危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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今回は久しぶりに◼︎◼︎◼︎の率いる部隊の話です。

尚またとんでも部隊が出てくることになる模様(遠い目

皆さんも風呂敷は広げても取り返しがつくぐらいにほどほどに・・・・・・


ジョ○ンズな宇宙人のCM見てると世の中いろんな人がいろんな働き方をしてるんだなと思う今日この頃……

人類人権団体過激派本部 会議室

「グリフィンへの反撃行動はことごとく失敗、挙げ句の果てには最高戦力の戦車部隊と機甲兵部隊も失う、さらには大規模な基地が壊滅するとは・・・・・・その上現在の問題が「ファニーズ」と本隊が確保している重要補給路がグリフィンの攻撃を受けていると・・・」

その会議室は空気が重かった。それもそのはず最近の作戦はことごとく失敗、戦力も激減しているのだから。

 

「どうするんだ、コレ・・・もう反撃は不可能だし、グリフィンには王手がかけられかけてる状態、さらにいうとスポンサーも見放しかけてる・・・・・・」

「・・・・・・なんとか設計図を提供させてもらって量産用に性能を低下させたP.A.C.Sを増産させているが・・・奴ら対策方法を見出したのか、撃破されることが多くなってしまったしな・・・・・・」

「・・・・・・もうどうにでもなーれ☆(某AAみたいに)」

「大変だ!正気を失ったやつが出たぞ!?」

「正気を戻れ馬鹿!」(バギィ‼︎‼︎「たわば‼︎⁉︎」

そんな混沌とした会議が繰り広げられている中

 

(むう・・・・・・もう少し引き抜きをしたいが・・・これ以上欲を出すと沈む事が確定している船と運命を共にすることになりそうだしな・・・・・・でも必要な人材はギリギリまで集めたい・・・どうしよう)

◼︎◼︎◼︎はこれからのことを考えていた。なお運命を共にする気は無いが

 

「なあ、◼︎◼︎◼︎どうにか方法はないのか?」

え"?(ちょっとまて、なんで俺に話をふる?)」

その言葉に会議にいる◼︎◼︎◼︎以外の全員が◼︎◼︎◼︎に目を向けた。その目は蜘蛛の糸にもすがるような悲しい目だった。

「・・・・・・(はぁ・・・しょうがない脱退の準備の方はちょっとずつ進めるとしてギリギリまで足止めするのを続けることにするか)分かりました・・・」

「「「おお!」」」

その言葉に会議室の空気は少しだけ軽くなり、策は◼︎◼︎◼︎の判断で決まることになった

 

「ただしあんま期待しないでください・・・・・・ファニーズだけでは前線を支えきれない以上せいぜい長くて半年、短くて三ヶ月くらい持たせるぐらいのヤツしか出せないですから・・・」

(((それ普通に凄いような気がするのだが?)))

 

 

 

人類人権団体過激派補給線近くの戦場

 

そこは人類人権団体最後の砦とも言っても過言ではない補給線があり、そのことはグリフィンも把握しており日々激しい戦闘が起きていた。だが、その戦線も徐々に人類人権団体過激派の方が押され始めていた。

「おい!グリフィンの戦術人形が防衛ライン突破しかけてるぞ!」

「うお⁉︎やべあそこかなり脆くなっているところじゃねーか⁉︎」

「P.A.C.Sを増援に出せ!俺ら『ファニーズ』は敵の前線指揮してるところを叩いてくる!」

「「り、了解‼︎‼︎」」

「くそ、敵も大体俺らの対策を考えてきてるな」

 

その日は何とか防衛に成功するも戦力が削れていってるのは明白だった。

 

その日の夜 人類人権団体過激派 補給線防衛司令部

「損害状況は?」

「俺らは7割はまだ戦えるが、P.A.C.SやS.G.Sなどもそろそろ整備をしないとまずいし、何より本隊の方がかなりヤバイ・・・・・・劣化量産型P.A.C.Sや戦車などがまたかなりの数が減ってる上に戦えるヤツがまた減ってる」

「そうか・・・・・・このままだと撤退を考えないとな・・・大将の方に連絡は?」

「連絡はしてます。撤退して逃亡の用意か、このまま増援出して時間稼ぎをするか悩んでるって聞きました」

「そうか・・・大将も大変だな・・・・・・」

明るいとはいえない現状で今後の行動を考えているその時だった。『ファニーズ』の一人の隊員が扉を強く開けて入ってきた。

 

「隊長!大将が増援を送ってくれるそうです‼︎」

「なんだって?それは本当か⁉︎よしこれで防衛ラインを立て直すことができるな・・・」

その明るいニュースに彼らは沸き立った。

 

「ところでだが、大将はどこの部隊を増援に送ったんだ?」

「それが・・・・・・(ゴニョゴニョ)」

「「「「・・・え"?」」」」

 

 

 

