前回の話からあっちこっちの小説でコラボの皆さん阿鼻叫喚で何よりです
・・・・・っと頭の中の悪魔がニッコリしております(遠い目
鉄血の反攻の少し前
戦場から43km離れた地点 元白い勢力の拠点
「・・・・・・・・マジか」
H.A.G.S ・・・・・・それの試作型改修仕様のパイロット(部隊の隊長格でもある)は頭を抱えた
白い勢力の小規模拠点の偵察から帰ってきた部下の報告が己達の立場を危ういものであると理解させられるものであったからだ
「つまり要点をまとめると白いヤツらの小規模拠点・・・・・・正確にはここより大規模だったわけだが・・・・・・それがフードマントの正体不明勢力の集団に壊滅させられたってわけだな・・・・・・」
「は、はい!!」
「・・・・・・アカンなここに襲撃する可能性が非常高い・・・・・・仕方ない、各機!!例の装置を使ってすぐにこの戦場から撤退するぞ!S.A.C.SはH.A.C.Sに張り付け!」
『了解!!』
その報告を聞いてから隊長格の判断は早かった
だが、その判断自体は戦況的にはすでに遅かった・・・・・・
「あ、アレ?た、隊長!例の装置が動きません!?」
「コチラもだ!!」
「こっちも動かねぇ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・ああ聞いている、こっちも動かん・・・・・・更に最悪の知らせだ・・・・・・コレはアカンと大元に通信しようとしたが繋がらん・・・・・・どうやらあっちの戦場で最大級にヤバいジャミングを起こすものが使われたらしいな・・・・・・幸い俺らの通信はかなり特殊なものだからほんの短距離なら繋がるようだ」
彼らは撤退が出来ずにこの戦場に孤立したのだ・・・・・・
「隊長どうします!?このままだとフード付きマントの奴ら来ますよ!?」
「・・・・仕方ない・・・・・・最悪の選択肢だが、プランBで行くぞ・・・・・・」
『プランB?(そんなものあったか?)』
隊長の口から次に飛び出た言葉はある意味最適解でもあり・・・・・・
「・・・・・・鉄血と正規軍グリフィン混成軍の戦場の中を突っ切って通信可能地点まで逃げる、コレがプランBだ」
同時にあまりにも危険な賭けでもあった
戦場から70kmほど離れた地点 森林地帯
元白い勢力の大規模拠点
その場所ではフード付きマントの集団が先程到着した追加の戦力を早い勢いで編成していた
どうやらすぐにでももう一つの白い勢力の拠点を攻撃するようであった
その時だった
・・・・・・・・・!!
粒子系統ノ使用ニヨルジャミング・・・・・・及ビ「ネットワーク」ラシキモノノ構築ヲ確認
・・・・・・山岳地帯ノ先ガ発信源トスルト・・・・・・最低半径500kmクラスニジャミング効果アリト推測
対策サレテナイ通信機器ガ使用不可ニナルト想定・・・・・・
結果、我々ニハ効果ハ微々タルモノデアルモノノ、戦場ノホボ全テノ通信機器ガ使用不可ニナッテイルト推測サレル
・・・・・・我ラニトッテ好都合ナ状況デアルト判断
コレヨリ我々ハ予定ヲ変更シ・・・・・・
ソノ戦場ニ乱入シ、実践戦闘ヲ開始スル
・・・・・・それはその戦場に更なる混沌が押し寄せることが確定した瞬間だった
廃都市 鉄血重要拠点 近く
今まで有利だった戦況はひっくり返され、攻める側の通信手段が失われた結果・・・・・・地獄がこの世に現界したと思えるほどの凄惨なものとなっていた
その中でも
ガァァァアアアアアァァァ・・・・・・
ギャアアアアアアアァァァ・・・・・・
グガガガガガガガガガガガガ
その場所は断末魔があちこちから上がるという異様な光景が広がっていた
それはリバイバーがナノマシン『ルーン・パピヨン』を散布したことにより、付着した者の配線やセンサー、フレームをボロボロにされて無力化されていることが原因だった
現在はその散布が終わり、リバイバー達は一回集合していた
「あぁ、身体中がクソ痛い・・・悪いがしばらくまともに戦えそうにないから頼む」
「了解だ。アレだけ派手なモン見せてくれたんだ、鑑賞代としてキッチリ守ってやる」
「あとでやっぱり魂で払えとか言うなよ?そもそも持ってねぇし」
「中々言うじゃないか」
そんな会話がされていたその時だった
ズドォン!
