色々と大変だった戦いもいよいよ後日談、万能者は何を掴んだのか
色んな謎がそれなりに明かされる
それでは本編をどうぞ!!
万能者緊急捜索作戦から十数日後・・・・・・
当初の目的もなんとか達成されたことやそれ以外の方面からのトラブルの被害も最小限にとどめられた上でパラデウスなどの敵対組織に大打撃を与えられたこともあって事後処理や調査などはスムーズに進められていた
だが、そんな良い結果を吹き飛ばすが如く更なるとてつもない問題が今回の作戦で判明してしまっていたのだ
IOP社 会議室
そこでは指揮官と研究員、正規軍軍人達、今回の作戦の参加者などがとある情報と今後の対策のために集まっていた
『おそくなってすいません』
若干の機械音声感のある声と共にその部屋に入ってきた万能者に視線が向けられた
その身体は装甲がほぼ全て剥がされて中の骨格も新たなものになっているということと声が機械音声のようなものになっているということから、想像を絶するほどのダメージを受けた上で修復がまだ途中の段階であるということが見受けられた
その事実でとてつもなくヤバいことが起きていた気づいた者たちが戦慄する中で件の重症者は会議室の前の部分に立つと
『とりあえずぶっちゃけて言います、この件『世界大戦勃発クラスにヤバい』』
「「「「「「!?」」」」」」
初っ端からストレートに爆弾発言をしたのだ
「世界大戦クラス!?」
「何処とやる気なんだ!?というかそこまでヤバいのか!?」
「いや、まぁ・・・・・敵が例のあれだって聞いてたからそれぐらいになるとは思っていたが・・・・・」
様々な反応が出る中で万能者は続けて話した
『そっちの混乱と反応も理解はできる・・・・・ただ、コレマジです・・・・・俺もそうであって欲しくなかったなぁ』
どことなく遠い目をしていた万能者を見て「あっコレ想像以上にアカンやつだ」とその場にいる全員が現状を理解せざる得なかった
「・・・・・つまり、あなたの技術・・・・・あなたと同型を使っている勢力が判明したってことね」
現状の情報と万能者の言ったことを照らし合わせて出てきた疑問を聞くべくペルシカは話を戻す形でその質問を出した
『ああ、例のあれと最初に戦った際に直接クラッキングしてすげぇ痛い目にあったが、それ相応の情報を得ることに成功した』
「そ、そうだ!それが分かっているならまだ対策ができるかもしれない!」
「条件次第では国連に支援を・・・・・」
『・・・・・遺跡』
「「「「「「・・・・・・・・・・え?」」」」」」
万能者の言葉にその場にいるものたち全てが固まった
『遺跡だよ・・・・・正確には遺跡の一つで今も生きているシステム・・・・・・『独立自律式遺跡防衛システム機構』ってところだな』
その言葉は彼らに更なる衝撃を与えた
それは1つではあるものの『遺跡そのもの』がこちらに攻撃を仕掛けてきていると言っているようなものであったからだ、それも万能者を作り上げた文明の技術の一部と万能者の同型機と思われるものを使ってくるという最悪過ぎる形で
『まぁコレに攻撃される発端に関しては人類側の自業自得な部分が多いみたいだけどなぁ・・・・・・多分、第三次世界大戦時に核攻撃や崩壊液兵器を防衛システムがあった場所にやっちゃってその衝撃で再起動しちゃった系だ』
「「「oh ・・・・・・」」」
全員が思わぬ形で人類の過去の清算が来てしまったことに頭を抱えた
『・・・・・・更に言えば、その時に即攻撃じゃなくて戦力増強や地盤固め、こっちの戦力調査及び鹵獲などの潜伏行動をやってるから滅茶苦茶頭が回るタイプだこりゃ』
「・・・・・・・・・・・・そりゃ、世界大戦も頷けるわな」(真顔
『その上、そのシステムの中枢に例のあの存在を組み込んでいるから倒しにくいし、逆にこっちがやられる可能性が高いからなぁ』
「「「oh ・・・・・・」」」
そんな絶望的なことが次々と判明していく中で
「そろそろ聞きたかったんだが・・・・・万能者、オマエの正体・・・・・設計思想を言って欲しい・・・・・それで例のあの存在の対象法が少なくとも分かるはずなんだが」
