危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

14 / 205
今回はoldsnakeさんの作品「破壊の嵐を巻き起こせ!」とコラボする前夜みたいな話です。試作型機龍さんの「G&Kの猟犬」にも少しリンクしてます。

なおその道中がえらいことになる模様(いつものこと


oldsnakeさん本当にありがとうございました!!



あといつのまにかUA3000以上とお気に入り30以上を達成していました。皆さん本当にありがとうございます‼︎


海外のB級映画っていかにもフィクションって感じがするのが多いけど実際に起きたら本当にシャレにならないのが多いよね ※コラボです

某所 とある廃屋 ある存在からかなり離れている場所

「久々に偵察機飛ばしてみたらなんか巨大な物体があるなと思ったら・・・・・・なんだこりゃ」

『万能者』の持っている端末には巨大な物体が写っていた。

「大体横50mぐらい縦25mぐらいってところか、えっと見る限りあっちこっちに武装がついてるな・・・あっあそこに継ぎ目があるってことはなんか格納してるみたいだな・・・おそらく戦略兵器か巨大アームってところか?」

 

※冷静に分析しとる場合か

 

「まあ分かるとしたらこれぐらいだな・・・・・・さてと格納式フライトシステムの調整を続けないと・・・・・これあんま使わないから色々と調整不足だしな・・・せめて緊急時に簡易的な空中戦ぐらいできるようにしないとな・・・・・・いつかヘリなどの飛行兵器と戦う可能性があると考えると本当に準備しとかないとまずいしな・・・・・・」

 

1時間後・・・・・・

「あとはここのエネルギー回路を調整してっと・・・よし、これで簡易的な空中戦ぐらいなら可能になったな、とは言っても調子が良くなったと言えないから基本は徒歩だな・・・・・・まぁ備えあれば憂いなしだしな、さてと廃屋に置いておいた飯をそろそろ食べますk」

その言葉を言い切れなかった。目の前の廃屋が大爆発したからだ。

 

「・・・・・・え"っ?」

そこに残ったのはもはや廃屋があったという証拠すら消え失せた焼け野原だった・・・・・・

「アレ?飯は?一晩休む予定の場所はどこに行ったかな?」

ドガァーーーン‼︎ ドガァーーーン‼︎

やや現実逃避気味の『万能者』を答えるかのごとく、周りが爆発した。そのことでこの爆発が砲撃によるものであることが『万能者』には分かった。

「・・・・・・もしや」

そして『万能者』が端末を見直してみると、そこに写っていたのは・・・・・・『周りに砲撃しまくりながら墜ちていく浮遊要塞』と『それに攻撃する攻撃機などの飛行兵器群』があった。

「 えっと・・・・確かマルドゥークだっけか?アレの計算してみると・・・・・・・・・」

その時、一瞬だけ周りは時が止まったかのような空気が襲った・・・・・・

 

「・・・・・・ルート検索完了、武装管制システムオールグリーン、攻撃対象『浮遊機動要塞』とその防衛行動を引き起こさせたと思われる勢力・・・・・・飯の邪魔をしてくれた奴に地獄すら生温いものを見せないとな・・・」(ドス黒い声で黒いオーラを放ちながら

 

その場所に『改造者』という嵐の次に『厄災』が来ることが確定した瞬間であった・・・・・・

 

 

 

 

 

某所 浮遊要塞墜落地点からそれなりに離れている場所

そこには戦闘が繰り広げられていた。

「鉄血も必死だなこりゃ・・・」

「ええ、おそらく「改造者」を捕獲するのが目的なんでしょうが・・・・・・その途中で我々と遭遇するのは不運としか言いようがありませんね・・・」

「だな、我々も試作反物質炉を取り戻さねばならぬのでな・・・気の毒だが殲滅だな」

否、戦闘と呼ぶには一方的に鉄血が押されている状態であった。

「くそぅ、どこかが動くと思ったが、まさか正規軍が動いていてさらに遭遇してしまうとは・・・・・・このままじゃまずい・・・」

もはや風前の灯に等しい戦力を指揮するスケアクロウはこの状況を打破できる方法を考えるが、良案が浮かばなかった。

「チェックメイトだな」

「⁉︎し、しまった‼︎」

スケアクロウの視線の先には正規軍の戦車がその砲を向けていたのだ。これで鉄血の部隊は壊滅の一途を辿ると誰もが思った・・・・・・

 

