本当にあかん、モチベーションが上がらない・・・・・
マジで1発何かしら起きないと本当に書くのが進まない(滝汗
尚今回話的はあまり進まないちょっと簡単な話になっています
大規模作戦から数ヶ月後
崩壊液・放射能重度汚染地帯 特定監視区
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドガァーーーン!!
バシュッ! バシュッ!
ズドォーーーン! ズドォーーーン!
そこでは戦いが起きていた
その地区では汚染地帯の中でもE.L.I.Dが非常に多く、そして動きも非常に活発であることから正規軍で厳重に監視されている場所でもあった
そしてそのE.L.I.Dの大群が人類が居住できる残り少なくなっている環境、その境界線を守る拠点に向かって進撃をしていたのだ
その大群の中にはE.L.I.Dの中でも、とてつもなく危険であるD型が数十体以上も確認されている緊急事態だった
そう、『だった』のだ・・・・・・・
ギィヤヤァァァァァァァ!!?
グシャッ!
ズドォン!! ズドォン!!
グキャッ!!
そこには正規軍を蹂躙するE.L.I.Dの光景ではなく、逆に正規軍がE.L.I.Dを蹂躙する光景が広がっていたのだ
正規軍も決して少なくない被害が出ているものの、E.L.I.Dの大群と戦う際の対価と考えればとてつもなく安いものであった
その日、その戦いはE.L.I.Dの大群が全滅することによって終わりを迎えることとなった・・・・・・・
特定監視区 正規軍境界線防衛拠点
「指揮関係は問題なく働いてたな・・・・・正規軍の戦術人形を効果的に動かせているからこの辺は問題なしと判断して良さそうだな・・・・これで想定で「条件付き」ではアレらの2個中隊クラスとある程度は渡り合えるな」
そこでは万能者がそう喋りながら作業をしていた
「ただ・・・・・・・・やっぱ正規軍の兵器の火力、特に戦術人形クラスの火力が足りてないな・・・・戦車とか機甲系に関しては問題はないけど、それの細かい部分を守る戦術人形の補助がなぁ・・・・・・・・敵の数が多ければ多いほどジャイアントキリングができるっていう戦法がある上に勝ったら勝ったで負けたら負けたで学んで強くなってくるってアイツらの性質が厄介にもほどがあんぞ・・・・」
万能者が今回の結果と反省点を整理している中で・・・・・・・・
「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」
正規軍の関係者たちは終始口をあんぐりと開けて呆然としていた
呆然としている理由、万能者がここにいる理由は簡単だった
この戦いに直接は参加していないものの、万能者自身が作り上げた「試験者万能兵装」とその他兵装を含んだ数体をその戦場に出撃させることによって一枚噛んでいたのだ
時間は少し遡る・・・・・・
正規軍の戦力が例の大規模作戦によって減少しており、その煽りが人類生存可能地区と汚染地帯との境界線を守る拠点にも受けている中でE.L.I.Dの大群が接近していると言う緊急事態が起こったのだ
それも自分たちの戦力を増援に出すのが間に合わない上に、協力者の大半がこの時に限って別の任務で出払っているという時に限ってだ・・・・・・
これ以上にないほどの緊急事態に正規軍は凄まじく慌てた、様々な対策や意見などを絞り出しはするものの効果的ではないものばかりで八方塞がりな状況に陥ろうとした時
「・・・・・・・・・・・そういえば万能者って今どうしているんだろう」
「それだぁーーーーー!!?」
その一人の幹部の言葉にその会議の全員が叫んだ
因縁や過去の過ち、プライドなど全てを捨て去ってまでも救いの存在がいたことに気が付いたのだ
そう思い立ったら行動は早かった
そして、その協力要請に万能者は・・・・・・
「・・・・・・色々と丁度過ぎて、こっちがビビったよ・・・・・・・・・分かった、ちょっと実験的部分が混ざることになるが協力をする」
条件付きではあるが協力を受け入れたのだ
その結果が今目の前の現実であった
試験者が正規軍の戦術人形と兵器群を指揮して挙げた成果があまりにも破格であったのだ
形的には想像を絶するほどの良い成果だったのはいいことであったのであろう、されど正規軍はその結果を手放しでは喜べなかった
なぜなら・・・・・
「・・・・・万能者が用意した奴らめちゃくちゃ指揮うまかったな・・・・・・・・俺らよりも正確、冷静かつ大胆に」
「・・・・・・・・うん、ミリ単位レベルでの戦術操作をしてたなぁ・・・・・一部のD型を戦術人形の部隊だけでやってたなぁ・・・・・しかも被害をめちゃくちゃ最小限に尚且つ数体ヤってたし」
「・・・・・・・・・・遠回しに俺らの指揮が下手くそってことだよな、この結果・・・・・」
「・・・・・・・・・・更に万能者のさっきの話聞く限り、アレで例のヤツらの2個中隊クラスを条件付きで渡り合えるって? ・・・・・・・・どんだけやばいんだよ例のヤツら」
「・・・・・うん、泣きたい」
「「「それな」」」
その結果が正規軍の指揮能力低さと対策不足そして、pawnに対する戦力と対策の低さを物語っていたからだ
この件の収束後、正規軍は戦力の補充及びpawn対策の強化に力を入れることになった
なお余談であるが、
「・・・・・・・・ところで万能者さん?あの試験者でしたけ? ・・・・・・・・アレのを二・三機ほどこちらにも譲ってもらえますか・・・・・?、無論タダとは言いませんので・・・・・・・・」
「あーー・・・・・・・・悪い今回の戦闘に出した先行量産分はちょっと例のヤツらに学ばれたら不味い、もしくはすでに手に渡っていると思われる特殊なものの調査ために別のところに送る予定なんだ・・・・・・・・それにアンタらに渡すヤツは特段レベルの調整したヤツじゃないとアカンと思っているんだ」
「・・・・・・・・前者はともかく、とりあえず後者の理由を聞きましょう・・・・・理由は?」
「今回戦闘に出した試験者はどちらかと言うと指揮向きの兵装じゃないからな、いや向いてはいるんだろうけど役割が多すぎて行動の複雑化が起こる可能性がある・・・・・・だったらアンタら専用の兵装機体を作れる形になるわけだ・・・・・・・・それにアンタらに生半可なもの渡したら碌なことが起きる可能性が高いからな、パラデウスだっけか?その辺のスパイとか変なのとかがアンタらの組織に入り込んでいるって噂じゃないか・・・・・・ならそれ相応のブラックボックス化と対策システムの搭載などをしなきゃ危ないじゃないか」
「・・・・・・・・・・・・・ドウモスミマセンデシタ」(後半の正論に土下座
こんな会話があり、正規軍の試験者導入は先の話になることとなり、その腹いせか八つ当たりかは不明であるが、正規軍に蔓延り隠れている様々な勢力のスパイを血祭りに上げるが如く大捜索兼掃討が行われたのだが、それは別の話である
ハイ、てな訳で今回は正規軍テコ入れの話みたいな感じです
尚、その八つ当たりという名のスパイジェノサイドにパラデウスや過激派はまだしも、国家局や国連のスパイすらも巻き込まれると言うね・・・・・・
結果的にそれがどのようなものをもたらすのかは不明だけど色々起こるんだろうな・・・・・・(遠い目