彼らの近くに砲弾が着弾したのだ、そしてその砲弾は・・・・・・・・
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチッ!!
「ガァァァアアアアアァァァ!?」
「・・・・・・・・ッ!!」
「ウォッ!?」
破裂し、それと同時に周囲に凄まじい電撃を放電したのだ
無論、悪魔である『ギルヴァ』と『ブレイク』にはあまり効きはしなかった・・・・・・・・だが
「・・・・・・・・・・・・・・・・」ドサッ
度重なる戦闘と自らがまいたナノマシンによるダメージ、そしてすでに某崩壊技術を使うための崩壊液の残量が少なくなっていたこと、そして人形であることが災いしリバイバーはその電撃によって武装や体の中身の大半を焼かれて倒れ伏した
どうやら崩壊液を使い果たしても完全修復な修復ができず、外と内側両方が大きな損傷を受けた上で気絶したようである
リバイバー無力化ヲ確認
特戦『Golem』隊、リバイバーガナノマシンヲバラ撒イタルートニ修復用ナノマシンヲ散布セヨ
ドォン! ドォン! ドォン! ドォン! ドォン! ドォン!
散布開始ヲ確認・・・・・
現在マデノ『ギルヴァ』『ブレイク』ノ戦闘データノアップロード完了・・・・・
コレヨリ我ハ要注意人物『ギルヴァ』『ブレイク』ト交戦シ味方ガ立テ直ス時間ヲ稼グ
ドォーーーーーン!!
それは突然現れた・・・・・正確には彼らの近くの小さな土の山が爆発するように盛り上がり、そこから現れたのだ
その存在は人型としてはかなり異質な姿をしていた・・・・・・
右腕にはマニピュレーターがなく、代わりに巨大な砲とも呼べる銃がそこには存在しており明らかに戦闘に特化していることがうかがえ、存在自体のその大きさも大きかった、そしてその頭部には一つの目が赤く光らせ『ブレイク』『ギルヴァ』を見ていた・・・
そして左腕には・・・・・・・・
「アイギスの盾」起動・・・・・・・完了
その大きな自身の体を隠せるほどに巨大な盾が存在した
「・・・・・・・・どうやらボスのようだな」
「お次はデカブツねぇ・・・・」
彼らの言葉が引き金となり、その場で激戦が始まることとなった
そしてその数分後・・・・・・・・
「全員ちゃんと動けるかの動作を確認!!どこかおかしい人、完全な修復ができなかった人は後方に撤退して!修復ナノマシンは万能じゃないからね!」
「コチラは完全に修復を確認!」
「こっちは擱座していたBehemahが完全でないにしろ戦闘と可能レベルに修復を確認!!」
「駄目だ!こっちは何人かが部位欠損などで戦えそうにないのが複数いる!彼らを連れて撤退する!」
その僅かな時間でリバイバーのナノマシン、または戦闘により無力化されていた部隊の大半がその後に散布された修復ナノマシンにより立ち直り行動を再開することとなった
更に数分後
コチラ航空部隊・・・・・・戦場上空ニ到達
「『戦乙女』部隊も到着しました!」
了解しました・・・・・では、航空部隊『戦乙女』部隊を混成して4部隊に分け、第一部隊は戦場に生き残っている指揮車両を撃破、第二部隊は逃げている敵部隊への空爆を、第3部隊と共に最重要撃破対象に攻撃、そして第四部隊は敵の臨時の本部・・・・大陸横断鉄道列車周辺の攻撃を開始せよ
・・・・・・「大雀蜂」は第四部隊、「救済者」は第一部隊と共に行動せよ
了解
「了解です!!」
新たな絶望がこの戦場に現れることとなった
戦場から遠く離れた上空
「グガゴォォォォオオオオォォォッ・・・・・・・こ、これが一番早いとは言え、や、やっぱり無理矢理すぎたか・・・・・・・・?」
そこでは万能者がかなりの速度で空を飛んで目的地の戦場へと向かっていた
(でもこうじゃないと追加の戦力の展開とめんどくさそうなやつの撃破を瞬時に且つ同時にできないからな・・・・・・我慢するしかないか)
万能者はそう思いながら周りを確認して目的地を目指して行った
尚、万能者の周りには・・・・・・・・
