こちらスカウト11、リバイバーがレールガンらしき兵器を使用したのを確認した・・・・・どうやらその兵器がtower2に被害をもたらしたと思われる・・・・・すでにリバイバーとその配下の戦力は移動しており、他のtowerに攻撃しに行ったと思われる十分に警戒せよ』
『了解、tower2はそのまま「実演」を、スカウト11はそのままリバイバーの監視を続けろ、こちらは他のtowerに通達しリバイバーに砲撃するようにしながら撤退交戦の「実演」を行い続けるよう伝える』
『『了解(!!)』』
その時だった
ドガァーーーーーーーーンン!!!
『うん!?何が起きた!?』
『こちらスカウト13!!ルーラー配下のスペクターが何やら巨大な砲身を形成したと思ったら強力なエネルギー弾を発射したのを確認!!tower2はどうなった!!?』
『tower2情報更新・・・・・・・リバイバーの攻撃により発生した穴に強力なエネルギー攻撃が直撃・・・・・ものの見事に貫通し、建物本体に貫通した穴が・・・・・・・既に大半の武装が機能停止し、建物本体も崩壊寸前と判断・・・・tower2を自動防衛モードに移行させ、建物内と周辺の戦力の一部を重要拠点に撤退させる・・・・・・「実演」はなんとか続けてみる・・・・・・他のtowerに報告を頼んだ』
『・・・・・・・了解tower2 ・・・・・・・幸運を』
8分後・・・・・・
『こちらtower2、正規軍の人型大型機動兵器一機が建物の穴に急速接近、防衛に回した戦力も突破された・・・・・・後は頼n ザァーーーーーーーーーーー・・・・・・』
ズドドドドォォオオオオオーーーーーーーーーーンンンンンン!!!!!
『・・・・・・こちらスカウト20、tower2の崩壊を確認・・・・・・』
その報告は鉄血の頼みの綱であった防衛施設の一つの崩壊及び最終防衛ラインに穴が空いてしまったことを告げていた
そしてそれは・・・・・・
『・・・・・・了解、これより本拠地に『Holy Forest』計画実行のカウントダウン開始の通達を送る、各員再度準備の確認を行い備えよ』
『『『『『『『『『了解』』』』』』』』』
鉄血反攻の前触れでもあった・・・・・・
なお・・・・・・
『こちらtower1、『ギルヴァ』と『ブレイク』の接近を許してしまった・・・・・・恐らくこれが最後の通信になると思います・・・・・・後を頼みました』
tower2陥落した後、間も無くしてtower1が真っ二つに切られ、tower3は大穴開けられた上で電気系統を焼かれて無力化された・・・・・・それは最重要防衛ラインは文字通り消失し、拠点までの道が出来上がってしまったも同義のことであった
IOP社 作戦室
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むう・・・・・・」
その大部屋の片隅で万能者は唸っていた・・・・・・・・
(現在までに流れた味方の通信を一回全て整理し直してみたが・・・・・普通に背水の陣で防衛しているようにしか見えん)
万能者は全ての味方の通信(裏方の方も入っており、一部に関しては録音している)などを参照にして調べていたが先ほどと思った通りの内容であった
(これで俺が思ってたことは思い違いだった・・・・・・が、どうにも怪しいんだよな・・・・・・・・・なんかどっかに誘導しているぽいしな・・・・・・)
万能者は考えた・・・・・・考えに考えた・・・・・・にも関わらず、敵がこの戦況をどう変えようとしているのかが全く分からなかった
(もう戦況は鉄血の敗北に近いし、味方は重要拠点・・・・・・うん?)
万能者は自分の思ったその言葉が引っかかった
(・・・・・・・・・・・・まさか・・・・・・すぐに調べないとなんか取り返しがつかない事態になりかねない気がしてきた)
万能者はすぐさまその鉄血の重要拠点に何か怪しい動きがないかを調べ始めた
(思い違いであってくれ・・・・・・)
最悪の事態で、それが進んでいないことを願いつつ・・・・・・
戦場から70kmほど離れた地点 森林地帯
『白い勢力』の大規模拠点 地下にて
救援要請のスイッチが押されてから数分後・・・・・・・・
同じ顔をした幼い少女達は何かに怯えるように部屋の壁の隅に固まっていた
ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ
それもそのはず、押されてほとんど時間が経ってないにもかかわらず、扉をこじ開けようとする存在が現れたのだ
その場合、答えは言うまでもなく高い確率でこの基地を襲った存在だということであった
ガンッガンッガンッ バギャ!!
