割とくだらないようで人類側にかなり有利になるヤバイことをしでかします。
あとUA5000以上とお気に入り48件ありがとうございました!
まだまだ未熟な腕と頭ですがこれからも頑張らせていただきます‼︎
大都市 ???
そこでは『プレゼント』を解体するテロリストがいた。
「オイ、まだ原因分からないのか?」
「ちょっと待ってください、おっかしいな?配線、信号受信機全部異常がないみたいなんだが・・・・・・ってアレこれなんだ?」
「どうした?なんかわかったのか?」
彼が気づいたのは偶然であった・・・・・・それは小さな小さなものだった
「・・・・・・えっ?なにこれ、カビか?」
「ん?・・・・・・なんでいつの間にこんなものがついてたんだ?」
その時その場にいたものはそれが何かを考えたが、誰も分からなかった。
大都市 宿泊施設 客室
その部屋にはタナカがぐったりしてベットに横たわっていた
「ハァ・・・・・・やっと部屋が取れたな・・・簡単には取れないだろうなとおもってたがまさか3件連続で満室だったとは想定してなかったな・・・っと調べたがこの部屋には盗聴器やカメラの類はないみたいだな」
タナカはそう言うとベットから立ち上がり、荷物の中から端末のようなものを取り出し、それの操作を始めた。
「さてと・・・・・・偵察機は・・・よしバレてないな、システムがちゃんと機能してる。そして黴は・・・よし大都市全体に広がってるし、軍事施設の最深部にも行ってるな、後は・・・・・・通信もできるみたいだな、よし通信始めるか」
大都市から離れた廃墟街 廃墟高層ビル内
そこには万能者が大都市の方を見ながら飯を食べていた。
「そろそろだと思うんだがな・・・・・・ああくそ、俺の姿じゃあの中に入ったらかなりヤバイことになるのは分かってたが、待つのは歯痒いな本当に・・・」
何かに愚痴を言っていたその時
「お!通信が来たな、どれどれ・・・・・・」
『こちらinvaderなんとか用意が出来たぞ』
「おお、できたか。よかったな・・・・・・今回はあまり騒がせるマズイと思ってたからこんな作戦をやってみたが・・・意外とやれるもんだな」
『・・・・・・それって期待していないってことか?』
「すまん、そう言うわけじゃないが・・・・・・最近色々運が悪かったから」
『ああ・・・・なんとなく理解できるな』
「まあ、それはともかく実行はすぐできるか?なるべく早くされど慎重にやらないといけないからなこの作戦、もしミスったりしたらここから先色々マズイことになるからな」
『大丈夫だ。チェックしたが、偵察機・『黴』・『リング』全て異常なしだった』
「分かった、なら今から『天から強盗お邪魔します作戦』実行開始だな」
『・・・・・・今言うのもなんだが作戦名のネーミングセンス微妙だな』
「それは言わないお約束だ」
『それじゃ開始する』
「・・・・・・今言うのもなんだが『自分』と話すのってなんか変な感じだな」
『そのことも言わないお約束だ』
大都市 上空
その空には何かが飛んでいた
「 光学迷彩異常ナシ 『八方騙し』異常ナシ 『エンジェルリング』異常ナシ 機体良好」
それはまるで大都市中心部を円状に飛んで回っていた
「『エンジェルリング』起動マデ5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・0・・・起動」
客室
「『エンジェルリング』起動!ネットワークは・・・・・・よし形成できてるな!『黴』の状態は・・・・・・大都市システム全てに侵食を確認‼︎準備よし!」
『よし、なら急いでそのデータとシステムなどをコピーしてこっちに送り込め‼︎もたもたすると軍に感づかれる感づかれて失敗する可能性あるからな』
「了解‼︎時間は・・・なんの問題もなければ10分ぐらいだなよし」
???
「隊長、俺あんたに言いたいことがあります」
「なんだ?奇遇だな俺もお前に聞きたいことがある、せーのでいってみるか?」
「「せーの・・・本当になんだこれ!!?」」
二人の目の前にはカビのようなものがほんの少し大きくなり、何か点滅している姿があった。
「えっなに?新種の菌?E.L.I.Dか何かかこれ⁉︎」
「お、お、落ち着け・・・・・・まだ慌てるような時間じゃない・・・まずはこれを解析に持っていけ‼︎早く‼︎」
「はっ、はい‼︎」
それを聞くと部下と思われる者は急いで解析用の機材を探しにいった
「・・・冷静に考えてみれば多分ナノマシンか何かだな・・・・・・となるといつ付着したか・・・・・・まてよ電子基板に付着してるってことは・・・」
そう言うと彼は近くのパソコン本体の蓋を開けてみた。
「oh・・・・・・」
そこにはカビのようなものが同じように基盤に侵食して点滅してる姿があった。
客室
「よし順調にコピーして送れてるな・・・この調子なら思ったより簡単に済みそうだな」
何事もなく作業は進み・・・・
「よし作業完了!そっちの方はどうだ?」
『こっちは問題なくコピーした奴が送られてきてる。作戦成功だな』
「よし、なら最後の後片付けを済ませる」
『了解した』
タナカは端末を操作して何かを起動し始めた
「『エンジェルリング』問題なし、『黴』情報伝達問題なし、よし消滅プロトコル起動」
???
