危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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今回は地下突入する話です。なおこの地下様々な勢力が入っていっているという地下・・・・・・何も起こらないはずもなく・・・




地下道探索って現代では色々な要因でできないけどそれを破ってでもやりたいロマンが隠れてるよね

某所 廃墟街 道路

「BLACK WATCHか・・・・・・浮遊要塞が防衛行動を起こす要因となった組織の存在が分かったのはいいが・・・かなり戦力あるようだなコレ・・・今は何もしないが、会ったらオハナシリスト候補に入れとくか」

『万能者』は今後の予定をまとめながら道中を歩いていた。

 

「しかし・・・・・・怒り狂ってここまで来てしまったけど相当走ってきたから体のあっちこっちにガタや損傷箇所ができてきてるな・・・今度整備しないとな・・・っとこの辺なんかヒビだらけだな・・・なんかかなりの衝撃くらった崩落しそうな感じだな・・・」

ヒビだらけの地面を見ながら歩いていたその時だ

ズドーーーン‼︎

 

「・・・・・・なんでフラグを速攻で回収してるのかな?」

そこにはビルの瓦礫が地面に落ちてきたのだ。その衝撃で地面のヒビが広がり・・・・・・万能者の地面ごと崩落したのだった

 

「なんでかなァァァアアア‼︎⁉︎」

 

 

 

 

 

ズドドーーーーン‼︎‼︎

 

「くそ、格納式フライトシステムを使って上がろうと思ったけど落ちてきた瓦礫が絶妙に邪魔で避けるので精一杯だったよ、コンチクショウ‼︎」

『万能者』は体から瓦礫や埃を払いながら立ち上がり周りを見回す

 

「コレは・・・・・・地下鉄の駅か?上は・・・・・・・・・ダメだこりゃ高さもあるが、あの瓦礫、ビルの倒壊した際に落ちてきたやつか・・・穴が絶妙に塞がってるなありゃ・・・・・・」

その言葉通り落ちてきた上の穴は埋まっており、瓦礫の隙間から微かな日光が差していた。

「迂闊に強硬手段に出ると生き埋めになりそうだし・・・・・・出口を探すしかないかな?とはいっても・・・駅の出入り口は塞がってるから地下鉄の線路から行くしかないみたいだな・・・・・・よしならすぐに実行するか。まああまり厄介なことが起こらないことを願いたいな・・・」

そう言いながら『万能者』は微かな光がかかっている場所から地下道あるとされる暗闇の中に入っていくのだった。

 

 

 

 

2時間後・・・・・・

「・・・・・・・・・ねえ、なんでこうも早くフラグが回収されるのかな?俺今日に限ってなんでこうも運が悪いんだ⁉︎本当にシャレにならんぞコレ!

『万能者』は愚痴っていた。その姿はあっちこっちに返り血を浴びており、その後ろにはELIDの亡骸が大量に散らばっていた。

「まさかミュータントの巣窟を通ることになるとは・・・くそ、早めに出ないとまためんどくさくなるぞ、こりゃ・・・・・・っとなんかかなり広いとこでたな、かなりでかい駅かなんかかなって、なんだありゃ?」

その視線の先には動く大きな肉の塊のような存在が2体ほどいた。その存在を見た万能者は・・・

「うわぁ・・・グロいなありゃ・・・昔データベースで見た生物兵器レベルランク3のやつを思い出す・・・・・・」(余談だがレベル最大は5レベルです)

思い出したのがよほど嫌な記憶なのか、ため息を吐いた。

 

「とりあえずあれをなんとかしないと先に進めないことには変わらないし・・・腹をくくるか」

その言葉と同時に万能者は手に持っている武器で肉の塊のようなものに攻撃を開始した。しかし・・・・・・

「アレ?なんか攻撃を気にせず突進してきてない?」

レーザーによる攻撃は一応効果はあるようだがそれを気にせずに肉の塊のようなものは攻撃をしている万能者に向かってきた。そしてある程度近づいた瞬間、体を伸ばして大きな口で噛み付いてきたのだ。

