本当にどエラい戦況のど真ん中に放り込まれてしまった4人組の運命はいかに?
今回は事態が少し動き出します
人類未踏査区画前 汚染地帯 廃鉱山都市 廃市街地
廃墟中型ビル 一階倉庫内
ヘカトンケイルの一体が突然真ん中から縦に綺麗に真っ二つにされる
その出来事はその戦場にいたパラデウス、そして隠れて見ていた鉄血3人を唖然とさせるのにあまりに十分すぎたものであった
「ちょっとすまん、気になったところあるから拡大するぞ」
万能者は気になった部分を確認するためにすぐさま動き出した
その気になった部分は真っ二つにされたヘカトンケイルの上空に現れた紅い光
その正体を確かめるべくその部分の拡大を行った
そして映し出されたものは
「・・・・・・赤い刃の刀?」
「赤というより・・・・・・紅?」
「・・・・・・とにかくどういうカラクリかは不明ですがアレが何かやったのは間違いなさそうです」
紅い刃の大型の刀を持つpawn replicaだった
3人が様々な感想を言う中
「oh・・・・・」
万能者は理解した、その存在の脅威を寸分の間違いなくもなく理解した
正確にはその紅い刃の大型の刀のヤバさを理解したのだ
(・・・・・・アイツらいつの間に『ドラゴンブラッド』を手に入れたんだよ!?そしてそれを生体兵器ではなくよりにもによって武器の材料にしやがった!!!)
何があったかは定かではないが、pawnを使う勢力はその『ドラゴンブラッド』を手に入れ、偶然かどうかは不明だが『万能者がある存在と交わしたドラゴンブラッドの使用可能基準』を見事に引っかからない使用方法を選び抜いたのだ
そして、それは良いことでもあり、同時に悍ましいほどに悪いことでもあった
(アカン アカン アカン)
万能者が内心で慌てるのも無理もない
この件で天変地異の大災害が起こることはないと言えるのは間違いなかった・・・・・・だが、それは使用可能基準を満たし、その存在からその力を使う許可が下りたとも言えることだった
それもあの存在達の力の鱗片を使えるということでもあった
そうこうしてる間に戦場の方の戦況は変わっていった
残った3体のヘカトンケイルとその後ろにいた戦力はその上空にいる紅い刃の大型の刀を持つ存在に向けて総火力で迎撃を開始したのだが
ビュッ
ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ ズバァッ
「「「「・・・・・・oh・・・・」」」」
その迎撃を一切受け取らずに逆にその礼を返すと言わんばかりにその動き回る姿をカメラで捉えることができないほどの速度で動き回りながらパラデウスの兵器群をバラバラに切り裂き散らしていった
残っていた三体の異形の巨人すらも細切れに・・・・・・
それはまるでよく切れる刃物のついた突風が戦場に吹き荒れているかのようだった
「残りの巨人も一瞬でバラバラにされちゃったね・・・・・・」
「・・・・・・戦場であんな化け物と戦いたくねぇな・・・・・・もっとも他のやつが過去に似たようなのとは戦ったらしいが」
「少なくともアレに対処できるのは今の鉄血には不可能に近いことだとしかいえないですね・・・・・・」
「・・・・・・まぁ戦況は決したみたいだし、これ以上ここに留まるのはそろそろ危険と考えたほうがいいな・・・・・・それじゃ出る準備をs」
そう言葉を言いながら画面から目を離そうとした時だった
映像に映し出されている、前線の敵を殲滅し終えた直後の紅い刃の大型の刀を持つpawn replicaと目があったのだ
ゾォッ
「「「「!!!??」」」」
その瞬間、その場にいる四人に強烈な寒気と恐怖が襲いかかった
どういう理屈かは分からないもののその寒気と恐怖は間違いなく気づかれたと理解させるのに十分過ぎる材料だった
「ッ・・・・・逃げるぞ!!」
万能者がそう言い彼らが行動に移すまで数秒も掛からなかった
それほどまでにヤバい事態であることを全員が心の底から理解していたのだ
ズガァッン!!
そうこう言っている内に彼らは倉庫の出入り口であるシャッターを粉砕して
その僅か5分後
ドガァーーーンンッ!!!
ドガァーーーンンッ!!!
ドガァーーーンンッ!!!
ドガァーーーンンッ!!!
ドガァーーーンンッ!!!
万能者達が隠れていたビルを中心にその周囲を砕き、焼き尽くすほどの砲弾の雨が降り注いだのだ
「やっぱ気づいてやがった!?」
「マジでどうやって気づいたんですか!?対策もかなりやったはずなんですが!?」
「そんなことよりどこに逃げるんだ!?」
「ヒエエエーーー!!」
「とにかく都市から脱出するぞ!!さっさと出るなら高速道路から出るのが一番だ!!」
その大量の爆発音はデスレースの開始の合図となったのだ
「ぎゃーーーー!!? ヤクッチ!?アイツらバイクで追ってきた!!」
「いや対応はえーよ!!?別働隊かなんかでもいたのか!?」
戦火はその場にいたもの達すべてを巻き込みさらに燃える勢いを高めようとしていた・・・・・・・・
ハイ、お約束の撤退戦でございまする(白目
ちなみにアーキテクトはビークのバイクの後ろに乗ってる感じでございます、髪の白い姉さんな感じで
何はともあれヤバい奴らが追いかけてくる中、万能者達は生還することができるのか?
次回をお楽しみに!
紅い光の正体
紅い刃の大型の刀を持つpawn replica?
pawn replicaの上位個体と思われる機体
過去の大規模作戦で現れた超大型刀持ちの上位個体と似た役割を持っていると思われる
違う点を挙げるとすれば、性能が格段に上がっていること、背中にブースターパックらしきものとそれを経由して甲冑の大袖を模したような可動式の防御装置が4つ装備されていること、そして一番の特徴が持っている武器が紅い刃の大型の刀になっていることであり
ヘカトンケイルを『空間消滅式攻勢防御システム』を無視するかのように真っ二つにしたり、カメラが追いつかないレベルでまるで消えるようにして動きまくりながら敵を切り裂き尽くしていることから万能者によると「ありゃ空間を切ってやがる・・・・・その上機動力が凄まじすぎて一時的に虚空に消えやがってる」とのこと
その為、この存在の前では既存の防御関係・感知関係などが全て無意味になってしまう可能性が非常に高い
尚、刀は右手にあると書いたが、左手の方には刀を収容する鞘を持っており、それを腰や背中に取り付けることができる模様
万能者曰く「多分、敵側の規格外な存在に対抗するために作ったとは思うが・・・・にしてもとんでもないもん作りやがったなぁ・・・・・・・今後、多分だけどアレらに似たようなものが増えてきたら倒せない存在がいなくなる可能性が非常に高くなるなぁ・・・・・・・」とのこと
自分ハ何故ソコニ隠レテイルモノガイルト分カッタノカ
ソレハ自分デモ分カラナイ
タダ、刀ガ教エテクレタ
アリ得ナイトハ思ウガソンナ気ガシタノダ
「この世界で初めてあなたとのルールを満たした使い方をしたものが現れたからサービスしちゃったわ♪」
「アンタなぁ・・・・・・」(真顔