「ええい‼︎機材探すのに時間をかけ過ぎだ‼︎」
「すみません・・・今すぐ解析を始めます‼︎」
部下がカビのようなものの解析を始めようとした時だ。
ナノマシンと思われるものが
「「・・・・・・え"?」」
二人は目の前で起きたことに固まるしかなかった。
その日極一部を除いて大都市の全て機能を完全に奪われ、そのデータをコピーされたことを市民は愚か、軍ですら知ることはなかった・・・
「作戦完全完了・・・・・・そっちの方はどうだ?なんか有力な情報とかあったか?」
『おう今一部を見てるが・・・軍の機密情報のデータ、研究データ・・・・・・お!例の汚染原因の崩壊液の細かい情報あるじゃねーか‼︎お手柄だ‼︎』
「よっしゃ‼︎これで調査とか色々かなり進むな」
『ああ、後お前が大都会から脱出すればいいが・・・・・・今日は遅いしゆっくり休んでから戻ってこい。あっ食料とか機材もできればよろしく』
「はいはい、それじゃお疲れさん」
『おう、お疲れさん』
そんなことがあろうとも夜は更けていく・・・・・・何事もなかったかのように・・・・・・
おまけ
今回使われたもの
エンジェルリングシステム
万能者の持っているチート兵器の一つで、このシステム一つでどんな環境下でもネットワークや電波空間を短時間で形成できる代物で、今回は偵察機『アナザーアイ』に乗せるため小型のものであったが、それでも大都市どころか小国以上クラスのネットワークや電波空間を形成できる。
人の目では見えないが機械を通してみた際、形成したネットワークが綺麗に丸の形に形成された姿が見られたためその名になった。
なお、今回は侵略黴を経由しないとこのネットワークに接続できないように特別な調整がされている。
侵略黴
万能者の持っているチート兵器の一つに数えられるナノマシンで、今回使われた中ではダントツの危険物。今回はコンピューターや機械類などを対象にエンジェルリングシステムに繋げるための接続システム兼ハッキングシステムとしてのみ使用されたが他に完全にコントロールを乗っ取ることなどもできる。
ハッキング方法はまさかの物理的に浸食して機械のコントロールを物理的にも電子的にも乗っ取るというヤバイというもので、さらにナノサイズな上にウィルスみたいに拡散、増殖するなどするため、扱いを間違えれば機械文明が完全に滅ぶという・・・そのため一応完全にコントロールができるものの使う際は細心の注意と使用後は完全に消滅処理をすることが義務付けられている。
なお生き物には全く無害である。
人格複製・統合・並列化システム
万能者本体に搭載されているシステムで、文字通り万能者の人格(というかデータとAI)を複製・統合・並列を行うシステムで簡単に言うと攻殻機動隊のタチコマである。尚今なぜ使ってなかったかというと「今までこれを使わなくても対処できてたこともあるけど、体が一体しかない時などに使ってもあまり意味がない」とのこと
おまけ2 タナカの正体
潜入工作人型兵器「Invisible Invader」
文明に紛れこみ、工作する事をコンセプトに設計された兵器で、『主に』潜入工作専用として作られている。最初は骨格だけ状態だが、擬似細胞ナノマシンを変形させることによって、他人にそっくりに化けることができたり、好きな時に別の人に化けることができるというターミネーターのT-Xみたいなことが出来る。また触った時は人の肌と同じ感触があり、対物クラスの兵器を弾くレベルの硬さに変化することも可能である(さすがに戦車砲クラスは無理)。光学迷彩、『八方騙し』なども搭載されている。
また、万能者本体の性能と比べると装甲や耐久性、武装はかなり少なくなっているもののパワーはそのままに機動力、運動力は向上しており、ものを例えると十傑集走りをしながらこの世界での一個師団の戦力を蹴散らしてくる化け物の図が出来上がるほどの戦闘力を維持できている。
ちなみに武装としては両手内臓式FFES(ファイブフィンガーエレキショット)(文字通り指から電撃を放つ兵器)や、パイルパンチャー(ボトムズのパンチのアレ)などが搭載されている。