ちなみにクトゥルフ神話に関してですが、自分かなり偏った部分しか知らないところがあるので間違ったことを書くかもしれませんのでご了承ください(土下座
北大西洋 水深約4500m 海底
バシュ バシュ バシュ
シュオオオォォォォォ・・・・・・・・・・
スドォーーーン‼︎スドォーーーン‼︎スドォーーーン‼︎
ババババババババババババババババババババァ‼︎‼︎
(ダァァァアア‼︎‼︎‼︎どんだけ俺を襲いたいんだバカヤロウ‼︎)
北大西洋の奥深くの深淵の中で、静かながらも激しい戦闘が行われていた・・・・・・
大型のジェットスクーターのようなものから魚雷やマシンガンのようなものを乱射している万能者の周りには海底に住んでいるとされる原住民とされる魚と人間のグロテスクな方に融合したような存在が大量に群がっていた。それも万能者の弾幕によって蜂の巣になったり、バラバラになって減っていく仲間を気にせず、寧ろ隠れ蓑にして接近しているのだ
(うおぉ⁉︎仲間を盾にして接近してきて、爪で引き裂こうとした次は体当たりか⁉︎ええい、こいつら昔やってたシミュレーション内の戦闘データの狂信者の戦術パターンにそっくりな恐れ知らずだなオイ‼︎‼︎)
襲ってくる存在達の行動の本質を考えながらも弾幕を掻い潜ってくる者の近接攻撃を避けたり、受け流していたりしていた・・・・・・
その時
テケリ・リ テケリ・リ
ガシッ
(っ⁉︎しまった‼︎‼︎)
何か触手のようなものが万能者の右足に絡みついてきたのだ
(この野郎‼︎)ズバァッ‼︎‼︎
すぐさま万能者は左腕からクローのようなものを出し、その刃が赤くなったと同時に触手を斬り払って右足を拘束から解き放った
(なんだなんだ?オクトパスみたいなやつでも出たの・・・・・・かぁ・・・・・・)
万能者はその存在を見て、考えた言葉を途切らせた・・・・・・
テケリ・リ ケリ テケリ・ケリ テケリ・ケリ テケケリリ・ケリ
そこには漆黒の玉虫色の粘液状の巨大な生きた不定形の物体が表面に存在する無数の目玉をこっちに向け、身体から生えた無数の触手を唸らせていた
(・・・・・・oh・・・・・・スライムな存在の方でしたか・・・・・・・・・・・・)
その沈黙はすぐに打ち切られた
周りの原住民達とスライムのような存在の無数の触手が再び万能者に牙を剥いてきたのだ
(くそ、スライムみたいなヤツのことを考えるとおそらく物理的兵器の効果が薄いと思うし・・・・・・仕方ない、アレを使うしかないか・・・・・・)
万能者はそう思うと敵対存在の攻撃を避けたり、受け流したりしながら、大型ジェットスクーターのようなものの正面をスライムのような存在に向け照準を合わせ始めた
無論スライムのような存在はそれをチャンスと思ったのか獲物を捕らえようと己の触手を全て万能者に伸ばしてきた
だが、全ては少し遅かった
スライムのような存在、ショゴスには何が起きたのか分からなかった
万能者に伸ばした触手が全て消えていっているのだ、その見えない壁のようなものによって・・・・・・そして見えない壁のようなものはショゴスに近づいていていき・・・・・・・・・ショゴスは何も考えられなくなった
(グオォォォォォ・・・・・・・・・・・・やっぱコレ最大出力でやると反動が高い上に音響が周りに響きまくって自身にもダメージが来るな・・・・・・あまり使いたくないなホント・・・・・で、やっぱ周りにも被害出るか)
万能者は自分の使った兵器によって自身にも起きた被害に苦しみながら周りの様子を見回した
そこにはさっきまで元気に万能者を集団で襲いかかっていた海底の原住民達が力なく浮かんでいた・・・・・・・
あるものは痙攣を起こしながら泡を吹き、あるものは全身の穴という穴から血が大量に出血し周りに血を撒き散らしており、またあるものは完全にピクリとも動かずに永遠の眠りについたものまでいた・・・・・
(サウンドウェーブ・・・・・やっぱコレあかん兵器だな・・・・・・・・ある程度までは周りに被害を及ぼさないけど、水中で最大出力にした途端超音波が周りに漏れて物体の分子をシェイクしまくる上に発射した超音波の砲弾が共振現象を起こして分子に分解するって・・・・・開発者の意図はわかるよ?でもね・・・・・発射した本人にも被害が出るってどういうことなんだよ・・・・・・・・・)
万能者は周りの様子を見ながらその兵器の開発者に愚痴を言いたくてもその兵器に助けられたことでなんとも言えない感じで遠い目にならざる得なかった
1時間後・・・・・・・・
海底 原住民の集会所らしき場所にて
