危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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今回は大規模コラボ回の戦い終わり直前と後日談となります


今回色々と反省点が非常に多かったのですが皆さんのおかげで無事(?)に終わらせることが出来ました・・・・・


かなり先の方になるとは思いますが、もしまたコラボする際は反省点の修正などをしっかりやった上で皆さんと楽しめるようなものにしてみようと思っています


大規模コラボに参加してくれた作者の皆さん本当にありがとうございました!!



大きな事の後の事後処理は大体めちゃくちゃめんどくさいことの百鬼夜行状態である(大規模コラボ

戦闘終了から数十分後・・・・・・

 

「コレでお別れだな」

『ああ、お別れだな』

 

正規軍のAA-2改のパイロット達とFUNNYS達は別れようとしていた

 

『と言っても今回のことで今後どうなるか分からん状況だしな・・・・・・ひょっとしたらあんたらと協力する可能性もないことはないかって感じだな』

「・・・・・・一応テロリストの傭兵ではあるが実力も技術力もあるみたいだしな・・・・・今の俺らじゃ手に負えないのは目に見えてるしな・・・・・ほんとどこでそれ手に入れたんだか・・・・・・」

『そこは企業秘密とノーコメントって事で』

 

そんな他愛のない会話を繰り広げつつもその時間はやってきた

 

『じゃあ、今度会う時は敵でないことを祈る』

「そもそもお前らテロリストだから、次あったら高確率で逮捕案件だと思うがな・・・・・・ただそう願いたいものだ」

 

 

 

その日その戦いで、各勢力に甚大な被害が出ることとなり、しばらくの間どの勢力も立て直しに追われることになったのはいうまでもなかった

 

尚、FUNNYSに関してだが、少人数であったことが幸いしたのか、多少の被害はあれど死傷者なしだったことを書き加えておく・・・・・・

 

 

鉄血防衛ライン破壊作戦から二週間後・・・・・

 

 

IOP社 特殊個室にて

 

「・・・・・・なんかおかしいとは思っていたが・・・・・マジか」

 

万能者は今回の戦いで手に入れたフード付きマントの残骸や使用していた武器の解析を行なっていた

 

その結果ある意外なことが分かったのだ

 

 

「コレら全部劣化版だ・・・・・技術不足なのと鹵獲対策でか、動くところや制御する部分などをかなりギリギリのラインまで意図的に削ってやがる・・・・・・・アイツら先の先の先ともしものもしものことまで考えてやがる・・・・・・・・・そうだもんなコレが技術劣化版じゃなければ俺らあっという間に蜂の巣か灰だもんなぁ・・・・・・」

 

それらの兵器は万能者が見れば、自らの知る兵器からかけ離れ、意図的に改悪された劣化版だったのだ

 

「・・・・・・多分もし自壊が不完全もしくは機能しない場合で俺に鹵獲されて解析されることなどの最悪な事態も計算と戦術に入れてたんだろうな・・・・・・・だとしたらアイツらは最低限かつ最大限、リスクも最小限でこっちの戦力削りと情報・データ取りに来てたってことか・・・・・・こりゃアイツらの情報がほんの僅かぐらいしか掴めないな、こういう時『pawn』の設計が優秀すぎるのが腹立つな・・・・・・・・・一応手に入れたデータでこっち側の戦術人形の強化プランの反映ぐらいには使えそうだが・・・・・・今回の戦いであっち側敗北してるから対策・強化をやってきそうなんだよな・・・・・・マジで腹立つなこうゆうときの『pawn』の設計の優秀さ」

 

その後、その解析結果は正規軍とG&K社に提出され両者を頭を抱えさせ、鉄血との共同戦線案を更に考慮する事態となったのはいうまでもなかった

 

尚、今回の戦いの報酬は基本的に損害の補修の形になり、正規軍から出るはずだった報酬は自軍の被害のこととあって無くなることになり、一部というか大半を阿鼻叫喚の地獄に叩き込むことになったのは別の話・・・・・・・

 

 

 

人類未踏地区 ????

 

データ損失率70%・・・・ソノ損失データカラサルベージサレタデータモ10%未満・・・・・・・

 

・・・・・・・損失シタデータノ大半ガ通常戦闘デアルコト、最重要戦闘データノ損失ハホボナイコト、原因ト思ワレル超常現象データモ僅カナガラモ確保完了、回収データノ量ガ非常ニ膨大デアルコトナドガ不幸中ノ幸イト判断

 

回収・サルベータデータハ全テ完全特殊保管完了

 

特殊データ06ヲ解放・・・・超常現象対策システム構築・開発開始・・・・・・・

 

通常・最重要戦闘データヲ『pawn』『knight』『wizzard』へノ反映強化ヲ開始・・・・・・・完成率ヲ更ニ上ゲル

 

更ニα・demonトノ戦闘データ、敵ノ電子強化システム観測データ、ソノ他規格外ユニットトノ戦闘データ、『pawn replica改 type「hero」』ノ戦闘データヲ元ニ次期対規格外・上位者存在機体開発ヲ開始

 

『戦略級兵器群』ノ開発ヲ解禁、開発ヲ開始スル

 

 

・・・・・・・最後ニ敵ノ戦術・戦略データノ解析シ、コチラノ動キ方ノデータモ反映、対策データヲ製作開始スル

 