15時間後・・・ 補給線近くのグリフィン前線基地

 

それは突然のことであった。

「なんなのアイツら⁉︎敵明らかにキチガイじみた動かしてるんだけど⁉︎」

「大変‼︎司令部の壁が穴を開けられて侵入されたよ!早く支援に行かないと⁉︎」

その基地の司令部を防衛していた戦術人形達の視線の先には・・・

 

「オラオラ‼︎作業の邪魔だ‼︎邪魔するんだったら達磨にするぞオラ!」

「お前らさっさと急げ‼︎急がなかったらケツにコンクリートハンマーブッ刺して体ガタガタさせっぞ!オラ!」

「「「ウッス‼︎‼︎」」」

どう見ても工事現場で見るような現場作業員が集団で基地に襲撃をかけていた。

その中にはP.A.C.SやS.G.Sをつけているものがいるがご丁寧に目に入りやすいところに安全第一と文字が貼られていた。

 

「なんなのアイツら⁉︎全員銃持ってない癖にメチャクチャ強いんだけど⁉︎」

「ちょっと待って?弾幕避けてくるんだけど⁉︎」

キャアアアアア‼︎⁈ぶ、武装が⁉︎」

「うそでしょ!?前衛のSG部隊とSMG部隊の武装がバラバラに解体された⁉︎」

「指揮官から撤退命令が出ました‼︎基地を放棄して撤退です‼︎」

 

50分後グリフィンが基地を破棄することにより戦闘は終わることになった。

 

 

 

占拠したグリフィン基地にて

「今日の作業終了‼︎お疲れさん‼︎明日は基地改装するからな‼︎」

「「「ウッス‼︎お疲れ様でした‼︎」」」

その言葉を最後に去っていく謎の作業員集団を尻目に『ファニーズ』は・・・・・・

「「「・・・・・・なんか複雑だ」」」

複雑な心境であった

「・・・アイツらある意味現代戦争を否定したような戦い方するからな・・・・・・とりあえずこれで補給線は確保したし、部隊の補給が受けられるからいいが・・・・・・」

 

「「「「なんか、納得がいかねぇ」」」」(真顔

その言葉はその周辺に静かに響き渡った

 

その後グリフィンが戦力を立て直し、占拠された基地を取り返そうと戦力を送るも要塞化した基地に大苦戦することになるのだが別の話である。尚クルーガーが胃痛に、ヘリアントスは合コンに行けなくなるのもテンプレ通りに起こったことも伝えておく

 

 

 

 

 

 

???からかなり離れた廃墟 深夜

「うん?なんか複雑な気持ちの電波やら嘆きの電波などが遅れて来たような・・・・・・気のせいか」

 

そこでは『万能者』が何かの調整をしており、その何かは見た限りでは人の形をしていた。

 

「やっとこいつが格納システムから取り出せたからな・・・・・・ちょうどよくアレがちかくにあるし、そろそろ視点を変えて調査しないといけないなと思ってたしな・・・・・・本当にちょうど良かったよ」

万能者は廃墟の窓から見える光景を見ながらそう呟いた。その窓から見える光景には

 

 

クリスマスツリーの装飾のようにあっちこっちが光り輝く大都市の姿がまるで文明の象徴として表しているかのように映っていた

 

 

「できればうまい飯や情報なども手に入ればいいな」

 




おまけ 増援に出した謎の作業員集団の部隊の正体
レギオーナーリウス
◼︎◼︎◼︎が信頼している特殊工兵部隊で、『工作重視』(ここ重要)で編成された部隊である。特徴としては部隊員全員が『銃』を使わないということと練度と連携が凄まじいこと、技術力が正規軍顔負けであることなどで、ある意味ドールズフロントラインの世界観を投げっぱなしジャーマンでぶん投げている存在である。
今までの戦果としては最前線を一夜城で要塞化してメチャクチャ強固にしたり、廃墟街をあっという間に大規模拠点に改装したり、拠点襲撃であっという間に施設設備を掌握したり、一部の部隊員は起動している戦車3両を一人で解体して無力化できる奴がいるなどヤバイのが多い
『ファニーズ』の隊長曰くアイツらと戦う際は『戦術人形を含む機械全般』で絶対に戦っちゃあかんとのこと
尚なぜ安全第一の文字とマークをいれているのかというと、今は亡き日本では建築や作業技術が凄まじかったということを聞き、ゲン担ぎで部隊マークにしたとのこと・・・・・・部隊名はローマ関連なのに
※お前ら世の中の現場作業員の皆さんに謝ってこい

ハイ、いつも通りのやばい奴らです。さらに言うと一部例外はあるけど機械全般の天敵です。ハッキング(物理や電子両方)や解体してきます。
なお人類人権団体の思想に関しては全く気にも留めてない模様


次回は万能者大都市に行くの巻になります。
尚厄介ごとは勿論起こる模様

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