その場所は海底の谷間の真ん中に存在していた・・・・・・・
万能者はその場所を見回していた
(・・・・・・・・・・・あっちこっちに凝った彫刻の建材が置かれているが結構新しか作られたもののようだな・・・・・おそらくこの場所は何かの儀式の為に新しく作られたものと推測できるが・・・・・・・で、本題はあの真ん中に置かれている台座の上の物だ)
万能者の視線はとあるものに向けられる
それは何か神秘的であり禍々しくもある光を放ちながら台座の上に鎮座している人間の頭と同じくらいの大きさの結晶だった
(コレ・・・・・・魔術的に言ったらマナとか魔力とかの結晶の類いだろ絶対・・・・・・あの発生してたエネルギーと比べて見るとかなり似てるエネルギーを発してるしな・・・・・・・・・なんかアカンことに使ってるみたいだし回収してこの辺を爆破破壊して帰還するか・・・・・・)
そう思いながら台座の上から謎の結晶を回収し、バックパック内に格納したその時
突然後ろの方から巨大な気配が二つほど感じたのだ
(・・・・・・・・・・・・‼︎‼︎⁉︎⁇)
万能者が振り向いた視線の先には・・・・・・・・・・・・
原住民と同じように魚と人間をグロデスクな方に合体しているものの最大の違いとしては6m以上の大きさがあり、威圧感やパワーなども段違いで原住民達のボスと一目でわかる存在が2つそこにはいた・・・・・・
また二つの内一つは体格がどこか女性らしさがあったことも付け加えておく
それを見た万能者は・・・・・・
(・・・・・・・・・・・・えっと・・・・・・お邪魔してます・・・・・・ご夫婦様方⁇)
※確かに夫婦だろうけどさ・・・・・・なんでなにもなかったかのように普通に挨拶をしようとしてるんだお前は(真顔
現実逃避気味に挨拶を返していた・・・・・・
ドゴォォォオオ‼︎‼︎‼︎
無論それに返ってきたのは夫婦共同作業による拳だったことは言うまでもなかった
※まあそうなるな(遠い目
海底の騒乱はまだまだ続く・・・・・・・・
ハイ、父なるダゴンと母なるハイドラのご夫婦の登場です(遠い目
そりゃ儀式の邪魔をした挙句、儀式の完全に阻止する行動をとったら怒りもするわな・・・・・・
深きものの皆様の最終目標をぶっちゃけて言いますと
『ルルイエを地上に再び浮上させる』ことです。
手順としては北大西洋に魔術的にかなり強力な力が秘められている特殊な霊脈が存在し、それがまさに南緯47度9分 西経126度43分の太平洋の海底につながっており、それを知った深きもの共はそこの霊脈を魔術的な方法で刺激を与えてルルイエの浮上を促すということを実行しようとしており、ほっとくとルルイエの浮上の際に地球全体にデッカい地震が起きる上に人類に更なる危機が訪れるというダブルアタックが起こってしまいます。
おまけ 今回万能者が使っていた装備
水上・水中用多目的兵装パック
万能者が現在装備している水上・水中用の多目的兵装
大きさや形式などは宇宙に使用していた装備に似ているが、追加装甲や装備の量、固定武装が搭載されているなどの違いが存在する
水上時ではホバーで移動することができ、荒波や嵐などにも強く、機動力・運動性が高い
水中時では機動性・運動性・対水圧性などが非常に高く自由が効く上に視界の確保・対探知性が施されている
また水上時と水中時の切り替えにタイムラグがほとんど存在せずその性能のまますぐに動けることから海の怪物とも言っていいほどの存在となっている
固定武装としては腕部に格納式ヒートクローと水中用レーザーガン、頭部に特殊兵器『フラッシュライト』(わかりやすく言えばガン○ムのド○の胸部ビーム砲のようなもの)バックパック合体型水中ジェットパックには小型機雷連続散布機などが搭載されている
水上・水中用多目的兵器『A.S.M.W』
正式名称「アクア.スクーター.マルチ.ウェポン」
今までの万能者が持った兵器の中では過去最大級に大きく、過去最多級に大量の武装や装備が搭載されている手持ち大型水中ジェットスクーターである
その大きさは万能者の身長の半分あり、水上・水中で使うことを前提の装備を大量に搭載しているので重さもかなりある
搭載武装としてはレールマシンガン、小型ジェット魚雷発射器、指向性超音波共振現象発生兵器『サウンドウェーブ』、特殊エネルギー兵器などが大量にあり、水中スクーターとしても水中ジェットによる機動性や運動性が優秀な上に耐水圧性も高いことからこれだけでも潜水艦顔負けな代物であることが分かる
陸上でも一応使えないこともないのだが、無論かなりの重量な為に万能者でも使い勝手が良くないとのこと