その言葉で目の前の存在・・・・・・『万能者』という言葉に隠れた存在の正体はなんなのかと心の奥にしまわれていた疑問が様々な者達から湧いてきたのだ
『あーー・・・・・・まぁ誰もが思っていることだと思うし、俺も情報集めててようやくある程度確信を持てたし言っておこう・・・・・・・・そもそも俺は遺跡文明で作られた存在じゃない』
「「「「「・・・・・・・・・・・・え?」」」」」
あまりにも予想外すぎた答えに全員が固まった
『ただし完全に無関係ではない、というかめちゃくちゃ大有りだ』
「「「「「?????」」」」」
『これまたかなり複雑かつややこしい感じなんだよなぁ』
参加者たちが頭で?マークの嵐が起きているのを尻目に万能者は話を続けた
『大体遺跡文明が健在だった時代、おそらく滅ぶそれなりに前あたりかな?・・・・・・ちょっと前に遺跡調査の際にとあるものを発見していてな、まぁコレは一部の者には知っていると思うが』
そう言いながら映像としてそれが映し出された
「これは・・・・・・長方形の輪っか?」
(これって過去の異世界での作戦の際に万能者が通ってきたってやつじゃ・・・・・・)
「・・・・・・ひょっとしてどこ○もドアみたいなやつ?」
『まぁ一部が言っている通りコイツは世界と別世界を繋げるゲートだ・・・・・・そんで今回の調査で見つけた遺跡からゲートはなかったが、そこにあったと思われるゲートの使用記録とその結果を見つけることができたんだ・・・・・・まぁ当の遺跡はだったものに成り果てちゃったけどな』
「「「「oh・・・・・」」」」
貴重なはずの遺跡がなくなったことに一部のものが頭を抱えた
『まぁあったわ、そのデータに例のヤツらしきものがそのゲートから回収された記録が・・・・・』
「「「「oh ・・・・・」」」」
『っと、まぁそういうわけで遺跡文明と俺関係の技術との関係・・・・・『複雑な事情の末に漂流して遺跡文明の手に渡ったあの機体』が根源の正体だったわけだ・・・・・ちなみに俺の方は行き先不明のランダムワープ先の調査・探索が目的で今回のこれはマジで偶然なヤツだ』
更なる衝撃的な言葉に誰もが言葉を失うしかなかった
『まぁそんなわけで・・・・・あ、そう言えば『万能者』という名前がぴったりすぎて、自分から言ってなかったな・・・・・正式名称は『機人』複合技術型万知万能式調査・探索仕様機『ε-017-0024』だ・・・・・・自分で言っておいてなんだがやっぱ『万能者』って名前の方が簡単かつ俺の製造のコンセプトがほぼそれだからしっかりくるな・・・・・・今後正式名称を無理して使わなくてそのままでもいいぞ』
「「「身も蓋もない!?」」」
『まぁともかくこれからの行動は全勢力の敵になっているのが遺跡防衛システム・・・・・・『独立自律式遺跡防衛システム機構』をどうにかこうにかとめることで、それには例のアレ・・・・・・俺の同型というか、初期量産最終試験機にあたる、謂わば俺の祖に当たる機体だな・・・・・・それと遺跡と俺らの技術を混ぜてたり、再現したりした技術にどう立ち向かうってことだな』
「「「「・・・・・・oh」」」」
ここまでの数々の衝撃発言のラッシュパンチで精神がボロボロになっているところでトドメのその言葉にほぼ全員が世界名作劇場の例のあのシーンが想像しながら頭を抱えるしかなかった
尚余談であるが
「そう言えば、お前自爆装置を起動してたけどアレって・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・例の機体の件の後で付けられた、技術が渡ってはアカンとこに渡るのを阻止する為に本体が特定の条件下で起動不能になったら自動的に作動するヤツ、更に効果が国どころか星壊滅レベルの』
「「「「オイ!?」」」」
『・・・・・・・・・・・今回それが盾になってくれたみたいでヤツらも手出しが出来なくなったのだが・・・・・・マジでごめん、想定外なのもあったけど完全にそう設定されてたのすっかり忘れてた』(滝汗
