かなり行き当たりバッタリでコラボ企画を発案し、かなり時間がかかってしまいましたが・・・・・それでもなんとかコラボ企画無事に終わりに向かわせられることが出来ました
コラボしてくれた
oldsnake さん、試作型機龍さん
本当にありがとうございました‼︎‼︎
破棄された都市・・・・・・から離れた廃倉庫
ザアザアと大地に豪雨が降り注ぐ中その場所の屋根は少し雨を通しながらも防ぐには十分な頑丈さを残していた
その屋根の下には一つの光源が存在し、それを囲むように3人の影があった
どうしてこうなったんだろう・・・・・・
三つのうち一つの影の正体である万能者はそう思いながら頭を抱えていた・・・・・・
なおもう一つの影の正体である突撃者は話し合いを聞く体制をしていた
「デワ ハナシ アオウ ・・・・・・ オマエタチ ガ アッタ コト ・・・ ワレ ガ アッタ コト ヲ」
そして、最後の影の正体である、大剣と全身の古傷や生傷から浮き出るかのように青白く光らせる蛮族戦士がニコニコとして(尚本人基準で他人にはオリジナル笑顔みたいに見える)笑いながら話し合おうとしていた・・・・・
ことの原因は5時間前に遡る・・・・・・
破棄された都市 郊外 崩壊した橋
万能者と突撃者は立ち尽くすしかなかった・・・・・何故なすら巨大な龍のような存在が追いかけていた存在、百式と恐らくその仲間と思われる謎の女(ゴースト)が喰われ、その存在の力に為すすべもなく瀕死にも近いダメージを喰らわされ逃げられたのだから・・・・・・
「・・・・・・なあアサルターさんよ、すまなかったな・・・こんな無理してもらってなんだが、こんなしょっぱい結果になってしまってな・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「大丈夫、気にしないでくれ?・・・・・・ああ、気を使わせてすまないな・・・・・・さて、とりあえずこれ以上同行する余裕もないしな・・・・撤退するしかないな・・・」
二人はとりあえずそこから立ち去ろうとしたその時、
「ヒサシイナ ツワモノ ヨ」
二人の後ろから声がしたのだ・・・・それも万能者にとってはとても聞き慣れており、そして凄まじく会いたくない気持ちでいっぱいの存在と同じ声が・・・・・・
「・・・・・・なあ、突撃者さんよ・・・気のせいか後ろ声がするんだがこの豪雨とかによる幻聴かな?俺疲れているみたいだな・・・」
「・・・・・・・・・‼︎」
「・・・・・・うん、幻聴じゃないんだな・・・・・・・・・一緒に同時で振り向こうか・・・・・・俺としては振り向きたくはないんだけど・・・」
その言葉の後に二人は後ろを振り向く
そこには
「ナニ ヲ ヤッテイル ツワモノ ヨ ワレ ハ オマエ ト ハナシ ヲ シタイ ダケダ」
青白く光るヤツが左腕で自分の体並みのデカイ何かの金属片を担ぎ、何かの肉をバリバリと齧りながらそこにいた・・・・
そして、それを見た万能者は
「・・・・・オマエにイルミネーションはファッションにするというセンスがあることに驚いたよ・・・・・というかイメチェンしたのか?」
現実逃避気味に訳も分からない事を言い放った・・・・・・
回想終了・・・・・・
破棄された都市・・・・・・から離れた廃倉庫
「・・・・・・えっと、お前の仮説だとあの龍みたいなヤツがあの二人を喰らう際には殺意が感じられなかったから、恐らくアレはBLACK WATCHの仲間で死んだと思わせる偽装工作と同時に逃げた為の行動と?・・・・・・マジかよ・・・」
蛮族戦士の仮説を聞いて万能者は遠い目になるしかなかった・・・・・・
尚斬られた右腕の方はその辺に落ちていた戦術人形の腕が付いており、かなりぎこちなく動いているが補うことはできている
余談だがその後ろにはエンジン部分が見事破壊され墜落していたアナザーアイが鎮座し、他にも様々な部品や武器なども回収されている
「・・・・・・・・・」
「・・・・・ああ、その通りだな・・・一筋縄じゃ行かないとは思っていたが、それすら甘く見過ぎたってことだな・・・・・・まあ、生きて情報が入るだけでも儲けものだな・・・・だがな・・・・・・」
「その仮説の前にさらっと言ったけどコイツそのヤバイBLACK WATCHの幹部をバラバラ切り刻んだってどういうことなの?」
目の前のヤバイヤツが超弩級のヤバイコトを仕出かしたことに万能者はorzの体制でうなだれるしかなかった・・・・・・
「アア ソノ コト ニ ツイテ ダガ ・・・ オマエ ニ ワタシタ ニクヘン デ ワカッタ カ」
「・・・・・ええ、分かりましたよ・・・分かりましたとも・・・・・お前が何故か狩れた気にならないっていったこと、その幹部の正体みたいなのがな・・・・・・お前と同じミュータント的存在だ」
