危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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今回はコラボ回の話からそれなりに時間が経った話です

あと話が短めなのはご容赦を・・・


爪痕は深いと後に響くというが、実際にその件は本当に多い

前回のペイロード、バルカン救出作戦-万能者乱入編-から数週間後

 

某所 鉄血最重要大規模基地 戦闘シミュレーター施設

 

そこでは凄まじい戦闘が繰り広げられていた・・・・・・

「・・・チッ」

ハイエンドモデル『アルケミスト』は目の前の『厄災』の攻撃を避けるながらチャンスを伺っていたが、猛攻が激しすぎてチャンスが回ってこないことに苛立ちを感じていた。そして・・・・・・

「・・・ッしまった」

目の前にミサイルとレールガンの弾が飛んできたところで視界が真っ暗になった

 

「くそ・・・・・また負けたか・・・」

アルケミストは結果に愚痴っていた。だがその顔は笑顔であった

 

「『厄災』のヤツの情報が更新されたって聞いたからやってみたが・・・さらに厄介になってるな・・・あの時使ってなかった武装を使うとここまで手が出せないとなると・・・・・・駄目だ、どうあがいても相当運が良くないとあの弾幕をくぐり抜けられん・・・」

 

 

「アルケミストまたシミュレーターをやってる・・・・・」

「確かにかなり続けてやってるな・・・」

その様子をハンターとデストロイヤーは見ていた

 

「このままだと代理人のように倒れちゃうんじゃ・・・・・ちょっと止めてくる‼︎」

「まあ待て」

アルケミストを止めようとするデストロイヤーをハンターは静止させる

 

「なんで止めるの⁉︎」

「見ろあの笑顔を、あんな楽しそうにしている時に邪魔をしない方が得策さ・・・・まあアレに混ざるのも手だな・・・ちょっと混ざってくる。『厄災』には借りがあるからな」

「え、あ、ま、待って‼︎」

 

その後3人がシミュレーターをかなりの時間使っている光景が確認されたのは別の話である

 

 

 

 

鉄血最重要大規模拠点 ???

 

 

ケース452362 対厄災戦開始・・・・・・・・・

 

厄災の攻撃により部隊壊滅・・・・・・厄災損害なし

結果 大敗

 

ケース452363 対厄災戦開始・・・・・・・・・

 

厄災の攻撃により部隊壊滅・・・・・・厄災小破

結果 敗北

  

ケース452363 対厄災戦開始・・・・・・・・・

 

厄災の攻撃により部隊壊滅・・・・・・厄災小破

結果 敗北

 

 

その「なにか」は計算を続けていた・・・・・・

『単眼の怪物』で手に入った『厄災』のデータを効率的に尚且つ有効的に使い『厄災』を倒せる存在のシミュレーターでの作成、開発、実験、それらを幾度もなく繰り返しながら

 

ケース452363 対厄災戦開始・・・・・・

 

 

『厄災』を倒す、その目標を達成するその日まで「なにか」は計算を続ける・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破棄された軍事関係の工場の廃墟 整備施設

 

あででで‼︎‼︎やっぱ全身結構ガタがきてたか・・・・・あの怪物との戦闘がトドメになった感じだな・・・ここに整備ができる生きていた設備があって助かったな・・・あとで装備の改装もついでにやっておくか」

万能者は生きていた設備を使って自分の体の整備をしていた・・・

なお今その姿は装甲がなく文字通り裸の状態であることを付け加えておく

 

「しかし相手の俺の対策がかなり進んできてるな・・・・このままだとまずいが・・・格納システムの不調をなんとかしない限り現状それなりの対策ぐらいしかできないしな・・・・・・どうすればいいんだか・・・」

 

そう思ったその時、それを解決できる可能性を含んだ情報が気まぐれにつけていたラジオから流れてきたのだ。

 

尚それを聞いた万能者は

 

どんがらガッシャーン‼バキ‼ゴギ‼︎

 

とヅッコケたのはいうまでもない

 

 

 

 

1日後・・・・・・

 

「まさか車どころか乗り物すら使わず徒歩で行けってなるとは思わなんだ」

その道には黒いマントを来た人が歩いていた・・・

 

「念のために少なくともその辺の傭兵に紛れられるように武装はその辺に落ちてた武器を修理したものにしてもらったが・・・こりゃ戦車とかが大群で来たら終わる兵装だな・・・・・」

その人物は己の装備に愚痴を言いながら進む、その行き先は・・・・・・

 

「まあまずは向かわないと始まらないか・・・・・・H&R社求人面接試験会場にな」

 

就職であった

 

 

「そういや、手紙とこのチップを渡せば採用は確実だって言ってたが・・・・・どう考えても賄r・・・うんあまり深く考えないでおこう」

賄賂も持って行きながら

 

※言わなかった意味がない⁉︎

 

 

 




ぶっちゃけて正体をいいます。タナカです。

ちなみに手紙とチップは賄賂と書いていますが手紙にはタナカの正体と目的などが書かれており、チップには万能者が持つテクノロジーや兵器のデータが多少入っています。


おまけ

某所 鉄血最重要大規模基地 司令室

「・・・・でアルケミストは完膚なきまで叩きのめされた挙句にバルカンをグリフィンに取り戻されたと・・・」
そう言いながらハイエンドモデル『代理人』は報告書を見ながら事の整理を行っていた。その顔は真顔になっていた・・・・・・

「・・・現状をまとめると・・・・・『厄災』による被害は目的のバルカンを鹵獲の邪魔をされ失敗、F05地区基地壊滅・・・・そして帰還して来た『サイクロプス』は大破・・・結果として手に入れられたものは万能者の戦闘データのみ・・・・・・今はそのデータを使って新たな兵器の開発をしていますが・・・・・・」

それを言ったあとしばらくして彼女は机の上に突っ伏した・・・・・・



「なんなんですか、今までほとんど私達の邪魔をばっかりしかしてませんよね?私達になんの恨みがあるんですか?ヤツは」
恨み言を言いながら涙を流して・・・・・

※大抵飯の恨みです



なおその後厄災による被害の集計や対処などの仕事による過労によって代理人はぶっ倒れることになり、鉄血が少しパニックになるのだが別の話である。


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