 

「邪魔だぁああ!!!」(ドゴォオオオ‼︎‼︎ ドガァーーーン‼︎

「「「「・・・・・・え"っ?」」」」

砲を向けてた戦車が蹴飛ばされて廃墟高層ビルにめり込まされることでその考えは遠い彼方に消え去ったが

「「ば、万能者‼︎⁉︎」」「「や、厄災‼︎⁉︎」」

「「「「なんでこんなところにいるんだ‼︎⁉︎」」」」

呼び方は違えどその突然現れた存在によって両陣営は同時に混乱を引き起こした

さらに鉄血は幸運で正規軍には不運なことが起こる

「敵対対象と判別、反撃を開始します。」

「ま、まずい‼︎⁉︎」

正規軍の自律戦術人形がその攻撃により『万能者』を敵対対象と自動認識してしまったのだ、そしてその反撃が『万能者』に牙をむいた、否、むいてしまったのだ。

 

「だから・・・・・・俺の通り道の邪魔をするなって言ってるんだろうが‼︎‼︎」

バキッ‼︎ゴギャ‼︎メキャ‼︎ドゴォ‼︎チュドーン‼︎グギィ‼︎

そこには正規軍の自律戦術人形が『万能者』の素手と蹴りによって無力されていく光景があった。

「「ええ・・・・・・」」

正規軍の指揮官達はこの現実離れした光景を見て、呆れるしかなかった。

 

 

 

 

「・・・・・・アレ、確か最新式の自律戦術人形でしたよね?」

「・・・ああ、そうだな」

「それが全く相手にされずに素手と蹴りで一方的に殲滅されましたね・・・・・・」

「・・・ああ、そうだな」

「そしてさっきの戦闘のどさくさで鉄血にも逃げられましたね・・・・・・」

「・・・ああ、そうだな」

「さらにヤツが向かっていった方角って確か浮遊要塞墜落現場でしたよね?」

「・・・ああ、そうだな」

そこには死屍累々の光景が広がっていた。幸いにも被害にあったのは自律兵器のみだったため、死者がいなかったのは不幸中の幸いだった

 

 

「「撤退しようか」」(二人とも真顔

 

※正規軍の皆さん本当にすいませんでした

 

 

この日正規軍と鉄血の両陣営は浮遊要塞墜落現場の調査を『厄災(万能者)』の手によって断念せざる得なかった。なお、その情報は両陣営に伝わり両陣営とも対策に追われることになるのだが、別の話である。

 

 

 

 

「くそ、さっきの邪魔の対処に時間かかった!現場に急がないと‼︎現場に関係者が残っていればいいのだが・・・・・・首を洗って待ってろよ・・・俺の飯と休憩場所を吹き飛ばしたヤツらめ・・・」(ドス黒い声で

 

 

『厄災』が迫っている。その名の通りさまざまな勢力に『厄災』をもたらしながら




おまけ①スケアクロウの撤退後の様子

「コワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイ」
「大変だ⁉︎スケアクロウ様が『厄災』恐怖症が再発した‼︎」
「またですか⁉︎衛生兵‼︎衛生兵‼︎」
「確か最初の『厄災』被害者・・・・・・ご愁傷様としか言いようがありませんね・・・」



たぶん普通に謝れば大丈夫なんです。なお殺気立った姿に恐怖をせずにその行動できるかは別とするが

oldsnakeさんあとはよろしくお願いします。焼き土下座の用意は出来てますんで(すでに焼き鉄板の上で正座してる

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。