「・・・・・・・・・‼︎‼︎⁉︎⁇」
「・・・・・・・ヤハリ カ ・・・ クッタ サイ ナニカ ワレ ト ドウゾク ノ アジ ガ シタ ノガ キニナッテ イタ ガ ・・・ ソウダッタ カ」
その驚くべき情報に二人はそれぞれ対照的な反応を示した・・・だがそれは序の口だった・・・・・
「あの崩壊液っていうのがビッシリにタプンタプンになるくらいになるまで入ってからな・・・・・そんで、何でこんな状態で維持できているんだと思ってもう少し細かく調べたら出てきたよ・・・なんかその崩壊液を抑制している物質のようなものがすごく小さくな・・・・・この物質、俺の知ってる粒子崩壊消滅対策用粒子安定剤に成分がかなり似てるからびっくりしたよ」
「・・・・・・・・・・・・‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎⁇⁇⁇⁇」
「・・・・・・ ホウ ?」
目の前の万能者という存在が世界を蝕んでいるELID、崩壊液の問題を解決出来そうな糸口をしれっと言い放ったのだから
その後も話し合いは続いていき、万能者はその内容に心身を少しずつ減らしていき、突撃者はしっかりと真面目にその内容を聞き取り、蛮族戦士はその内容を嬉々として聞いていった・・・・・・
1時間後・・・・
「ツワモノ ヨ ワレ ノ ハナシアイ ニ ツキアッテ モライ カンシャ スル アサルター モ ツキアッテ モライ カンシャ スル」
「・・・・・・・・・‼︎‼︎」
「・・・有意義な話をしてもらい感謝するってよ・・・・・・突撃者さんよ、このことは社長のみに話しておけよ、そして社長からも口外禁止って言っておいてくれ・・・一応応急修理で帰還する分には間に合う程度にしてあるから」
話し合いが終わり、外の雨も少し弱くなっている中で彼らは解散した
「デハ ツギ アウ トキ ハ ヨキ シアイ ガ デキル コト ヲ ノゾム」
「・・・・・・・・‼︎‼︎」
「だから・・・・・俺はお前と戦いたくないってなんだ言えば分かるんだ‼︎‼︎そして突撃者さんナチュナルに死合うことを望むなって‼︎ヤバイことになるから、絶対‼︎‼︎」
別れた後・・・・・・・・
「とりあえず今は俺の体の修理を最優先事項として・・・・・後にやる事はアイツがいっていたBLACK WATCHの兵器全てを耐えられる装備への大幅な変更、情報収集、格納システムなど故障してるシステムの修復・・・・・・・・うわめちゃくちゃあるな・・・・」
万能者は歩きながら今後の事を考え憂鬱な気持ちになっていた・・・・・
「まあ、自分に受けた損害はデカイが・・・・・取られたものはまだ取られても大丈夫な代物だったから助かったし・・・・・BLACK WATCHや正規軍の戦力を知れただけでも収穫はあるか・・・とりあえずあの廃工場に戻るか・・・・・」
万能者は歩き続ける、様々な困難に巻き込まれようとも・・・・・
「まあ、次やってきたら戦略兵器(彼基準の戦略兵器であり、現在の戦略核より遥かにヤバイヤツ)をヤツらの本拠地にお見舞いするぐらいの事などを考えておかないとな・・・・・アイツらが俺を狙いに来る可能性がさらに高まるだろうしな」
◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎は歩き続けるのだ
うん、この先さらにカオスになるだろうな・・・・・(遠い目
ちなみに話し合いの内容としては他にも万能者が戦った百式と特戦隊のことなども含まれおり、無論蛮族戦士がマークすること確定しました・・・・
百式ドンマイ・・・・・
尚蛮族戦士が何故話し合いたいと言い出したのかと言うと単に狩った存在(ジョーカー)の肉がなんか食ったことがある感じがしたことなどということが気になったからというのが理由な模様
粒子崩壊消滅対策用粒子安定剤
本人によると粒子崩壊による消滅する症状に対策する為に開発された完治率100%の薬品、ちなみにその症状を発症する際は徐々に体が薄くなっていき、最後は跡形も消えてなくなると言った感じである
何やら特殊な装置の使用により確率的に発症するものらしい
尚その症状を発症中にその他に起こることとしては体が分裂するようにブレたり、壁を通り抜けられるなどいった現象が確認されている模様
蛮族戦士はそのことにめちゃくちゃ興味深く聞いており、万能者はあっこれまずったやつだと思った模様
ここにきてまさかの蛮族戦士更なる強化の手がかり・・・・・
コイツどこまで行くんだろうな・・・・・(遠い目
次回は正規軍などのところの後日談になります