滝汗をかくのを幻視するレベルで焦った万能者を尻目に協力関係の存在がしれっとヤバいことをしでかしたこととやらかしかけたことに全員からツッコミがいられたのを付け加えておく
その日の夜
万能者の自室
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
万能者は無言でキーボードを叩きながら今まで調べていた情報などを整理していた
カタカタカタカタカタ・・・・・・
『・・・・・・・・・・間違いなく完全に偶然だが、一応こっち側の責任もあるからって思って協力したが・・・・・・ここまでアカンとは思わなんだ・・・・・・・・・・色々ありまくる上にこっちからはまだ出せないのや、そもそもまだ分かってないのが入り混ざってるから本当情報共有が大変だよコンチクショー・・・・・・』
どうやら万能者も万能者でかなり苦労しているようであった
『・・・・・・それにしてもだ』
そう言いながら万能者はとある書類に目を通し始めた
『遺跡の文明がコイツを手に入れたってことは間違いなく例の船があそこのどっかで生きているのは間違いなさそうだし、遺跡の方も間違いなく技術を多少なり手に入れてるはずだ・・・・・・下手をすればパラデウスとかにその技術が渡っている可能性があるな・・・・・・だが、一番な問題はそこじゃない』
そうして例の機体が映し出された写真の部分に目が止まった
『こいつがなんで、防衛システムの中枢にされているのか・・・・・・つまり、何から守る為に・・・・・・そして何を守る為に組み込まれたのかだ・・・・・・それ次第で色々話が変わってくるぞこりゃ』
万能者のその言葉はその部屋の中で寂しく響きわたった
ハイ、本編の通りですが
万能者、遺跡出身ではありませんでした
それどころか遺跡の文明の技術を凌駕している上で現在進行形で動きまくってる別世界の文明出身でした
実のところ万能者自身過去に一度も遺跡出身とは言ってませんでした、まぁ遺跡から出てきたっていうのと、万能者が遺跡と自分との関係が分かってないなどの要因がかなり複雑かつややこしくしていたのですが・・・・・
Q.つまり簡単にいうとどういうことだってばよ?
遺跡健在時代に色々あって万能者の御先祖にあたる機体が遺跡文明に流れてきてそこから一部の技術を抽出してなんとか多少はコピーできて、例のアレをなんとか使えるようにして何の為か分からないけど防衛システムに組み込んだみたい
その後になんか起きて遺跡を残して文明が滅んだけど、例の機体は健在でスリープ状態で今まで動いてなかった模様・・・・・尚、第三次世界大戦の戦略兵器あっちこっちブッパで再起動、潜伏しながら現在の世界の情報を収集しつつ戦力を整え始める模様
その後、現代になって万能者が埋まってた遺跡に出現と言った感じです
そして、ハイ・・・・・・・・・・
今後、例の機体がさまざまな戦場(コラボ含む)に乱入する可能性が出て来ました(白目
とは言いつつも、これを出すことは『ここぞという時に確実に結果を出す』ということですから、そんなに頻繁に出るわけではないです
というか、例の機体が防衛システムの中枢も兼ねているので弱点でもあるので・・・・・・・・・・尚、その弱点がアホみたいに強い模様(白目
おまけ
「α-004」『機人』技術複合型万知万能式初期量産最終試験機
遺跡が健在の時代に複雑な形(万能者を作った文明側も把握できてない)でで遺跡の文明の手に渡ることとなった存在で、万能者のご先祖にも当たる初期量産最終試験機である
初期量産最終試験機とは言いつつも性能は万能者のものとほとんど変わっておらず、事件が起こる前は限界値を測るための調整がされていたとのこと
ただ、今回捜索隊が会った際の状態は万能者曰く様々なダメージによるためかかなり戦闘力が落ちて本来の性能の2割ほどしか発揮できてなかったとのこと・・・・・・
尚、万能者と最初にかち合った際は4割だった模様・・・・・・
(万能者も万能者であまり性能が出せていない模様)
これで開発目的が軍事用ではなく「戦闘と戦争ができて試験も兼ねている調査・探索機」だから驚きである(白目