ガシッ ガシッ
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギィイ・・・・・・・・
とうとう彼女達を閉じ込め、彼女達の心の守りとなっていた扉から手が突き破るように飛び出て扉を握りしめて少しずつ確実にこじ開け始めた
彼女達は更なる恐怖で怯えていた・・・・・・彼女達を守ろうと前に出ているリーダー格の少女も例外ではなく震えが止まらなかった
そして・・・・・・・・
信号発信源ノ部屋カラ子供ヲ確認・・・・・・・スキャン開始
それは扉をこじ開けて入ってきた
その姿は人型でフード付きのマントによって姿形が隠されているものの扉をこじ開ける力と隠れていない部分からみると少なくとも人間ではないことが窺えた
・・・・・・・・・・・・・スキャン完了
子供達全員ノ遺伝子全員一致ヲ確認
鹵獲シタ上位個体トノ遺伝子一致モ確認
サレド武装及ビ改造ナシ・・・・・・
生ミ出サレテ間モナイクローント判断
恐ラクコノ拠点デコノ子達ヲ生産シ、機械化ナドノ改造ヲ行イ上位個体ヲ作ッテイタト思ワレル・・・・・・過去ニ回収シタコノ勢力ノ兵器ト同ジヨウニ・・・・・・
『パラデウス』ノ危険レベルヲ最重要攻撃対象ヘノ繰リ上ゲヲ要請
尚、コノ子達ハ民間人扱イデ構ワナイト判断スル
その存在は無言で彼女達を見つめていた
(上のフォントの文章はその存在の思考みたいなもので口に出していないものと思ってください)
それを彼女達は恐怖で何もすることが出来ずに怯えるしかなかった
その時だった
パシャッ
彼女達の目の前が真っ白になったのは・・・・・・そして、全員そのまま意識を遠のいていた・・・・・・
記憶処置及ビ鎮圧完了・・・・・・
コレヨリコノ子達ヲ運送シ信頼デキル敵勢力ノ施設ニ送ル用意ヲ開始スル
その存在は彼女達を安全な場所へと運ぶ用意を始めた・・・・・・
廃都市 鉄血重要拠点 近く
『こちらタロス1、巨大防衛施設の攻略のための決死隊の参加に感謝する!そのおかげであの巨大防衛施設を無力化することに成功し、最重要防衛ラインの突破することが出来た・・・・・・これより本作戦の最終段階である重要拠点の攻略を開始する!!』
『こちらタロス2、負傷が酷くて戦えない奴は後方に下がって休んだけよ〜ただでさえさっきの戦闘はひどく激しいものだったんだ、後方に下がって休んでもバチは当たらんよ』
『こちらタロス3、重要拠点に関してだが・・・・・・やっぱり結構な戦力がいる・・・・・・どうやら今までの防衛ラインから撤退してきた戦力がそこに集結している様だ・・・・・・ここは重要拠点の司令部と指揮しているハイエンドモデルを叩かないとこの戦いは簡単には終わりそうにはなさそうだな』
『・・・・・・と、いうわけだ・・・・・・戦えるもの達よ!すまんがもう少し一緒に戦ってもらうぞ!』
その通信と共に今回の作戦の最後の仕上げが始まることとなった
ハイ、『Hell guard tower』攻略戦完了でございます
短い命だったな・・・・・『Hell guard tower』・・・・・
まぁそれはともかく次からはいよいよ鉄血の重要拠点攻略戦でございます!
司令部と基地内のハイエンドモデルを無力化すれば、攻略戦は完了でございます
尚、その一方で万能者は色々ととんでもないことをやりつつも鉄血が何かしようとしていることへの糸口を見つけかけている様で?
そして、フード付きマントの一人が白い勢力の子供達にやったことに関してですが・・・・・
メン・イン・ブラックのニューラライザー(正式名称がめちゃくちゃ長いやつ)に睡眠付与したものを使ったと思ってもらった方がわかりやすいです・・・・・絵面は犯罪者に見えますが(遠い目
おまけ1
決死隊編成時 ちょっとしたトラブル
「なるほど・・・・・・君達を送ってきたのはそのジョージ指揮官というわけだな?」
彼らAA-2改のパイロット達は彼女達を見てそう言った
彼女達の体は見るも無惨に損傷だらけで、応急処置はされているものの満足に戦えないと人目でわかるものであった
「は、はい・・・・・・」
「・・・・・・分かった、なら君達は決死隊の後方支援の防衛担当として回ってもらいたい、そこならある程度は攻撃は飛んでこないはずだ」
「・・・・・え?あ」
「大丈夫、ちゃんとした防衛の役目だ」
「万が一そこがやられたら溜まったもんじゃないからな」
「送ってもらったジョージ指揮官には後でお礼を言わないとな・・・・・・」
「「「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」」」
彼女達にはその笑い声は笑っているのに笑っていないように聞こえた・・・・・・まるで凄まじい怒りを隠しているかのように
おまけ2
「・・・・・これまたデッカい風穴空いたもんだ・・・・・」
「・・・・更に広がったなぁこりゃ」
「・・・・・・・・・・チャンスだ!『こちらタロス1!本機があの防衛施設に接近して攻撃を行う!』
「おうおう・・・・・無茶するな・・・・・アイツ」
その後タロス1が操るAA-2改がtower2の大穴に接近し、その部分から己の武装であるミサイル、レールガンなどの武装を撃ち込むことによって肉と皮でかろうじて立っていたtower2を崩壊させることとなった
さて今日で今年が終わりで、来年を迎えることになりますが・・・・・
来年も来年でコイツら絶対に色々しでかすんだろうな・・・・・(白目
・・・・・とりあえず良いお年を!!