大陸弾道ミサイルより少し『大きめのミサイル』のようなものが3機ほど並列する様に飛んでいた・・・・・
万能者が到着するまで後・・・・・・・・・・・
ハイ、絶望はまだ終わりません・・・・・・
それどころか泣きっ面に蜂なことが一度、二度、三度もやってきます(真顔
一応万能者は三度の前に来る予定ではありますが・・・・・・
さて、何人更なる地獄を見る羽目になるのかな?(ニッコリ
ちなみに言うのを忘れてましたが、H.A.G.S4機に関して、実はと言うと3機が正式量産型、そしてもう一機があの大惨事を作り上げたH.A.G.S試作型そのものを改修したものだったりします・・・・・・・・
一部の人にとっては遭遇したトラウマ再発ものだなコレ(遠い目
フード付きマントの集団に関しては・・・・・・後でやってくるって感じですね、無論全勢力ジェノサイドって感じで(遠い目
リバイバーや、悪魔二人組のところに関してですか・・・・・・
月光蝶?ならばこちらは逆・月光蝶ぽいものだ!!
・・・・・・の意思で対抗・対策させていただきました(ニッコリ
まぁ酸化ナノマシンがあっちに渡ってたし、悪賢いリバイバーがそれを見逃すはずがないし、コチラも前まではただでさえギリギリ以下な状態で戦力を失うわけにはいかなかったしね?
そうゆう技術が発展するだろうよ、きっと(遠い目
そしてやって来ました泣きっ面に蜂第一号、航空部隊と戦乙女部隊・・・・・・・・
コイツら撤退する敵部隊や広域アナウンスなどで指揮をする指揮車両や指揮施設、敵航空機を爆撃や砲撃、迎撃を容赦なく且つ無慈悲にしてきます
・・・・・・自分で言ってて思いましたが、ある意味コレが慈悲かもしれませんがね・・・・・・・
※嫌な慈悲があったもんだなオイ
無論コイツらめちゃくちゃ強い上でめちゃくちゃ数が多いのでご注意ください・・・・・・
ついでに対万能者用に作られたやつもの投入されてますので(ニッコリ
おまけ
鉄血新兵器
多目的自立思考大型蜂型機動航空兵器『雀蜂』
大雀蜂のデータをベースに量産化の開発をされた自立思考大型蜂型機動飛行兵器
量産化に伴って様々な部分のコストダウンが図られており、『大雀蜂』よりサイズを少し小さく、装甲の減少、一部武装の撤廃などが行われたものの性能を落とさないように偏向シールドなどの新技術を投入することによりコストダウン成功しつつ性能はかなり高めの状態で維持に成功している(それでもコストは普通の輸送機よりは高めではあるが)
また、武装の換装で、輸送タイプ、砲撃タイプ、空戦タイプなどに変更が可能となっておりかなり汎用が高いものとなっている
ちなみに蜂の針に当たる部分の武装はレールガンではなくなったものの105mm機関砲、多連装式ロケットポット、40mmバルカン、レーザーキャノンなどと豊富に武装の換装が可能である
尚、形態変形機能は健在である
特殊量産型鉄血戦術人形ハイエンドモデル『戦乙女』
鉄血の『◼︎◼︎◼︎』が『Raincoat』の最終段階の際に設計・開発が行われた量産型の鉄血ハイエンドモデル
その性能は今までの鉄血ハイエンドとは比べものにならないほどの高性能化され、様々な技術を的確に融合させることによりもはや全く別次元の代物となっている
武装に関しては鉄血ハイエンドモデル『救済者』のデータや今まで確認された万能者の武装・戦闘データ、様々な技術を応用することにより場合に応じての多彩な装備への変更が可能な汎用性を獲得している為、凄まじいほどの装備・兵装プランがあり、様々な鉄血ハイエンドモデルの武装や機能などを使うことが可能となっている
簡単に言えば動きとしては救済者の本体の動き方とほとんど変わらないものの様々なシステム搭載することにより自由度の高い汎用性の獲得と攻撃力と防御力の向上に成功している感じである
ちなみに通常の標準武器として長いヒートブレードと長身の大型レーザーライフル(単発式としてもマシンガンとしても使用可能)を合体させた武器『ロング・ブレード・キャノン』が使われている