「イィ‼︎⁉︎なんだこいつ⁉︎体を伸ばしてきた⁉︎」

間一髪避けるもすぐに別の個体が攻撃を仕掛けてくる。

「ぬおォォォオオ⁉︎コイツら巨体に似合わず結構速い!そして硬いってどんだけだよ・・・」

万能者は一旦距離を取りながら分析をしていた。

「分析した結果アイツらに有効な兵器は・・・・・・地下ではあんま使いたくないやつばっかだな・・・工夫して使うしかないな」

万能者はそういうとアサルトライフル二丁とも背中のバックパックになおして、レーザーキャノンを取り出そうとしたその時だ。

 

肉の塊のようなものが体のあっちこっちを損傷させるほど体を伸ばしてきたのだ。

 

「えっ、あ、これ避けられん」

万能者はそのままその存在の口に噛み砕かれ・・・・・・

「だったら力でごり押しじゃぁああ‼︎‼︎」

なかった。腕と脚と体で無理矢理つっかえさせたのだ。

 

「ぬおおおぉぉぉぉ‼︎メチャクチャ力強いなコイツ⁉︎だが、コイツ自ら弱点を晒してくれるとはな・・・・・・」

そういうとサブアームのミサイルランチャーを肉の塊のような存在の口の中に入れたのだ。

「さて・・・口の中のクリーニングのお時間でございます。代金はいりません。さっぱり綺麗になりますよ♪」

その言葉を発したと同時に口の中にミサイルを発射したのだ。

その結果は風船を限界を超えてまで膨らませたらどうなるか、それ同じくらい明確であった・・・・・・中からの爆発に体が耐えきれずに破裂するように爆散したのだ。なおその爆風をもろに受けながら万能者は排出された。

 

「・・・やっぱりこういう奴は内部の攻撃に弱いってお約束だな・・・・・・イテテあと一体残っているのに油断はできないって、え?」

万能者の視線の先にはもう一体の肉の塊のような存在が真っ二つに切り裂かれていた。その亡骸の上には見覚えのある存在が立っていた。

 

「ヒサシイ ナ ツワモノ ヨ」(ニッコリ笑顔

「・・・なんでアンタがいるの?」(内心冷や汗ダラダラ

 

 

30分後・・・・・・

 

その暗闇の中を歩く存在が二ついた

一つは鉄血からは「厄災」、人類側から「万能者」と恐れられている存在。そしてもう一つは両者から「蛮族戦士」と呼ばれその強さと蛮勇を恐れられている存在であった。

 

「マサカ フタリ シテ マヨッテ イタトハ ・・・・・・ キミョウ ナ ミチビ ヲ カンジル ナ」

「感じたくねーよ‼︎この野郎・・・・一応ここから出て次会うまでは休戦協定だからな!」

「アア ワカッテ イル ワレ モ マダマダ オマエ ト タタカウ ニハ チカラ ガ フジュウブン ダ ・・・ サレド ツギ シアウ トキ キタイ スルガ イイ 」(ニッコリグロ笑顔で

「あっうん(今決めたコイツと二度と戦いたくねー‼︎‼︎)」

 

何はともあれ奇妙な共闘をすることになったのだが、彼らはまだ知らない。この混沌なる地下には様々な勢力が混在しておりそれらと会うことになろうとは・・・・・・

 

「・・・ところでお前何食ってんだ?」

「コレ カ ? サッキ ノ クライシモノ ノ ニク ダガ ?」

「・・・・・・深く考えないでおこう」




万能者自身の目?は暗視もできるため、夜間にも強い設定になっています。フラッシュバン対策も万全です。なお蛮族戦士もなぜか夜目がいい模様

余談ですが今回出てきた肉の塊のような存在は、ぶっちゃけて言うとELIDのD型です。参考資料を簡単にでも調べたんですが……自然増えていく簡単なG変異体って考えるとやばいなこりゃと思いました。ちなみに蛮族戦士の言ってた喰らいしものはこいつのこと

地下行き二人?案内よろしくお願いします。

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