危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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今回は蛮族戦士がヤバイヤツと戦う話です

ただこれらのことから言えることは・・・・・・どうあがいても正規軍の作戦本部は消滅する(真顔

なお蛮族戦士の秘密がほんの少し明かされます



あとUAが10000達成しました。ちなみに作者はこれ見た瞬間狂喜したと同時にどうゆうことなのなどと考えたり、かなり混乱した模様

皆さんこんな小説ですがこれからもよろしくお願いします(焼き土下座


野生動物には餌を与えないでくださいはある意味万能な言葉だと思う

正規軍作戦本部

 

 

ドガァーーン‼︎‼︎

 

ドゴォ‼︎   ガゴォン‼︎

 

バギャ‼︎

 

蛮族戦士は今までで一番の危険な状況になっていた。

 

「キラレテモ カナリ ノ ハヤサ デ サイセイ スル ツワモノ ト キルコトノ デキナイ ツワモノ ・・・ マサカ ドウジ ニ アッテ シマウ トワ ・・・・・」

 

その姿は全身が傷だらけで鱗なども砕けたりヒビが入ってたりしており、動くだけでもやっということが見て分かるほどのダメージを負っていた

 

そして、それをやった原因は蛮族戦士の目の前にいる二つの存在だった・・・・・・

 

一つは全身が蛮族戦士の大剣でも切れないほど頑丈な装甲に覆われたことと巨大な楯が特徴の巨大な人形『タイラント』

今は何もせずに待機している

 

もう一つは・・・・・・

 

「あ〜あ、つまんないな・・・・蛮族戦士って名がついてるんだから強いと思ったのに・・・・・・もういいや・・・タイラントやっちゃっていいよ」

 

『タイラント』とは打って変わって姿がどう見ても子供にしか見えない存在『ジョーカー』

だが、その姿から出される力は明らかに人間の域を軽く超えており、更には蛮族戦士の大剣に切られても、まるで切られたという痕跡すら残さずに再生するという明らかに人間とはいいがたい存在だった

 

 

そして、『ジョーカー』は蛮族戦士から興味を失い、『タイラント』に蛮族戦士を始末する様に命令した

 

 

タイラントは蛮族戦士にゆっくりとだが向かっていき、蛮族戦士は残った力を振り絞るかの様に立ち向かうが・・・・・・

 

ガン ガン ガン

 

傷をつけるどころか大剣がさらに欠け、さらに己の怪我を増やすだけだった・・・・・・そして

 

ガシッ‼︎

 

ドゴォーーーン‼︎

 

「ガッ ・・・ ア ・・・」

 

タイラントが蛮族戦士を楯の持っていない方の素手で掴み、地面に叩きつけた、さらに確実にトドメを刺すために押さえつけたまま楯の内側に搭載されているパイルバンカーを向け・・・・

 

ドゴォーーーーーーン‼︎‼︎

 

撃ち込んだのだ

 

 

 

 

コレ ・・・ ハ

 

薄れゆく意識の中で蛮族戦士は走馬灯を見ていた

 

 

己がまだその辺の弱き者だった頃の光景や、初めてツワモノを狩った時の光景、今の大剣に至るまでの記録が浮かんでは消え、浮かんでは消えていった・・・・・・

 

 

アア ワレ ハ ココ デ カラレル ノカ ・・・・

 

 

タイラントがパイルバンカーもう片方のパイルバンカーを打ち込みトドメを刺そうとしたその時

 

 

 

蛮族戦士の走馬灯にとある光景が映ったのだ

 

それは・・・・・

 

『放射線とか粒子崩壊などの汚染が起こっていることは分かっているが、そのことを詳しく調べないといけないと思ってやっているが・・・・ここに来るまでに、道中あのゾンビの群れを越えなきゃいけなかったのが憂鬱だったな・・・・これで後は起動すれば・・・・・・よし』

 

万能者を最初に目撃した時の光景だった・・・・

 

 

 

アア アノ ツワモノ ハ ワレ ガ カル モノ ダ ・・・・・ アア ヨワキ ニ ナッタ ワレ ガ ハラダタシイ ・・・・・・ メノマエ ニ イル ツワモノ タチ ニ クラベタラ アノ ツワモノ ハ ・・・・・・