(まんまガンダ○のロング・ブレード・ライフルである)
また、本機には特殊なインターネット『ユグドラシル』構築システムの小型が搭載されており、鉄血戦術人形やハイエンドモデル(コレらは対策後に開発・改修されたものに限るが)の電子・戦術補助などの支援を非常に強固にすることができるようになっている
まさに味方には救いの女神、敵には悪魔と言える存在と言えよう
尚、この計画で傘ウィルスに関しての戦略・戦術面の使用を全面撤廃をすることが確定していることも付け加えておく
姿形に関しては鉄血ハイエンドモデル『救済者』を踏襲しており、人工皮膚が機械的な皮膚のパーツに置き換わっているような感じになっている
(いわばロボ娘(全身機械版)みたいなのを想像してもらえると分かりやすい)
尚、この機体が開発されたと同時に『救済者』も同じ機能搭載の為の改修が行われることとなり、かなり強化されることとなった
おまけ2
A.D.W.S強化プラン
『サイクロプス』強化プラン「アイギスの盾」
サイクロプスに大型盾『アイギスの盾』を左腕に持たせた兵装強化プラン
攻守防衛大型武装盾『アイギスの盾』
サイクロプスの身体の大半を隠せるほどの大きさを持った武装盾
頑丈性・対弾・レーザー・爆発性・対ナノマシンなどは非常に脅威的なものであるが、この盾の特徴として特殊なレーザー攻撃防御武装と高性能センサーアイがいくつも搭載されており、グレネードやミサイル、飛行兵器系の迎撃能力を獲得した上で、攻撃にも転用可能と言う、まさに手に持つ要塞というべき代物である
無論盾自体がかなりの重量であるため、扱いこなせるようにサイクロプス自身もホバー機能・飛行能力・更なる高出力化などの強化がされている
『大雀蜂』強化プラン「女王蜂」
『大雀蜂』が『雀蜂』達のリーダー機としての能力を持たせる強化プラン
『大雀蜂』自体に『ユグドラシル』を応用して作られたシステム『フェロモン』を搭載することによって『雀蜂』達の管理・指揮能力を獲得させている
また、『大雀蜂』自体にも課題であった防御力が強力なシールドや偏向障壁を採用することによって強化されている
『救済者』強化プラン「戦乙女の鎧」
『救済者』の強化プラン・・・・・という名の新形態
初期型重武装重装甲形態とはまた違う形態の強化プラン
形としては『救済者』本体に西洋甲冑を模したような追加装甲を全身の姿を隠すように貼ったような姿をしており、それにより本体の防御力の向上が行われているように見える
実際対弾・レーザー・爆発などの頑丈性がかなり向上しており、それでいて機動力と運動性の低下も起きていない
武装としてはロング・ブレード・キャノンと対レーザー・実弾の中型盾をメインにしており、背中部に自律誘導ビットボム(ファンネルミサイルみたいなもの)、スケアクロウの小型ビットを参考に開発した小型攻防支援機「ピクシー」が6機付いている形となっている
結果的には火力と装甲などの部分が初期型重武装重装甲形態から減ると言う形にはなってしまったものの機動力・運動性・自由度などがかなり高くなっている
おまけ3
粒子ナノマシン修復システム
特殊対策戦力大隊『Raincoat』に先行的に試験導入された技術
今まで鉄血が弱い方の戦術人形と兵器を使い捨て前提で運用していた中で、「◼︎◼︎◼︎」が前もって開発していた技術で、その時はコスト面の問題が解消できなかったものの、逆崩壊液技術が持ち込まれたことによって修復ナノマシンの開発に成功、この技術の実践投入を実行できるようになった
欠点としては大きな部位欠損などの再生(その辺はまだ手動でくっつけるなどになる)や、電子攻撃により破壊された人形・兵器の蘇生などがまだ出来ないものの広範囲にばら撒くことによって、低コスト且つ高い効果、そして広い範囲で味方の鉄血のみの修復が可能となっている
現在装備されているのは効果的に散布が可能とされている、専用装備の『Golem』と『雀蜂』である