 

 

・・・・・・・・・・・・全テハ戦イニ勝チ、戦イノ後ヲ生キルモノノ為ニ・・・・・・

 

 

それは何を意味しているのかはまだ分からない・・・・・・

 

 

だが将来、彼らがまた我々の元へ現れることを示していることは間違いなかった

 

 

 

 

 

 

小話1

 

戦闘終了からほんの僅か少し後

 

「ギャアアアアアアアァァァァァァッ!!!!!!????」

 

バルカンは恐怖し、絶叫した

 

本来なら目に見えないはずのものが偶然に見えてしまったのだ・・・・・・

 

なおその見えざるもの達はどういうわけかバルカンを弄るかのようにその周りを囲んでいた

 

「・・・・・・・・うん、コレ俺なんとかしたほうがいいやつだよな?」

「私達には何が起きているのか見えないのでお願いします・・・・・・」

 

偶然その近くを調査の為に来ていた万能者の説得により見えざるもの達にその行動をやめてもらうことができたのだが、少しの間バルカンは幼児退行レベルの精神的トラウマを負うことになってしまったのは別の話・・・・・・

 

 

 

小話2

 

戦闘終了後、IOP社帰還時

 

M16とSOPは恐怖していた・・・・・・

 

万能者に連れてこられた先でその恐怖の存在を目撃したからだ・・・・・・

 

その存在は外見年齢は18歳ほどの少女の姿をしており、髪は黒のセミロングで正面から見て右前髪一部を黄緑色に染めておりヘッドセットを装着し、首元はスカルスカーフを巻いており、リブ生地の衣装と左腕にはグリフィンの紋章入りスカーフでペンらしきものを巻き付けていると言う衣装を纏っていた

 

・・・・・簡単に言うと、M4A1が二人の視線の先で笑顔で何かをやっていたのだ

 

だが、二人は理解していた・・・・・

その少女の笑顔を作る感情の正体を

 

二人は見逃さなかった

笑顔で綺麗に隠されてはいるものの、その目に宿るものを

 

二人は見た、否見てしまった

彼女の手に持つ物体を・・・・・・

 

そして、それでフルスイングでバッティング練習する姿を・・・・・・

 

 

それは 野球のバットと言うには あまりにも大きすぎた

大きく ぶ厚く 重く そして 大雑把すぎた

それは 正に 鉄塊だった

 

さらに それには 名前が 刻み込まれていた

 

『お尻粉々棒』と・・・・・・

 

 

M16とSOPはすぐに逃げた、コレから起こることを理解したからだ

 

だが

 

ガシッ ガシッ

 

判断が遅すぎた・・・・・・万能者の手によって捕らえられたのだ

 

 

そして・・・・・・

 

 

ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!

 

ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!

 

 

「「ギィィィィィィャアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!????」」

 

ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!ズゴォォォォォーーーンッ!!!!!

 

 

その日、IOP社で二人の絶叫と何かを叩く音が何度も、何度も響き渡った・・・・・・

 

そして、万能者はその光景を現実逃避をしながら全力で見て見ぬふりをしたのは言うまでもなかった・・・・・・

 

 

 

 




正体不明勢力の強化関係に関しては例の怨霊達によってデータの損失が起こったことにより「通常戦闘」機体の「大幅」強化は防ぐことが出来ました・・・・・・・ただ厳重に保管していたのかどうかは不明ですが万能者や悪魔などの規格外系の戦闘データはほぼ無傷で残ってしまったために「対規格外系」機体に関しては大幅強化することになってしまいました・・・・・・・更に言えばほんの僅かながら超常現象(怨霊)データが残ってしまった為に時間はかなり掛かるものの対策データの開発を開始してしまいました・・・・・・・

今後コイツらが出てくる際かなりの厄介ごとになるのは確定です

まぁコチラもコチラでコイツらの正体の一部が万能者の手によって判明したのである程度ではありますが対策は取れそうです

小話関係に関しては一言・・・・・・

・・・・・・想像したら筆が走ったんだ・・・・・・・・・・・・

※ ・・・・・・ノーコメントで(真顔


おまけ

フード付きマントの正体

「pawn replica」

万能者が鹵獲した残骸を解析した結果、判明したフード付きマントの正体

万能者曰く「俺が知っている機体ではあるが、技術不足や量産性向上、鹵獲対策などの理由だと思うが中身や機能が削られ、かなり性能を落とされていて、リーダーユニット以外の性能は元の性能の3割行くか行かないかの性能、リーダーユニットは4割、対俺仕様に至っては5割いかないくらいな感じになってる・・・・・・というか姿隠しのマントで使える武装・兵装・装備などが減ってそこから更に弱体化している」とのこと

尚、何故万能者を作った技術がその存在達が持っていたのかは未だ不明であり、今後もこの機体強化版やその技術で作られた存在が次々に出てくると想定されている

余談だが、元の『pawn』に関しては万能者曰く「自分の基礎設計部分の祖で、設計が優秀を通り越して卓越の域で、自分の今の状態じゃ『基本勝てない』上にめちゃくちゃ多くの耐性持ってるため、多分オカルト系と魔力系などの特殊攻撃がほとんど効かない」とのこと

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