 

 

『キョム』 ニ ヒトシイ トイウ ノニ

 

 

 

「・・・・・・タイラント?遅いよ?さっさとソイツをやっちゃって」

 

ジョーカーはタイラントの遅さに少し苛立ちを持ちながらも再度命令を言った、だがその結果は想定とは全く別物になることになった

 

 

 

『タイラントの楯と蛮族戦士を押さえていた手が真っ二つに切り裂かれたのだ』

 

 

「‼︎⁉︎タイラント急いで下がって‼︎」

突然起きた異常事態にすぐにジョーカーがタイラントに退却命令を言うが

 

 

ジャマ ダ

 

ドガゴォン‼︎‼︎

 

ドゴォーーーーーーン‼︎‼︎

 

その命令を実行する前にタイラントは拘束から解き放たれた蛮族戦士に殴り飛ばされ、すでに半壊状態であった正規軍の施設に突っ込みその瓦礫の中に埋もれることになった

 

 

「・・・・・やばい、ビーストにガチで怒られる」

ジョーカーはさっきの状況を見て、タイラントは完全には壊れていないが損傷が酷いことは明白で、ビーストに怒られることを想像し、冷や汗をかいていた

 

 

「・・・・・・くそ、ビーストに怒られるのはアンタのせ・・・い・・・・・・」

 

八つ当たりをしようと蛮族戦士の方を振り向いたジョーカーは、驚くべき光景を目撃した

 

そこには・・・・・・

 

「 ・・・・・・・・・ カンシャ スル タイラント ジョーカー ト ヨバレタ ツワモノ タチ ヨ ・・・ ワレ ハ マタヒトツ タカミ ニ イタレタ ・・・・・」

 

 

全身の傷、大剣などから青白い光を放っている蛮族戦士がそこにいた・・・・・

 

「ナラ フタタビ ハジメ ヨウ」

 

蛮族戦士はそう言うと青白く光を放つ大剣を構えてジョーカーに跳躍した

 

(また始めようと言いながらもまた同じように斬りかかってる・・・・・そんなんじゃ私を倒せないよ)

 

ジョーカーはそう思いながら切り掛かった大剣を真剣白刃取りをしようとした・・・・・・

 

ズバァ‼︎‼︎

 

 

「・・・・・・・・・・・・え?」

 

掴んで止めたはずだった・・・だが、その腕ごと胴体を縦に切られたという結果がその場に存在した、さらにそれをとどめを刺すかのように驚くべきことに

 

「傷が再生が遅い⁉︎」

 

傷の再生が遅くなっていたのだ、その出来事によってジョーカーは動揺を隠せずに蛮族戦士に致命的な隙を見せてしまう

 

 

そして、ジョーカーがその場で最後に見た光景は

 

蛮族戦士が大剣でさらに斬りかかる姿だった

 

 

 

 

 

 

 

その後その場に残ったものは・・・・・・

 

背景にもはや破壊され尽くされた正規軍作戦本部に・・・・・・

 

ジョーカーだったものと思われる細切れに斬られた肉片と血液がそこには散乱している光景だった・・・・・

 




・・・・・・ハイ、蛮族戦士成長しました。明らかにELIDの類を超えた何かに・・・どうしようコレ

ちなみに戦利品としてタイラントの楯の一部とジョーカーの肉片の一部を回収していきました。

余談ですが万能者と会った時に感じたものは、ジョーカーの比ではないレベルのなにかで、なんか暗く闇より深い深淵のようなものだったようです。尚それを感じた際は恐怖を通り越して戦いたいという高揚感が凄まじく、恐怖を感じ取れなかった模様




青白く光る蛮族戦士

怒りなどの様々な感情が作用したのか身体に残っている崩壊液や血液などが変質し、古傷や傷、右腕の大剣から浮き出るかのように青白く光るようになったといわれている、それによるものかは不明だが身体能力などが非常に向上し、大剣の切れ味が有り得ない域にいっている。またその斬られた部分から崩壊していく現象が確認されている。詳細に関しては今のところは不明である

余談だが光のON OFFは可能なようで、一番青白く光っている部分は大剣とのこと


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